「オンライン教室の開き方」の無料オンライン説明会

みなさん、こんにちは。

オンライン教育プロデューサーの田原真人です。

今日は、無料のWebセミナーについてのお知らせです。

僕がオンラインで教える仕事をするようになってから10年が過ぎました。

今までどんなオンライン教育に対する取り組みをしてきたのか。

なぜ、このような無料イベントをやろうと思ったのか。

順を追って説明させてください。

 

僕が10年間オンライン教育をやって気づいたこと

10年前にオンラインで物理を教え始めた当時は、河合塾などの予備校で予備校講師をやっており、副業としてネットで物理を教える仕事を始めました。

最初は、動画を使って教えて、質問掲示板で質問に対応していたんですが、会員数が200名を超えるあたりからシステムを導入する必要が出てきて、Moodleをカスタマイズした独自のシステムをシステム会社に受注して使い始めました。

ネット予備校を運営するにあたって、一番頭を使ったのは、いかにしてボトルネックになる部分を作らないようにするのかということです。人数が増えるにつれて、運営の労力が増えてくるようだと、サービスの質を維持するために受講生の人数に上限が出来てしまいます。

逆に人数が増えても、運営の労力が増えないということは、人数が増えてもサービスの質が下がらないということです。ネット予備校のシステムを構築するために、そこを常に考えていました。

ネット予備校は、質問対応をしてくれるアドバイザーの方と二人だけで運営しています。にもかかわらず、僕には、自由な時間をたくさんあって、その時間を未来を切り開くための実験的な取り組みに使うことが出来ています。

ネット予備校をスタートして5年くらいたったころから、年間の受講生の数が400-500人で安定するようになりました。収入も安定してきたので、副業のネット予備校を本業にすることにしました。

この決断により、働く時間と場所の制約がまったくなくなりました。人生経験をより濃密に積むことができるようになり、実験的な取り組みの質と量が上がり、それを仕事にフィードバックできるようになりました。

そのようにしてはじめたチャレンジの1つであったFacebookグループ「反転授業の研究」は、2年半で3000人を超えるグループになりました。

そこでは、WizIQを使ったオンライン勉強会を毎月実施し、Breakout room機能を使ったオンライングループワークも行っています。こんなことをやっているところは、他に聞いたことはありません。誰もやっていないことにチャレンジしています。

また、MoodleとGoToMeetingを組み合わせた社会人を対象とする有料のオンラインワークショップも6回実施しました。オンラインに主体的に学ぶ場を作る手法についても理解が深まり、4回連続、脱落率が10%未満を続けています。MOOCsの脱落率が93%程度であることを考えると、オンライン教育としては驚異の数字です。

これらの取り組みを通して分かったことは、オンラインのコミュニティをファシリテーとすることで自己組織化を起こすことができるということです。ここに質と量に対する大きな発想の転換がありました。

第1段階 講師のマンパワーで教える → 会員数(量)が増えるとサービスの質が落ちる。

第2段階 動画とシステムで講師のマンパワーを増幅する → 会員数(量)が増えても、サービスの質が同じ。

第3段階 学習コミュニティに自己組織化を起こす → 会員数(量)が増えるほど、会員にとってのコミュニティの価値(質)が高まる。

第3段階が見えてきたことで、オンライン教育の可能性が僕の中で大きく広がりました。

大学院時代に専門的に学んできた生命系の自己組織化についての知識を、コミュニティ運営に生かせるようになりました。

以前は知識をインストールような教え方をしていたのですが、主体的に学び、生きる力を強めていくことを支援することへ役割を変えることができつつあります。

10年たって、最初は予想もしていなかったところへ来たなというのが実感です。

 

次々とリリースされるWebツールによって可能性が広がっている

スカイプが誕生したことで何が可能になったのかを考えてみてください。

フィリピン人講師を使ったオンライン英会話教室だけでなく、様々な教育サービスが誕生しました。

現在は、Web会議室や、オンラインホワイトボードなど、様々なWebツールが次々にリリースされています。

それらを組み合わせることによって、新しい価値を創造できる可能性があります。

僕自身は、特にWeb会議室の教育利用について大きな可能性を感じていて、いろんなシステムを試して特徴を比較したり、オンラインワールドカフェ、オンラインアクションラーニング、オンラインダイアログ、オンライン居酒屋・・など、いろいろな使い方についても研究しています。

また、MoodleなどのLMSや動画とWeb会議室を組み合わせた学びの場つくりにもチャレンジしています。

頭の中にはいつも「それは、オンラインでできないのかな? 何を使えばできるかな?」ということを考えています。

みなさんからアイディアをいただけば、頭の中のデータベースを検索し、様々なソリューションを提案できると思います。

 

オンライン教育の知識をシェアしようと思ったきっかけ

自分が経験してきたことをシェアしたらどうだろうかと思ったきっかけは、ちょっとしたことでした。

先日、ヨガ教室をやっている友人が、

「引っ越してもヨガ教室をやりたいんだけど、どうやったらいいのか何か月も悩んでいる」

というので、どのシステムをどのように使えば実現できるのかということを教え、オンラインでヨガ教室ができるようにしました。

ヨガ教室を生きがいにしている彼女の顔がみるみる明るくなったのを見て、こちらまで嬉しくなりました。

彼女のやっているヨガの場合、音楽のクオリティが重要だそうです。
そういうのも聞いてみないと分からなかったので、いろんな条件を考えながら、オンライン教育の経験の引き出しの中から知識を取り出して実現方法を考えていくことになりました。これは、僕にとって、とても楽しい作業でした。

この経験を通して、僕の知らないいろんなジャンルで、

「自分がやっていることをオンラインでできないか?」

と思っている方は、結構、たくさんいらっしゃるのかもしれないなと思いました。

・オンラインでヨガ教室をやりたい
・オンラインでバイオリンを教えたい
・オンラインで英語教室をやりたい
・オンラインでロボット教室をやりたい
・オンラインでプログラミングを教えたい
・オンラインでアクセサリーの作り方を教えたい

でも、ゼロからスタートする場合には、いろんな「分からないこと」があると思います。

・どうやって生徒を集めればいいのか?
・どんなシステムを使えばいいのか?
・集金はどうすればいいのか?
・忙しくなりすぎないためには、どうしたらいいのか?
・具体的な作業は、どんなことをしているのか?
・どこにコストがかかるのか?
・どんなトラブルがあるのかな?
・パソコンが苦手だけどできるかな?

これらは、すべて僕が実際に乗り越えてきたことなので、体験をもとにお話することができます。

また、それぞれの事情に合わせたアドバイスもすることができます。

もし、僕の経験してきたことを生かして、新しいことにチャレンジしてくれる人がいるのなら、いっしょにやりたいなと思いました。

・みなさんが、どんなことに困っているのか。

・それに対して、自分が何をできるのか。

それが、まだ、よく分からないので、まずは、自分の話をすることから始めたいと思います。

その後、みなさんから質問をいただければ、進むべき道が見えてくるのではないかと思います。

 

オンライン説明会では、WizIQとGoToMeetingという2つの異なる特徴を持ったWebシステムを使います。

これらのシステムを体験することも、「オンライン教室」をイメージするために役立つと思います。

第1部では、WizIQを使い、僕自身がどのようにしてオンライン教室を運営しているのかというお話をします。

第2部では、GoToMeetingに移動し、皆さんとオンラインでダイアログをしたいと思います。皆さんの声を聞きながら、それぞれの事例について「どうやったらオンライン化できるか」ということを一緒に考えていきましょう。

興味のある方は、ぜひ、参加してみてください。

あなたの予想もしなかった可能性が広がるかもしれません。

そして、そのときには、同時に、僕にとっても予想もしなかった未来が訪れるでしょう。

日時 : 6/16 21:30 – 23:00 (日本時間)

場所 : Webルーム

参加費 : 無料

準備していただくもの : マイクとWebカメラ(iPadからでも参加可能です。)

お申込みはこちら

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