熊本×反転G 「支援を反転する」

オンライン教育プロデューサーの田原真人です。

熊本地震について、私たちにできることはないだろうかという想いから、4月18日の夜、倉本龍さんの発案でZoom対話が行われ、熊本と各地を繋いで2時間以上、話をしました。

熊本から、 溝上広樹さんと、 前川修一さんが参加してくださいました。

それぞれが、自分たちの想いとつながりながら語り、耳を傾け合い、様々なアイディアが出てきたのですが、始まってから1時間半ほどたったところで 筒井 洋一さんから出てきた「支援を反転する」いうアイディアは、反転Gで学び合ってきた自分たちの在り方を象徴するようなもので、そのアイディアが出てきたことで、視界が開けた気持ちになりました。

熊本に住み、福岡の高校で勤務する前川修一さんは、倫理の授業で「地震と人間」という授業を行ったそうです。

http://blog.ict-in-education.jp/entry/2016/04/18/171833

前川さんが勤務する明光学園高校には、熊本から通っている生徒もおり、生徒によって地震体験に大きな差があるそうです。

しかし、私たちがこのグループで学んできたのは、「違いは、学び合いのエネルギーになる」ということだと思います。

それを、この状況で、まさに実践された前川さんに心から感謝の気持ちを伝えたいです。

昨日のZoom対話でも、同じことが起こっていました。

熊本で地震を体験している人と、別の土地にいて直接体験していない人とが話すことによって、オンラインの場に循環が起こり、その場から、双方がエンパワーされるという感覚がありました。「発信することで、発信者の自己肯定感が高まり、エンパワーされる」というのは、アクティブラーニングの実践を通して、私たちが気づいてきた大切な仕組みだと思います。

溝上さんが、落ち着いた様子で熊本の状況を話してくださり、それによって、場に安心感が広がっていきました。また、そのことは、溝上さんをエンパワーすることにも繋がっているように感じました。

筒井さんのアイディアに乗って、「支援を反転する」というプロジェクトを始めたいと思います。

熊本からZoomで発信してもらい、それに耳を傾け、拡散していきたいと思います。

「違いは学び合いのエネルギーになる」が、もっと広い範囲で起こるように動きを起こしていきましょう。

2016年4月18日熊本より

(1) 前川さん所感(6:30)

(2) 前川さん・溝上さんの現地情報共有(4:13)

(3) 阿蘇地域の現地からの情報(12:49)

(4) 熊本県民愛(7:23)

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