「社会に開かれた教育課程」とは何か?

「反転授業の研究」の松嶋です。

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8月に開かれた教育課程企画特別部会における学習指導要領改定について論点整理の解説がYoutubeにアップされています。

前半の概論ではキーワードに「社会に開かれた教育課程」という言葉が数回出てきます。

皆さん、社会に開かれた教育課程とはどのようなものだと思いますか?

今回示されたのは以下の3点でした。

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この内容をみてどのように感じたでしょうか?

「社会に開かれた教育課程」を目指すということは、現在は「社会に開かれていない教育課程」なのでしょうか?

残念ながら「社会に開かれている」と自信を持って答えられる人は少数でしょう。そして多くの先生は学校という閉ざされた特殊な空間の中で教育を行っています。

しかし、この動画でも伝えられているように、これからの日本の状況を考えた場合には、学校が特殊な空間であってはならない、ということではないでしょうか。

子どもたちの人間性を高めるために、地域との学術的な交流やICTを活用した地域外との連携などを多く取り入れていくことが求められています。

そのためにはまずはそれを教える先生自体がそのような体験をする必要があるのではないでしょうか?自分自身が体験していないことを子どもたちに自信を持って行わせることはなかなか出来ません。

私たち反転授業のグループは、ICTを活用してお互いに学び合っています。Facebookのグループ内に留まらず無料のオンライン勉強会から有料のオンライン講座、そしてオフ会までこのグループでは先生同士が繋がり、多くの知見を共有し、豊かな学びを実現しています。

そのような流れの中で、今月下旬から来月中旬にかけてオンライン講座が開講されます。

テーマは「ファシリテーションとコーチング」です。

ファシリテーションやコーチングは現在盛んに研修が行われているアクティブ・ラーニングで必須のスキルです。

この動画の中でもアクティブ・ラーニングの視点で求められる授業改善が以下のように出ていました。

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このような内容を授業の中でどう実現するかについても今回の講座の中で議論していきたいと考えています。

大きく社会が変化していく中で教育も大きな転機を迎えています。

ぜひ一緒に学び合い語り合って、これからの教育で必要とされる力をつけていきましょう。

オンライン講座について詳しくはこちらをご覧ください。
http://flipped-class.net/wp/?p=1948

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