実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜

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こんにちは。Facebookグループ「反転授業の研究」を主宰しています田原真人(たはらまさと)です。

「反転授業の研究」は、定期的にワークショップ型のオンライン講座を実施しています。

2015年9月は、7回目となるオンライン講座「実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜」を実施します。

産能大学教授の小林昭文さんを講師に迎え、小林さんの著書『アクティブラーニング入門』をテキストに用い、5週間(途中に1週間の休み)でアクティブラーニングの実践を磨いていきます。

※テキスト『アクティブラーニング入門』

この講座の特徴は、受講者が主体的に学び、自分の実践を振り返り、気づきを深めていくところにあります。

講師や、共に学ぶ他の受講生や、運営チームの存在も気づきを深めるための助けとなります。

つまり、アクティブラーニング型授業実践を、アクティブラーニング型の講座で学ぶということなのです。

ですので、講座を学習者として受講する経験から得られる気づきも、授業者としてアクティブラーニング型授業に取り組むときに役立つはずです。

講師の小林昭文さんをはじめ、運営チーム9人の多くがアクティブラーニング型授業の実践者であり、新しい教育を創り出していこうという志を持っています。運営チームと受講者とが一体となった学び合いの場で、お互いに交流しながら、共に成長して行けたらと思っています。

 

あなたもアクティブラーニング型授業をやっているかもしれない

この講座は、「アクティブラーニング型授業(AL型授業)を実践している人」を対象にしています。

このように言うと、「自分は、アクティブラーニング型授業をやっていない」から対象外だと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、少しお待ちください。

私たちはアクティブラーニング型授業の範囲を広く捉えています。多くの方は、自分では意識せずに、私たちの考えるアクティブラーニング型授業を実践しています。

まず、アクティブラーニングとは何でしょうか?

小林さんは、溝上慎一氏の次の定義を採用しています。

アクティブラーニングの定義

一方的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う。(溝上慎一2014)

そして、この講座では、学習者にアクティブラーニングが起こることを含むすべての授業形式を、アクティブラーニング型授業(AL型授業)だと捉えます。

AL型授業の定義

学習者にアクティブラーニングが起こることを含むすべての授業形式。

この定義には、特定の構成、構造、スキルなどは含まれていないことに注意してください。グループワークをやっていないとアクティブラーニングではないなどの縛りはないのです。

小林さんは、「100%ワンウェイでないならAL型授業と言える」とも言っています。

多くの教師は、授業の中に少しはアクティブラーニングの要素を入れているのではないでしょうか?

もし、あなたが教師なら、自分の授業の中にアクティブラーニングの要素が入っていないのか考えてみてください。

もし入っているのであれば、あなたの授業はAL型授業と呼べるものであり、この講座を通して、一緒にアクティブラーニングが起こる時間を増やす工夫や、より深い学習が起こる仕組みや仕掛け、生徒への働きかけ方を一緒に工夫していくことができます。

 

コルブの経験学習サイクルを回しながら学んでいく

知識を一方向的に伝えていくのではなく、学習者に主体的に学ばせようとするときに核になるのが、コルブの経験学習モデルです。

コルブ(Kolb)の経験学習モデル

①具体的な経験(体験する)

②内省的な観察(振り返る)

③抽象的な概念化(気づく)

④能動的な試み(行動計画を作る) → ①へ戻る

この講座では、まず、『アクティブラーニング入門』の指定箇所を読み、各自が自分の実践を振り返って、気づいたことをMoodleに投稿します。

この後、2つの方法でさらに気づきを深めていきます。

1つ目はリアルタイムセッションを通してです。リアルタイムセッションでは、アクションラーニング(質問会議)のコーチ資格を持つ小林さんが司会者となり、アクションラーニングの手法を応用して受講者同士で質問したり、解答したりしながら気づきを深めていきます。

2つ目は相互フィードバックを通してです。リアルタイムセッションの後、リフレクションカードに記入し、Moodleで共有します。それらに対してチーム内でお互いにフィードバックを送り合うことで、さらに気づきを深めていきます。

その後、行動計画を作り、各自の実践の改善へと繋げていきます。

AL型授業実践をコルブの経験学習サイクルを回しながら改善していくのと同時に、自らのAL型授業実践についての学びがどのようにして進んでいくのかをメタ認知することで、次のことも同時に学ぶことができます。

  • コルブの経験学習のサイクルが効果的に回るための場の創り方
  • チーム学習が効果的に進むための質問スキル

「学ぶ内容(AL型授業実践)」と、「学び方(コルブの経験学習サイクルを回す)」を同時に学ぶことができる講座だと思っていただけるとよいと思います。

学ぶ教師を支える「新しい学習会」

生徒の主体的な学習を促すのは、教師の権威ではなく、主体的に学んでいる教師の背中です。

「主体的に学べ」と生徒に言っても生徒は動きません。

教師自らが主体的に学んでいる様子を見せることにより、それをロールモデルとして生徒は主体的に学び始めるのです。

しかし、一人でアクティブラーニング型授業について学んでいくのは、簡単なことではありません。

そこで、アクティブラーニング型授業実践を支える仲間の存在が重要になってきます。

このオンライン講座は、アクティブラーニングの実践を磨く「新しい学習会」のフレームにもなっています。

この講座を通して、「学び方(コルブの経験学習サイクルを回す)」を身につけると、同じやり方で、あなたの周りの実践者を巻き込んで「新しい学習会」を開くことができるようになります。

身近なところに共に学ぶ仲間がいないのであれば、オンラインで「新しい学習会」を開くこともできます。オンラインで「新しい学習会」をやる方法についても、この講座での体験を通して理解することができるでしょう。

学習会の運営方法についても、この講座でつながった学びの友が支えてくれるはずです。

 

全国の実践者と繋がることができる

この講座を運営しているのは、Facebookグループ「反転授業の研究」のメンバーです。このグループは、3300人以上からなり、国内、国外の教育に関心のある様々な人たちが参加し、毎日、活発なやり取りをしています。

運営チームのメンバーは、「反転授業の研究」で中心的な役割を担っており、運営チームのメンバーを通して、全国のアクティブラーニングや反転授業の実践者と繋がっていくことができます。

講座開講中に、受講者と運営チームが、お互いに十分に交流できる機会を持ちます。

その結果、これまでの講座では、講座が終了後も、オンラインで繋がって継続して学び合えるような関係性が生まれています。

 

これまでになかった新しいオンラインの学び方

オンライン講座というと、動画などを見てひとりで学ぶイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座は、学習者中心の考え方に基づき、様々な工夫をしており、過去4回の講座では、脱落者が10%以下(そのうち2回は脱落者ゼロ)を達成しています。

その秘密は、ビデオ会議室を使った独自の講座運営方法にあり、オンラインであっても、非常にコミットメントが高まる仕組みになっています。

講座は、Moodleと呼ばれるプラットフォーム内に作られたフォーラムでの非同期の学び合いと、ビデオ会議室を使ったリアルタイムセッションから構成されます。

ビデオ会議室を用いたリアルタイムセッションは、講座開催中の火曜日に行われ、アクションラーニングの手法を応用し、気づきを深めていきます。

リアルタイムセッションの様子 ※写真は「AL型授業実践者のためのスキルアップ講座」のときのものです。

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その後、リフレクションカードを書き、Moodleへアップし、他の受講者のリフレクションを読む、ことによって更に「振り返り→気づき」を深めていきます。

Moodle内では、受講者と運営ボランティアの5-6名の混成グループをいくつか作り、グループ内でお互いにフィードバックを送り合います。他のグループにコメントしてもOKです。

Moodle内のグループは、毎週メンバーをチェンジするワールドカフェ形式で行います。

 

その他に、週に1度、オンラインの雑談部屋を開きます。まじめなリアルタイムセッションとは違って、飲み物を用意して、リラックスした気分で参加する雑談部屋では、笑い声が溢れ、本音トークが飛び交います。授業実践に取り組む中で生まれる悩みを雑談部屋でシェアすることで、意外な解決策が見つかることもあります。

雑談部屋があることで、運営チーム、参加者同士の交流が深まっているようです。

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※写真は「ファシリテーションスキル入門」のときのものです。

様々な運営上の工夫を重ね、「反転授業の研究」が主催するオンライン講座は、オンライン講座としては他に例を見ないほど脱落者が非常に少ない講座となってきています。

それは、オンラインであっても、「会っている」「参加している」という実感を感じることができるからかもしれません。

その結果、これまでの講座では、講座終了後も受講者同士の関係性が継続し、多くのコラボレーションや、オンラインの学習コミュニティが生まれています。また、また、オンライン講座の受講者として参加した方が、講師、運営、運営ボランティアになっていくという循環も生まれています。

まとめ

  • 「AL型授業実践」のスキルをチームで磨くことができる
  • コルブの経験学習サイクルを回して、振り返りと気づきを積み重ねていく学び方を学ぶことができる。
  • アクションラーニングの手法を体験することができ、質問スキルを高めることができる。
  • 『アクティブラーニング入門』をテキストに用いた「新しい学習会」を実施する方法を学べる。
  • オンラインでの新しい学び方を体験できる。
  • AL型授業実践を継続して学び合える学びの友を作ることができる。

 

講師紹介

アクティブラーニングの伝道師

kobayashi

講師:小林昭文(産業能率大学教授)

(プロフィール)1952/8/18 生(62歳)、埼玉大学理工学部物理学科卒業、空手修業を経て 35 歳から埼玉県公立高校教諭。県立和光高校→県立浦和東高校→県立岩槻高校→県立越ケ谷高校(2013/3 月定年退職)。

現在は、産業能率大学経営学部教授、河合塾教育研究開発機構研究員、日本教育大学院非常勤講師(アクティブラーニング特論担当)、河合塾コスモ名古屋講師(物理基礎担当)。

埼玉県立教育センター主催の研修会でカウンセラー養成講座初級中級上級終了。上智大学カウン
セリング研究所カウンセリング研修基礎上級終了。 日本アクションラーニング協会認定 AL シニアコーチ。

教諭時代に埼玉県教育委員会主催研修会や県内外の教育委員会・各高校主催の講師を 15 年間で約 100 回務めた。(テーマは、カウンセリング、生徒指導、キャリア教育)

定年退職後の 1 年間に全国で約 70 回の講師を務めた。(テーマは「アクティブラーニング型授業」) (山形県、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、鳥取県、広島 県、福岡県、長崎県、沖縄県) その後は年間100回のペース。

著書:
「アクティブラーニング入門」(小林昭文著/産業能率大学出版部)
「担任ができるコミュニケーション教育(単著/本の森出版)」、
「記述式心の処方せん(共著/二見書房)」など。
「アクティブラーニングが授業を変える(日本教育新聞 2014/3月~2015年2月)」を連載中。

反転授業を実践!

坂本保代

運営:松嶋渉(山口県立萩商工高等学校 情報デザイン科長)

山口県の公立高校で教員をしています。教科は商業で主に情報系(プログラミングやWebデザイン)の授業を担当しています。

AL型授業を始めて4年目になりますが、最初はアクティブラーニングという言葉を知りませんでした。アウトプットの重要性を感じて「生徒が話し合う中で授業の内容が身に着くものにしよう」と考えて始めたのがきっかけです。
その取り組みの詳細については昨年実教出版の小冊子に寄稿したものや以前にブログに書いたものがありますので、関心のある方はご覧ください。

ICTを利用した反転授業「ビジネス基礎」→ http://www.jikkyo.co.jp/download/detail/69/9992656674

ブログ「授業の在り方について。反転授業やアクティブラーニングなどの取組をどのように取り入れるべきか」
http://watarumatsu.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

最近は、アクティブラーニングが単なる授業の形式ではなく、生徒の頭の中が「アクティブにラーニングしている」授業であるように工夫していきたいと思って います。ジグソー法やLTDなどの構造化されたフレームワークを使いつつ、現場の生徒にカスタマイズした授業を行っていくことが大切だと考えています。

今回は運営として参加いたします。受講生の皆さんの助けになれるように取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインでの学習コミュニティ創りに挑戦中!

tahara

運営:田原真人(反転授業の研究主宰、オンライン教育プロデューサー)

早稲田大学理工学研究科物理学及び応用物理学専攻博士課程中退後、物理の予備校講師に。河合塾などで10年以上教える。『微積で楽しく高校物理が分かる本』など著書10冊。2004年から物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げ、動画講義やMoodle、Web会議室を使ったオンライン教育に取り組む。オンラインでの反転授業、ワールドカフェ、ワークショップ、ダイアログなど、オンラインでの場創りに取り組んでいます。

2013年に小林昭文さんのアクティブラーニング実践に出会い衝撃を受けました。それ以来、アクティブラーニングに取り組んでいます。運営と全般的なテクニカルサポートを担当していますので、ご不明な点があれば、田原までお問い合わせください。

運営ボランティアのみなさん

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座では、運営ボランティアがオンラインでの学び合いの文化を継承する役割を果たしてくれています。運営ボランティアが入ることで、「教える側」「教わる側」という固定化した枠組が崩れ、講座にダイナミズムが生まれています。

運営ボランティアの皆さんとの交流も、この講座の価値の1つだと思います。

江藤由布(近大附属高・教諭)

江藤由布

LEAFモデルで英語教育を変える、江藤由布です。LEAFとは、教科書に依存しない、生教材、オールイングリッシュ、アクティブラーニング、反転学習の頭文字をとったものです。そもそも、オールイングリッシュで授業をするということは、一斉講義では間が持ちませんので、自然にAL型になります。また、この授業形態をぐるぐると螺旋のように繰り返すことで、自律的に学ぶ生徒が育ち、生徒主体のAL型の新しい授業形態が生まれることもあります。今回は、ボランティアスタッフとして関わっていますが、体験的に学んで来た事を、体系立てて学べるということで、ワクワクしています。みなさんとお会いするのを楽しみにしています。Let’s learn together!

LEAFモデルで英語教育を変える

遠藤良仁(岩手県立大学・講師)

遠藤良仁

看護大学で教員をしております遠藤良仁(えんどうよしひと)と申します。看護師の基礎教育や免許取得後の継続的な教育に関わりながら、より効果的、効率的なあり方や方法に興味があります。模擬的に臨床場面を再現して学ぶシミュレーショントレーニングからインストラクショナルデザイン、そして反転授業へとたどり着きました。現代そして未来の看護職の生活や状況に合った学習支援の方法を模索しています。前回参加した動画講義ワークショップに続いて、今回もAL講座にボランティアとして参加し、画面の奥にはともに学ぶ仲間がいる安心感や励ましを感じていただけるように感想を書いたり共感したり自分なりにできることを行おうと思います。よろしくお願いします。

倉本龍(立命館守山中学校・高等学校・教諭)

倉本龍
滋賀県の立命館守山中学校・高等学校で理科を担当している倉本龍です。
アクティブラーニングは3〜4年前から、試行錯誤しながら色々な形で実施しています。
現在はiPadを用いたアクティブラーニングやアダプティブラーニングを試行中です。
運営ボランティアの立場ですが一番楽しむことでみなさんと一緒に磨き合い、スキルアップできればと考えています。
よろしくお願いします。

角田愛(ハヤ イングリッシュアカデミー代表)

角田愛

奈良県王寺の英会話スクール
ハヤ イングリッシュアカデミー代表のすみだあいです。

名刺を渡すたびに、質問を受けます。
「なんでハヤ イングリッシュアカデミーなんですか?」

このネーミングをしたのは、「ハヤシ」でもなく、「ハヤオ」でもありません。「すみだ」です。
ハヤ = 88 = 早 = 速 = 流行(る)

末広がりの8
早く上達する工夫が盛りだくさん
講師の話す英語が速い
今、一番流行りの英会話スクール

まさかっ、ダジャレの領域?!

“どこよりも早く上達できる英会話スクール”を作ろう♪
7年前、そんな想いを込めてちょっとダサいネーミングをしました。

これからも生徒さんたちがより早く上達できるために、反転授業用の動画を活用し、授業中にしかできない、人と一緒にしか共有できない時間を大切にしております。その際に必要なアクティブラーニング力をつけるために試行錯誤しながら、経験を増やしていっています。生徒さんたちをもっともっとアクティブにするために、ゲームやアクティビティを用いるなど、手段を選びません。

生徒さんは4歳から78歳までの幅広い年齢層のため、
子どもたちにも、保護者の方にも、そして大人たちにも、アクティブラーニングの良さを広めてゆきます。

ご参考:http://88-english.com/

福田美誉

福田美誉

平素、大阪梅田の教育サービス会社で、大学、社会人向けの教材や学習デザインの企画、研究開発を行っております。
特に、情報教育、キャリア教育の分野に取り組んでいます。
日々、教育や産業の未来がどうなっていくのか、その中で自分にできることは何かを考え、行動しております。

アクティブラーニングおよびそれをとりいれた授業は、今後もっと取り組んでいきたいと思う分野です。
理論以上に、現場での実践経験や改善活動が重要と感じてます。
教育に携わる者として、自ら学ぶ姿勢や意欲を持ち、周りに積極的に働きかける人材を育成し、私自身成長する、そんな講座を今後開きたいです。

前回のオンライン講座「動画作成にチャレンジ!」では講師を務めさせていただきました。
今回、運営ボランティアとして初めて参加させていただくことになりました。
学習環境の構築、リアルタイムセッションや雑談ルームのファシリテート、受講生・スタッフのみなさまとのコミュニケーション、そしてアクティブラーニングに関する実践方法など、いろんな学びが得られると期待しております。
そして、学びだけでなく、新しい出会いも楽しみです。

溝上広樹(県立高校・教諭)

溝上広樹
熊本県の高校で生物を教えています溝上広樹です。アクティブラーニング型授業に取り組み、地元で有志によるAL学習会を立ち上げています。今ではオンラインも活用して地域を越えた学び合いを行っています。

1年前に「AL型授業実践者のためのスキルアップ講座」に参加しました。当時の仲間とは現在でも学び合いが継続し、授業だけでなく考え方や生き方も変えるきっかけとなる貴重な経験が出来ました。

今回は運営ボランティアとして、よりよい学びの場づくりに貢献できるよう、微力ながら積極的な参加と運営協力を行っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。本講座での新しい出会いを楽しみにしています。

ブログ:『チームで学ぶ!高校生物』 http://albio.hateblo.jp/

ワークショップ形式で学ぶオンライン講座

この講座は、解説動画、Moodleでのフォーラムセッション、Gotomeetingによるリアルタイムセッションを組み合わせて、5週間(途中に1週間の休みあり)のオンライン・ワークショップ形式で行います。

【対象】

アクティブラーニング型授業の実践者

※アクティブラーニング型授業の定義については、このページの最初をご覧ください。

【受講前に準備していただきたいもの】

(1)Webカメラとマイク付の端末

リアルタイムセッションでは、各自がビデオチャットで参加しますので、Webカメラとマイクがついたパソコン、または、タブレット端末をご用意ください。

※Webカメラがなくても講座に参加可能ですが、ご用意いただいたほうが、より参加度が高まり、楽しめると思います。

(2)パソコン

インターネットに接続可能なパソコンをご用意ください。Moodleのフォーラムセッションに課題を提出していただくのに必要となります。

(3)テキスト

『アクティブラーニング入門』(小林昭文著/産業能率大学出版部)

※各自でご購入ください。

【事前学習】

『アクティブラーニング入門』(小林昭文著/産業能率大学出版部)の第1章から第3章までを読んでおく。

【講座の進め方】

8/30,31 GoToMeeting接続テスト

9/1(火) オープニングセッション&自己紹介

【第1週】アクティブラーニング型授業の始め方 (第4章01-05)  9/1-7
  • AL型授業入門講座
  • コルブの経験学習モデル
  • 安心安全の場つくりの重要性
  • 授業の目的を設定する
  • コンセンサスゲームで仲間づくり

9/8(火)第1週振り返りセッション

【第2週】アクティブラーニング型授業の実際(1) (第5章01-05) 9/8-15
  • 生徒を迎える
  • 態度目標(ルール)と内容目標の設定
  • 時間節約の方法~プリント配布の仕方
  • 最初の15分間の説明で気をつけていること

9/15(火)第2週振り返りセッション

【第3週】アクティブラーニング型授業の実際(2) 9/16-28
  • 問題演習の際の練習問題の作り方
  • 問題練習時のグループへの介入方法
  • 振り返り
  • 確認テストの構造

9/29(火)第3週振り返りセッション ※連休のため9/21(火)はリアルタイムセッションはお休みです

【第4週】アクティブラーニング型授業の実際(3) 9/30-10/6
  • グループワークについて①放任型の問題点
  • グループワークについて②干渉型の問題点
  • グループワークについて③「質問による介入」の効果
  • グループワークについて④定説はまだない?

10/6(火)第4週振り返りセッション&エンディング

この講座を受講すると

  • アクティブラーニング型授業の質を高めることができる。
  • 「振り返り→気づく」力をつけることができる。
  • 『アクティブラーニング入門』をテキストに用いた「新しい学習会」を実施する方法を学べる。
  • オンラインでの学び合いを体験することができます。
  • アクティブラーニングについて相談し合える仲間を作ることができる。

Q&A

Q GoToMeetingのリアルタイムセッションに参加できない日があるのですが大丈夫ですか?

A リアルタイムセッションは、翌日以降、録画動画が見れるようになりますので、そちらで確認していただくことができます。

Q パソコンが苦手ですが、サポートはしてくれますか?

A 運営の田原がテクニカルサポートを担当します。Moodleの使い方や、GoToMeetingの使い方については、動画マニュアルを配布しますので、それに従って操作してください。操作方法が分からないときは、いつでも相談してください。接続トラブルについても対応します。ソフトの使い方については、担当者がサポートします。

Q アクティブラーニング型授業をやったことはないのですが、申し込むことはできますか?

A この講座は、アクティブラーニングを実践している方が対象になります。アクティブラーニング型授業の定義についてはこのページの最初をご覧ください。

Qリアルタイムセッションには、iPadから参加できますか?

A GoToMeetingは、iPadから参加可能です。あらかじめアプリをダウンロードしておく必要があります。詳しくは、こちらをご覧ください。

受講者へのプレゼント

toku1 オンラインワークショップ運営の手引き


ビデオチャットとLMSを連携させて、オンラインで勉強会やワークショップをやっている田原真人が、運営のノウハウを資料にまとめてプレゼントいたしま す。様々なツールを実際に試した結果、分かったことや、リアルのワークショップとは違ったオンラインの難しさを解消するコツなど、あなたの活動を広げるの に役立つノウハウです。

お申込み

講座名:実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜

申し込み締め切り:2015年8月30日(日)

定員:30名 (定員に達し次第、締め切ります)

開講期間:9月1日~10月6日

※5週間の講座期間中にGoToMeetingによるリアルタイムセッションを5回行います。

リアルタイムセッションの日程:

9/1(火) 21:30-23:00 オープニング&自己紹介

9/8(火) 21:30-23:00 第1週振り返り

9/15(火) 21:30-23:00 第2週振り返り

※9/22(火)は、連休のためお休み

9/29(火) 21:30-23:00 第3週振り返り

10/6(火) 21:30-23:00 第4週振り返り&エンディング

この他に雑談ルームを4回開催します。

受講料:30,240円(税込)

 

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