プロジェクトが自己組織化されるために必要なもの
「反転授業の研究」の田原です。
こんにちは。
何もないところから自然発生的に構造が産み出されるための仕組み。
それが、「正のフィードバック」です。
ちいさな揺らぎに正のフィードバックがかかり、どんどん増幅されていくことにより、無秩序から秩序が自己組織化されるのです。
これは、生命システムが構造化していく仕組みそのものです。
「反転授業の研究」は、「多様性のある森を育てる」ということをコンセプトにして運営しています。
その心は、グループ内に生まれた種に正のフィードバックをかけて大きく育て、様々な価値を生み出していこうということです。
グループ内には、
・このような課題があります。
・このようなスキルを身につけたいです。
という情報があり、その一方で、
・このような方法で課題解決ができます。
・このようにすればスキルを身につけられます。
という情報を持っている方もいます。
情報が、広く共有され、適切なマッチングがなされることで、問題解決やスキルアップのための一歩が踏み出され、さらに、一緒に高めあっていくためのコアチームが生まれることで、行動を継続することができ、価値を生み出すことができるのではないかと思います。
今、僕が主催者としてやっていることは、
FBグループ内の動きに注意を払い、小さな種を見逃さず、大きく育つための環境を整えることです。
最初の段階では、手作業で正のフィードバックをかけています。
しかし、グループが大きくなるにつれて、正のフィードバックがかかる仕組みを、システムとして内在する必要性を感じてきました。
そのためにできたのが「反転授業の森」です。
ここでは、誰もが「こういうことをやりたい」と手を挙げて、研究グループを立ち上げ、仲間を集めることができます。
すでに、動画講義作成や、授業設計の研究グループが立ち上がり、プロジェクトがスタートしています。
ここは、誰にでも開かれた場です。
ゴールも1つに決まっていません。
核になる人のパッションが、周りの人の共感を集め、グループが生まれ、行動が生まれるという動きが、多くの価値を生み出すのではないかと考えています。
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