Flipped Learning Hybrid Cafe session

Internet age began in 1995.   22 years have passed since then and the world has significantly changed.

With the world connected by network, the planet is becoming like one big life form.  Knowledge and wisdom has been stored on the internet and anyone can have easy access to a variety of information for free of charge.  AI has been developed and there is no doubt it will be introduced in different fields.

Facing such social upheavals, education is moving toward an era of reform.

Brand-new type of education is much-needed as conventional success model will not be applicable to children today.

Flipped Learning may be an answer to learning for the future.

We will explore where education should be headed for the future.  World Café, a whole group interaction method focused on conversations, will guide us there.

What is Hybrid Cafe?

World Café is a process for leading collaborative dialogue, sharing knowledge and creating possibilities for action. Groups of people discuss a topic at several tables, with individuals switching tables periodically.  In this event, 2-round discussion is held at the venue in Tokyo and online following inspiration talks.

Educators from all over the world will be expected to join the online World Cafe. You can choose either English group or Japanese group.  There will be an interpreter at the venue.

 

Jonathan Bergmann (online)

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Jon Bergmann is one of the pioneers of the Flipped Class Movement, leading the worldwide adoption of flipped learning by working with governments, schools, corporations, and education non-profits.  Jon is coordinating or guiding flipped learning initiatives around the globve.  Jon is also the author of seven books including the bestselling book: Flip Your Classroom.

Masato Tahara (Tokyo)

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Flipped Learning Global Initiative Ambassador / IAF Japan Director

Masato is leading the facebook group “Flipped Class Study Group.”  In 2013, Masato introduced flipped learning in his online physics course and started running online communities for practitioners of flipped learning.  His latest book “ Zoom – Online Revolution” is coming soon.

 

Online participation is FREE but you must register

Flipped Class Study Group in Japan will host this hybrid session at the 2017 Mirai Sensei Exhibition in Tokyo. The cutting-edge technology will take you to unprecedented conversation that will take place both online and onsite at the conference.

Wherever you are, you can join us. All you need is your computer (or tablet or mobile phone) and an Internet connection.

Join us

Register Now

When

Saturday, August 26, 2017, from 10:00AM – 12:00 (Japan)

(Friday, August 25, 2017, from 20:00-22:00 (Chicago)

Where

This is an online event.

Program

・Introduction

・Story telling by Masato Tahara

・Story telling by Jon Bergmann

・Instruction for Hybrid World Cafe

・Two rounds of World Cafe Conversation

・Harvest and Closing

「未来の先生展」へ出展します

「反転授業の研究」の田原です。

2017年8月26日、27日に東京の武蔵野大学有明キャンパスで「未来の先生展」というイベントが行われます。

未来の先生展は、これまでジャンルごとに分かれていた様々な教育の取り組みに横串を通して共創を起こしていこうというチャレンジで、1万人の参加を目指して取り組んでいます。

未来の先生展については、こちらをご覧下さい。

1万人の参加者を結びつけて共創を起こしていくことは、簡単なことではありませんが、もし、そのようなムーブメントを起こすことができれば、本当に教育が大きく変わる可能性があります。

それを起こすためには、二日間のイベントだけでは無理で、二日間のイベントをキックオフにして、その後も繋がり続けてコミュニケーションをとり合い、関係性を育んでいく必要があります。

そのためには、リアルのコミュニケーションだけでなく、オンラインとリアルとを行き来しながら、ドラマを展開していくことが必要になってくると思います。

現在、オンラインコミュニケーションを利用した共創の可能性に気づいている人は、まだまだ少ないです。

私たち「反転授業の研究」が取り組んできたことが、まさに役立つときが来たと感じています。

「未来の先生展」では、UMUというプラットフォームを使い、参加者全員がオンラインで繋がります。

各ワークショップの様子は録画され、動画はプラットフォームで共有されます。

多くのワークショップをZoomで繋ぎ、外部から参加可能にします。

私たちの活躍の場は、イベント当日だけでなく、イベント後のオンラインコミュニティ構築においてもたくさんあります。UMUでの繋がりを生かして、様々なオンラインワークショップを企画していく計画があります。

実際のところ、「反転授業の研究」が、どのように関わり、何を創造できるのかによって、イベントの意味と価値が大きく変わってくるのではないかと考えています。

教育を変えたいと思って、「反転授業の研究」に集って下さっているみなさん、今回のイベントは、大きなチャンスです。

・イベントに東京会場で参加する

・イベントにオンラインで参加する

・イベント後、オンラインでの活動に参加する

という3つの参加が可能であり、どれもが、とても重要な意味を持ちます。

オンラインとリアルとで縦横無尽に繋がり合い、違いから学び合いながら、未来を共に創っていきましょう。

そのために、まずは、8月28日、29日に力を結集していきましょう。

 

 

このイベントには、公教育だけでなく、オルタナティブ教育をはじめとした様々なジャンルの教育関係者が集まり、25トラックのワークショップが実施されます。

「反転授業の研究」も、そのうちの1つのトラックを担当します。

出展するワークショップは、以下の8つです。

反転授業ワールドカフェ(8/26 10:00-12:00)

反転授業の生みの親であるジョナサン・バーグマン氏をゲストに迎え、Zoomで世界と繋ぎ、グローバル・ハイブリッド・ワールドカフェを実施します。バーグマン氏と田原がインスピレーショントークを行い、その後、会場とオンラインでそれぞれグループ対話を3ラウンド行います。通訳がつきます。

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白板ソフトでワクワク体験 in 未来の先生展(8/26 12:30-14:00)

坂本保代さんによる白板ソフトの体験会です。反転授業に欠かせない動画作りのツールとして、動きのある教材作成ツールとして、大きな可能性を持つ白板ソフトを体験して下さい。

何で通じないの、私の日本語(8/26 14:20-15:50)

日本語教師グループによる「やさしい日本語」のワークショップです。日本語ネイティブとして無意識に使用している日本語を、日本語を外国語として学んでいる人に通じるように使うにはどうしたらよいのか、日本語学習者と一緒に考えます。

世界のみんなと日本語で話そう(8/26 16:20-17:50)

世界中に住んでいる日本語話者(日本語学習者、日本にルーツを持つ人、海外在住日本人など)をオンラインで繋ぎ、多様な視点を持ち寄った対話を行います。

教師のためのワールドカフェ(8/27 10:00-11:30)

教育のパラダイムシフトをテーマにハイブリッド・ワールドカフェを行います。「反転授業の研究」代表の田原真人がインスピレーショントークを行います。

中高の英語を変えるRadical Approach(8/27 12:30-14:00)

「黒板とチョークをぶっ壊せ!」と言う西山哲朗さんによる英語教育ワークショップです。

未来の学び夢マラソン(8/27 14:20-15:50)

過去のSF物語が数十年後には現実になっている現在を見ると、理想を、未来をありありと描くことがゴール近く最短の道ではないでしょうか?発表者が次々に登壇して夢を提示します。

質問作りで未来の学びを(8/27 16:20-17:50)

『たった一つを変えるだけ:教師も生徒も自立する質問作り』で有名な質問作りワークショップを、平野貴美枝さんが行います。

 

寄付のお願い

今回のイベント実施にあたり、寄付を募らせて下さい。

目標金額 19万円

必要な経費

・バーグマン氏の出演料の50%(50,000円)

・出展者の交通費と宿泊費の補助(約160,000円)

(内訳)

関西ー東京の往復交通費 3名 9万円

その他交通費 約4万円

宿泊費 3名 3万円

現在、「反転授業の研究」のオンライン講座やオンラインイベントからストックしてあるお金が28200円ありますので、残りの19万円ほどを寄付で集められたらと思っています。

3000円以上を寄付して下さった方へは、「未来の先生展」の反転授業の研究トラックの録画動画(8本)を差上げます。

寄付のお申し込みはこちら

 

iPad/iPhoneで作るカンタン動画作成

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「反転授業の研究」の田原真人です。

6月に実施するオンライン講座は、iPadやiPhoneを使って簡単に教材を作成したり、動画を作成&編集したりする方法を学ぶ講座です。

私は、動画を使った学習に10年前から取り組んでいます。

自分で動画を作成できるようになり、人生が変わりました。

10年前、私は、予備校でやっていた物理の授業を動画で作り、約400人の受講者が自分のペースで学べるネット予備校を立ち上げました。

現在は、動画を予習課題として用い、Web会議室で振り返りセッションやオンライングループワークを行うオンライン反転授業を実施しています。

動画を自由に作成できるようになり、その活用法を身につけたことで、教育だけでなく、活動の範囲が一気に広がり、人生が大きく変わりました。

この体験を、多くの人に分かち合えたらと思っています。

今回の講座では、簡単な操作で、表現力豊かな動画を作成できるように、iPad/iPhoneを利用した動画作成方法を学びます。

 

iPad/iPhoneアプリの直感的操作が分かりやすい

 

動画教材を作る方法はたくさんありますが、複雑なソフトウェアを使って動画を作ることは、初心者にとってはハードルが高いです。

ソフトウェアの使い方をマスターすることで苦労して、動画作成までにたどり着けない可能性もあります。

また、せっかく操作を覚えても、しばらくしたら忘れてしまい、使えなくなってしまうこともあります。

その点、iPad/iPhoneアプリは、機能がシンプルで、初心者でも直感的に操作できるというのが大きな特徴です。

操作方法やボタンが標準化されていて、1つのアプリの使い方をマスターすれば、他のアプリも簡単に使えるようになります。

 

例えば、

どのアプリでも追加は、「+」マーク

などというように、アイコンが統一されているんですね。

その他の機能も、どこをタップすれば何ができるのかは、アイコンを見れば予想がつくようになっています。

だから、1つのアプリの使い方をマスターした瞬間、世界中に溢れるアプリを、同じような感覚で使えるようになってしまうのです。

 

一般的には、簡単な操作でできるものは、できることが限られる場合が多いです。

でも、iPadの場合は、数えきれないアプリがあるので、それらを組み合わせることにより、無限の可能性が生まれます。

通常は、新しいソフトウエアを使いこなすことは難しいことですが、操作方法やボタンが標準化されていると、苦労なく使えるようになります。

操作を覚えることが簡単なのに、できることが無限大

これが、iPad/iPhoneが、操作方法の標準化によって創り出した新たな可能性なのです。

 

本講座では、第一歩としてKeynoteというアプリを使います。

Keynoteの使い方を学んでいるうちに、実は、潜在的に無数のアプリの使い方を学んでいます。

Keynoteなどで作成した動きのある素材を動画化して、iMovieという動画編集ソフトに入れます。

あるアプリで素材を創り、iMovieで編集するというフローは、大きな拡張性を持ちます。

なぜなら、

様々なアプリで素材を創り、それらをiMovieで編集してつなぎ合わせる

ということが、操作の標準化によって簡単にできるようになるからです。

ここには、ものすごい表現の可能性があります。

私たちは、みなさんに、この可能性へ続く道を作りたいと考えています。

 

iPadの達人とは

講師を務めるのは、iPadの達人、住ノ江修さんです。

住ノ江さんは、iPadが持つ上記のような可能性にいち早く気づき、自腹で2000個以上のアプリをダウンロードし、それらを組み合わせることによってどのようなことができるようになるのかを試したのです。

通常であれば、2000個のアプリの使い方を、マニュアルを見ながら一つ一つ覚えていかなければなりません。

しかし、iPadの場合は、操作の標準化によって、初めて使うアプリでも最初から直感的に使うことができます。

そのため、操作方法を覚えることに労力を使わずに、アイディアを形にすることにエネルギーを注げるようになるのだそうです。

iPadの場合は、1つ1つのアプリの機能はシンプルですが、それらを組み合わせれば複雑なことができるようになります。

1つ1つのソフトウェアで完結しているPCとは、発想法が違ってきます。

2000個以上のアプリの特徴が頭に入っている住ノ江さんは、それらを組み合わせることによって様々なものをiPadで実現することができます。

だから、住ノ江さんは、iPadの達人なのです。

 

住ノ江さんがiPadと出会って人生が変わった物語は、次のインタビュー記事をご覧ください。

iPadの達人!住ノ江修さんインタビュー

第3回アクティブ・ラーニングフォーラムでの講演も大きな反響がありました。

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どんな人が対象なのか?

この講座は、受講者中心の講座です。

KeynoteやiMovieの基本操作をマスターした上で、お互いに学び合いながら、自分が作りたい教材や動画を創っていきます。

あなたは、どんな教材や動画を作りたいですか?

次の動画をご覧ください。

どんな教材や動画が作れるようになるのか?

この講座では、Keynoteアプリでアニメーションなどの動きのあるスライドを作り、iMovieで動画編集して音声や音楽などをつけていくという方法を取ります。

Keynoteは、表現力豊かなアプリなので、あなたの創造力次第で様々な動画を作ることができます。

イメージしやすいようにいくつかの事例を紹介します。

◆図形をアニメーションで動かしながら説明する算数の動画

◆古典の敬語

◆英語の発音動画

◆黒板に投影するための英語教材

レーザーポインターで読む箇所を示しています。

◆動く絵本

◆プロモーション動画

◆ブランディング動画

◆講座案内

Keynoteだけでなく、様々なアプリで画像や動画を加工し、それらを組み合わせてiMovieで編集して作成したのが、次の講座案内動画です。

※この講座は、住ノ江さんが所属するSensei TIPSと反転授業の研究とのコラボ講座という形で運営します。

動画が作成できると何ができるのか?

はじめに、「動画作成ができると人生が変わる」と書きましたが、どんなことができるのか、具体的に書いていきたいと思います。

(1)マイペースで学ぶ学習環境を作ることができる。

生徒が、内容を理解するまでに要する時間は、人それぞれです。決められた時間内に理解するという制約が、理解できない生徒を創り出している可能性があります。動画を用意して、理解できるまで何度でも繰り返して学べる環境を作ることで、救われる生徒が出てきます。

(2)理解を助けるビジュアル教材を作ることができる

図形などを動かすことで説明が分かりやすくなる場合があります。概念を理解するときに、視覚化して動かしてあげることで格段に理解しやすくなる場合があります。Keynoteを使って動く教材を作ることで、理解を助けることができます。

(3)予習、復習用の教材として使う

予習に興味を引くような動画を見せて授業の動機づけをすることができます。また、授業では扱わなかった応用的な話を動画にしておいて、「興味のある人は見てごらん」と示すことができます。動画を気軽に作れるようになると、「授業時間内で教えられること」という制約から自由になり、授業の工夫の幅が大きく広がります。

(4)反転授業

教える内容を動画にして予習として課し、授業中にアクティブラーニングなどを行う反転授業を実施することもできます。実践→結果→省察→概念化というコルブの経験学習サイクルを考えたときに、特に、省察と概念化の部分では、他人の考えに触れることが学びを促進します。一人で学ぶことと、協力して学ぶこととをうまく組み合わせることにより、相乗効果を生み出すような授業をデザインすることが可能になります。

(5)マニュアル・商品説明・自己紹介動画

動画は文字に比べて情報量が多いので、操作方法や特徴などを分かりやすく伝えることができます。

(6)プロモーション動画

イベントなどを行うときに、イベントの魅力を伝える必要があります。そのときに役立つのが動画です。いくつかのアプリを組み合わせることで、魅力的な動画を作って伝えることができます。

(7)想いを伝える動画

世界を変えようと思ったら、自分の想いを発信する必要があります。

想いを動画で伝えると、声から感情が伝わり、あなたの想いが伝わりやすくなります。

インターネットを通して共感で繋がる時代において、動画は想いを伝えるための重要な表現なのです。

動画の活用法を学ぶことができる仕組み

動画を作れるようになっても、動画の活用法を理解しないと宝の持ち腐れです。

その点、私たちのオンライン講座は、みなさんを2つの点で強力にサポートすることができます。

(1)オンライン講座自体が、動画を活用した学びのデザインになっている。

この講座は、動画を参考に一人で学ぶことと、助け合って学ぶこととを組み合わせることで、相乗効果を生み出して学べるデザインになっています。

コルブの経験学習サイクルをイメージしてください。

kolb

実践 : 解説動画などを見ながら、まずは、下手でもいいから作ってみます。

経験 : すると、できたところと改善したいところが出てきます。

省察 : どうすればうまく作れるのかを考えるときに、一緒に学んでいる人の実践を参考にするのがとても役立ちます。それを見ながら、自分の作業を振り返っているうちにいろいろな気づきがあります。

概念化 : 周りの人の活動をヒントにして、次は、こうやってみようという考えが生まれてきます。

実践と経験の段階では、動画などを見ながらマイペースで制作活動を進めていきます。

省察と概念化の段階では、学びの友の存在がとても役立ちます。

それぞれが、全く違うタイプの動画を創っていたとしても、違うからこそ、お互いに参考にしたり、アイディアを盗み合ったりして、協力して動画作成のスキルを上げていくことができます。

動画を教育に利用したいと考えている人にとっては、このような講座デザインを学習者として経験することは、かけがえのない経験になると思います。

(2)全国に学び合える仲間を作ることができる

私たちのオンライン講座は、約20名の運営チームにより進めていきます。その中には、動画を使った実践をしている人が多数おり、交流することで多くの具体的、実践的な取り組みに触れることができます。

さらに、オンライン講座で上記のような学び合いのメカニズムを理解し、協力し合える関係性を気づいた仲間は、講座が終わっても学び合いを継続することができます。

それぞれが自分の現場で動画を使った実践を行い、様々な経験をし、学びの友と共有することで刺激し合って省察や概念化を進めていくことで、動画を使った実践を講座が終わっても深めていくことができるでしょう。

新しいオンラインでの学び方

反転授業の研究は、参加型のオンライン講座という新しいジャンルを切り開きました。

一般的には、オンライン講座は脱落率がとても高くなります。

しかし、「反転授業の研究」が運営するオンライン講座は、学習者中心の考え方に基づき、様々な工夫をしており、過去10回の講座では、修了率が90%以上(そのうち4回は脱落者ゼロ)という驚異的な修了率を達成しています。

世界最高の教授陣を揃えたMOOCsの講座の修了率が、わずか7%だということを考えると、90%以上の方が最後までやり遂げるオンライン講座というのは、まさに奇跡の講座です。

その秘密は、双方向のコミュニケーションを十分にとりながら学ぶところにあります。

オンラインであっても、受講者同士、受講者と運営チームのコミュニケーションの機会が十分にあり、講座に関わる人同士でしっかりと知り合うことができます。

励まし合って学ぶ仲間がいることで、やりがいが生まれ、脱落しない仕組みになっているのです。

講座は、Moodleと呼ばれるプラットフォーム内に作られたフォーラムでの非同期の学び合いとWeb会議室Zoomを使ったリアルタイムセッションから構成されます。

Web会議室を用いたリアルタイムセッションは、講座開催中に全部で5回行われ、ここでは講師によるレクチャーや、小グループでのワークなどを行います。

Zoomを使ったグループワークの様子 ※写真は「ファシリテーション・コーチング講座」のときのものです。

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Web会議室Zoomを使ったワークの後、課題をDropboxへアップロードして共有します。Moodleは、受講者全体の情報共有とチームごとのコミュニケーションの場として利用します。チーム内で相互にコメントし合って助け合ったり、他のチームの様子を見に行ったりしながら、お互いに参考にしながら進んでいきます。

その他に、週に1度、オンラインの雑談部屋を開きます。まじめなリアルタイムセッションとは違って、飲み物を用意して、リラックスした気分で参加す る雑談部屋では、笑い声が溢れ、本音トークが飛び交います。同じ講座に参加している受講者同士で交流できることもこのオンライン講座の魅力の一つです。

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※写真は「ファシリテーションスキル入門」のときのものです。

このオンライン講座は、オンラインであっても、「会っている」「参加している」という実感を感じることができます。

その結果、これまでの講座では、講座終了後も受講者同士の関係性が継続し、多くのコラボレーションや、オンラインの学習コミュニティが生まれています。

オンライン講座から生まれる人と人との繋がりという副産物も、この講座の大きな価値と言えます。

この講座を学ぶことで得られるもの

・プレゼンにおける演出幅が広がります。
・商品説明または授業における効果的スライドアニメーション作成が出来るようになります。
・反転授業で使用する動画を作成できます。
・マニュアル/商品説明/自己紹介動画を自分で作成出来るようになります。
・iPhone/iPadでここまで出来るのか?!と驚いていただけます。
・仕事や趣味の幅が広がります。
・動画を使った学びのプロセスを体験できます。
・全国に学びの友を作ることができます。

私たちの想い

ICTによって教育を変えたいと考えて活動しているSensei TIPSと、トップダウンで降りてくる管理の矢印を「反転」させ、学習者中心の学びを実現するために活動している反転授業の研究の想いが重なり、この講座が生まれました。

講師の住ノ江さんが人生を賭けて取り組んでいるiPadを使った実践が、反転授業の研究が独自に生み出したフラットで自由な学び空間の中で受講者に分かち合うことができたら素敵なことだなぁと考えています。

フラットで自由な学びを実現するためには、運営者がガチガチに場を管理するのではなく、場から生まれてくる流れに沿って動いていくことが必要です。

この場に想いを持って参加してくれる方の熱量によって、この講座は生き物のように動いていくものになるはずです。

私たちは、約20名の運営チームを結成し、みなさんの参加をお待ちしています。

一緒に化学反応を起こし、素敵なドラマを起こしていきませんか?

講師・運営チーム紹介

住ノ江修
講師:住ノ江修
iPad/iPhoneのダウンロードしたアプリは2000以上。
寝る時以外はiPadを常に持ち歩いている。
初代iPadに出会ってからソフトバンクの代理店においてiPadコンサルタントとして業務を行い幅広い業種にiPadを導入し研修を行う。
導入に関わったiPadの台数は3000台以上。
実施したiPadセミナーは200を超える。
現在は私立小学校のICT教育室 室長として教職員にICT及びiPadの研修を行い授業における効果的なICT活用実践及び提案を行っている。
またiPadによる電子教材・動画を作成を行い作成指導を積極的に行っている。

 

平野貴美江
運営統括:平野貴美江
運営統括の平野貴美枝です。
関西にある私学の中高一貫校で英語を教えています。また、今回コラボさせていただくSensei TIPSの共同代表もさせていただいております。Sensei TIPSは元々、全国の先生方のICT活用の困り事を解決したい、という想いから生まれました。誰がいちばん困ってるかというとそれはわたしです笑自分が困っているので自分で団体を作りました。
英語はICTとの親和性が高く、単純に黒板に本文をプロジェクターで映すだけでも授業が効率的、また効果的になります。また、外国のことを学ぶためには生徒がイメージしやすいような画像や動画も必要不可欠です。
…とは言っているもののわたしも試行錯誤しながらの授業実践を繰り返しており、決してICTにも動画作成にも精通しているわけではありません。現在、文法の解説動画を作っていますが、これはパワーポイントのスライドとzoom(今回使う革命的WEB会議システムです)の録画機能を合わせた簡単なものです。i phone/i Padには優秀なアプリが多くあり、できればそれですべての授業をしたいと思っています。
オンライン講座は受講者として、また運営として何度か参加させていただきました。今回は統括ということで大変緊張しております。
みなさんに安心安全の学びの場を提供するとともに一緒に学んでいけたらと思っています。わたしができればみんなできますよ!

tahara

プロデューサー:田原真人(反転授業の研究主宰、オンライン教育プロデューサー)

早稲田大学の博士課程で生命現象の自己組織化やカオス理論について研究。大学院時代に価値観が大きく転換し、大学院を中退して物理の予備校講師になり、河合塾などで10年以上教えました。2004年から物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げ、動画講義やMoodle、Web会議室を使ったオンライン教育に取り組む。学びエイドでは、鉄人として「動画を使った学び方」というコースを担当しています。

2012年から始めたオンラインコミュニティ「反転授業の研究」の活動を通して、自己組織化、オンライン、教育という3つのキーワードが自分の中で結びついたことで、オンラインにコミュニティを自己組織化させて教育にパラダイムシフトを起こしていくことに使命感を感じるようになりました。「反転授業の研究」は、現在、約3800名まで増え、様々な活動が自己組織化しています。

今までやってきたオンライン講座運営&プロデュースの経験を生かして、みなさんが充実した学びを体験できるように支援していきますので、よろしくお願いいたします。

中山涼一

運営:中山涼一 (未来学校プログラミング教室代表・SenseiTIPS Founder)

中国上海出身。97年来日。2001年大学卒業後、販売管理・財務管理システムの開発を2年間担当しました。2003年帰化後、中国語会話教室設立、反転授業を取り入れながら社会人向けの中国語を教えました。

2015年、12年間運営してきた中国語会話教室を閉め、大阪初小中学生向けのプログラミング塾「未来学校プログラミング教室」を設立、現在小中学生にゲームやアプリ制作を通して、プログラミングを教えています。さらに中高生にはiPhoneアプリやWindowsアプリケーションの開発も教えています。近年日本でもプログラミング教育が注目され、多くの学校は積極的にプログラミング授業を取り入れようとしています。現在小中学校への出張プログラミング講座も増えてきました。

さらに2015年教育支援団体SenseiTIPSを設立、先生向けのICT支援活動も始めました。デジタル教材の制作やプログラミングの応用などのセミナーを定期的に開催しています。その中、今回講師を務める住ノ江先生のKeynoteの活用講座は大変ご好評をいただき、今後さらに本格的な教育支援を踏み出したいと考え、社団法人の設立を進めています。

今回住ノ江先生の動画作成オンライン講座で、受講生のみなさんの学習サポートができればと思い、運営スタッフとして参加させていただきます。みなさんと一緒に楽しい動画を作りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

坂本保代

運営:坂本保代

みなさま、こんにちは!運営の坂本と申します。
株式会社マイクロブレインという人工知能を得意とするソフトの会社に所属しながら、福祉の仕事と市内の小学校の臨時職員として掛け持ちで仕事をしています。反転授業の研究のグループでは、昨年度はWindows版「白板ソフト」の動画作成の講師をさせていただき、貴重な経験をさせていただきました。今回の運営は初めてでドキドキですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

反転授業の研究のグループの皆様は、とてもアクティブな方が多く講座をきっかけに、実際にお会いして、交流も広がり、とても有意義な1年でした。オンライン講座は、年々バージョンアップされて、新しい学びを生み出し、沢山の出会いと共に、日々刺激を受けています。もちろん「keynote&imovie」を学ぶことでiPad,iPhoneの活用が大きく拡がることに加えプラスαで、新しいオンライン講座の仲間も増え、一緒に学べ、毎日が充実する楽しみは、経験した人だけが得られる素晴らしい体験だと思います。
共に学びを広げていけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

永島宏子

運営:永島宏子

皆さん、こんにちは。
キャリア教育コーディネータの永島宏子と申します。
栃木県出身で、大学では化学を学んでいました。
卒業後、制御機器メーカーでエンジニアとして働いていましたが、双子の出産を機に退職し、10年間専業主婦で過ごしました。
子育ての中で、PTAの役員を経験して、教育に関心を持ち、キャリア教育の勉強を始めました。
今は、探求型のキャリア教育プログラムの開発販売を行う会社に勤めています。
昨年Zoomで田原さんに出会い、以来様々な素晴らしい出会いを経験して大変刺激を受け、これからの歩む方向を探しているところです。
今回の講座では、運営という位置づけですが、iPad、iPhoneは全くの初心者です。
かなり不安ですが、プロの先生方の教えをしっかりマスターして、サクサク動画が編集できるようになりたいと思っています。
皆さんと一緒にチャレンジできたらうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

運営ボランティア

反転授業の研究が運営するオンライン講座では、受講者として学んだ方たちが、運営ボランティアや運営者、講師になり、役割を変えながら、様々な学びを生み出しています。

オンラインの場での学び合いを体験した方たちが、運営側として場創りに加わってくれることで、オンラインの場の熱量が上がり、自己組織化が再現されやすくなります。

運営ボランティアのみなさんとの交流も、この講座の価値の一つです。

青木芳恵
青木芳恵
ボランティアスタッフの青木芳恵です。普段は神戸六甲山にある探究型オルタナティヴスクール「ラーンネット・グローバルスクール」のナビゲータとして、子ども達が本来自ら持っている「学ぶ力」を引き出す場作りと授業を行っています。人が感じる小さな「あ」や「お」というスイッチを、言語非言語問わず形にしていくという学び方に心惹かれています。
学びが多様化する中で、動画が持つ意味は実にさまざまです。反転学習や授業教材としてインプットの入り口となる動画はもちろん、自分の学びのアウトプットとして「動画で伝える」ことも珍しくなくなってきました。どう伝えるか?どう伝えるか?どう可視化するか?この講座を通して、私もともに学んでいきたいと思っています。
ラーンネット・グローバルスクール
http://www.l-net.com

大隅紀子
大隅紀子(日本語教師)
今回ボランティアをさせていただきます大隅紀子です。千葉にある大学で留学生に日本語を教えています。
昨年からオンライン講座で色々学び始め、世界が広がっていくのを感じています。動画作成は初心者ですので皆さんと一緒に動画作成ができるようになりたいと思っています。初心者目線で講座をサポートさせていただきます。。
オンライン講座は、その内容だけでなく、地域を超えた人と深くつながるという魅力もあります。楽しみながら一緒に学びましょう。よろしくお願いします。

川上 政嗣
川上 政嗣
運営ボランティアをさせていただきます、川上 政嗣と申します。福岡県立高校で国語の教員をしております。
現在、生徒の頭脳をアクティブに動かす授業作りに頭を悩ませています。その中で、オリジナルの動画作りは手段として有効であると思っています。
私は自分のITに関するスキルはかなり低い方だと自覚しています。テクニカルなサポートはできませんが、皆さまが快適に学べる環境を作るために陰から支えることができればと考えています。
皆さま、これから始まる学びの旅にどうぞご一緒しましょう!

倉本龍
倉本龍
倉本龍(くらもとりょう)といいます。滋賀県にある私学中高で教員をしています。
iPadやiPhoneは公私問わず長年利用しています。
特にkeynoteやiMovieは直感で操作できる部分が多く、PCでの編集に戻れなくなるほど簡単に作ることができます。
運営ボランティアとして、様々な面でみなさまのサポートをしたいと思っています。
よろしくお願いします。

佐藤正憲
佐藤正憲
今回ボランティア参加させていただきます佐藤正憲です。公立高校で情報科を教えています。田原さんの動画作成講座では2年前から「Explain Everythngで作る動画作成」「パソコンで作る!カンタン動画講義の作り方」に生徒として参加していました。どちらの講座も中でいろいろと発見があり、それを発表することで共有があり、講座全体が非常に楽しいものとなりました。主体的に学ぶことの楽しさをまたこの場で共有できれば、そしてその手助けをできれば幸いです。必要なものは好奇心(とちょっとのデバイス)だけです。
一緒に学びましょう!

筒井洋一
筒井洋一
30年間、大学教育に関わってきました。当初は、ドイツ国際政治を専攻していました。
その後変転を重ねて、1993年から、大学初年次教育で日本語表現法の代表を務めて、地方の国立大学から挑戦をおこなってきました。1995年から、インターネットを使って、ドイツの大学と私がいた富山大学の演習とでネット授業を計5年間おこないました。
2006年頃から、ファシリテーションやコーチングを学び、その後の大学改革の基礎を築きました。
2013年から15年まで、大学の授業に毎週見学者と授業ボランティアが関わり、かれらが授業を創る試みをしてきました。
それに関する本を出版しました。これまで筒井が取り組んできた授業動画は、以下です。
2013年前期、京都精華大学「グループワーク概論」
https://youtu.be/-Vm6p50-QX8

授業関係者と一緒に以下の書籍を出版しました。
筒井 洋一、山本 以和子、大木 誠一編著
『CT(授業協力者)と共に創る劇場型授業―新たな協働空間は学生をどう変えるのか』
東信堂、2160円
http://amzn.to/1RPt9KS

松嶋渉
松嶋渉
山口県の公立高校で教員をしています。教科は商業で主に情報系(プログラミングやWebデザイン)の授業を担当しています。

動画を使った授業を科目や単元に合わせて学期に数回実施しています。授業動画作成ではWindowsPCではCamtasiaやScreencast-O-Maticなどを使用し、タブレットではiPadのExpiainEverything,iMovieを使用して作成しました。
一昨年の2月に行った反転授業の感想を生徒同士のインタビュー形式にして撮影しiMovieで編集しました。
現在は萩商工高校の情報デザイン科で「キャリア教育×ICT×地域活性化」をテーマにしたPBLを行っており、昨年度からはサイボウズのkintoneを利用した「学校を越えた強いチーム作り」を目指して取り組んでいます。
今回はiOSでの動画作成講座と言うことでkeynoteやiMovieなどを楽しく作って行きたいです。

今回はボランティアスタッフとして参加いたします。受講生の皆さんの助けになれるように取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

松谷愛
松谷愛
運営ボランティアの松谷あいです。奈良県でユニークな英会話スクールをしています。
ユニークポイントを3点。
①英語の先生を育てる講座をはじめて6年目突入です。
②たったの1か月で発音がネイティブ並みになれること。英語のスピーチやプレゼンテーションをされる方に大人気です。
③入場制限ポリシーあり!夢を語らないと入会できない「あつらえコース」その夢のために、一人一人のレッスンをオーダーメイドであつらえます。
上記、全てのコースで、反転動画教材を用いて、②と③は、オンラインでも受講可能です。
教室名は、ハヤ イングリッシュアカデミー。
実は、名刺を渡すたびに、いつも同じ質問を受けます。
「なんでハヤ イングリッシュアカデミーなんですか?」
このネーミングをしたのは、「ハヤシ」でもなく、「ハヤオ」でもありません。「すみだ」です。
ハヤ = 88 = 早 = 速 = 流行(る)
縁起のいい末広がりの8
早(ハヤ)く上達する工夫が盛りだくさん
講師の話す英語が速(ハヤ)い
今、一番流行(ハヤ)りの英会話スクール
まさかっ、ダジャレだったの?!
“どこよりも早く上達できる英会話スクール”を作ろう♪
8年前、そんな想いを込めてちょっとダサいネーミングをしました。
そして、88(ハヤ)の8を横にすると、∞無限(infinity)。
どんな人にも、そしてどんな組織にも無限の可能性があると信じております。その可能性はエネルギーによって引き出されます。本講座の場のエネルギーを高める意ために、一生懸命学びの伴走をさせていただきます。
加えて、大好きな動画作成をサポートできるということで、勝手に気合が入っております。
↓ 私の動画作品は、“HAYATube”をご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCZ6bLwpJDIKuLakalbAXVGw
それでは皆さまにお会いできること、楽しみにしております♪

松本一見
松本一見
今回ボランティアとして参加します松本一見です。クラス内で行えることの限界を感じ、何かいい方法がないか探っていくうちに反転教育に興味を持ちはじめました。
反転教育に欠かせないものの一つに動画があります。私はICTスキルがそれほどないので重い腰がなかなか上がらなかったのですが、反転教育の研究グループやオンライン講座で知り合った方々の実践に感銘を受け、簡単な動画を作り始めました。まだまだ作成に時間がかかりますが、できたときの嬉しさはもちろん、作った動画を繰り返し見て勉強してくれている学生を見るとやってよかった、次も頑張って作ろうと意欲が湧いてきます。
今回の講座は「リンゴ」のツールを使って、初心者でも簡単にできる動画作成の方法を学びながら、講座受講生、ボランティアと一緒に動画や実践のディスカッションも行えるものになっています。講師の動画作成の知識の豊富さはもちろん、ボランティアにも日常的に動画を作成し、使っている教師も多いので、きっといろいろな刺激を受け、それが次のアイデアに結びつくことと思います。
動画を作って授業などに実践してみたいけど…と躊躇している皆さん、この機会に私たちと一緒に動画作成と実践について学び合ってみませんか。きっとワクワクする新しい世界が広がるはずですよ!

武藤哲司
武藤哲司
武藤哲司と申します。群馬県の私立校で教員をしています。日本の生物学と国際バカロレアの生物の授業を担当しています。また校務分掌として情報管理者をしています。これまで、参加者でお世話になっておりましたが、初めてボランティアスタッフとして参加させていただくことになりました。皆さんの学習のお手伝いをする中で、すこしでもお力になれればと思うと同時に、共に学び、もりあげることの出来る一員でいたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
私自身の実践としては、動画とEducanonなどのオンライン教育システムを組み合わせた授業デザインを模索しています。PPT, Keynote, Prezi等は日常的につかっており、動画作成ではiPadのShowMe, Educreationsを使用して作成したことがありますが、なにぶん腰を据えて研究する時間がとれず、広く浅くつまみ食いして中途半端だと自身でも感じております。今回の講座では、iOS、Keynoteの機能をしゃぶりつくすとのこと。なにがでてくるか、わくわくしています。

ワークショップ形式で学ぶオンライン講座

この講座は、解説動画、MoodleでのフォーラムセッションとWeb会議システムZoomによるリアルタイムセッションを組み合わせて、5週間(リアルタイムセッション5回)のオンライン・ワークショップ形式で行います。

【対象】

KeynoteとiMovieを使って動画講義を作れるようになりたい人

【受講前に準備していただきたいもの】

今回のオンライン講座はテレビ会議/Zoomをしながらお手元のiPhone*またはiPad*で操作していただきますので、下記の(1)と(2)を満たしている方のご参加をお待ちしております。

 

(1)iPad or iPhone

*iPhone(5以降) *iPad(第2世代以降)

KeynoteやiMovieといったアプリを使い、教材や動画を作成します。

Keynote・iMovieは事前にiPhone/iPadにダウンロードしておいてください。また、Moodleにモバイルからアクセスしたい方は、「Moodle touch」という360円のアプリを利用すると使いやすいです。

アプリダウンロード費用は受講者の方のご負担になります。講座費用には含まれません。

尚iPhone/iPadのOS及びKeynote/iMovieのバージョンは最新のものにバージョンアップしておいてください。

(2)パソコン(Mac or Windows)

インターネットに接続可能なパソコンをご用意ください。作成したKeynote教材をもとに動画作成するときに使用します。

また、Web会議室Zoomでのリアルタイムセッションのときに、iPad/iPhoneを画面共有して操作方法を確認し合うときにも利用します。

※iPad/iPhoneは持っていて、PCは持っていない方などは、動画化など一部の作業ができませんが、それ以外の作業は参加できます。詳しくは、お問い合わせください。

【講座の進め方】

6/5, 6/6 Zoomの接続テスト

講座スケジュールは、以下の通りです。

ipad-table

リアルタイムセッションでは、講師の説明を受け、その後、チームに分かれてオンラインで話し合います。

その後、Moodleのフォーラムを使い、1週間、チームで助け合いながら課題を作成し、作成した課題は、Dropboxへアップロードして全体で共有します。

第4回と第5回の間に2週間の制作期間を設け、チームで助け合いながら、講座で学んだことを生かして自由な作品を各自が作成します。

Q&A

Q リアルタイムセッションに参加できない日があるのですが大丈夫ですか?

A リアルタイムセッションは、翌日以降、録画動画が見れるようになりますので、そちらで確認していただくことができます。

Q パソコンが苦手ですが、サポートはしてくれますか?

A Dropbox、Moodle、Zoomの使い方については、動画マニュアルを配布しますので、それに従って操作してください。Keynoteでの教材作成や動画作成については、チーム内で助け合いながら進めて下さい。

Qリアルタイムセッションには、iPadから参加できますか?

AZoomは、iPadなどのタブレット端末や、スマートフォンから参加可能です。あらかじめZoomのアプリをダウンロードしておく必要があります。

QiPadは持っていますが、パソコンは持っていません。講座に参加可能でしょうか?

A第4週、第5週でKeynote教材を動画にし、その後、iMovieで編集して完成させます。iPadだけだとKeynote教材を動画にできないのですが、同じチーム内のPCを持っている人や運営チームが動画にする作業を代行することは可能です。それをご了承いただいた上で、参加いただくのであれば参加可能です。

QMacは持っていますが、iPadやiPhoneは持っていません。講座に参加可能でしょうか?

A講座で行う操作説明は、iPadのkeynoteやiMovieの説明になります。MacのKeynoteやiMovieは、操作画面が違うため講師はサポートすることができません。Macを持っている方同士の助け合いフォーラムなどを立ち上げて、自主的に問題解決していく形になります。その条件でよろしければ、参加可能です。

お申込み

講座名:iPad/iPhoneで作るカンタン動画作成

申し込み締め切り:2016年6月3日(金)

定員:40名 (定員に達し次第、締め切ります)

開講期間:6月7日(火)~7月12日(火)

※5週間の講座期間中にZoomによるリアルタイムセッションを5回行います。

リアルタイムセッションの日程:

第1回:6/7(火) 21:30-23:00 iMovie基礎/応用
第2回:6/14(火) 21:30-23:00 Keynote基礎
第3回:6/21(火) 21:30-23:00 Keynote応用
第4回:6/28(火) 21:30-23:00 Keynote補足・グループワーク説明
(オンライングループワーク)
第5回:7/12(火) 21:30-23:00 まとめ・振り返り

この他に雑談ルームを5回開催します。

受講料:37,800円(税込)

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分割払いについては応相談です。質問がありましたらこちらからお問い合わせください。

組織の枠組を超えて、個が繋がり共創する未来へ向けて

オンライン教育プロデューサーの田原真人です。

昨年の9月に、「反転授業が創る未来を語ろう!オンラインワールドカフェ」を行い、私たちがどんな未来を思い描いているのかをサーチしました。

そこで浮かび上がってきたのは、

個が組織の枠組を超えた越境の学び合いをしながら、マインドセットをリフレ―ミングしつつ共創する未来

というものでした。

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リアルの世界では、肉体を1つしか持たないために、同時に複数の組織に所属することが難しいですが、オンラインでは、その制約から解き放たれ、複数のグループに同時に所属することができます。すでに、そのことに気づいた人たちが、次々にFacebookグループを立ち上げ、タケノコのようにニョキニョキとオンラインコミュニティが生まれています。

オンライン上に安心安全の場が数多くできるようになると、活発な知的交配が可能になり、お互いの思考を参照し合いながら言語化していくプロセスが加速し、集合知によって様々な価値が創造されていくようになります。これは、「反転授業の研究」ですでに起こっていることです。

その活動に参画しているうちに、ダイナミックに境界を更新しながら変動するアメーバ型組織の中では、「苦手なところ」よりも「自分が力を出せるところ」が、重要になってくることに気づきます。

私たちは、これまで、「自分が力を出せるところ」よりも、「苦手なところ」に意識を向けがちでした。

そして、自分は、ダメだなぁーと嘆くことが多かったのです。

これは、大量生産の規格品人材を生み出すプロセスの中で、取り換え可能なパーツとして育成されてきた結果、多くの人たちが不必要に自信を奪われて来たのだということではないでしょうか。

でも、私たちが想い描く未来では、「自分が力を出せるところ」のほうが、「苦手なところ」よりも圧倒的に重要です。

あなたが、力を出せることは何ですか?

これは、生きていく上で大切な問いなのに、ほとんど問われることがなく過ごしてきた人が多いのではないでしょうか?

安心安全の場での交流が活発になっていくと、自分自身を閉じ込めていたマインドの存在に気づいて、それを一つずつ解除していくような変化が加速していきます。そして、自分の根本に潜んでいる想いとつながり、生命エネルギーを噴出させて勢いよく飛び出していく人たちが、次々と現れるはずです。

組織の枠組を超えて飛び出してきた人が、それぞれの想いを語り、お互いに手を繋ぎ、違いから学び合いながら、価値創造をしていくことが当たり前になる未来は、もうすぐやってくるはずです。

そんな未来を出現させたい。

周りを見渡すと、すでに、組織の枠組を超えて飛び出してきた人たちがいることに気づきます。

その中の二人が、近大附属高校の江藤由布さんであり、職業「桑原恭祐」と言ってはばからない桑原恭祐さん。

江藤さんは、こんな人(画像をクリック) その(1)~その(10)を読むと分かります!

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江藤さんは、田原が2回インタビューをした唯一の人。変化のスピードが速すぎたので、もう一度、インタビューすることになりました。

近大附属高校 英語教諭 江藤由布さんにインタビュー

自律的な学びを促す教師は、TeacherからExpert in Learningへと役割を変える

桑原さんがどんな人かを表現するのは難しいのですが、これらを読むとイメージがつかめると思います。

アクティブラーニングが、「クラウドの時代」を生きる若者を育てる

フィズヨビダイアログ「未来を創る人~人生は、出逢い・発見・創造~」

kuwahara

桑原さん自身の言葉で語るオンライン講座の魅力はこちら

彼らは、様々な枠組みを越境し、一般社団法人オーガニックラーニングを設立し、リアルとオンラインを行ったり来たりしながら、学びの渦を引き起こしています。

彼らの活動は、私たちが想い描く未来を出現させていくための力強い「芽」であると感じています。

この大切な「芽」を育て、大きな森を創っていくために、オーガニックラーニングと反転授業の研究とがコラボして「YOU ∞ 理論」というオンライン講座を実施します。

この講座は、江藤さん、桑原さんに続いて飛び出していこうとしている人たちをサポートしていく動きになると思います。

尖ったイノベーターの二人が、想い描く未来を創るために膠着した社会の壁を突破していくのを、反転グループの田原真人、平野貴美江、倉本龍が、それぞれの強みを持ちより、講座を全力でサポートします。

今、自分を閉じ込めている枠組から出ていきたくてうずうずしている人は、ぜひ、無料オンライン説明会に話を聴きに来てください。

2/21 (日)21:30-22:30
2/23(火)21:30-22:30
3/ 1(火)21:30-22:30 ← 田原はこの日に参加

講座の詳しい内容は、こちらのカッコいいサイトをご覧ください。

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全体性から生きるAuthentic Leadership 基礎特別編

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「反転授業の研究」の田原真人です。

工業化社会のパラダイムが終焉を迎えつつあり、そこに適応するための成功マニュアルや教育システムが大きく揺らいでいる時代に、私たちは生きています。

学校は、生徒に正解を暗記させる教育から、生徒自身が自分の根っこの想いを発見し、繋がり、共創していくことを支援する教育へとシフトしていくことが求められ、アクティブラーニングや反転授業が注目されるようになりました。そこでは、教師に求められる役割は、TeacherからFacilitatorやCoachへと変化します。これは、今まで生徒を管理し、知識を教えることを役割としてきた教師にとって、マイインドセットを大きく変容させることを意味します。しかし、どうすれば、マインドセットを変え、生徒を受容して支援できるようになるのでしょうか?

親が子どもの幸せを願う気持ちはいつの時代でも同じだと思います。でも、社会的地位が必ずしも幸せと結びつかなくなってきている時代になり、親が子どもに正解を与えることは難しくなってきています。子どもが自分らしく輝いて、生き生きと幸せな人生を送るために、親はどのような支援をすることができるのでしょうか?

教師や親が、子どもとどのように関わっていけばよいのかというテーマについて、私たちはオンラインの学び合いを重ねて来ました。その中で、CCCの由佐美加子さんを通して、U理論やNVC(非暴力コミュニケーション)と出会いました。そして、由佐さんが語る「良い・悪いの二元論の世界観から、在る事が在る、全体性の世界観へのシフト」こそ、転換期を迎えている私たちに必要なものなのではないかと考えるようになりました。

ちょうどその頃、オンライン講座の可能性を探っていた由佐さんと話す機会があり、想いが共鳴し、合同会社CCC(Co-Creation Creators .LLC)と「反転授業の研究」のコラボレーションによるオンライン講座が実現しました。

NVCの定義や、講座の詳しい内容については、こちらをご覧ください。

Authentic Leadership 基礎編 開催報告

オンラインで学ぶメリット

私たちは、オンラインでこの講座を扱っていきます。

オンラインで開催する理由は、以下の通りです。

1.オンラインのツールが発達し、オンラインにおいても円滑なコミュニケーションを取りながらこれを学べる環境が整ってきたこと
2.仕事や育児が終わった夜に自宅からアクセスでき、全国どこからでも会場に出向くことなく参加できること。
3.学習の足跡がオンライン上に残り、後から復習できること。また反転学習方式を取り入れることで、事前の予習を可能にし、受講者のスタートラインの凸凹を揃えられること。

CCCが提供している『全体性から生きるAuthentic Leadershipシリーズ』は2015年に開始し、毎回募集が告知されてから2時間足らずで満員御礼、キャンセル待ちになってしまうほどの大変好評な講座です。ただ、物理的にも時間的にも人数を増やしたり開催回数を増やす事が難しく、ニーズに応えきれてない状態だったのだそうです。

また、東京に通うのが困難な地方在住の方や、育児中でワークショップに参加する事が難しい方々などにもなかなか機会を提供する事が出来ないジレンマを抱えていたのだそうです。

「反転授業の研究」が実施している参加型のオンライン講座のフレームにCCCの『全体性から生きるAuthentic Leadershipシリーズ』を乗せることで、これまで参加が困難だった方へ講座を届けることができるようになりました。

新しいオンラインでの学び方

オンライン講座というと、動画などを見てひとりで学ぶイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

また、拘束力が弱いため、オンラインだと最後までやり遂げられないというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

「反転授業の研究」が運営するオンライン講座は、学習者中心の考え方に基づき、様々な工夫をしており、過去6回の講座では、脱落者が10%以下(そのうち2回は脱落者ゼロ)という驚異的な修了率を達成しています。

その秘密は、ビデオ会議室を使った独自の講座運営方法にあり、オンラインであっても、非常にコミットメントが高まる仕組みになっています。

講座は、Moodleと呼ばれるプラットフォーム内に作られたフォーラムでの非同期の学び合いとWeb会議室Zoomを使ったリアルタイムセッションから構成されます。

Web会議室を用いたリアルタイムセッションでは、講座開催中に全部で5回行われ、ファシリテーターによるレクチャーや、小グループでのワークなどを行います。

Zoomを使ったグループワークの様子 ※写真は「ファシリテーション・コーチング講座」のときのものです。

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Web会議室を使ったワークの後、課題をMoodleへアップし、他の受講者が提出した課題を読み、相互にコメントし合うことによって更に気づきを深めていきます。
その他に、週に1度、オンラインの雑談部屋を開きます。まじめなリアルタイムセッションとは違って、飲み物を用意して、リラックスした気分で参加す る雑談部屋では、笑い声が溢れ、本音トークが飛び交います。同じ講座に参加している受講者同士で交流できることもこのオンライン講座の魅力の一つです。

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※写真は「ファシリテーションスキル入門」のときのものです。

「反転授業の研究」が運営するオンライン講座には、受講者間の繋がりが深まっていく仕組みがあります。

それは、オンラインであっても、「会っている」「参加している」という実感を感じることができるからかもしれません。

その結果、これまでの講座では、講座終了後も受講者同士の関係性が継続し、多くのコラボレーションや、オンラインの学習コミュニティが生まれていま す。

ファシリテーター・運営チーム紹介

由佐 美加子
ファシリテーター:由佐 美加子 (Mikako YUSA) CCC パートナー

幼少期からヨーロッパ、アジア、 米国で育ち、米国大学卒業後、 国際基督教大学(ICU)修士課程を経て野村総合研究所入社。その後リクルートに転職し、事業企画職を経て人事部に異動。以降、様々な場をつくるファシリテーターとして人と組織、社会の覚醒と進化を探求し続ける。

2005年、米国で組織開発修士号を最高成績で修了。2008年にNVCと出会い、自身の子育ての中でその素晴らしさを体感し、数々のワークショップに参加するようになる。2013年にBay NVCのリーダーシッププログラムに参加し、その学びを分かち合う「全体性を生きるコミュニティー」を通して日本各地でNVCを共有する活動を始める。

企業組織やその核となっているリーダーたちに自己共感や共感に基づくコミュニケーションを様々な形で導入する傍ら、合同会社ファミリーコンパスを立ち上げ、2015年は家族の中でNVCの精神を体現する親を増やしていく活動を本格化する予定。

『U理論―過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術』訳者
『未来を変えるためにほんとうに必要なこと』監修

 

matsushima
運営責任・オーガナイザー:藤本 海 (Kai FUJIMOTO) CCCパートナー

大学卒業後、株式会社キャリアデザインセンター入社。 転職情報誌『type』や転職サイト『@type』の運営に携わる。 営業として数々の記録(2年連続年間MVP・売上ギネス等)を残し、入社3年目で最年少マネージャー、5年目には最年少で部長に昇進。営業部長、@type編集長、事業推進室室長を兼任しながら猛烈に働き、 自社のIPOや東証への上場にも貢献。

震災後、世の中の価値観がシフトしていくのを感じつつ、『自分の心が何に震え、何に感動するのか分からなくなった』と唐突に退社し、海外16カ国を放浪。

2012年に株式会社doorz創業に取締役兼CMOとして参画。同社の海外研修プログラムが「日本の人事部 HRアワード」でプロフェッショナル部門最優秀賞を受賞。
翌年、現パートナーと共に合同会社CCCを設立。年間200日以上『場』に身を投じ、組織の変革やリーダーシップ開発、個人の変容をサポートする「場」のファシリテートに携わる。

現在も「人間が本物として生きる」をテーマに自己探求を進めながら、個人と組織の可能性を拓く「場」と「機会」を創り続けている。

合同会社CCC
http://www.cc-creators.com/

tahara

運営責任・オーガナイザー:田原真人(Masato TAHARA) 反転授業の研究主宰、オンライン教育プロデューサー

早稲田大学の博士課程で生命現象の自己組織化やカオス理論について研究。大学院時代に価値観が大きく転換し、大学院を中退して物理の予備校講師になり、河合塾などで10年以上教える。2004年から物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げ、動画講義やMoodle、Web会議室を使ったオンライン教育に取り組む。現在は、オンラインでの反転授業、ワールドカフェ、ワークショップ、ダイアログなど、オンラインでの場創りに取り組んでいる。

2012年から始めたオンラインコミュニティ「反転授業の研究」の活動を通して、自己組織化、オンライン、教育という3つのキーワードが自分の中で結びついたことで、オンラインにコミュニティを自己組織化させて教育にパラダイムシフトを起こしていくことに使命感を感じるようになった。「反転授業の研究」は、現在、約3700名まで増え、様々な活動が自己組織化している。

2014年にU理論と出会い、価値観が大転換した自らの経験を言語化できるようになったことから、CCCの活動に興味を持つようになる。教育や育児の世界にNVCの精神を届けるために、今まで培ってきたオンライン講座のノウハウを利用できることに喜びを感じている。

『微積で楽しく高校物理が分かる本』
『日本一詳しい物理基礎・物理』
『物理をこれから学びたい人のための科学史・数学』
など著書10冊

matsushima

運営:松嶋渉(Wataru MATSUSHIMA) 山口県立萩商工高等学校 情報デザイン科長

映画関係、出版関係の仕事を経験し、30歳から教師としてのキャリアを始める。主にICT教育に携わっており、授業ではプログラミングやWeb制作に関することを教えている。

本業での活動の一端が、2015年12月発行のリクルートのキャリアガイダンスで全国の「学び合い、挑戦し続ける教師たち」8人の中の1人として紹介された。
http://souken.shingakunet.com/career_g/2015/12/2015_cg410_23.pdf

ICTを利用した反転学習にも取り組み、2014年に実教出版の小冊子に寄稿している。
「ICTを利用した反転授業『ビジネス基礎』」→http://www.jikkyo.co.jp/download/detail/69/9992656674

現在では本業の教育活動と並行して地域やオンラインでの活動に携わっている。

直近携わったオンライン講座では、受講生31名、スタッフ14名の運営総括として活動し、オンライン講座に関しての多くの知見を得る。

地域のボランティア活動の一環として地元コミュニティFMでDJも行っている。
http://www.haginet.ne.jp/users/nanako775/personality/profile.html#matsushima

ギュンター知枝

運営:ギュンター知枝(Chie GUENTHER) 徳島大学非常勤講師

徳島大学非常勤講師・パステル和(NAGOMI)アート公式インストラクター

京都市立芸術大学音楽学部(声楽専攻)卒業後ドイツに渡り結婚。7年間ドイツに住む。その後帰国して通訳・翻訳・司会・会社員を経て、現在徳島大学でドイツ語の非常勤講師をしながら自宅でパステル画のワークショップを実施。

2013年秋より「反転授業の研究」に参加。オンラインで多くの「学びの仲間」を得る。また、「反転授業の研究」主催のオンライン講座で運営ボランティアを2回経験し、地方在住で学び続けることへの大きな可能性を感じる。

【目指しているのは、半径10メートルの人たちをちょっとだけ幸せにすること】

ふと目の前に現れた蝶々や、遠くの花火みたいに
何かを「する」ことによってではなく
そこに「在る」ことで人の心に小さな幸せをもたらすような存在になりたいです。

「こんな生き方もありだ!」という一例になれたら、と思い
地方に住んでいても、家にいることが多くても
世界とつながって進化していく方法を模索中です。

運営ボランティアのみなさん

このオンライン講座では、運営ボランティアが大きな役割を果たします。運営ボランティアが入ることで、場がホールドされ、オンラインに安心・安全の場が生まれます。

運営ボランティアの皆さんとの交流も、この講座の価値の1つだと思います。

佐藤さわ

佐藤さわ(Sawa SATO) 仙台Sawa’s Cafeオーナー

みなさん、はじめまして!
宮城県仙台市でSawa’s Cafeというコミュニティカフェをやっている佐藤さわと申します。

震災後、おカネのために自分の時間を切り売りして働く働き方に疑問を感じ、公認会計士としてそれまで10数年勤めていた監査法人を退職し、会計士の登録も抹消して、すべての人がつながることのできる場所を目指してカフェオーナーになりました。

年収はそれまでの10分の1以下になりましたが、幸福度は10倍、いや、100倍くらいアップしました。

なにより、幸せの「質」が以前とは全然違うように思います。

それは、今している仕事が、「自分のニーズ(心の奥底の生命エネルギーと繋がった欲求)」とつながっているからだと思います。

由佐さんのワークショップを通して、みなさんがご自分のニーズとつながり、私のように幸福度がアップすることを心から願っています。
今回は、田原さんのご厚意により、運営ボランティアに加えていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。

スギオカカズキ

スギオカカズキ(Kazuki SUGIOKA)株式会社青い街代表

東京造形大学の研究過程を終了した後、渡米。河原温氏や川島猛氏のアシスタントをしつつ、自らの作品制作や論文執筆にいそしんだ。
帰国後は、広告代理店、出版社勤務を経て、デザイン制作会社のマネージメント職に就任。最多50人の部署をまとめる一方、未経験者のスキルアップに注力し、デザインの基礎講座やデッサン講習会等を社内で企画・運営した。

しかし、震災後の社会変化(中でもあからさまな情報操作)に違和感を覚え、一時は鬱状態となる。結果として前職を退職することにもなったが、多くの人の支えもあって復調。
現在は、デザイン関係の仕事をベースに、新しい時代の在り方を模索する活動を続けている。

たとえば、アートの「見せる」「見せられる」という一方通行性は、従来の教育システムと類似していると思う。
反転学習の持つ可能性は、さまざまなジャンルに波及・発展させうるのではないだろうか。

ワークショップ形式で学ぶオンライン講座

この講座は、解説動画、MoodleでのフォーラムセッションとWeb会議システムZoomによるリアルタイムセッションを組み合わせて、4週間(リアルタイムセッション5回)のオンライン・ワークショップ形式で行います。

【対象】

ファシリテーションとコーチングに関心があり、コミュニケーションスキルを改善したいと考えているすべての方

【受講前に準備していただきたいもの】

(1)Webカメラとマイク付の端末

リアルタイムセッションでは、各自がビデオチャットで参加しますので、Webカメラとマイクがついたパソコン、または、タブレット端末、スマートフォンをご用意ください。

(2)パソコン

インターネットに接続可能なパソコンをご用意ください。Moodleのフォーラムセッションに課題を提出していただくのに必要となります。

【講座の進め方】

1/31,2/1 Zoomの接続テスト

Web会議室Zoomでのリアルタイムセッションは、全部で5回行います。内容は以下を予定しています。

第1回:02/02(火) 21:30-23:00 NVCの世界観と意図
第2回:02/11(木) 21:30-23:00 NVCの世界を構成するフィーリングとニーズ
第3回:02/23(火) 21:30-23:00 自分につながるとは?〜自分の感覚を感じきる〜
第4回:03/04(金) 21:30-23:00 エンパシーとは?〜NVCの基本プロセスONFR〜
第5回:03/11(金) 21:30-23:00 統合(第1回〜4回までの内容を振り返り、統合します)

リアルタイムセッションの間に、Moodleのフォーラムへの課題提出や相互コメントを行います。

Q&A

Q リアルタイムセッションに参加できない日があるのですが大丈夫ですか?

A リアルタイムセッションは、翌日以降、録画動画が見れるようになりますので、そちらで確認していただくことができます。

Q パソコンが苦手ですが、サポートはしてくれますか?

A 運営チームがテクニカルサポートを担当します。Moodleの使い方や、Zoomの使い方については、動画マニュアルを配布しますので、それに従って操作してください。操作方法が分からないときは、いつでも相談してください。接続トラブルについても対応します。

Qリアルタイムセッションには、iPadから参加できますか?

AZoomは、iPadなどのタブレット端末や、スマートフォンから参加可能です。あらかじめZoomのアプリをダウンロードしておく必要があります。

お申込み

講座名:全体性から生きるAuthentic Leadership 基礎特別編

申し込み締め切り:2016年1月30日(土)

定員:30名 (定員に達し次第、締め切ります)

開講期間:2月2日(火)~3月11日(金)

※4週間の講座期間中にZoomによるリアルタイムセッションを5回行います。

リアルタイムセッションの日程:

第1回:02/02(火) 21:30-23:00 NVCの世界観と意図
第2回:02/11(木) 21:30-23:00 NVCの世界を構成するフィーリングとニーズ
第3回:02/23(火) 21:30-23:00 自分につながるとは?〜自分の感覚を感じきる〜
第4回:03/04(金) 21:30-23:00 エンパシーとは?〜NVCの基本プロセスONFR〜
第5回:03/11(金) 21:30-23:00 統合(第1回〜4回までの内容を振り返り、統合します)

この他に雑談ルームを4回開催します。

受講料:32,400円(税込)

定員に達しました。キャンセル待ちをご希望の方は、以下のボタンよりお申し込みください。

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ネット講座で飛躍的にコニュケーション能力アップ!

11/19(木)から4週間に渡って、オンライン講座

「ファシリテーション&コーチング講座~明日から役立つコミュニケーションスキル」

が開講されます。

私は倉本龍といいます。運営グループのひとりです。

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ネット講座って最近、予備校のCMなどでも見かけますよね。

自宅でいつでも簡単に有名な講義が受けられる!もうそんな時代です。

この講座はそのさらに一歩先を行きます。

ネット上でリアルタイムに、全国から(時には海外から)集まった他の受講生や講師の先生、運営ボランティアとワイワイ議論して、力を合わせて学んでいきます。

実際に仲間と協力しながら、タイトルにもあるようにコミュニケーションスキルを高めていきます。

コミュニケーションスキルの中でも特にファシリテーションとコーチングを中心に扱います。「ファシリテーション」は議論の場づくり、「コーチング」は相手の目標達成をサポートする技術です。

仕事で会議を仕切る、セミナーで大人数の前で発表をする、1対1でじっくりと話し合う…

仕事だけでなく、家庭でも同じような場面があるかもしれません。

実は、運営をしている私も1年前は受講生でした。

場を仕切るのが苦手で会議の運営などに苦労していたところで、今回の講師福島毅さんのオンライン講座を受講しました。

そこで、一番印象に残っているのは「傾聴(けいちょう)」という考え方です。

「話し上手は聞き上手」とよく言われますが、聴き方のトレーニングというのはしたことがない人が多いのではないでしょうか?

しっかりと目を見て聴く、
自分と同じ意見の場合はあいづちを打つ、
異なる場合も一旦は受け入れて考えてみる、
それも全部含めて自分の意見を表明してみる…

平日の夜に自宅で、職業も立場も違う仲間たちと、テレビ会議システムでお互いの話を聴きながら、議論をホワイトボードにまとめ、コンピュータのカメラに映し出して共有する。

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そんな近未来の学び方で、話の聴き方が劇的に変わりました。

話す方にも影響を与え、面と向かってでもオンラインでも気軽にワークショップを企画する、という1年前には想像もしていなかった変化が起こっています。

オンラインで議論なんてすごくハードルが高そうに感じますが、実際にはスマホの通話やSkypeができる人ならすぐに参加できます。

仕事が忙しくても、子育て中でも大丈夫!そんな人たちが集まっています。

明日から使えるコミュニケーションスキル、一緒に身につけてみませんか?

詳しくはこちらをご覧ください。
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「社会に開かれた教育課程」とは何か?

「反転授業の研究」の松嶋です。

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8月に開かれた教育課程企画特別部会における学習指導要領改定について論点整理の解説がYoutubeにアップされています。

前半の概論ではキーワードに「社会に開かれた教育課程」という言葉が数回出てきます。

皆さん、社会に開かれた教育課程とはどのようなものだと思いますか?

今回示されたのは以下の3点でした。

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この内容をみてどのように感じたでしょうか?

「社会に開かれた教育課程」を目指すということは、現在は「社会に開かれていない教育課程」なのでしょうか?

残念ながら「社会に開かれている」と自信を持って答えられる人は少数でしょう。そして多くの先生は学校という閉ざされた特殊な空間の中で教育を行っています。

しかし、この動画でも伝えられているように、これからの日本の状況を考えた場合には、学校が特殊な空間であってはならない、ということではないでしょうか。

子どもたちの人間性を高めるために、地域との学術的な交流やICTを活用した地域外との連携などを多く取り入れていくことが求められています。

そのためにはまずはそれを教える先生自体がそのような体験をする必要があるのではないでしょうか?自分自身が体験していないことを子どもたちに自信を持って行わせることはなかなか出来ません。

私たち反転授業のグループは、ICTを活用してお互いに学び合っています。Facebookのグループ内に留まらず無料のオンライン勉強会から有料のオンライン講座、そしてオフ会までこのグループでは先生同士が繋がり、多くの知見を共有し、豊かな学びを実現しています。

そのような流れの中で、今月下旬から来月中旬にかけてオンライン講座が開講されます。

テーマは「ファシリテーションとコーチング」です。

ファシリテーションやコーチングは現在盛んに研修が行われているアクティブ・ラーニングで必須のスキルです。

この動画の中でもアクティブ・ラーニングの視点で求められる授業改善が以下のように出ていました。

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このような内容を授業の中でどう実現するかについても今回の講座の中で議論していきたいと考えています。

大きく社会が変化していく中で教育も大きな転機を迎えています。

ぜひ一緒に学び合い語り合って、これからの教育で必要とされる力をつけていきましょう。

オンライン講座について詳しくはこちらをご覧ください。
http://flipped-class.net/wp/?p=1948

ファシリテーション&コーチング講座~明日から役立つコミュニケーションスキル

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「反転授業の研究」は、定期的にワークショップ型のオンライン講座を実施しています。

2015年11月19日からは、8回目となるオンライン講座「ファシリテーション&コーチング講座~明日から役立つコミュニケーションスキル」を実施します。

Link and Create代表の福島毅さんを講師に迎え、福島さんの動画シリーズ「どんぐり教員セミナー」を動画テキストに用い、4週間でファシリテーションとコーチングを演習中心で実践的に学んでいきます。

この講座の特徴は、オンラインでボードミーティングなどの演習を行い、実践を振り返り、気づきを深めていくところにあります。

講師や、共に学ぶ他の受講生や、運営チームの存在も気づきを深めるための助けとなります。

単に理論としてファシリテーションやコーチングを学ぶのではなく、実践と振り返りによりスキルを身につけていく講座です。

これらのスキルは、生徒の主体的な学びを引き出していく上でとても重要なものです。

講師の福島毅さんをはじめ、運営チーム14人の多くがアクティブラーニング型授業の実践者であり、新しい教育を創り出していこうという志を持っています。運営チームと受講者とが一体となった学び合いの場で、お互いに交流しながら、共に成長して行けたらと思っています。

ファシリテーション&コーチングの定義

まず初めに、ここで言うファシリテーションやコーチングを定義しておきましょう。

【ファシリテーション】

組織における会議などでグループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うこと。またその手法や技術のこと。その役割を担う人がファシリテーター。

【コーチング】

対話を重ねることを通して、クライアント(コーチを受ける対象者)が目標達成に必要なスキル、知識、考え方を備え、行動することを支援し、成果を出させるプロセスのこと。その役割をするのがコーチ。

ファシリテーションやコーチングのスキルがしっかり身につくと、どのような場面で役立つのでしょうか?

以下で具体的な場面について考えていきましょう。

様々な場面で役立つファシリテーション&コーチングスキル

これを読んでおられるあなたは、教育にたずさわっている方でしょうか、親御さんでしょうか、あるいは組織で上司などマネージャー的な仕事をされている方でしょうか? 誰しもが人と関わってコミュニケーションをとったり、ある種の判断・決断を行い、何かをつくりだしたりしています。

でも、こうした時のコミュニケーションの在り方自体を、しっかり学校教育で習ったという記憶がある方は少数派だと思います。

新しいコミュニケーションのキーワードとして、ファシリテーションやコーチングという言葉があるのをご存知ですか? 具体例を追って見てみましょう。

学校現場で・・

学校現場のお話です。これを目にしている方は、教員や塾講師や運営に関わっている教育業界の方も多いと思います。児童・生徒・学生(以下、生徒)のアクティブラーニング(学習者自身の主体的・能動的な学び)が最近活発化していますが、どんな設問をつくって生徒に問いかけ、学びの道筋を示していき、生徒に積極的に対話の場に持ち込んで授業を進めていくか? その手段に戸惑ってはいませんか?

家庭で・・

家族での役割分担はなんとなく決まっていると思います。しかし、誰が何をすることになっているか、あるいはやるべきかが明確でないと、各自の不満が募ります。やっているべきことをやってくれていない不満です。こうしたときどうするでしょうか? そう、話し合いです。その話し合いは誰がどう取り仕切っていますか?なんとなく立場が強い側が一方的に決めてしまって、そんなはずじゃないのにと思った経験はないでしょうか?

職場で・・

これは、会社組織などでも全く同じことが言えます。
特に組織が大きくなったり、関わる人数が多かったり、あるいは遠くの人や普段合わない人とコミュニケーションを取って仕事をすることも増えてきました。そこでも意思疎通や複数人で何をするか、誰がどうやるかということを迅速に決めなくてはなりません。しかもその場の参加者が納得いく結論がうまく出されなければ、決めたものの実行されないことが多いのではないでしょうか? なんとなくうまくいっていない、それはいやなやつがいるとか、会社そのものが悪いと外向きに指を指すのは簡単です。しかしそれでは問題が解決しないことをあなたは理解していることだと思います。

これらを円滑にするのが、ファシリテーションやコーチングといったスキルです。

たとえば、あなたが教師なら、ファシリテーションやコーチングのスキルは、授業中の生徒とのコミュニケーション、職場の同僚や上司とのコミュニケーション、家庭での家族とのコミュニケーションの改善などに役立つスキルであると考えていただければよいと思います。

オンラインで学ぶメリット

私たちは、オンラインでこの講座を扱っていきます。

オンラインで開催する理由は、以下のことがあります。

1.オンラインのツールが発達し、オンラインにおいても円滑なコミュニケーションを取りながらこれを学べる環境が整ってきたこと
2.忙しい現代人にとって、仕事が終わった夜に自宅からアクセスでき、全国どこからでも会場に出向くことなく参加できること。
3.学習の足跡がオンライン上に残り、後から復習できること。また反転学習方式を取り入れることで、事前の予習を可能にし、受講者のスタートラインの凸凹を揃えられること。

ファシリテーションやコーチングに関する講座は、オフラインでは多くなってきましたが、会場が東京や都市部周辺だったり、休日の昼や平日の夜も、出られないといった方のためには、こうした夜のオンライン講座を設ける必要をわれわれ運営チームでは考えています。

今回の講座の運営は、ファシリテーションやコーチング等の演習を豊富に行っている講師ならびに、そうしたオンライン講座を過去に受講した経験者から編成されています。従って、こうしたオンライン講座を初めて受ける方も何度目かの方にとっても馴染みあるフレンドリーな場になることでしょう。

新しいオンラインでの学び方

オンライン講座というと、動画などを見てひとりで学ぶイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

また、拘束力が弱いため、オンラインだと最後までやり遂げられないというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座は、学習者中心の考え方に基づき、様々な工夫をしており、過去5回の講座では、脱落者が10%以下(そのうち2回は脱落者ゼロ)という驚異的な修了率を達成しています。

その秘密は、ビデオ会議室を使った独自の講座運営方法にあり、オンラインであっても、非常にコミットメントが高まる仕組みになっています。

講座は、Moodleと呼ばれるプラットフォーム内に作られたフォーラムでの非同期の学び合いと、ビデオ会議室を使ったリアルタイムセッションから構成されます。

ビデオ会議室を用いたリアルタイムセッションでは、講座開催中に全部で5回行われ、講師によるレクチャーと、小グループでの演習を行います。

リアルタイムセッションの様子 ※写真は「AL型授業実践者のためのスキルアップ講座」のときのものです。

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その後、リフレクションカードを書き、Moodleへアップし、他の受講者のリフレクションを読む、ことによって更に「振り返り→気づき」を深めていきます。

Moodle内では、受講者と運営ボランティアの5-6名の混成グループをいくつか作り、グループ内でお互いにフィードバックを送り合います。他のグループにコメントしてもOKです。

Moodle内のグループは、毎週メンバーをチェンジするワールドカフェ形式で行います。

 

その他に、週に1度、オンラインの雑談部屋を開きます。まじめなリアルタイムセッションとは違って、飲み物を用意して、リラックスした気分で参加す る雑談部屋では、笑い声が溢れ、本音トークが飛び交います。授業実践に取り組む中で生まれる悩みを雑談部屋でシェアすることで、意外な解決策が見つかるこ ともあります。

雑談部屋があることで、運営チーム、参加者同士の交流が深まっているようです。

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※写真は「ファシリテーションスキル入門」のときのものです。

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座には、受講者間の繋がりが深まっていく仕組みがあります。

それは、オンラインであっても、「会っている」「参加している」という実感を感じることができるからかもしれません。

その結果、これまでの講座では、講座終了後も受講者同士の関係性が継続し、多くのコラボレーションや、オンラインの学習コミュニティが生まれていま す。また、また、オンライン講座の受講者として参加した方が、講師、運営、運営ボランティアになっていくという循環も生まれています。

まとめ

  • 授業、家庭、職場のコミュニケーションを改善するファシリテーションやコーチングスキルを学ぶことができる。
  • オンラインでの新しい学び方を体験できる。
  • ファシリテーション&コーチングを継続して学び合える学びの友を作ることができる。

講師紹介

企業や学校教員向けに会議ファシリテーション技術を伝授!

講師 Link and Create 代表 福島毅

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Link and Create 代表
直感コンサルタント・コーチ
柏市教育研究所 ICT活用推進アドバイザー
一般社団法人 教育共創研究所 上席研究員
柏まちなかカレッジ副学長
気象予報士、防災士、ワークショップデザイナー

 

◇経歴
1962年 神奈川県生まれ。
北海道大学大学院理学研究科(地球物理学専攻)を修了。理学修士。
メーカー勤務(日立製作所)を経て千葉県の教員(理科地学と情報)として23年間勤務。
その後、独立してワークショップや研修を行うLink and Createを立ち上げる。
柏市において、「柏まちなかカレッジ」を立ち上げ、市民でつくる市民のための学びの場づくりも行っている。また、柏のコワーキングスペース「NOB」に て、フューチャーセンターディレクター兼ファシリテーター、各種コーチングやカウンセリング等も行っている。

2013年4月より学校教員向けの研修や学校改革プログラムに着手。
教育委員会や高校を中心とした各種教員研修や教員採用試験の受験塾Teachers College東京校でのファシリテーターを担当。また、現在、教員向けのYouTube動画を使った「どんぐり教員セミナー」を主催し、200本以上の動画をアップロードしている。

◇研修実績

・日本教育大学院大学 教員免許更新制授業担当(平成25年度)
・千葉県教育委員会主催 県立学校等10年経験者研修担当(平成25年度)
・大分県教育委員会 学校CIO、情報化推進リーダー研修(平成26年度)
・熊本県立教育センター コーチング・ファシリテーション研修(校長・教頭・主幹教諭対象)(平成27年度)
・柏市教育委員会主催  柏市小中学校5年経験者研修講師(平成23年度~)
活用型学力を育成するためのワークショップ研修講師(平成23年度~)

・東京都立高校 OJT研修(ICT活用、反転授業、アクティブラーニング) (平成24年度)
・東京都立高校 防災教育研修(防災訓練) (平成26年度~)
・東京都副校長研修ベーシックプログラム(平成27年度)

・一般社団法人 教育共創研究所 上席研究員(セミナー担当) (平成23年度)
・一般社団法人 子供の成長と環境を考える会主催  新人教員研修特別プログラム講師(平成24年度~)
・Teachers College東京校 講師・ファシリテーター担当 (平成26年度)
・チームで学ぶ教員採用試験対策講座 講師・ファシリテーター担当(平成27年度)
・柏市教育研究所 ICT活用推進アドバイザー(平成27年度~)

◇著書
『イントラネット100のアイデア(正高社2000年)』
共著に『教科「情報」実習へのフライト(日本文教出版2001年)』

◇ブログ
教育のとびら
異星人思考法
日本と世界の新しい仕組みの提案

 

情報デザイン教育の研究・実践を通し、新たな学びデザインを構築!

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運営:松嶋渉(山口県立萩商工高等学校 情報デザイン科長)

山口県の公立高校で教員をしています。教科は商業で主に情報系(プログラミングやWebデザイン)の授業を担当しています。

授業内でAL型授業を始めて4年目になりますが、ファシリテーションの重要性を日々感じています。
どのような授業をしているかについては、昨年実教出版の小冊子に寄稿したものや以前にブログに書いたものがありますので、関心のある方はご覧ください。

ICTを利用した反転授業「ビジネス基礎」→http://www.jikkyo.co.jp/download/detail/69/9992656674

ブログ「授業の在り方について。反転授業やアクティブラーニングなどの取組をどのように取り入れるべきか」
http://watarumatsu.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

最近は、地域の活性化のためのワークショップでもファシリテーターとして参加したり、他の学校や企業とのコラボレーションでもファシリテーターをすることが多くなってきました。今回の講座でも様々な立場の方が参加されると思いますが、多くの方の知見を知見を共有できるようにしていきたいと思っています。

今講座もも前回の講座に引き続き運営として参加いたします。受講生の皆さんの助けになれるように取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

「なぜそうなるの?」を問いかけ続ける深い学びの場づくりを

運営:倉本龍(立命館守山中学校・高等学校・教諭)

倉本龍
滋賀県の私立中高で教員をしています倉本龍(くらもとりょう)です。

「今日の授業を活かすと、明日からの世界は変化している」
をテーマに学習活動を行っています。

また、「1人1台iPad」環境である勤務校では、ICT教育推進や教育研究を担当し、「主体的な学び」を組織として行う旗振り役をしています。

昨年、今回と同じ福島毅さん講師の「アクティブラーニングに使える!ファシリテーションスキル入門」に受講生として参加し、様々な方法やマインドを学びました。
教育に対する価値観が変わった、自分の活動の原点です。

今回は運営の1人として、みなさまの学びを全力でサポートします。

よくある研修会と違うのは…

・全国にともに学ぶ仲間ができます。
・1ヶ月間の長い講座期間中に成長を実感できます。
・主体的に関わることで講座の雰囲気づくりにも参加できます。
・主要都市でしか開かれない最先端の講座を自宅で受けられます。
・オンライン講座を経験し、その方法やノウハウを習得できます。

全員の力を結集して、この講座を共創(co-creation)しましょう!

<個人ブログ>
キューリ.com〜自然哲学者を育む職人になりたい個人の記録
http://s.ameblo.jp/naturalph/

わからない、どうしたらいいの、から学びの次のステージへ

平野貴美枝

運営:平野貴美枝

平野貴美枝です。ニューヨーク市にあるロングアイランド大学ブルックリン校でTESOLの修士を取得。移民の生徒たちに英語を教えていました。帰国後、3校の私立に勤務し、困難校から超進学校まで経験しました。現在、関西大学北陽高等学校中学校英語科教諭。2010プロジェクトの一部として、中学校設立に関わる。All English、多読、ラウンド形式、ICT、等時代の動きを先取りした授業に取り組んできました。プログラミングで全国の先生方を応援するSensei TIPSのco-founder。FAJ(日本ファシリテーション協会)会員。ワールドカフェ、フューチャーセッション、アクションラーニングなどの対話の手法を学びながら、多様でインクルーシブな場づくりに取り組んでいます。京都で活動するJapanese Dialogue Style ‘MANABIAI’オーガナイザー兼ファシリテーター。現在は質問づくりを促進するQFTというメソッドに注目しています。今回は運営ボランティアに初めて挑戦いたします。ドキドキワクワク。Let’s make a big leap forward together!

オンラインでのコミュニティ創りに挑戦中!

tahara

運営:田原真人(反転授業の研究主宰、オンライン教育プロデューサー)

早稲田大学理工学研究科物理学及び応用物理学専攻博士課程中退後、物理の予備校講師に。河合塾などで10年以上教える。『微積で楽しく高校物理が分かる本』など著書10冊。2004年から物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げ、動画講義やMoodle、Web会議室を使ったオンライン教育に取り組む。オンラインでの反転授業、ワールドカフェ、ワークショップ、ダイアログなど、オンラインでの場創りに取り組んでいます。

2012年に「反転授業の研究」を立ち上げて以来、オンラインコミュニティの運営を通してファリシテーションとやコーチングの重要性を痛感しています。オンライン講座には、プロデューサーを担当しています。

運営ボランティアのみなさん

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座では、運営ボランティアがオンラインでの学び合いの文化を継承する役割を果たしてくれています。運営ボランティアが入ることで、「教える側」「教わる側」という固定化した枠組が崩れ、講座にダイナミズムが生まれています。

運営ボランティアの皆さんとの交流も、この講座の価値の1つだと思います。

青木芳恵

青木芳恵
青木芳恵です。普段は神戸六甲山にある探究型オルタナティヴスクール「ラーンネット・グローバルスクール」のナビゲータとして、子ども達が本来自ら持っている「学ぶ力」を引き出す場作りと授業を行っています。
たくさんの子ども達との関わりの中で、
「人は誰もが自分で成長する力を持っている」事を目の当たりにしてきました。
色んな場で、人が感じる小さな「あ」や「お」というスイッチを、言語非言語問わず形にしていくという学び方に心惹かれています。今回は、ファシリテーショングラフィッカーとして、運営ボランティアに初参加します。溢れる言葉と場を可視化していくグラフィックレコードが、参加される皆さんの小さな「あ」に繋がれば嬉しく思います。

ラーンネット・グローバルスクール
http://www.l-net.com

江藤由布(近大附属高・教諭)

江藤由布
私立高校英語教諭、一般社団法人オーガニックラーニング代表理事の江藤です。

わたしの授業はオリジナルのLEAFとREAPモデルに乗っ取っています。LEAFとは、教科書に依存しない、生教材、オールイングリッシュ、アクティブラーニング、反転学習の頭文字をとったものです。REAPとは、生徒の学びたい、人にいいことをしたいという根っこの想いにリーチし、オーセンティックで創造的な学びを引き起こすアプローチです。

授業は「教えない授業」ですので、高いファシリテーションスキルを要求されます。特に最近は生徒が自律的に学び出し、自分たちでプロジェクトを立ち上げて動き出すなど、自己組織化が始まり、求められるレベルがさらに上がって来ました。この講座では、みなさんと共に、ファシリテーションの種類や手法だけでなく、なぜファシリテーションが必要なのか、その半歩先には何があるのか、実現したい未来とは何なのか、など深い部分まで掘り下げていきたいです。みなさんにお会いするのを楽しみにしております。

一般社団法人オーガニックラーニング
http://www.organic-learning.net/

江藤由布 公式HP
http://yufuetou.wix.com/leaf

加藤久美子

加藤久美子

こんにちは。ボランティアスタッフの加藤久美子です。
ラーニングデザイナー、アドラー心理学親と子の勇気づけSMILE講師、マインドマッププラクティショナー、アルク児童英語講師。教育関係の会社を経営、LMSでの学習を構築しています。

この反転授業オンライン講座でID(インストラクションデザイン)講座を受講し、その後オンラインで学習を続け、ラーニングデザイナーの資格を取得しました。

今回は、2つの目的をもって受講の皆様をサポートしたいと思います。
1つは、オンライン学習に慣れて良さを知っていただくこと。
オンラインというと、人間味がないような思いを抱かれる方もいると思います。しかし、全く違います。受講仲間同士、以前から知っているようなとても良い関係が築けます。
ID講座の時、講師の先生を交えてチャットをしながら、同じく受講生でいらした田原さんとレポート提出の競争をしたこともありました。
今回もライブチャットがありますので、いろいろな意見を交換しましょう!!

もう1つは、ファシリテーションをもっと知っていただくことです。
ファシリテーションは、場の空気を良くします。そして、人が活き活きします。
15年ほど前に知ったものですが、もっと広まってよい技術だと思います。

さて、先日、福島先生の実際の講義を受けてきました。
宇宙の話でしたが、まるで「宇宙人」のようによくご存じでした。
感動した!! 面白かった!!

この面白さを、是非ご体験ください。

ギュンター知枝

ギュンター知枝

みなさん、はじめまして!

運営ボランティアのChie ことギュンター 知枝です。

私は徳島大学のドイツ語の非常勤講師で、パステル和( NAGOMI )アートのインストラクターでもあります。

いわゆる一般教養科目であるドイツ語を通じて、いかに学生が今後役に立つスキルを身につけてくれるか( その為に、最近はアクティブラーニングを取り入れています )

絵を描く人が、私のアイデアの影響を受け過ぎず、いかにのびのびとその人らしい絵が描けるか

これは、私のコーチングおよびファシリテーション能力にかかっていると思います。

そもそも私がコーチングやファシリテーションに興味をもつようになったのは2年ほど前にドイツ語教師としての行き当たりばったりな自分をスキルアップしたいと思ったことからです。

ドイツ語教員の養成研修講座を受講し始め、それと同時期に反転授業の研究Facebookグループに出会い、教育に関わるたくさんの方々とつながっていきました。

反転授業の研究Facebookグループの、月1回のオンライン勉強会に参加したり、オンラインでコンサルティングを受けたり、オンライン講座の運営ボランティアをしたりするうちに

私の中ではオンラインで勉強することが当たり前の選択肢となってきました。

徳島に住んでいる私にとって、東京や大阪で行われる勉強会に頻繁に参加するのは時間的にも金銭的にもなかなかきびしいのが現状です。

それが、オンラインなら家に居ながら参加することができ、仲間の顔を見ながら勉強することができるので親近感もわいて、結果として時間のある時に実際に会って交流することも。

試してみたことの結果を報告しあったり、おすすめの本の情報を交換しあったり、オンラインの学びがきっかけでできた仲間は、私の宝物です。

同業者だけでなく、似たような悩みや疑問をもつ幅広い分野の仲間が増え、その後も交流していける楽しさと心強さを、ぜひみなさんにも味わっていただきたいと思います。

みなさんの学びのお手伝いができるのをうれしく思います(^ ^)

角田愛(ハヤ イングリッシュアカデミー代表)

角田愛

本講座にて、運営ボランティアをさせていただきます、奈良県王寺の英会話スクール

ハヤ イングリッシュアカデミー代表のすみだあいです。

実は、名刺を渡すたびに、いつも同じ質問を受けます。
「なんでハヤ イングリッシュアカデミーなんですか?」

このネーミングをしたのは、「ハヤシ」でもなく、「ハヤオ」でもありません。「すみだ」です。
ハヤ = 88 = 早 = 速 = 流行(る)

縁起のいい末広がりの8
早(ハヤ)く上達する工夫が盛りだくさん
講師の話す英語が速(ハヤ)い
今、一番流行(ハヤ)りの英会話スクール

まさかっ、ダジャレだったの?!

“どこよりも早く上達できる英会話スクール”を作ろう♪
7年前、そんな想いを込めてちょっとダサいネーミングをしました。

生徒さんは4歳から78歳までの幅広い年齢層。
子どもたちにも、保護者の方にも、そして大人たちにも、古き良き都の奈良で英語の楽しさを最大限に利用して、みんなが仲良くなれることに真剣に取り組んでいます。

うちのホームページのブログは、少しでも読むだけで、こんな気持ちになってくれたらなぁと思って書いています。

「もうちょっと英語の練習、続けてみよう。」

「お〜こんな簡単な方法があるのか〜!試してみよう!」

「みんなが頑張ってるから、私も頑張ろう!」 などなど

↓ もしよかったら、こちらからどうぞ。
http://88-english.com/

そして、88(ハヤ)の8を横にすると、∞無限(infinity)。

どんな人にも、そしてどんな組織にも無限の可能性があると信じております。その可能性を引き出すためには、人間関係が一番大切なのは皆さんご存知だと思います。コミュニケーション力さえあれば、どんなことでも成し遂げられる。ファシリテーションとコーチングの両方を一度に学べるこのオンライン講座で学びの伴走をさせていただけること、めちゃくちゃワクワクしています。

それでは皆さまにお会いできること、楽しみにしております♪

坂本保代(株式会社マイクロブレイン)

坂本保代

みなさま、はじめまして。運営ボランティアの株式会社マイクロブレイン坂本保代です。教材作成ツールのイノベーション「白板ソフト」を作っています。

今回初のボランティアをさせて頂きます。学びの伴走者になりたいと思います。
ファシリテーターの存在を知ったのは、6年前だと思いますが、文科省主催の第2回リアル熟議 http://www.mext.go.jp/jukugi/real_jukugi_list.html に参加させていただいた時、
大勢の方に囲まれ、大変ドキドキしながら参加させていただいた中で、ファシリテーターの方がいらして、どんな役割なんだろう?司会者との違いは何?と、頭の隅で「ずーと」気になっていました。

当時のサイトの引用になりますが、「子どもたちを取り巻く変化を踏まえつつ、課題に立ち向かい、そして、より良い教育現場を創りだす知恵と実行力を生み出していくためには、教育現場に関わる様々な当事者の知恵と力を結集していくことが必要です。(中略)実際に集まり、より良い教育現場作りや教育政策等について議論する【リアル熟議】の取り組みが普及するように推進しています。」

ここで、ファシリテーターの重要な役割が分るのですが、それを身に着けるには簡単ではないと思います。是非、一緒に学べたらと思います。私にとって、ファシリテーションとは、7年前のリアル熟議の延長線なんです。問題解決が出来るようになるって、なんて素敵なんでしょう。

相手を尊重し、より良いコミュニケーションを取るための、技術をオンライン講座で自然に身につけましょう。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

永島宏子

永島宏子
キャリア教育コーディネータの永島宏子です。
実験が好きで化学科を卒業後、制御システムメーカーでプログラミング、テクニカルライティングの仕事をしていました。
双子の出産で退職し、子育てのなかで教育に関心を持ち、現在の仕事をすることになりました。
中学生や高校生がざまざまな大人に出会うことで、自分の将来を考えるきっかけを作っていけたらと思っています。
私自身、仕事の中からたくさんの刺激を受けながら、「自ら学ぶ」を実践中です。
AL反転授業で、小林先生、田原さんはじめ多くの方に出会い、これからの教育に可能性を感じました。。
今回はボランティアですが、受講生の皆さんと同じように不安と期待でいっぱいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

松本一見

松本一見
はじめまして。運営ボランティアの松本一見です。
私は現在、留学生に日本語を、日本人に言語学を教えています。
これまで私はいわゆる「日本語教授法」については学校などで学ぶ機会がありましたが、「ファシリテーション」については「見よう見まねでなんとか」やってきました。
しかしながら、「何をどう」したら上手く行くのか、「どんな時に」どんな仕掛け、声がけが必要なのかなど、足りないことはわかっていても、具体的にどう改善していけばいいのかなど、手探り状態から抜け出せていません。
今回の講座で受講者の皆さんと同じ視点で何らかの答えを見つけていきたいと思っています。4週間、どうぞよろしくお願いいたします。

山中貴美

山中貴美
みなさま、はじめまして。運営ボランティアの山中です。滋賀でオンライン英会話スクールを運営しています。

日々、仕事でも家庭でも悩みはつきません。昨年、ファシリテーション、という言葉を知って、これはもしかして悩みを解決してくれる救世主ではないか、と思い本を読んでみましたが、やはりなかなか自学自習では、質問があってもできず、うまく学べませんでした。

それが、この度、わたしの人生に革命的な変化をもたらしたオンライン講座で、ファシリテーションとさらにはコーチング講座が開かれると聞き、すぐに参加することに決めました。

日本中の学者者とつながることができ、質問し放題のオンライン講座と、ファシリテーション、コーチング講座とのコラボです。期待しないわけにはいきません。

みなさまと、学びを追求できるのが本当に楽しみです。
どんな出会いがあるでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
世界かきっと違って見えますよ。

ワークショップ形式で学ぶオンライン講座

この講座は、解説動画、Moodleでのフォーラムセッション、GotomeetingやZoomなどのWeb会議システムによるリアルタイムセッションを組み合わせて、4週間のオンライン・ワークショップ形式で行います。

【対象】

ファシリテーションとコーチングに関心があり、コミュニケーションスキルを改善したいと考えているすべての方

※アクティブラーニング型授業の定義については、このページの最初をご覧ください。

【受講前に準備していただきたいもの】

(1)Webカメラとマイク付の端末

リアルタイムセッションでは、各自がビデオチャットで参加しますので、Webカメラとマイクがついたパソコン、または、タブレット端末をご用意ください。

※Webカメラがなくても講座に参加可能ですが、ご用意いただいたほうが、より参加度が高まり、楽しめると思います。

(2)パソコン

インターネットに接続可能なパソコンをご用意ください。Moodleのフォーラムセッションに課題を提出していただくのに必要となります。

(3)テキスト

どんぐり教員セミナーの動画を教材として使用します。

【事前学習】

次の動画を視聴しておく。

どんぐり教員セミナー034″FCの存在意義と基本事項(ファシリテーション・コーチング基礎2)”

どんぐり教員セミナー035″傾聴とは(ファシリテーション・コーチング基礎3)”

【講座の進め方】

11/17,18 GoToMeetingとzoomの接続テスト

11/19 オープニングセッション&自己紹介

【講座の到達スキル目標】

★1 授業運営に関して(必須レベル)
・生徒(児童・学生)への問いかけや呼びかけの言葉やイメージがつかめるた。
・生徒のグループ学習の進行に自信が持て、運営に安定感がでるようになった。
・生徒とコミュニケーションや心の交流が以前より持てるようになった。

★2 職場における雰囲気や合意に関して(必須レベル)
・上司との意見調整や同僚との会議にファシリテーションをある程度導入することができた。特に自分が会議の進行役(ファシリテーター)を実際につとめたり、アジェンダ提案、会議のレコーディング・まとめなどをするようになった。
・コーチングによる関わりがある程度できるようになり、人の可能性を発見し高めることができた。

★3 その他のスキル(プラスアルファ)
・意見対立したときにも、双方の満足があるような第3案を促したり、合意形成に至る回数が増えた。
・オンライン上のコミュニケーションをスムーズに行うことができた。

当講座では、ファシリテーションやコミュニケーションスキルに関する基本的なレクチャーおよび演習をオンラインで行います。

1.相手(会議など複数の場合は参加者)の声に耳を傾ける傾聴する
2.相手を承認する
3.意見やアイデアを発散させたり収束させる
4.質問を考える、適切なタイミングで質問を投げかける

実際にはこうした概念についてのレクチャーを予め動画で理解し、理解を深めるためのディスカッションや質疑応答、講師や参加者の経験を共有し互いに学んでいく方法を取ります。予習時間は、最大30分程度です。

全部で5回で構成されています。おおよその構成は以下を予定しています。

第1回 ファシリテーション・コーチングの基本スキルについて

まずは、オンラインツールを使った学び方に慣れるところから始めます。オンラインで初めて学ぶ方、経験者の方も含めてのオリエンテーション、ファシリテーションやコーチングの基礎技術を学びます。また参加者同士を互いに知る交流の場面を設けます。

第2回 ボードミーティングでファシリテーションを体験しよう

「傾聴」「観察」「承認」などの基本スキルをおさらいし、実際にボードミーティングを通して体験的にファシリテーションを学んでいきます。

第3回 ボードミーティングを改良しよう。

関係がこじれている場合や、少しハードな場面でも納得いく結論を参加者が導けるような、より高度なファシリテーションスキルについて、シナリオを使ったミーティング体験をしたり、質疑応答を通して学びます。

第4回 コーチとしてまわりをサポートしてみよう

人は問われると考えます。そして動き出します。
逆に響かない問いでは動きませんし、防衛・逃げを起こします。
変革をドライブする問いとは何でしょうか? どうやってつくり、どのタイミングで使うのでしょうか? 実際のコーチング場面を想定してコーチングについて学びます。

第5回 コーチングスキルを磨こう&エンディング

学んだコーチングスキルを活かして、現場を活気づけるコーチングについてさらに演習していきます。場面を想定してグループでコーチング演習します。また効果的な振り返り(リフレクション)方法についても学びます。

Q&A

Q リアルタイムセッションに参加できない日があるのですが大丈夫ですか?

A リアルタイムセッションは、翌日以降、録画動画が見れるようになりますので、そちらで確認していただくことができます。

Q パソコンが苦手ですが、サポートはしてくれますか?

A 運営がテクニカルサポートを担当します。Moodleの使い方や、GoToMeetingやzoomの使い方については、動画マニュアルを配布しますので、それに従って操作してください。操作方法が分からないときは、いつでも相談してください。接続トラブルについても対応します。ソフトの使い方については、担当者がサポートします。

Q 教師ではないのですが、申し込むことはできますか?

A 様々な場面でのコミュニケーションスキルを改善するための講座ですので、受講対象は教師に限定していません。

Qリアルタイムセッションには、iPadから参加できますか?

A GoToMeetingやZoomは、iPadから参加可能です。あらかじめアプリをダウンロードしておく必要があります。詳しくは、こちらをご覧ください。

受講者へのプレゼント

toku1 ハードな場面で合意形成するファシリテーション虎の巻PDF


すんなりいかない手ごわい会議の場をハンドルし、支援するためのファシリテーションのマル秘のテクニックを特別に公開します。講師が行ってきた合意形成ワークショップや最新の合意形成に関する知見を凝縮してあります。

toku2 オンラインワークショップ運営の手引き


ビデオチャットとLMSを連携させて、オンラインで勉強会やワークショップをやっている田原真人が、運営のノウハウを資料にまとめてプレゼントいたしま す。様々なツールを実際に試した結果、分かったことや、リアルのワークショップとは違ったオンラインの難しさを解消するコツなど、あなたの活動を広げるの に役立つノウハウです。

お申込み

講座名:ファシリテーション&コーチング講座~明日から役立つコミュニケーションスキル~

申し込み締め切り:2015年11月17日(火)

定員:28名 (定員に達し次第、締め切ります)

開講期間:11月19日(木)~12月17日(木)

※4週間の講座期間中にGoToMeetingによるリアルタイムセッションを5回行います。

リアルタイムセッションの日程:

11/19(木) 21:30-23:00 第1回 ファシリテーション・コーチングの基本スキルについて

11/26(木) 21:30-23:00 第2回 ボードミーティングでファシリテーションを体験しよう

12/3(木) 21:30-23:00 第3回 ボードミーティングを改良しよう。

12/10(木) 21:30-23:00 第4回 コーチとしてまわりをサポートしてみよう

12/17(木) 21:30-23:00 第5回 コーチングスキルを磨こう&エンディング

この他に雑談ルームを4回開催します。

受講料:32,400円(税込)

※満員御礼 : お申し込みを締め切りました。

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反転授業が創る未来を語ろう!オンラインワールドカフェ(9/24)

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「反転授業の研究」の田原真人です。

みなさんは、ワールドカフェってご存知ですか?

僕が、ワールドカフェに出会ったのは、2年前のことです。

オンラインコミュニティの中に集合知を発生させる方法を探していたときに、香取一昭さん著の『ワールドカフェをやろう!』という本に出会い、自分が求めていたものはこれだと思いました。

そして、エイミー・レンゾーさんのワールドカフェホスティングの講座を受講し、理論的背景を学びました。

リラックスした空間の中で繰り広げられる「カフェ的な会話」は、創造性に満ちています。そこに「パワフルな問い」を投げかけ、文脈という土手を作っていくことで、力強い流れを生み出していくことが可能になります。各自の頭に浮かんだことをテーブルクロスに描いていき、最後にそれをシェアすることで、様々な気づきや、意味のつながりを得ることができます。

ワールドカフェは、集合知にアクセスできる優れた方法なのです。

オンラインワールドカフェ

「反転授業の研究」は、オンラインコミュニティです。

メンバーは、国内外に散らばっており、実際に集まることができる機会は限られています。

そこで、オンラインでワールドカフェをやる方法を探し、何度か実験的な開催を行っていました。

WizIQやGoToMeetingなどのWeb会議システムや、Moodleと呼ばれるLMSを使ったオンラインイベント、オンラインワークショップを何度も行う中で、オンラインでワールドカフェをどのように実現できるのかが見えてきました。

さらに、実際にオンラインワールドカフェを実践しているエイミー・レンゾーさんから運営方法についてのヒントをいただき、オンラインでの開催のイメージが固まりました。

10月25日にワールドカフェ20周年記念イベントが日本で開催されることになり、僕にワールドカフェへの道を開いてくれた香取一昭さんが実行委員長、ワールドカフェホスティングを教えてくれたエイミー・レンゾーさんがゲストファシリテーターとして来日するということで、ずっとやりたかったオンラインワールドカフェの開催を決め、Impact Cafeにエントリーすることにしました。

今回、開催するMoodleとWizIQとを組み合わせたオンラインワールドカフェは、世界初の試みになると思います。

反転授業が創る未来を語ろう

今、教育界では、反転授業やアクティブラーニングが大きな話題になっています。

社会の構造変化に伴い、教育にも大きな変化が生まれています。

その中で、一番大事なのは、僕たちがどんな未来を創りたいのか。そのために教育はどのような役割を果たせるのかということを、自分自身の根っこの想いから語っていき、お互いに耳を傾け、行動していくことではないでしょうか。

オンラインルームに集まり、ホワイトボードに好きなことを書きこみながら、自分の根っこの想いや、教育の持つ可能性、僕たちが作りたい未来について語り合いませんか?

ワールドカフェやオンラインイベントが初めての方も大丈夫です。

はじめての人が安心して参加できるための工夫をいっぱいしています。

教師以外の方も、ぜひ、参加して下さい。あなたの視点を必要としています。

自由なカフェ的空間の中で、参加者の皆さんの想いが溢れて、それがつながったときに、素敵な未来が見えてくるはずです。

進め方

フォーラムセッション(9/21-23 Moodle上で行います)

ラウンド1

問い:あなたの人生の中で心に残っている「アクティブに学んだ経験」を教えてください。

→ Moodleのラウンド1の自分の名前が書いてあるテーブルの返信で投稿してください。

→ 同じテーブル内のメンバーの投稿にコメントしてください。

→ 他のテーブルのメンバーの投稿にコメントしてもOKです。

 

ビデオチャットセッション(9/24 20:00-23:00 WizIQで行います)

9月24日 21:00になりましたら、WizIQに入室していただきます。


※セッションの開始は、21:30からです。

21:30-21:45 ファシリテーターの挨拶&説明

21:45-22:10 ラウンド2

問い:アクティブに学んだ結果、自分で考えて行動する人が社会に溢れる10年後、社会はどのように変化しているでしょうか?

→ ファシリテーターが、みなさんをテーブルに振り分けます。

→ テーブルマスターは、メンバーのカメラ・マイク・ペンをアクティブにしてください。

→ 最初に簡単に自己紹介してください。

→ 問いについて会話してください。

→ きづいたことは、ホワイトボードかチャットに書き留めてください。

→ 22:05になったら、テーブルマスターはMoodleに(1)ホワイトボードのスクリーンショット (2)チャットログ をアップロードしてください。

→ メンバーは、Moodleのラウンド2のところに、気づきを2-3行で書いて下さい。

22:15-22:40 ラウンド3

問い:自分自身がアクティブに学ぶことによって、周りにアクティブな学びを促してきたあなたの人生は、10年後、どの様に輝いていますか?

→ ファシリテーターが、みなさんを、別のテーブルに振り分けます。

→ テーブルマスターは、メンバーのカメラ・マイク・ペンをアクティブにしてください。

→ 最初に簡単に自己紹介してください。

→ ラウンド2で話したことについて、テーブルマスターが簡単に説明してください。

→ 各テーブルで話したことの中で、印象に残ったことを最初に話してください。

→ 問いについて会話してください。

→ きづいたことは、ホワイトボードかチャットに書き留めてください。

→ 22:35になったら、テーブルマスターはMoodleに(1)ホワイトボードのスクリーンショット (2)チャットログ をアップロードしてください。

→ メンバーは、Moodleのラウンド3のところに、気づきを2-3行で書いて下さい。

22:45-23:00 ハーベスト

→ 全員、WizIQのメインルームに集まります。

→ Moodleの他のテーブルを見渡してください。

自分の創りたい未来のために、どのような行動をしたいですか?Moodleの「ハーベスト」のところに書き込んでください。

→ 同じテーブルの人にコメントしてください。(翌日でもOK)

→ 他のテーブルの人にコメントしてもOK。(翌日でもOK)

日時 9月24日(木) 21:30-23:00  (21:00 open)

※事前に接続テストの日を設けます。

申し込み締め切り 9月20日(日)

参加費 無料

参加資格 このテーマに興味を持っているすべての方

用意するもの PC、または、タブレット端末(iPadなど)

※PCの場合は、ヘッドセットとWebカメラをご用意ください。PCの内蔵マイクを使用するときは、ハウリング防止のためにイヤフォンをご用意ください。

定員 30名

参加方法 お申込みいただいた方へ、メールでお知らせします。

お申込みはこちら

実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜

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こんにちは。Facebookグループ「反転授業の研究」を主宰しています田原真人(たはらまさと)です。

「反転授業の研究」は、定期的にワークショップ型のオンライン講座を実施しています。

2015年9月は、7回目となるオンライン講座「実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜」を実施します。

産能大学教授の小林昭文さんを講師に迎え、小林さんの著書『アクティブラーニング入門』をテキストに用い、5週間(途中に1週間の休み)でアクティブラーニングの実践を磨いていきます。

※テキスト『アクティブラーニング入門』

この講座の特徴は、受講者が主体的に学び、自分の実践を振り返り、気づきを深めていくところにあります。

講師や、共に学ぶ他の受講生や、運営チームの存在も気づきを深めるための助けとなります。

つまり、アクティブラーニング型授業実践を、アクティブラーニング型の講座で学ぶということなのです。

ですので、講座を学習者として受講する経験から得られる気づきも、授業者としてアクティブラーニング型授業に取り組むときに役立つはずです。

講師の小林昭文さんをはじめ、運営チーム9人の多くがアクティブラーニング型授業の実践者であり、新しい教育を創り出していこうという志を持っています。運営チームと受講者とが一体となった学び合いの場で、お互いに交流しながら、共に成長して行けたらと思っています。

 

あなたもアクティブラーニング型授業をやっているかもしれない

この講座は、「アクティブラーニング型授業(AL型授業)を実践している人」を対象にしています。

このように言うと、「自分は、アクティブラーニング型授業をやっていない」から対象外だと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、少しお待ちください。

私たちはアクティブラーニング型授業の範囲を広く捉えています。多くの方は、自分では意識せずに、私たちの考えるアクティブラーニング型授業を実践しています。

まず、アクティブラーニングとは何でしょうか?

小林さんは、溝上慎一氏の次の定義を採用しています。

アクティブラーニングの定義

一方的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う。(溝上慎一2014)

そして、この講座では、学習者にアクティブラーニングが起こることを含むすべての授業形式を、アクティブラーニング型授業(AL型授業)だと捉えます。

AL型授業の定義

学習者にアクティブラーニングが起こることを含むすべての授業形式。

この定義には、特定の構成、構造、スキルなどは含まれていないことに注意してください。グループワークをやっていないとアクティブラーニングではないなどの縛りはないのです。

小林さんは、「100%ワンウェイでないならAL型授業と言える」とも言っています。

多くの教師は、授業の中に少しはアクティブラーニングの要素を入れているのではないでしょうか?

もし、あなたが教師なら、自分の授業の中にアクティブラーニングの要素が入っていないのか考えてみてください。

もし入っているのであれば、あなたの授業はAL型授業と呼べるものであり、この講座を通して、一緒にアクティブラーニングが起こる時間を増やす工夫や、より深い学習が起こる仕組みや仕掛け、生徒への働きかけ方を一緒に工夫していくことができます。

 

コルブの経験学習サイクルを回しながら学んでいく

知識を一方向的に伝えていくのではなく、学習者に主体的に学ばせようとするときに核になるのが、コルブの経験学習モデルです。

コルブ(Kolb)の経験学習モデル

①具体的な経験(体験する)

②内省的な観察(振り返る)

③抽象的な概念化(気づく)

④能動的な試み(行動計画を作る) → ①へ戻る

この講座では、まず、『アクティブラーニング入門』の指定箇所を読み、各自が自分の実践を振り返って、気づいたことをMoodleに投稿します。

この後、2つの方法でさらに気づきを深めていきます。

1つ目はリアルタイムセッションを通してです。リアルタイムセッションでは、アクションラーニング(質問会議)のコーチ資格を持つ小林さんが司会者となり、アクションラーニングの手法を応用して受講者同士で質問したり、解答したりしながら気づきを深めていきます。

2つ目は相互フィードバックを通してです。リアルタイムセッションの後、リフレクションカードに記入し、Moodleで共有します。それらに対してチーム内でお互いにフィードバックを送り合うことで、さらに気づきを深めていきます。

その後、行動計画を作り、各自の実践の改善へと繋げていきます。

AL型授業実践をコルブの経験学習サイクルを回しながら改善していくのと同時に、自らのAL型授業実践についての学びがどのようにして進んでいくのかをメタ認知することで、次のことも同時に学ぶことができます。

  • コルブの経験学習のサイクルが効果的に回るための場の創り方
  • チーム学習が効果的に進むための質問スキル

「学ぶ内容(AL型授業実践)」と、「学び方(コルブの経験学習サイクルを回す)」を同時に学ぶことができる講座だと思っていただけるとよいと思います。

学ぶ教師を支える「新しい学習会」

生徒の主体的な学習を促すのは、教師の権威ではなく、主体的に学んでいる教師の背中です。

「主体的に学べ」と生徒に言っても生徒は動きません。

教師自らが主体的に学んでいる様子を見せることにより、それをロールモデルとして生徒は主体的に学び始めるのです。

しかし、一人でアクティブラーニング型授業について学んでいくのは、簡単なことではありません。

そこで、アクティブラーニング型授業実践を支える仲間の存在が重要になってきます。

このオンライン講座は、アクティブラーニングの実践を磨く「新しい学習会」のフレームにもなっています。

この講座を通して、「学び方(コルブの経験学習サイクルを回す)」を身につけると、同じやり方で、あなたの周りの実践者を巻き込んで「新しい学習会」を開くことができるようになります。

身近なところに共に学ぶ仲間がいないのであれば、オンラインで「新しい学習会」を開くこともできます。オンラインで「新しい学習会」をやる方法についても、この講座での体験を通して理解することができるでしょう。

学習会の運営方法についても、この講座でつながった学びの友が支えてくれるはずです。

 

全国の実践者と繋がることができる

この講座を運営しているのは、Facebookグループ「反転授業の研究」のメンバーです。このグループは、3300人以上からなり、国内、国外の教育に関心のある様々な人たちが参加し、毎日、活発なやり取りをしています。

運営チームのメンバーは、「反転授業の研究」で中心的な役割を担っており、運営チームのメンバーを通して、全国のアクティブラーニングや反転授業の実践者と繋がっていくことができます。

講座開講中に、受講者と運営チームが、お互いに十分に交流できる機会を持ちます。

その結果、これまでの講座では、講座が終了後も、オンラインで繋がって継続して学び合えるような関係性が生まれています。

 

これまでになかった新しいオンラインの学び方

オンライン講座というと、動画などを見てひとりで学ぶイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座は、学習者中心の考え方に基づき、様々な工夫をしており、過去4回の講座では、脱落者が10%以下(そのうち2回は脱落者ゼロ)を達成しています。

その秘密は、ビデオ会議室を使った独自の講座運営方法にあり、オンラインであっても、非常にコミットメントが高まる仕組みになっています。

講座は、Moodleと呼ばれるプラットフォーム内に作られたフォーラムでの非同期の学び合いと、ビデオ会議室を使ったリアルタイムセッションから構成されます。

ビデオ会議室を用いたリアルタイムセッションは、講座開催中の火曜日に行われ、アクションラーニングの手法を応用し、気づきを深めていきます。

リアルタイムセッションの様子 ※写真は「AL型授業実践者のためのスキルアップ講座」のときのものです。

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その後、リフレクションカードを書き、Moodleへアップし、他の受講者のリフレクションを読む、ことによって更に「振り返り→気づき」を深めていきます。

Moodle内では、受講者と運営ボランティアの5-6名の混成グループをいくつか作り、グループ内でお互いにフィードバックを送り合います。他のグループにコメントしてもOKです。

Moodle内のグループは、毎週メンバーをチェンジするワールドカフェ形式で行います。

 

その他に、週に1度、オンラインの雑談部屋を開きます。まじめなリアルタイムセッションとは違って、飲み物を用意して、リラックスした気分で参加する雑談部屋では、笑い声が溢れ、本音トークが飛び交います。授業実践に取り組む中で生まれる悩みを雑談部屋でシェアすることで、意外な解決策が見つかることもあります。

雑談部屋があることで、運営チーム、参加者同士の交流が深まっているようです。

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※写真は「ファシリテーションスキル入門」のときのものです。

様々な運営上の工夫を重ね、「反転授業の研究」が主催するオンライン講座は、オンライン講座としては他に例を見ないほど脱落者が非常に少ない講座となってきています。

それは、オンラインであっても、「会っている」「参加している」という実感を感じることができるからかもしれません。

その結果、これまでの講座では、講座終了後も受講者同士の関係性が継続し、多くのコラボレーションや、オンラインの学習コミュニティが生まれています。また、また、オンライン講座の受講者として参加した方が、講師、運営、運営ボランティアになっていくという循環も生まれています。

まとめ

  • 「AL型授業実践」のスキルをチームで磨くことができる
  • コルブの経験学習サイクルを回して、振り返りと気づきを積み重ねていく学び方を学ぶことができる。
  • アクションラーニングの手法を体験することができ、質問スキルを高めることができる。
  • 『アクティブラーニング入門』をテキストに用いた「新しい学習会」を実施する方法を学べる。
  • オンラインでの新しい学び方を体験できる。
  • AL型授業実践を継続して学び合える学びの友を作ることができる。

 

講師紹介

アクティブラーニングの伝道師

kobayashi

講師:小林昭文(産業能率大学教授)

(プロフィール)1952/8/18 生(62歳)、埼玉大学理工学部物理学科卒業、空手修業を経て 35 歳から埼玉県公立高校教諭。県立和光高校→県立浦和東高校→県立岩槻高校→県立越ケ谷高校(2013/3 月定年退職)。

現在は、産業能率大学経営学部教授、河合塾教育研究開発機構研究員、日本教育大学院非常勤講師(アクティブラーニング特論担当)、河合塾コスモ名古屋講師(物理基礎担当)。

埼玉県立教育センター主催の研修会でカウンセラー養成講座初級中級上級終了。上智大学カウン
セリング研究所カウンセリング研修基礎上級終了。 日本アクションラーニング協会認定 AL シニアコーチ。

教諭時代に埼玉県教育委員会主催研修会や県内外の教育委員会・各高校主催の講師を 15 年間で約 100 回務めた。(テーマは、カウンセリング、生徒指導、キャリア教育)

定年退職後の 1 年間に全国で約 70 回の講師を務めた。(テーマは「アクティブラーニング型授業」) (山形県、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、鳥取県、広島 県、福岡県、長崎県、沖縄県) その後は年間100回のペース。

著書:
「アクティブラーニング入門」(小林昭文著/産業能率大学出版部)
「担任ができるコミュニケーション教育(単著/本の森出版)」、
「記述式心の処方せん(共著/二見書房)」など。
「アクティブラーニングが授業を変える(日本教育新聞 2014/3月~2015年2月)」を連載中。

反転授業を実践!

坂本保代

運営:松嶋渉(山口県立萩商工高等学校 情報デザイン科長)

山口県の公立高校で教員をしています。教科は商業で主に情報系(プログラミングやWebデザイン)の授業を担当しています。

AL型授業を始めて4年目になりますが、最初はアクティブラーニングという言葉を知りませんでした。アウトプットの重要性を感じて「生徒が話し合う中で授業の内容が身に着くものにしよう」と考えて始めたのがきっかけです。
その取り組みの詳細については昨年実教出版の小冊子に寄稿したものや以前にブログに書いたものがありますので、関心のある方はご覧ください。

ICTを利用した反転授業「ビジネス基礎」→ http://www.jikkyo.co.jp/download/detail/69/9992656674

ブログ「授業の在り方について。反転授業やアクティブラーニングなどの取組をどのように取り入れるべきか」
http://watarumatsu.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

最近は、アクティブラーニングが単なる授業の形式ではなく、生徒の頭の中が「アクティブにラーニングしている」授業であるように工夫していきたいと思って います。ジグソー法やLTDなどの構造化されたフレームワークを使いつつ、現場の生徒にカスタマイズした授業を行っていくことが大切だと考えています。

今回は運営として参加いたします。受講生の皆さんの助けになれるように取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインでの学習コミュニティ創りに挑戦中!

tahara

運営:田原真人(反転授業の研究主宰、オンライン教育プロデューサー)

早稲田大学理工学研究科物理学及び応用物理学専攻博士課程中退後、物理の予備校講師に。河合塾などで10年以上教える。『微積で楽しく高校物理が分かる本』など著書10冊。2004年から物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げ、動画講義やMoodle、Web会議室を使ったオンライン教育に取り組む。オンラインでの反転授業、ワールドカフェ、ワークショップ、ダイアログなど、オンラインでの場創りに取り組んでいます。

2013年に小林昭文さんのアクティブラーニング実践に出会い衝撃を受けました。それ以来、アクティブラーニングに取り組んでいます。運営と全般的なテクニカルサポートを担当していますので、ご不明な点があれば、田原までお問い合わせください。

運営ボランティアのみなさん

「反転授業の研究」が主催するオンライン講座では、運営ボランティアがオンラインでの学び合いの文化を継承する役割を果たしてくれています。運営ボランティアが入ることで、「教える側」「教わる側」という固定化した枠組が崩れ、講座にダイナミズムが生まれています。

運営ボランティアの皆さんとの交流も、この講座の価値の1つだと思います。

江藤由布(近大附属高・教諭)

江藤由布

LEAFモデルで英語教育を変える、江藤由布です。LEAFとは、教科書に依存しない、生教材、オールイングリッシュ、アクティブラーニング、反転学習の頭文字をとったものです。そもそも、オールイングリッシュで授業をするということは、一斉講義では間が持ちませんので、自然にAL型になります。また、この授業形態をぐるぐると螺旋のように繰り返すことで、自律的に学ぶ生徒が育ち、生徒主体のAL型の新しい授業形態が生まれることもあります。今回は、ボランティアスタッフとして関わっていますが、体験的に学んで来た事を、体系立てて学べるということで、ワクワクしています。みなさんとお会いするのを楽しみにしています。Let’s learn together!

LEAFモデルで英語教育を変える

遠藤良仁(岩手県立大学・講師)

遠藤良仁

看護大学で教員をしております遠藤良仁(えんどうよしひと)と申します。看護師の基礎教育や免許取得後の継続的な教育に関わりながら、より効果的、効率的なあり方や方法に興味があります。模擬的に臨床場面を再現して学ぶシミュレーショントレーニングからインストラクショナルデザイン、そして反転授業へとたどり着きました。現代そして未来の看護職の生活や状況に合った学習支援の方法を模索しています。前回参加した動画講義ワークショップに続いて、今回もAL講座にボランティアとして参加し、画面の奥にはともに学ぶ仲間がいる安心感や励ましを感じていただけるように感想を書いたり共感したり自分なりにできることを行おうと思います。よろしくお願いします。

倉本龍(立命館守山中学校・高等学校・教諭)

倉本龍
滋賀県の立命館守山中学校・高等学校で理科を担当している倉本龍です。
アクティブラーニングは3〜4年前から、試行錯誤しながら色々な形で実施しています。
現在はiPadを用いたアクティブラーニングやアダプティブラーニングを試行中です。
運営ボランティアの立場ですが一番楽しむことでみなさんと一緒に磨き合い、スキルアップできればと考えています。
よろしくお願いします。

角田愛(ハヤ イングリッシュアカデミー代表)

角田愛

奈良県王寺の英会話スクール
ハヤ イングリッシュアカデミー代表のすみだあいです。

名刺を渡すたびに、質問を受けます。
「なんでハヤ イングリッシュアカデミーなんですか?」

このネーミングをしたのは、「ハヤシ」でもなく、「ハヤオ」でもありません。「すみだ」です。
ハヤ = 88 = 早 = 速 = 流行(る)

末広がりの8
早く上達する工夫が盛りだくさん
講師の話す英語が速い
今、一番流行りの英会話スクール

まさかっ、ダジャレの領域?!

“どこよりも早く上達できる英会話スクール”を作ろう♪
7年前、そんな想いを込めてちょっとダサいネーミングをしました。

これからも生徒さんたちがより早く上達できるために、反転授業用の動画を活用し、授業中にしかできない、人と一緒にしか共有できない時間を大切にしております。その際に必要なアクティブラーニング力をつけるために試行錯誤しながら、経験を増やしていっています。生徒さんたちをもっともっとアクティブにするために、ゲームやアクティビティを用いるなど、手段を選びません。

生徒さんは4歳から78歳までの幅広い年齢層のため、
子どもたちにも、保護者の方にも、そして大人たちにも、アクティブラーニングの良さを広めてゆきます。

ご参考:http://88-english.com/

福田美誉

福田美誉

平素、大阪梅田の教育サービス会社で、大学、社会人向けの教材や学習デザインの企画、研究開発を行っております。
特に、情報教育、キャリア教育の分野に取り組んでいます。
日々、教育や産業の未来がどうなっていくのか、その中で自分にできることは何かを考え、行動しております。

アクティブラーニングおよびそれをとりいれた授業は、今後もっと取り組んでいきたいと思う分野です。
理論以上に、現場での実践経験や改善活動が重要と感じてます。
教育に携わる者として、自ら学ぶ姿勢や意欲を持ち、周りに積極的に働きかける人材を育成し、私自身成長する、そんな講座を今後開きたいです。

前回のオンライン講座「動画作成にチャレンジ!」では講師を務めさせていただきました。
今回、運営ボランティアとして初めて参加させていただくことになりました。
学習環境の構築、リアルタイムセッションや雑談ルームのファシリテート、受講生・スタッフのみなさまとのコミュニケーション、そしてアクティブラーニングに関する実践方法など、いろんな学びが得られると期待しております。
そして、学びだけでなく、新しい出会いも楽しみです。

溝上広樹(県立高校・教諭)

溝上広樹
熊本県の高校で生物を教えています溝上広樹です。アクティブラーニング型授業に取り組み、地元で有志によるAL学習会を立ち上げています。今ではオンラインも活用して地域を越えた学び合いを行っています。

1年前に「AL型授業実践者のためのスキルアップ講座」に参加しました。当時の仲間とは現在でも学び合いが継続し、授業だけでなく考え方や生き方も変えるきっかけとなる貴重な経験が出来ました。

今回は運営ボランティアとして、よりよい学びの場づくりに貢献できるよう、微力ながら積極的な参加と運営協力を行っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。本講座での新しい出会いを楽しみにしています。

ブログ:『チームで学ぶ!高校生物』 http://albio.hateblo.jp/

ワークショップ形式で学ぶオンライン講座

この講座は、解説動画、Moodleでのフォーラムセッション、Gotomeetingによるリアルタイムセッションを組み合わせて、5週間(途中に1週間の休みあり)のオンライン・ワークショップ形式で行います。

【対象】

アクティブラーニング型授業の実践者

※アクティブラーニング型授業の定義については、このページの最初をご覧ください。

【受講前に準備していただきたいもの】

(1)Webカメラとマイク付の端末

リアルタイムセッションでは、各自がビデオチャットで参加しますので、Webカメラとマイクがついたパソコン、または、タブレット端末をご用意ください。

※Webカメラがなくても講座に参加可能ですが、ご用意いただいたほうが、より参加度が高まり、楽しめると思います。

(2)パソコン

インターネットに接続可能なパソコンをご用意ください。Moodleのフォーラムセッションに課題を提出していただくのに必要となります。

(3)テキスト

『アクティブラーニング入門』(小林昭文著/産業能率大学出版部)

※各自でご購入ください。

【事前学習】

『アクティブラーニング入門』(小林昭文著/産業能率大学出版部)の第1章から第3章までを読んでおく。

【講座の進め方】

8/30,31 GoToMeeting接続テスト

9/1(火) オープニングセッション&自己紹介

【第1週】アクティブラーニング型授業の始め方 (第4章01-05)  9/1-7
  • AL型授業入門講座
  • コルブの経験学習モデル
  • 安心安全の場つくりの重要性
  • 授業の目的を設定する
  • コンセンサスゲームで仲間づくり

9/8(火)第1週振り返りセッション

【第2週】アクティブラーニング型授業の実際(1) (第5章01-05) 9/8-15
  • 生徒を迎える
  • 態度目標(ルール)と内容目標の設定
  • 時間節約の方法~プリント配布の仕方
  • 最初の15分間の説明で気をつけていること

9/15(火)第2週振り返りセッション

【第3週】アクティブラーニング型授業の実際(2) 9/16-28
  • 問題演習の際の練習問題の作り方
  • 問題練習時のグループへの介入方法
  • 振り返り
  • 確認テストの構造

9/29(火)第3週振り返りセッション ※連休のため9/21(火)はリアルタイムセッションはお休みです

【第4週】アクティブラーニング型授業の実際(3) 9/30-10/6
  • グループワークについて①放任型の問題点
  • グループワークについて②干渉型の問題点
  • グループワークについて③「質問による介入」の効果
  • グループワークについて④定説はまだない?

10/6(火)第4週振り返りセッション&エンディング

この講座を受講すると

  • アクティブラーニング型授業の質を高めることができる。
  • 「振り返り→気づく」力をつけることができる。
  • 『アクティブラーニング入門』をテキストに用いた「新しい学習会」を実施する方法を学べる。
  • オンラインでの学び合いを体験することができます。
  • アクティブラーニングについて相談し合える仲間を作ることができる。

Q&A

Q GoToMeetingのリアルタイムセッションに参加できない日があるのですが大丈夫ですか?

A リアルタイムセッションは、翌日以降、録画動画が見れるようになりますので、そちらで確認していただくことができます。

Q パソコンが苦手ですが、サポートはしてくれますか?

A 運営の田原がテクニカルサポートを担当します。Moodleの使い方や、GoToMeetingの使い方については、動画マニュアルを配布しますので、それに従って操作してください。操作方法が分からないときは、いつでも相談してください。接続トラブルについても対応します。ソフトの使い方については、担当者がサポートします。

Q アクティブラーニング型授業をやったことはないのですが、申し込むことはできますか?

A この講座は、アクティブラーニングを実践している方が対象になります。アクティブラーニング型授業の定義についてはこのページの最初をご覧ください。

Qリアルタイムセッションには、iPadから参加できますか?

A GoToMeetingは、iPadから参加可能です。あらかじめアプリをダウンロードしておく必要があります。詳しくは、こちらをご覧ください。

受講者へのプレゼント

toku1 オンラインワークショップ運営の手引き


ビデオチャットとLMSを連携させて、オンラインで勉強会やワークショップをやっている田原真人が、運営のノウハウを資料にまとめてプレゼントいたしま す。様々なツールを実際に試した結果、分かったことや、リアルのワークショップとは違ったオンラインの難しさを解消するコツなど、あなたの活動を広げるの に役立つノウハウです。

お申込み

講座名:実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜

申し込み締め切り:2015年8月30日(日)

定員:30名 (定員に達し次第、締め切ります)

開講期間:9月1日~10月6日

※5週間の講座期間中にGoToMeetingによるリアルタイムセッションを5回行います。

リアルタイムセッションの日程:

9/1(火) 21:30-23:00 オープニング&自己紹介

9/8(火) 21:30-23:00 第1週振り返り

9/15(火) 21:30-23:00 第2週振り返り

※9/22(火)は、連休のためお休み

9/29(火) 21:30-23:00 第3週振り返り

10/6(火) 21:30-23:00 第4週振り返り&エンディング

この他に雑談ルームを4回開催します。

受講料:30,240円(税込)

 

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「オンライン教室の開き方」の無料オンライン説明会

みなさん、こんにちは。

オンライン教育プロデューサーの田原真人です。

今日は、無料のWebセミナーについてのお知らせです。

僕がオンラインで教える仕事をするようになってから10年が過ぎました。

今までどんなオンライン教育に対する取り組みをしてきたのか。

なぜ、このような無料イベントをやろうと思ったのか。

順を追って説明させてください。

 

僕が10年間オンライン教育をやって気づいたこと

10年前にオンラインで物理を教え始めた当時は、河合塾などの予備校で予備校講師をやっており、副業としてネットで物理を教える仕事を始めました。

最初は、動画を使って教えて、質問掲示板で質問に対応していたんですが、会員数が200名を超えるあたりからシステムを導入する必要が出てきて、Moodleをカスタマイズした独自のシステムをシステム会社に受注して使い始めました。

ネット予備校を運営するにあたって、一番頭を使ったのは、いかにしてボトルネックになる部分を作らないようにするのかということです。人数が増えるにつれて、運営の労力が増えてくるようだと、サービスの質を維持するために受講生の人数に上限が出来てしまいます。

逆に人数が増えても、運営の労力が増えないということは、人数が増えてもサービスの質が下がらないということです。ネット予備校のシステムを構築するために、そこを常に考えていました。

ネット予備校は、質問対応をしてくれるアドバイザーの方と二人だけで運営しています。にもかかわらず、僕には、自由な時間をたくさんあって、その時間を未来を切り開くための実験的な取り組みに使うことが出来ています。

ネット予備校をスタートして5年くらいたったころから、年間の受講生の数が400-500人で安定するようになりました。収入も安定してきたので、副業のネット予備校を本業にすることにしました。

この決断により、働く時間と場所の制約がまったくなくなりました。人生経験をより濃密に積むことができるようになり、実験的な取り組みの質と量が上がり、それを仕事にフィードバックできるようになりました。

そのようにしてはじめたチャレンジの1つであったFacebookグループ「反転授業の研究」は、2年半で3000人を超えるグループになりました。

そこでは、WizIQを使ったオンライン勉強会を毎月実施し、Breakout room機能を使ったオンライングループワークも行っています。こんなことをやっているところは、他に聞いたことはありません。誰もやっていないことにチャレンジしています。

また、MoodleとGoToMeetingを組み合わせた社会人を対象とする有料のオンラインワークショップも6回実施しました。オンラインに主体的に学ぶ場を作る手法についても理解が深まり、4回連続、脱落率が10%未満を続けています。MOOCsの脱落率が93%程度であることを考えると、オンライン教育としては驚異の数字です。

これらの取り組みを通して分かったことは、オンラインのコミュニティをファシリテーとすることで自己組織化を起こすことができるということです。ここに質と量に対する大きな発想の転換がありました。

第1段階 講師のマンパワーで教える → 会員数(量)が増えるとサービスの質が落ちる。

第2段階 動画とシステムで講師のマンパワーを増幅する → 会員数(量)が増えても、サービスの質が同じ。

第3段階 学習コミュニティに自己組織化を起こす → 会員数(量)が増えるほど、会員にとってのコミュニティの価値(質)が高まる。

第3段階が見えてきたことで、オンライン教育の可能性が僕の中で大きく広がりました。

大学院時代に専門的に学んできた生命系の自己組織化についての知識を、コミュニティ運営に生かせるようになりました。

以前は知識をインストールような教え方をしていたのですが、主体的に学び、生きる力を強めていくことを支援することへ役割を変えることができつつあります。

10年たって、最初は予想もしていなかったところへ来たなというのが実感です。

 

次々とリリースされるWebツールによって可能性が広がっている

スカイプが誕生したことで何が可能になったのかを考えてみてください。

フィリピン人講師を使ったオンライン英会話教室だけでなく、様々な教育サービスが誕生しました。

現在は、Web会議室や、オンラインホワイトボードなど、様々なWebツールが次々にリリースされています。

それらを組み合わせることによって、新しい価値を創造できる可能性があります。

僕自身は、特にWeb会議室の教育利用について大きな可能性を感じていて、いろんなシステムを試して特徴を比較したり、オンラインワールドカフェ、オンラインアクションラーニング、オンラインダイアログ、オンライン居酒屋・・など、いろいろな使い方についても研究しています。

また、MoodleなどのLMSや動画とWeb会議室を組み合わせた学びの場つくりにもチャレンジしています。

頭の中にはいつも「それは、オンラインでできないのかな? 何を使えばできるかな?」ということを考えています。

みなさんからアイディアをいただけば、頭の中のデータベースを検索し、様々なソリューションを提案できると思います。

 

オンライン教育の知識をシェアしようと思ったきっかけ

自分が経験してきたことをシェアしたらどうだろうかと思ったきっかけは、ちょっとしたことでした。

先日、ヨガ教室をやっている友人が、

「引っ越してもヨガ教室をやりたいんだけど、どうやったらいいのか何か月も悩んでいる」

というので、どのシステムをどのように使えば実現できるのかということを教え、オンラインでヨガ教室ができるようにしました。

ヨガ教室を生きがいにしている彼女の顔がみるみる明るくなったのを見て、こちらまで嬉しくなりました。

彼女のやっているヨガの場合、音楽のクオリティが重要だそうです。
そういうのも聞いてみないと分からなかったので、いろんな条件を考えながら、オンライン教育の経験の引き出しの中から知識を取り出して実現方法を考えていくことになりました。これは、僕にとって、とても楽しい作業でした。

この経験を通して、僕の知らないいろんなジャンルで、

「自分がやっていることをオンラインでできないか?」

と思っている方は、結構、たくさんいらっしゃるのかもしれないなと思いました。

・オンラインでヨガ教室をやりたい
・オンラインでバイオリンを教えたい
・オンラインで英語教室をやりたい
・オンラインでロボット教室をやりたい
・オンラインでプログラミングを教えたい
・オンラインでアクセサリーの作り方を教えたい

でも、ゼロからスタートする場合には、いろんな「分からないこと」があると思います。

・どうやって生徒を集めればいいのか?
・どんなシステムを使えばいいのか?
・集金はどうすればいいのか?
・忙しくなりすぎないためには、どうしたらいいのか?
・具体的な作業は、どんなことをしているのか?
・どこにコストがかかるのか?
・どんなトラブルがあるのかな?
・パソコンが苦手だけどできるかな?

これらは、すべて僕が実際に乗り越えてきたことなので、体験をもとにお話することができます。

また、それぞれの事情に合わせたアドバイスもすることができます。

もし、僕の経験してきたことを生かして、新しいことにチャレンジしてくれる人がいるのなら、いっしょにやりたいなと思いました。

・みなさんが、どんなことに困っているのか。

・それに対して、自分が何をできるのか。

それが、まだ、よく分からないので、まずは、自分の話をすることから始めたいと思います。

その後、みなさんから質問をいただければ、進むべき道が見えてくるのではないかと思います。

 

オンライン説明会では、WizIQとGoToMeetingという2つの異なる特徴を持ったWebシステムを使います。

これらのシステムを体験することも、「オンライン教室」をイメージするために役立つと思います。

第1部では、WizIQを使い、僕自身がどのようにしてオンライン教室を運営しているのかというお話をします。

第2部では、GoToMeetingに移動し、皆さんとオンラインでダイアログをしたいと思います。皆さんの声を聞きながら、それぞれの事例について「どうやったらオンライン化できるか」ということを一緒に考えていきましょう。

興味のある方は、ぜひ、参加してみてください。

あなたの予想もしなかった可能性が広がるかもしれません。

そして、そのときには、同時に、僕にとっても予想もしなかった未来が訪れるでしょう。

日時 : 6/16 21:30 – 23:00 (日本時間)

場所 : Webルーム

参加費 : 無料

準備していただくもの : マイクとWebカメラ(iPadからでも参加可能です。)

お申込みはこちら

電子書籍「動画作成にチャレンジ!」シリーズの誕生秘話

5月に電子書籍「動画作成にチャレンジ!」シリーズから、2冊の本が出版になりました。

動画作成にチャレンジ!カムタジアスタジオ(横川淳 著)

yokogawa-ebook

動画作成にチャレンジ!著作権(福田美誉 著)

fukuda-ebook

この2冊の電子書籍が発売になるにいたったプロセスを、ぜひ、みなさんとシェアさせてください。

それは、水沼明子さんの行動力から始まった

Facebookグループ「反転授業の研究」のメンバー数が1000名を超えたころ、グループ内の自己組織化のプロセスをサポートするようなシステムができないかと考え、2014年に

「反転授業の森」

というSNSを作りました。

そして、そこに、少人数の研究グループを作れるようにしました。

 

Facebookグループの人数が多くなってきたので、テーマを絞った小グループが自発的に生まれて、オンラインでプロジェクトを実行できるようになったらいいなと思ったのです。

早速立ち上がった研究グループの中の1つが、「動画作成にチャレンジ!」でした。

グループを立ち上げて下さったのは水沼明子さん。

もう、感謝の気持ちしかありませんでした。

よくぞ、立ち上げてくれたという感じ。

この小さな芽を育てていかなければいけないと思いました。

水沼さんが立ち上げたグループに23名が加わり、動画作成に必要な内容をまとめた初心者向けの電子書籍を作っていくというプロジェクトがスタートしました。

その時点で、水沼さんのことを良く知らなかったので、水沼さんにスカイプミーティングを申し込み、お話させていただきました。

水沼さんが考えていることをうかがい、自分が感謝していることと、このプロジェクトが成功するように全面的に応援することを伝えました。

このころ、萩商工の松嶋渉さんと話していたときに、松嶋さんが、

「誰かが手を挙げたときは、手を挙げていかなければならないと思った」

とおっしゃっていて、松嶋さんのような考えを持った人が大勢いるからこそ、中心になる人が手を挙げていけるし、そこから、いろんなドラマが起こっていくのだと思いました。

動画作成にチャレンジ!プロジェクトは、手を挙げた水沼さんと、それに呼応して手を挙げた23名によってスタートしたのです。

 

1年間かけて出版まで漕ぎつけた

動画作成には様々なやり方、著作権などの関連知識があるので、水沼さんのリーダーシップのもと、それらを列挙して、執筆担当を決めました。

しかし、そこから最初の2冊が出版になるまでは、なんと1年間もかかりました。

Facebookのチャットを立ち上げ、そこでやり取りをしながら進めていくのですが、執筆者の人数が多く、なかなか計画通りには進みません。

これは、水沼さんには、とてもストレスがかかる状況だったと思いますが、水沼さんが粘り強くプロジェクトをマネージメントしてくださったおかげで、2015年5月に最初の2冊の出版にこぎつけることができました。

この後、3冊目、4冊目・・・とこのプロジェクトからの出版が続いていくと思います。

電子書籍プロジェクトでの出版は、編集者がいるわけではないので、epub形式に直したりするのも自分たちで行うことになります。その編集作業についても水沼さんを中心に手探りで進めることになりました。

先頭に立った横川淳さんと福田美誉さんも、やり方を開拓してくれました。

表紙は、パステル画のインストラクターでもあるギュンター知枝さんが描いてくれました。

電子書籍というデジタルのものでありながら、とてもぬくもりのある、手作り感あふれるものとなりました。

 

この電子書籍のよいところは、必要なことだけをコンパクトにまとめて、動画作成を始められるようにしてくれるところだと思います。

カムタジアスタジオって、むちゃくちゃ高機能なので、チュートリアルとか見ていると、いったい何から始めればいいのか分からなくなってくるんです。でも、横川さんの電子書籍では、まず、これをやれば最低限のことができ、さらに工夫したいときは、これをやればよい・・というように情報に優先順位をつけてくれているので、カムタジアスタジオをインストールしたその日に、とりあえず録画ができるようになるわけです。

著作権も、法律の話なので、詳しくやっていくときりがないわけです。でも、福田さんの電子書籍では、動画を作る人がぶつかりそうな事例を具体的に上げて、解説してくれるので、確信を持って資料を利用できるようになります。

情報が詳しいという価値ではなく、必要な情報をピックアップして伝えてくれるというキュレーションとしての価値が、お二人の電子書籍にはあります。

 

動画講義作成のオンライン講座とのコラボレーション

「動画作成にチャレンジ!」プロジェクトを応援したいけど、よい方法はないかなと思っていたときに、「反転授業の研究」のオンライン講座とのコラボレーションを思いつきました。

カムタジアスタジオの講師役に横川淳さん、著作権の講師役に福田美誉さん、さらに、白板ソフトを開発・販売されている株式会社マイクロブレインの坂本保代さんに講師をしてもらい、水沼さんと田原が運営を担当して講座を進めていくことにしました。

横川さんとは、これまでに何度もオンライン講座を一緒にやっていて、100%の信頼を置いています。横川さんに任せておけば、いつも、僕の期待以上のことをやってくださるんです。今回の講座でも、受講者へのかゆいところに手が届く細やかなフィードバックが素晴らしく、横川さんがいることで、講座全体に安心感が溢れていました。

福田さんと坂本さんは、今回、講師役が初めてということでしたが、僕は、これまでにお二人と話したことがあって、講師役を立派にやり遂げてくれるという確信がありました。

福田さんとは、スカイプでお話したり、大阪でお会いしてお話したりしたことがあるのですが、少し話しただけでも、ウチに秘めたエネルギーの大きさを感じることができました。ちょっとしたきっかけで、これが噴出したらすごいことになるんじゃないかと思っていました。今回の電子書籍の出版と、オンライン講座の講師が、そのきっかけになったのではないかと思っています。

坂本さんとは、反転授業の研究を立ち上げたころからの付き合いです。白板ソフトは、世界でも類を見ない超個性的なソフトで、動画作成の創造意欲を書きたててくれるすばらしいソフトウェアなんです。会社を夫婦で経営していて、開発者が職人肌で予算の90%を開発に使ってしまい、広告や販売に予算が回ってこないと嘆きつつ、白板ソフトの普及のために奔走している坂本さんを応援したいと思っていました。今回の動画作成オンライン講座を通して、僕自身が白板ソフトに取り組み、その魅力を深く実感することができたので、自分の言葉で魅力を伝えていくことができると思います。坂本さんは、チャレンジ精神に溢れていて、今回の講座でも白板ソフトの魅力を伝えるために全力を尽くしてくださいました。数えきれないほどの解説ビデオを作ってくださり、その熱量に圧倒されました。

電子書籍プロジェクトを進めてきた水沼さん、横川さん、福田さんの活躍の場を作ることができ、坂本さんが白板ソフトの魅力を伝えるチャンスを得られるということで、僕のモチベーションはかなり高まりました。

 運営ボランティアの役割が見えてきた

「反転授業の研究」のオンライン講座では、運営ボランティアの方に参加していただいています。

今回は、動画作成にチャレンジ!プロジェクトのメンバーと、過去のオンライン講座の受講者から運営ボランティアを募集し、7名の方が運営ボランティアとして参加して下さいました。

オンラインでの場創りは、リアルの場と比べて、ファシリテーターが場をコントロールする力が弱いので難しいです。

しかし、「反転授業の研究」の活動を理解し、講座を経験した方たちが運営ボランティアとして加わってくださることで、オンラインの場をポジティブな空気で満たすことが簡単にできるようになりました。
 
「ここでは、こうやって学べばいいんですよ。」というのを、背中で示してくれる人が7人いることで、これまでやって来る中で生まれてきたオンライン講座の文化を、この講座にも受粉することができました。

今回、講座に参加して下さった方の中からも、今後、運営ボランティアや、運営スタッフ、講師として参加して下さる方も出てくると思います。また、別の方が企画するオンライン講座に、僕が運営やボランティア、講師などで加わっていくこともあると思います。

オンラインで、交流しながら主体的に学んでいくという経験を共有し、いろいろな形で助け合いながら活動を広げていくという循環が確実に生まれてきました。

 

受講者の同窓会コミュニティができた

オンライン講座の最後のリアルタイムセッションが終了した後、受講者の長沼啓一さんの発案で講座の同窓会コミュニティがFacebookにできました。

これは、とてもうれしかったですね。

僕たち運営チームが作ったオンラインの学びの場に価値を感じて下さって、ここで生まれた関係を継続して、自分たちで学び合いをさらに発展させていきたいということですから。

こうやって、水沼さんが手を挙げたことをきかっけに、プロジェクトがスタートし、1年後に2冊の電子書籍の出版と、オンライン講座の開催という成果が生まれました。

この動きは、さらに、動画作成の学び合いのコミュニティの発生へとつながりました。

電子書籍の出版は3冊目、4冊目と続いていきますし、学び合いのコミュニティからも何かが生まれそうな気がします。

白板ソフトのコアなファンも増えましたので、ここからも何かが生まれていくでしょう。

 

豊かな土壌には、豊かな生態系が育ちます。

そこに撒かれた種が発芽して樹木へと育っていくように、お互いにサポートし合える環境があれば、いろんな人のアイディアが次々と形になっていきます。

アイディアが形になる度に、そこに参加したすべての人が自分の力に対して自信を深めることができ、さらに育てる力を強めていきます。

動画作成プロジェクトは、参加したすべての人に自信を与えてくれました。

このようなプロジェクトが、もっともっと生まれてくるような土壌を作っていきましょう。

そして、そこにたくさんの種を撒いていきましょう。

 

「反転授業の研究」のロゴ制作物語

2012年にスタートした「反転授業の研究」は、2013年10月からメンバー数が急増し、今では2300名を超えるグループになりました。
 
グループの運営者として掲げたビジョンは次のようなものでした。

このグループは、テクノロジーを利用することによって学習者中心の学びを作り出していこうと考えている人が、対話を通してアイディアや理解を深めていこうというグループです。
 
多様性のあるメンバー間の対話により、自己組織化的に集合知を得ることを活動の目標にしています。
 
また、メンバーが協力し合って集合知を得ることを体験することにより、21世紀型スキルを磨くための自己研鑽の場でもあります。
 
「究極の反転授業」のような唯一の解を目指すのではなく、活発な対話が繰り広げられることによって、それを養分とした豊かな生態系が生まれ、「多様性のある森」が育った結果、それぞれにとって有益な果実が実るというイメージで運営しています。

ビジョンを掲げてから1年以上が経ち、グループのメンバーが、「反転授業の研究」について実際にどのように捉えていて、どこを目指していきたいのかを一緒に考えるきっかけにしたいと思い、「反転授業の研究」のロゴを作成することにしました。
 
ロゴを作成してくれるのはシンボルアーティストの杉岡一樹さん。

杉岡さんの「My Symbol Art」
 
コンセプチャル・アートが専門で、ビジョンや気持ちなど、目に見えないものを形にすることができます。
 
グループの中から出てきたコメントは、次のようなものでした。

・私にとってこのグループは、安心安全な場所、です。
 
・小中高大/公私/文理などの教育段階・分野にこだわらず,教育の改善,という目的を共有しているアットホームなグループ,という印象です.
 
・ヒエラルキーがないのがいいです。
 
・◯◯って何ですか?とか、◯◯ってどう思いますか?って投げかけると、ダ〜〜〜っと答えが返ってくるところが、「みんながお互いの“外付けの脳”」みたい(^ ^)
 
・「新しいことへの好奇心や探究心」「行動に移すエネルギー」「ゆるやかなつながり」「心地よさ、楽しさ、あたたかさ」などを感じます。
 
・疑問を聞き合える場。大人にとっての反転学習の場。お互いに偉そうにしないで、相手のことを考えて教え合える共学の場っというところかなと感じています。

これを受けて、杉岡さんから出てきたラフ案がこちら。

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杉岡さんのコメントです。

A案:メビウスの輪
先生と生徒が握手する場面をモチーフにしています。一幅の帯を半回転させてつなぐとメビウスの輪になります。
半回転はもちろん「反転」の比喩ですが、そうすることで表と裏がなくなりますから、教師と生徒の新しい関係を暗示することにもなります。
全体として、反転のイニシャルである「H」をかたどっています。

B案:タイチーマーク
もう少しくだけた感じのアイデアです。
半分づつの笑顔を反転させて組み合わせました。
ヒエラルキーがなく、アットーホームな感じはこちらの方が出ていると思います。

メビウスの輪というアイディアは、多くのメンバーの心を捉えたようです。ラフ案に触発されて、多くのコメントが寄せられました。一部を引用します。

・メビウスの場、いいですね。裏と表がなくなるとは、よく考えられましたね☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
・反転授業で学ぶ子どもが、家庭で家族に学校の様子や先生の話をしながら楽しく学ぶ様子をイメージします。学校と家庭、先生と子どもがつながっているからこそ反転授業なのだと感じます。先生と子どもがメビウスの輪で表裏なく繋がっているなんて、とてもすてきな姿だと思います。
 
・やっぱり杉岡さんはすごいなぁ。私はB案もいいかなと思っています。こういう丸形にするとバッジとかにすると、生徒や子どもは喜ぶかなぁと完全に子どもの発想ですが。どちらもかっこいいです。
 
・メビウスの輪というイメージはとてもしっくりきました。裏と表がなくなるというのは反転授業のフラットな学びにぴったりだと思いました。A案は教室での教師と生徒の関係、B案はこのグループのアットホームな雰囲気ですよね。これを見て、杉森さんが、「LearningがLearningを促す」という話をしていたのを思い出しました。FBグループで学んでいるLearningをしている教師だからこそ、教室で生徒のLearningを促すことができ、教室を常に開いた場所であり、ドラマが生まれる場所にできるのだと理解しました。そういう意味で、生徒と教師の輪があるのと同時に、教師の学び合いの輪があり、教師の学び合いの輪の回転が駆動力になって、そこにかみ合っている生徒と教師の輪が回っていくというイメージが生まれました。
 
・メビウスには裏表がない ∞に似ている。不思議さという魅力やつながる道といった連想があり、このグループにあっているように思いました。
 
・確かにデザイン的にはA案がしっくりきますね。メビウスの輪も。ただ、タイチーマークも捨てがたい。欲を言えば、裏表なく、そして陰も陽も合わせ持つようなマークが理想かと思いました。
 
・アットホームで盛りだくさん。いいとか悪いとか決めつけない。そして無限の可能性を秘めている…みたいな。
 
・みんなで一緒に探検している感覚がすごくあります。
 
・そうそう、なんか、冒険っぽいんですよ。探検隊の一員みたいな感覚。
 
・みんなで探検、その感覚はあります。田原さんのアメーバ型を目指すイメージとも重なります。

この他にも、たくさんのコメントがあり、みなさんがグループに感じているイメージが、だいぶ固まってきました。それを受けて、杉岡さんの第2案ができました。

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以下、杉岡さんのコメントです。

「メビウスの輪」というアイデアはかなりの方に賛同してもらえたようなので、それをベースに、いただいたご意見を反映させてみました。
いずれのシンボルも丸みを帯びた空間に納め、なごやかさを演出しています。色は暖色を考えているので、それも含めてアットホームな雰囲気にできるはずです。

左:タイチーマーク
タイチーマークにひかれるというご意見もあったため、その要素も取り込んでみました。メビウスの輪に表と裏がないことも、イメージしてもらいやすくなったと思います。

右:無限記号
「無限」というキーワードが何度か出てきたので、メビウスの輪の見せ方を変えて無限記号の形にしてみました。
フレームは家のイメージです。屋根が三角だと、「いかにも」な感じなのでアーチ型にしました。

メンバーのコメントが反映されて、ロゴが変化していくというのは、非常に面白いです。ロゴが発展していくのに比例して、コメントも盛り上がっていきました。

・ほほーっ 左はなんかサッカーボールみたいでもあり、なんか世界がつながるようなイメージがパーッと連想され、あったかい感じがしました。 右のはちょっと中世っぽいヨーロピアンな感じ。どちらも好きですが、あえていえば左に1票です。
 
・色がつくとまたイメージも変わるのだとも思いますが、左のほうが洗練された感じでデザインとして好きです。メビウスの輪がもうすこしそれとわかるとなお良いと思います。色がつくとメビウスの輪が浮き上がってよくわかるかな。
 
・私も左に一票。人が若干前かがみなのが、気持ちが寄り添っている感じだし、メビウスの輪の内側に人がいることで包み込まれているというか、くるまれているというか、そういう安心感も伝わってくるので。
 
・うわお!丸いのいいですねw 魚眼レンズみたいなかんじ?右はドームの感じがもっと出るといいなぁ
 
・右は、メビウスの輪に束縛されている感じがするのと、教室という枠に収まってしまう感じがします。左は、メビウスの輪を辿って教室の外側に出られる感じがしていい感じ。

圧倒的に左側が人気だったので、左側をベースにして、着色したものが出てきました。

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杉岡さんのコメントはこちら

前回、ほぼ全ての方のご意見がタイチーマーク案だったので、それをデータ化し、着色してみました。

しかし、太い枠組みが思わぬ反応を引き起こしました。

・おっとー 形になってきましたねー!!メビウスの帯に色が塗られることで、メビウスであることがよくわかります。
 
・紅白はおめでたくて良いですね。ただ、個人的には人物と背景が合ってない気がします。上下で色のコントラストが有るのは良いですね。
 
・オレンジが、安心安全の場をイメージさせる感じでいいですね。僕は、閉じた空間か開いた空間かというところにこだわりがあって、ラフを見たときは開いた空間という印象を持ったんですが、色を付けたら、黒枠が目立って、空間が閉じているような印象を受けました。この部分が、何とかなるとうれしいです。
 
・あたたかい色使いになりましたね。ラフのときはピンと来なかった柔らかさを感じました。メビウスの輪のつなぎ目の部分って、もうちょっと色が溶け合うような感じにしてはどうかと思ったりもするのですが・・・(裏表がないことを表す意匠だと思うんですが、現状だと何か切れ目があるようにも感じましたので)。
 
・開いた空間という概念は面白いというか重大ですね。なるほど・・・
 
・個人の感覚ですが、反転授業は、学校や教育の場だけではなく、家庭など学校の外でも、学びが継続するという面がありますし、外に開いているイメージが見えるとよろしいのではないでしょうか。

そして、枠組みがなくなることに。

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これに対するコメントです。

・この開放感は、うれしいです!
・おぉーーっ 開放的!
 
・確かに柔らかく解放された感じ
 
・いいですね。オレンジで象徴される安心安全の場によって学習者と教師とが一緒に学ぶというのを表し、さらに、FBグループの中でメンバーがフラットな関係で一緒に学び合うというのも表している気がします。メビウスの輪によって内側と外側とが緩やかに隔てられ、安心安全の場を維持しながらも、回転しながら外へ出ていける開放感があります。外へ出ていくときに180度回転するところが「反転」のイメージとも合いますね。メビウスの輪は、Learningを回すループと見ることができますね。シンプルな構造ですが、いろいろな要素を象徴していて、かなりしっくりきています。
 
・後は背後の赤と白のつなぎ目ではないでしょうか?どなたかが言っておられましたが、分かれ目がはっきりし過ぎているきらいがある様な気がしているのですが、、、
 
・境目がくっきりしていたら、棲み分けをかんじます。滑らかに繋がると融合を感じられるのではないかと感じています。

つなぎ目のところが問題になってきたため、それを解消する案が2つ出ました。

1つは、中間色を間に挟み「糊付け」しているイメージ

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もう1つは、グラデーションで融合させているもの。

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最後に出てきた3つの案の中からFBグループ内で投票して、ロゴを決定しました。
 
圧倒的多数の支持を得たのは3番目の案。若干の修正を行い、最終的には次のものになりました。

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動画で説明!反転授業オンライン勉強会の参加方法

「反転授業の研究」では、定期的に無料のオンライン勉強会を行っています。

はじめてオンライン勉強会に参加する方のために動画でのインストラクションを作りました。

動画では、次のことを解説しています。

(1)HPから申し込む

(2)自動返信メールが届く

(3)WindowsやiPadでの参加の方はアプリのインストール。(Macの方はブラウザで参加)

(4)開始時間30分前からルームに入れるようになる

(5)チャットボックスの使い方

では、動画をご覧ください。

勉強会が始まりますと、第1部では次の動画のように発表者が右上のビデオに登場し、参加者はテキストチャットでの参加になります。

第2部では、小グループに分かれてのグループワークとなります。ビデオチャットの準備をしている方は4-6人のグループに分かれ、別ルームに移動していただきます。テキストチャットの方は、メインルームに残り、司会者と一緒にワークをします。

反転授業オンライン勉強会のお申し込みはこちらから

「AL型授業実践のためのスキルアップ講座」の受付開始!

Facebookグループ「反転授業の研究」は、現在は約2000名の方が参加してくださっている大きなグループになりましたが、2013年8月頃は、わずか20名程度しかいない小さなグループでした。

 

動画講義配信をしている人たちで集まり、反転授業をやる場合、教室では何をやったらいいのだろうか?などとオンラインで議論していました。

 

当時は、グループ自体が「種」だったのです。
発芽して、大きく育つためには、様々な条件が必要でした。

 

きっかけは、意外なところからやってきました。

 

2013年の夏に東京出張の予定があり、せっかくだから東京で、誰かとミーティングして、話をうかがいたいと思い、ミーティングの相手を探していたんです。

当時は、反転授業の実践者はとても少なかったので、グループワークの実践者と会いたいと思い、検索していたら、小林昭文さんのブログを見つけました。

授業研究AL&AL

 

このブログに、アクティブラーニングについての考え方や、具体的な実践方法など、僕が知りたかった情報がびっしりと書いてありました。

 

早速、小林さんにメールで連絡を取りました。

 

東京滞在中の予定が合わず、そのときにはお会いできなかったのですが、スカイプでお話しました。
それをきっかけに、自分の実践にアクティブラーニングの要素を入れてみることになりました。

 

オンラインで行ったため、小林さんも見に来てくださり、それをブログで紹介してくださいました。
動画講義作成にノウハウを持っているグループと、アクティブラーニングにノウハウを持っているグループとが、それをきっかけに出会うことになりました。

 

ここで、「種が発芽する条件」が整ったのです。

 

偶然が味方してくれた部分も大きかったです。

 

小林先生のFacebook投稿を見て、横山北斗さんが、僕に、Facebookでメッセージを送ってくださいました。
びっしりスケジュールを詰めていたのですが、1時間ほど空いていたので、喫茶店でお話しすることになりました。

 

横山さんは、仕事を早く切り上げて会いに来てくれました。次に予定されていたミーティング相手が急用でキャンセルになり、横山さんと3時間以上、いろいろな話をすることができました。

 

横山さんは、大学院で教育学を専攻し、学びあいやアクティブラーニングの理論的な部分をよくご存じで、僕が、小林先生のブログを読んで感じていた疑問について的確に回答してくれました。
これが、とても助かりました。

その後、オンラインでの物理の授業のグループワークにも挑戦。

 

小林さん、横山さんをはじめ、Facebookグループに加わってくださったグループワークの実践者の方が見学に来てくださいました。

 

実際にやってみて、アクティブラーニングをもっと学びたいという気持ちが強くなりました。

 

そこで、

「オンラインで勉強会をやりませんか?」

と提案しました。

 

こうして「反転授業オンライン勉強会」がスタートしました。

第1回の登壇者は、

小林昭文さん

横山北斗さん

芝池宗克さん

の3人。

 

ブログやFacebookで告知したところ、なんと100名ほどの人が集まりました。

 

そして、参加してくださった100名の方が、「100名が集まった驚き」を共有しました。
ここで、強力な正のフィードバックがかかり、Facebookグループは口コミでどんどん広がっていきました。

 

当時の感想はこちら

「全国から約100名が集まった!反転授業オンライン勉強会」

 

アクティブラーニングを学びたい人が、オンラインで学べる講座を作りたいという構想が、そのとき生まれました。
しかし、どうやってそれを実現したらよいのかが分かりませんでした。

 

それから9か月が過ぎ、それまでに、動画講義、授業設計のオンライン講座を実施し、様々なノウハウが蓄積してきました。
機が熟したと感じました。

 

7月20日から、4週間完結で、「AL型授業実践のためのスキルアップ講座」を実施します。

メイン講師 小林昭文
サポート  横山北斗
運営    田原真人

でチームを組んで行います。

 

2013年の夏の出会いのときに生まれた構想が、ついに形になりました。
サポートを充実させ、受講者間の交流を活発にするために、20名限定で行います。

詳しくはこちら

一度作った動画講義はずっと働き続ける

「反転授業の研究」の田原です。

これまでご紹介してきた動画講義作成講座ですが、本日(2/6)が申し込みの最終日となります。

学校教育に動画講義を使いたいということで申し込んでいただいた方、自分の運営する塾などで動画講義を利用したいという方

などが多いです。

海外から参加してくださっている方も数人いらっしゃいます。

参加者の方と一緒に、「動画講義=自分の分身」で何ができるのか、一緒に探究していきたいと思います。

動画講義を大量に作っていこうと思っている方は、その前に、何が効果的な方法なのかをぜひ学んでください。

メイン講師の古山竜司さんは、武雄市の反転授業用の動画講義や、スタジオ型の動画講義など、動画講義作成について経験がとても抱負です。

武雄市では、学校の先生とディスカッションを重ねながら、動画講義を作成していて、反転授業に使うためにはどのような動画講義が有効かということを、おそらく日本で一番詳しくご存知の方だと思います。

運営の田原は、9年前から動画講義作成をしています。
自分でオンライン予備校を運営していますので、動画講義を、授業に使うだけでなく、集客やイベントなど、様々なものに使っています。
このように、長年かけて試行錯誤をした末にたどり着いたノウハウを、受講者のみなさんにお伝えいたします。

それらのノウハウを身につけると・・

・生徒がおもわず引き込まれてしまうような動画講義を作成することができるようになったり、

・反転授業用として適切な内容の動画講義を作れるようになったり、

・動画講義を、自分の代わりに24時間休まずに生徒を集めてきてくれる営業担当として使う方法を身につけたり、

いろいろなことができるようになります。

これらは、これから動画講義を大量に作ろうとしている方にとって、とても大きなサポートになると思います。

動画講義を作るのには時間がかかります。

せっかく時間をかけるのなら、効果が最大になるやり方をマスターしてから、作って欲しいです。

この講座の特徴は、あらかじめ用意して提供するものだけでなく、フォーラムセッションを通して、あなたにとって重要なスキルを一緒に探究していくところです。

数学の講義と、語学の講義と、地理の講義とでは、おのずと作りたいことが変わってくると思います。

また、対象年齢によっても変わってきますよね。

受講者の方にも、それぞれ、いろいろなアイディアがあると思います。

僕たちが提供するノウハウを土台にして、受講者の方のアイディアをどうやったら形にできるのか、いっしょに考えていきます。

また、アイディアを出し合って、さらによいアイディアになるように発展させていきます。

アイディアが豊富な桑子研さんと横川淳さんとがフォーラムセッションに加わり、4人の講師陣が、アイディアの発展をサポートします。

1ヶ月間かけて、この講座をやり終えたら、明確なプランとスキルを手にすることができます。

そしたら、ぜひ、自分の分身である動画講義を大量生産してください。

それらは、あなたの分身として、あなたの講義の効果を何百倍にも増幅し、効果的に働いてくれるでしょう。

僕は、90分の動画を100個以上作りました。

それらを作るのは大変でしたが、5年前から、新しい動画をほとんど作っていません。

僕の代わりに100個の動画講義が、生徒のPCにダウンロードされ、本人が分かるまで何回でも繰り返し説明しています。

毎年、500名ほどの受講生が学んでいますが、Q&Aを担当して下さっているパートナーの浅井さんと二人で回しています。

生講義を減らし、動画講義を増やしたことで、自分が自由に使える時間を増やすことができ、創造的な仕事をする時間を作ることができました。

今では、ノートPCとネット回線があれば、世界中のどこでも仕事ができるようになりました。

動画講義は、一度作ってしまえば、何年間も使い続けることができます。

だからこそ、これから作っていこうという方は、ぜひ、効果的な作り方をマスターしてください。

そのようにして作った動画講義は、何年間も効力を発揮し、あなたの分身として活動を支えてくれると思います。

動画講義作成講座へお申し込みいただいた方のコメントの一部をご紹介します。

●佐藤正憲さん

オンライン勉強会で “できたらいいなぁ” と言ってたことが現実になり、勉強したいと思っていた側として本当に良い機会をいただけました。

参加させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

●小西尚之さん

理学療法士の国家試験に臨む学生に対して、特に苦手意識の高い生理学と解剖学の基礎知識を学んでもらうための動画講義を作りたいと
考えております。

この講座を申し込んだ翌日にiPad airを購入しました。

よろしくお願い致します。

●鈴木久さん

定年後3年目を迎えた中学理科教師です。田原先生には、自分のブログを紹介していただいたことと、田原の物理の受講から始まりずっとお世話になっています。反転授業を実施できるかどうかは別として動画講義は活用して発信していきたいと思います。なお、目の前の東京での別の会議の準備のため、まだ、ソフトもペンも購入していませんが、何とか参加して自由に作品を作って活用できるようになりたいです。
よろしくお願いします。

●大森美紀さん

参加目的は「学習効果の高い動画作成を効率的に体得する」ためです。
効果が低い形だけの動画や 、非効率的な操作方法による大量生産は避けたいと以前から危機感を感じていました。

●前田 浩之さん

可能性にワクワクしますね。とりあえず走りだすことにしました。 とても楽しみです。

●藤本かおるさん

春からの授業で反転授業を取り入れてみようと思っています。
PC用のソフトは知り合いのベンダーさんから提供受けたのですが、 先日とあるところでiPadで動画授業を作っている動画を見まして、 宝の持ち腐れ気味のiPadで作ってみたい!と思いました。よろしくお願いします。

●友井秀勝さん

ベトナムで日本語教師をしています。
学習者中心の授業を考えていますが、正直に言うと、具体的に、動 画を使って、どのような授業をしたらいいか、はっきりとはイメージがつかめていません。でも、必ず将来必要になることはわかっているので、受講を希望します。

この講座の真の価値はアプリの操作方法ではなく、それをサンプルに効率的かつ質の高い教材を学び考える実践の場、「なんとなく出来る」レベルを
脱却する絶好のチャンスではと期待しています。
動画講義作成講座への申し込みは、本日までです。

お申し込みはこちらから

6回シリーズの無料動画セミナーもご覧下さい。
動画講義=分身の術について語っています。
動画セミナーはこちら

 

 

(追伸)

動画講義作成講座の参加者の中で、塾の運営者がたくさんいらっしゃるので、

特典3「無料動画で効果的に生徒を集める方法」

の内容を予定よりもパワーアップすることにしました。
Webの世界では、情報を発信しないと存在していることになりません。

すべてが情報で形作られているのです。

ですから、自分の分身として、

・Webサイト
・ブログ
・動画講義

などを作ります。そして、それらは、継続して自分の代わりに働いてくれ、

検索エンジンから、自分の講座に興味のある人を連れてきて、
その人に、自分の講座の特徴を説明し、
実際に無料体験講座を受講させ、
よくある質問に回答する

といったことを、すべて代行してくれます。

今、僕の生活を支えてくれているのは、

50個のWebサイトやブログ
100個の動画講義

です。

特典では、動画講義の部分だけを話そうと思っていたのですが、

「50個のWebサイトやブログ」

の部分についても話そうと思います。

なぜ、50個も作っているのか?

その理由を説明します。

将来、講座をWebで配信したいと考えている方には、視界が大きく開け、目の前に道が見えるような話になると思います。

 

動画講義作成講座への申し込みは、本日までです。

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『教材設計マニュアル』から得た気づき

「反転授業の研究」の田原です。

今、インストラクショナルデザインを学ぶために『教材設計マニュアル』を読んでいます。

第3章を読んでいて、ある言葉に出会いました。

その瞬間、これまで頭の中に漂っていたいくつかのピースが結びつき、
目からうろこが何枚も落ちました。

その言葉とは、心理学者のジョン・B・キャロルの言葉で、

「すべての学習者は、その人にとって必要とされる時間をかければ、すべての学習課題を達成できる」

というものです。

多くの場合、生まれつき能力の差によってできる子とできない子がいるから、学校で成績に差がつくと考えられていると思います。

しかし、キャロルは、これを否定して、次のように述べます。

「能力差があるということは、学習できることの限界レベルが違うということではない。みんな学ぶことはできる。しかし、そのために必要な時間が一人一人違うのだ。時間をかければできる。それなのに、みんな同じ授業を受けて、同じ時間しか与えられなければ成績に差がつく。それは、それぞれの子どもにとって十分な学習時間が与えられていないからに他ならない。」

これを読んで、Khan Academyが目指しているものが腑に落ちました。

Khan Academyは、練習問題をクリアするまでにどれだけ時間をかけても良いシステムになっています。

自分のペースで、何回でも繰り返せるわけです。
eboard物語の中村さんの話の意味が、よく理解できるようになりました。

中村さんが言っていた

「時間をかければできるようになる」

「それなのに、そのチャンスがないばかりに学べないのはもったいない」

という言葉の意味が、キャロルを通して深いところに入ってきました。

キャロルの考えに基づくと、

「理解の速さの異なる生徒集団に、どうやって十分な学習時間を与えるのか」

という問いを立てることができると思います。

前回の勉強会でお話くださった数学教室の浜武さんは、この問いに対して、ある種の解を提示していたと思います。

浜武さんは、2つの意味で「分身」を作ることによって解決していました。

1つ目の意味は、「動画講義」という分身です。

講義部分を動画にすることで、浜武さんの体が空くわけです。

空いた体で何をするかというと、生徒の理解の速度に合わせて小テストをやらせるわけです。

理解の速い生徒はどんどん進み、遅い生徒は分かるまで繰り返す。

どの生徒にとっても、適切な速度で学ぶことができる仕組みだと思いました。

2つ目の意味は、「生徒」という分身です。

動画講義だけでは理解できない生徒を、別の生徒が教えます。

浜武さんの知識が、動画講義にコピーされ、そこから、理解の速い生徒の頭にコピーされ、さらに、理解の遅い生徒の頭に
コピーされていくのです。

このような仕組みを作ると、分身の術によって、教師の力が何倍にも増大し、これまでにはできなかったことができるようになります。

工夫次第で、いろんな解決方法が生み出されると思います。

 

僕は、中学・高校で数学の非常勤講師として教えた経験が5年間。
予備校で物理や数学を教えた経験が15年間ありますが、その中で、どうしても対応できずに見捨ててきてしまった生徒たちがいます。
そのうちの何人かは、今でも、顔と名前を覚えています。

とても苦い思い出です。

授業をされている先生方も、同じような経験はありませんか?
そのときは、限られた時間でやらなくちゃならないのだから仕方がないと自分に言い聞かせて、あきらめました。
教育にITを利用し、何かしらの問題解決できるのなら、まず最初に、あの見捨ててきた生徒たちを何とかしたいです。

第4回の勉強会で、名越さんが、

「これまでにごめんなさいしてきてしまった生徒たちに対して、動画講義を使えば対応できるかもしれない」

とおっしゃっていました。

僕は、この言葉にとても共感します。

 

「動画講義」や「学びあい」を使えば、理解のスピードが異なる生徒に対して、対応できるかもしれないのです。

ここには、大きな可能性があると思います。

 

eboardの中村さんが、なぜ、動画講義を作り始めたのか。

浜武さんが、なぜ、授業をビデオで取り始めたのか。

僕たちが、なぜ、今回、動画講義作成講座をやるのか。

うまく伝える言葉が見つからずにもどかしい思いをしていたのですが、『教材設計マニュアル』を読んで、ようやくその言葉を見つけられた気がします。

理解速度が異なる生徒集団に、一人で対応するのは難しいのです。

でも、「自分の分身=動画講義」を作って、パワーを増大させれば、

それぞれの生徒に十分な学習時間を与えられるです。

見捨てざるを得なかった生徒を、サポートできるかもしれないのです。
動画講義作成講座への申し込みは、本日(2/6)までです。

お申し込みはこちらから

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動画講義=分身の術について語っています。
動画セミナーはこちら

締め切りまであと2日!ワークショップ型のオンライン講座

「反転授業の研究」の田原です。

昨年、ワールドカフェの運営について、理論的な背景からしっかり学びたくて、アメリカの某大学が運営するオンライン講座に申し込みました。

ワールドカフェのファシリテーション技術を向上させるという内容を、どうやってオンラインで伝えるのか?

講座内容だけでなく、講座の運営方法にもとても興味があったのです。

開講期間は2ヶ月間で、受講料は約7万円。

講座内容の勉強と、運営方法の両方が学べるのであれば安いものだと思いました。

申し込みをすると、Moodleのアカウントが発行され、Moodleにログインできるようになりました。

そこから、ワールドカフェについての電子書籍や動画などのマテリアルがダウンロードでき、開講までの間にそれらを読んだり、見たりしておくようにとの指示がありました。

講座開始日に、Gotomeetingというビデオミーティングソフトを使い、参加者がオンラインで集まりました。

一人ずつビデオをONにして、英語で自己紹介をしました。
(僕もやりましたよ~。日本人は僕だけでした。)

そこで、講座の進め方についての説明があり、講座がスタートしました。

36名が6つのグループに分けられ、Table 1 – Table 6という名前がついたフォーラムが立ち上がりました。

毎週、運営側から宿題が出され、それに対する自分の回答を、フォーラムに書き込んでいきました。

そして、同じフォーラムに振り分けられたメンバーが、お互いに、コメントをしあいました。

同じグループの他の人の回答、別のグループの人たちの回答、相互に飛び交うコメント・・・

これらが、本当に勉強になりました。

本を読んだだけでは分からなかった雰囲気、文脈が、それらから伝わってきました。

最初の4週間は、文献の読み込みにあてられ、後半の4週間は、実践的な内容になってきました。

モデルケースが宿題で示され、それを題材としたワールドカフェのデザインを各自が作って提出し、お互いにコメントしあいました。

さらに、それらのアイディアを混ぜあわせ、グループでディスカッションして、
1つのアイディアにまとめました。

僕も、企業コンサルをやっているロシア人女性とペアになり、スカイプでディスカッションをして、ワールドカフェのデザインをしました。

8週間かけて、オンラインでかなり充実した学びをすることができました。

8週間の中で、ビデオチャットセッションが4回あり、運営者の方に質問したり、運営者の方が専門家の方を連れてきて話をしてもらったり、リアルタイムのセッションと、非同期のフォーラムセッションとがうまく使い分けられていました。

オンライン講座といても、Lecture動画をダウンロードして、それを使って学ぶのではなく、このようなワークショップ型のオンライン講座に、大きな可能性を感じました。

 

動画講義で何ができるのか

反転授業のFBグループで、動画講義の作り方についてのニーズが高まってきたときに、単に動画講義作成のマニュアルを作っても仕方がないと思いました。

もっと深い学びができるのではないかと思ったのです。

そこで、ワールドカフェのオンライン講座の運営方法をヒントに、ワークショップ型の講座を作りました。

1ヶ月間で学んでいただきたいことは、「動画講義で何ができるのか」です。

「作り方」ではなく、「何ができるのか」です。

単純に動画講義を作るだけなら、半日あれば、それなりのものが作れます。

それはそれで、もちろん手厚くサポートしますが、

むしろ重要なのは、

・どんな動画講義を作るのか
・どのように動画講義を使うのか

というアイディアの部分です。

そして、それらのアイディアを、どうやって実際に実現するのかというスキルの部分が後からやってきます。

僕は、動画講義=自分の分身 というイメージを持っています。

もし、分身を無限個作れるとしたら、どんな問題解決ができるのか?

皆さんは、今までに、そんなことを考えたことがありますか?

クラスの一部の生徒だけが必要な授業・・・

教室で行う授業では、その生徒たちだけのために全体の時間を犠牲にして授業をすることはできません。

でも、動画講義をYoutubeにUPしておいて、

「君たち3人は、この動画講義を見ておきなさい」

とすることで、3人の生徒を救うことができたりするわけです。

これは、ほんの一例で、「動画講義=自分の分身」を作ることによって解決できることは、本当にたくさんあります。

「動画講義=自分の分身」を使ってどんなことができるのか、みんなでブレインストーミングしてみたら、おもしろいと思いませんか?

たぶん、いろんなアイディアが出てくると思います。

他の人のアイディアにインスパイアされて、さらにアイディアが出てくることでしょう。

それらのワークを通して、

「自分の気がつかなかった授業改善の可能性」

を見つけることができたら、すばらしいと思いませんか?

すでに、様々な属性の方が申し込んでくださっていますので、僕がこれまでに考えてこなかったようなアイディアもきっと生まれてくるのではないかと期待しています。

僕が、9年間でやってきた、ありとあらゆる動画講義の使い方も、出し惜しみせずに、フォーラムに書いていきます。

学習塾や、将来、オンラインで講座配信をしたいと思っている方は、特典として配布する動画講義を使ったWebマーケティングの話が特に役立つと思います。

動画講義の製作ツールとしては、初期費用をかけずに学べるように、iPadアプリ「Explain Evrything」を指定していますが、ここで学ぶことは、

「動画講義で何ができるのか」

ということなので、他のツールを使って動画講義を作る場合にも役立ちます。

Moodleの準備は、すでに完了しました。

moodle

申し込みいただいた方は、今、プロフィール編集をして、準備を整えているところです。

海外から申し込んでくださっている方もいらっしゃいます。

申し込みの締め切りは、2月6日(あと2日)ですが、定員の50名を超えた場合は、その前に締め切ることになりますので、受講希望の方は、お早めにお申し込みください。

お申し込みはこちらから
http://flipped-class.net/dogakogi/

6回シリーズの無料動画セミナーもご覧下さい。
http://flipped-class.net/wp/?p=570

無料動画セミナー(6)「アイディアを形にする」

「反転授業の研究」の田原です。

みなさんは、アイディアを出すときにどのようなことをしますか?

僕が運営している物理ネット予備校は、最初は、本当に手作りで運営していたので、会員数が200名を超えたあたりから、アカウントやパスワードの管理などが、大変になってきて、会員システムを導入することにしたんです。

3年ほど前は、LMSなどの情報も少なく、ITコンサルの方に質問しにいったりして情報を集め、結局、Moodleをベースにして開発することにしました。

当時、Moodleは、日本では導入事例が少なかったのですが、海外では多くの導入事例があったので、将来を見据えてMoodleを選びました。

たまたま相談しに行ったシステム会社にカナダ人のエンジニアがいて、Moodleに詳しかったということも決め手になりました。

まずは、今、手作業でやっていることをオートメーション化したいというのが、緊急の課題でした。

・会員の管理
・購入講座ごとの受講設定
・受講期限の設定
・更新手続き

などの機能が必要でした。

最初は、この程度のアイディアだったのです。

エンジニアと相談して、Moodleではどんなことができるのかを説明してもらい、自分でもMoodleをインストールして、いろいろといじってみました。

そうやって手を動かしているうちに、いろんなアイディアが沸いてきました。

・Wikiを利用して何かできないか?
・講座のダウンロードページにQ&Aを関連付ければいいんじゃないか?
・ポイント制にして、モチベーションをあげたい

これらは、実際にシステムに触ってみたからこそ、生まれたアイディアでした。

そして、さらに、エンジニアとディスカッションしました。

そこで生まれたアイディアは、

「受講生が自分で『田原式の解答』をWikiにUPし、市販の問題集の『田原式解答集』を自ら作っていく」

というものでした。これは、phys-wikiと名づけられ、現在、市販の多くの問題集の解答が網羅されています。

アイディアというのは、実際に手を動かしたり、ディスカッションしたりする中で、よいものへ発展していくものなのだなーと実感した経験でした。

動画講義作成についても、同様のことがいえるのではないかと思います。

最初の段階では、

「普段やっている講義を動画にする」

ということだけであっても、実際に講義を作ってみると、手を動かすことによって、いろんなアイディアが生まれ、さらに、他の人との交流の中で、それらが、どんどん発展していくと思います。

そして、発展したアイディアを、実際に実現するためにスキルを身につけていくようにすれば、本当に自分にとって役立つスキルが身につくと思います。

このような「本当に役立つスキル」は、一方向的な講義では身につけることが難しいです。

それぞれの状況、課題が違うし、目指しているものも違うからです。

では、どうしたらよいのか?

僕の出した答はこれです。

限定50名!申し込みの締め切り2月6日!

無料動画セミナー(5)「創造力は「苦肉の策」から生まれる」

以前、「制約がないと創造力が生まれない」ということに気づき、あらゆる制約を自分に課してアートを製作している芸術家のTED動画を見たことがあります。

この芸術家は、点描画を書いていたのですが、指が震えるようになってしまい、点描画が描けなくなってしまったのです。

しかし、それを制約として受け入れて、「震える手で絵を描く」という製作をはじめました。

そして、「制約があるからこそアイディアが生まれる」ということに気づき、その後、自分からどんどん制約を作って、様々なアートを作り出していきました。

動画講義製作にも、同じように様々な制約があります。

・予算的な制約
・時間的な制約
・機材の制約

そういった制約の中で、ある種の限界が決まってきます。

しかし、面白いことに、その制約の中で工夫してやっていると、最初は限界だと思われていたところを突破できることがあるのです。

動画講義の実践をされている方に話をうかがうと、そういった「限界」を、「苦肉の策」によって突破したという話を聞くことが多いです。

僕は、そのような話を聞くことが大好きです。

それまでの固定観念を打ち破られ、整理されていた情報の再構成を迫られるようなことに出会うことが好きなのです。

スクリーンキャスト型の動画作成には、様々な作り方がありますが、手書き文字を何で描くのかというところで、クオリティに差が出てきます。

(1)タブレット端末にスタイラスペンで書く

(2)ペンタブレットをPCに接続して書く

(3)Windowsのタブレットに書く

(4)液晶タブレットに書く

・武雄市の反転授業用の動画を作っている古山さんは、Explain Everything+iPadの組み合わせで講義を作られています。←(1)のパターン

・僕は、長年、ThinkBoard+Wacomのペンタブレットの組み合わせで動画講義を作っています。←(2)のパターン

・反転授業の事例で有名な富谷町立東向陽台小学校の佐藤先生は、ThinkBoard+Windowsタブレットの組み合わせで講義を作っています。←(3)のパターン

・ハイクオリティの動画講義を作り続けている下島健太さんは、スクリーンキャストソフト+液晶タブレットで講義を作っているとのことです。←(4)のパターン

これらをコストパフォーマンスという点から比べてみたいと思います。

iPadの場合、ペンを感知する感度や精度がやや低いです。そのため、慣れないときれいに字が書けなかったりします。ただ、安価(アプリ代300円、スタイラスペン800-2000円程度)で簡単に作ることができます。さらに、1クリックでYoutubeのアップできるなど、手軽さが魅力です。

ペンタブレットの場合は、手の位置とカーソルの位置との間に距離がある点が、最初は使いにくいと感じる人もいるかもしれません。ただ、人間は慣れるので、僕の場合、それらは今では意識に上りません。ペンタブレットは4万円くらいのA4サイズのものを使っています。(B5サイズのもっと安価のものもあります)

Windowsタブレットの場合、画面に表示させている場所に書き込むことができ、iPadに比べれば感度、精度が高いです。ただ、ノートPCなので価格も約10万円程度はします。動画講義作成だけでなく、ノートPCとしても使用するということであれば、よい選択かもしれません。ただ、手が画面に触れると認識されてしまうため、手が触れないように気をつけて書くなど、コツが必要だそうです。

液晶タブレットは、ペン先しか感知しないため、紙に書いているのと同じ感覚で文字が書け、現在あるものの中では、最もクオリティが高いようです。価格は約8万円ほどで、これから、大量に動画講義を作成していくことが決まっているのであれば、よい選択肢になると思います。

このように見ていくと、クオリティの高い動画講義にこだわるのであれば、それなりにコストをかけなくてはならないということが分かります。

しかし、こういった常識を覆す「苦肉の策」も、実践者の中からは生まれてきています。

武雄市の反転授業の動画講義を作っている古山さんに与えられた制約、それは、

「iPadアプリExplain Everythingを使って、プロ仕様の動画講義を作ること」

一番安い機材で、プロ仕様の講義を作るのは、並大抵のことではありません。

しかし、そのような追い込まれた状況でこそ、人間は創造力を発揮します。

アプリの機能の使い方を工夫して、あっと驚くようなクオリティの動画講義を作っています。

どんな講義を作っているのか?

こちらで公開しています。

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限定50名!申し込みの締め切り2月6日!

無料動画セミナー(4)「動画講義のいろいろな使い方」

反転授業について学んでいくと、いろんなキーワードが出てきます。

・動画講義
・グループワーク
・ファシリテーションスキル
・インストラクショナル・デザイン
・LMS

いろんなキーワードが出てきて、どこから手をつけたらよいか分からなくなってくるかたもいらっしゃると思います。

でも、一気にやるのは、難しいです。

ちょっとだけやってみて、試してみて、自分なりの手応えを得て、はじめて本格的な行動に移すことができるんじゃないかと思います。

たとえば、僕は、今、オンライン反転授業で、ほとんどの説明を受講者に任せてしまっていますが、最初はそんなこと怖くてできませんでした。

受講者は、僕の話を聞きたくて集まっていると思っていたので、僕が説明する責任があると思っていたし、受講者に説明されるとどんなことになるのか、半信半疑だったからです。

それで、最初は、「5分だけ」、試しに受講者からの説明に、他の受講者に回答してもらうことを試してみました。

そのときの受講者の反応を見て、「これは、いける」と思い、どんどん受講者中心の授業の方向へ重心を移していったのです。

このように、まずは、ちょっとだけ試してみて、その経験を元に、何ができるのか考えるということが、とても役立つのではないかと思います。

今回、無料動画セミナーでお伝えしているのは、

「まずは、一番簡単な方法で動画講義を作ってみましょう。」

「そうすると、作る前には得られなかった発想が出てきますよ。」

「動画講義というのは、反転授業に使うだけじゃなく、いろんな使い道があるんですよ。」

「あなたの状況に合った、動画講義の効果的な使い方が、きっとありますよ」

というようなことです。

「(4)いろいろな動画講義の使い方」では、僕が、センター試験が行われた夜に日本一早く解説動画を作ってアップした理由も説明しています。

これは、ちょっとしゃべるかどうか迷いました。

この方法が広がると、自分の首を絞めるからです。

ちょっと(じゃなくて、かなり)、口が滑っています。

それほど、強力な集客方法です。(Webで集客したい方は必見です)

これまでUPした4つの動画講義を見ると、それだけでも、すでにいろいろなアイディアが沸いてくると思います。

次の講義へ進む

 

限定50名!申し込みの締め切り2月6日!

無料動画セミナー(3)「生徒の時間軸に侵入するための分身の術」

田原です。

僕が作った動画セミナー(2)「動画講義で自分の分身を作る」を見て、横川淳さんが、動画を作ってくれました。

同じ「分身」という言葉を使っていますが、捉えている角度が違います。

僕の場合は、自分の労働力を何倍にも増幅させるというイメージなのですが、横川さんの場合は、生徒の学習効果に焦点を当てています。

ぜひ、2つの動画を見比べてみてください。

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限定50名!申し込みの締め切り2月6日!

無料動画セミナー(2)「動画講義で自分の分身を作る」

予備校講師として5年くらいが過ぎたときに感じたのは、

「毎年、同じ講義の繰り返しだなー」

ということでした。

生徒は変わっていくけど、自分の講義は同じ。

だんだん講義が固まってきて、このテーマの時には、このギャク、この笑い・・・という流れまで固定化してきて、自分の中でちょっと停滞感を感じていました。

予備校でも、だんだんと責任ある立場になってきて、コマ数も増え、仙台、水戸、いわき、千葉、静岡を移動しながら、朝から夜まで講義をやり続ける中で考えたのは、

「時間を消費型ではなく蓄積型の仕事に使わなくてはいけない」

ということでした。

そこで、ネット予備校を自分で立ち上げて、仕事を終えて、自宅に帰ってから、深夜にコタツで動画講義を作り始めました。

生講義は、その場で消滅してしまいますが、動画講義は僕の分身としてこの世に生み出され、僕が休んでいるときでも僕の代わりに講義をし続けてくれます。

たった一人でネット予備校を運営していた僕は、どんどん分身を増やしていきました。

予備校でやっていた講義のすべてを動画講義化したころには、ネット予備校の収益があがり始め、だんだんとリアルの講義を減らしていくことができるようになりました。

生身の僕の代わりに、僕の分身が働いてくれるようになったので、生身のほうは、余った時間で別のことができるようになって来ました。

本を執筆したり、大学受験以外の講義を作ったり、LMSを開発したり・・・

これらは、僕の分身が働いてくれるようになって、時間が生まれたからできたことです。

動画講義という分身の働きによって、生身の僕の労力が減ったのにも関わらず、生徒にとっての学習効果はむしろ増したのです。

その結果、リアルの講義はだんだんと減っていき、3年前にゼロになりました。
そして、時間と空間の制約がゼロになりました。

これは、僕の意識に大きな変化をもたらしました。

人間は、そのときの自分にとって不可能なことには思考が向かわない傾向があると思います。

どうせ無理なことについては、考えても仕方がないからです。

しかし、状況が変わって、可能性が生まれると、それに刺激されて、急に頭が動き始めます。

時間と空間の制約の中で仕事をしていたときには考えもしなかったことを、制約がなくなった瞬間から考えるようになりました。

今は、ネット予備校の数も3つに増殖しましたが、その運営はセミオートマチックに回っていて、そこで生まれた時間を、反転授業の研究に費やしています。

反転授業のオンライン勉強会の活動も、その延長線上に生まれたものです。

昨夜、「動画講義=分身」ということについて、いろいろ考えて、動画セミナー第2弾を作りました。

動画講義を作る意味について、一緒に考えるきっかけになればうれしいです。

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無料動画セミナー(1)「動画講義の分類」

6回シリーズで動画講義についての無料動画セミナーを公開します。

第1回目は、「動画種類の分類」です。

今は、いろいろな方法で動画講義を作ることができます。

だから、いざ、動画講義を作ってみようというときに、どの方法がよいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?

そこで、7種類の動画講義の作り方を紹介し、それぞれのメリット・デメリットを説明します。

この分類を見ると、自分に合った作り方を見つけることができると思います。

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メールマガジン「反転していいとも」

メールマガジン「反転していいとも」では、

・ブログ「反転授業の研究」の記事からピックアップして記事を作成

・FBグループ「反転授業の研究」の投稿から、ピックアップして記事を作成

・1週間のまとめ→増刊号

などをお送りしています。

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【緊急企画】eboardのクラウドファンディング達成をサポートしよう!

「反転授業の研究」の田原です。

日本のカーン・アカデミーことeboardがクラウドファンディングへ挑戦しています。

クラウドファンディングというのは、Web上で寄付を募り、期限内に寄付の総額が目標額へ到達したら、寄付金が挑戦者に支払われるという仕組みです。

でも、もし、期日までに目標金額が集まらない場合は・・・というと、挑戦者は寄付金を1円も受け取れないということになります。

eboardがクラウドファンディングに挑戦するという話を聞いたとき、僕は、

「これは、苦戦するぞー」

と思いました。

その理由は、eboardに価値がないからではなく、eboardが、これまでに日本になかった新しいものだからです。

eboardのように、動画で学習するサイトを体験したことのない多くの人に、短期間でeboardの価値を実感してもらうことが難しそうだと思ったのです。

 

では、僕自身はどうかというと、eboardが日本の教育に大きなインパクトを与えることができると100%確信しています。

その確信は、

  • 自分自身が9年前から動画講義を配信している経験
  • カーンアカデミーが世界に与えている影響

の2つが根拠になっています。

 

僕の運営している物理ネット予備校には、毎年500人くらいの受講生が物理を学んでいるんですが、動画講義+システムが500人の学習を支えています。

Q&Aを手伝ってくれるパートナーとたった二人で、かなりきめ細かいサポートができます。

この仕組みは、たとえ受講生が10倍に増えても対応できるようになっています。

eboardでは、中村さんの動画講義+システムが、受講者の学習を支えています。

生身の中村さんが授業するのと違って、何万人が受講しても大丈夫なわけです。

eboardの動画講義=中村さんの分身は、無限にコピーされ、中村さんのマンパワーを増幅します。

そして、中村さんの分身は、現在の教育では対応できない大量の生徒・児童のところへ行き、その子たちが自分のペースで学ぶ手助けをするのです。

生身の中村さんでは到底できないことを、動画講義+システムの組み合わせはやることができるのです。

 

海外では、カーンアカデミーがすごいことになっています。

みなさんは、カーンアカデミーの講義を受講したことがありますか?

みなさんの周りにカーンアカデミーで学んでいる人はいますか?

講義が「英語」でされているため、言語の壁によって日本にはカーンアカデミーが引き起こしている現象が伝わりきっていないと思います。

しかし、僕の周りでは、すでにカーンアカデミーはなくてはならない存在になっています。

  • 授業はできないけど、サポートならできる
  • 授業する時間はとれないけど、分からないところを教える時間ならある

こういう大人がいるだけで、子どもがどんどん学べます。

転校したり、病気したりで、習っていないところがごっそりできてしまっても、カーンアカデミーがあれば、簡単に取り返しがつきます。

興味がある科目を、どんどん進めていくこともできます。

勉強ができなくて困っている子どもに、カーンアカデミーを勧めて、「がんばれ!」と励ますことができます。

これは、セカンドラングエッジとして英語を使うところも含め、英語圏ではすでに実現していることです。

日本では、言語の壁によって、カーンアカデミーが世界中で引き起こしている社会現象の蚊帳の外に置かれています。

僕は、カーンアカデミーが引き起こしている社会現象にいろんな場面で触れる機会があり、eboardが日本で同じ役割を果たしてくれたらいいなと切望するようになりました。

eboardには、同じ役割を果たすことができるクオリティがあります。

そして、中村さんには、みんなの期待に応える覚悟を感じます。

 

これら2つの理由で、僕は、日本のカーンアカデミーとも言えるeboardが、日本の多くの問題を解決できる可能性を秘めていると確信しているのです。

 

eboardが、クラウドファンディングに挑戦するということを聞いて、どうしたら、僕が実感しているリアリティを広く伝えることができるのかと考えました。

そして始めたのが、中村さんや、eboardを応援している人が、それぞれのeboard物語を書いていくという応援企画です。

それぞれの思いが物語形式で綴られ、eboardについて、歴史的に、また、様々な角度から語られています。

 

まずは、これらを読んで、eboardについて知ってほしいです。

クラウドファンディングが終了するまで、連載を続けています。(飛び入り大歓迎!)

eboardのコンセプトに共感したり、中村さんの人柄に惹かれたり、様々な理由で支援が集まってきています。

しかし、まだ足りません。

このままだと、クラウドファンディングの達成は厳しい状況です。

そこで、中村さんや支援者のみなさんが、オンラインでメッセージを伝える場を用意しました。

「eboard応援イベント」

日時 2月7日(金)22:00

場所 オンラインルーム(WizIQ)

参加費 無料

まずは、僕たちがリアリティを感じている世界のことを知ってください。

そして、日本でもその世界が実現できるように力を貸してください。

eboard応援イベントへの申し込みはこちら

 

eboardのクラウドファウンディングの支援はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

小冊子「反転授業の現在地と未来」の無料ダウンロード

「反転授業の研究」の田原です。

反転授業とはどんなものなのか?

日本では、どんなことが課題になっているのか?

反転授業を導入するには、どうすればよいのか?

そういったことを知りたいという方へ向けて小冊子を作りました。

また、現在進行形で進んでいる反転授業に関する物語を皆さんとシェアしたいと思ったことも、この小冊子を作った理由の1つです。

Facebookグループ「反転授業の研究」は、2013年8月までは、わずか20名ほどだったグループでした。

そこに次々と新しいメンバーが加わって、わずか4ヶ月の間にあっという間に657名になりました。

それは、本当にワクワクする経験でした。

Facebookにアクセスするたびに、たくさんのコメントが投稿されていて、新しい参加者の申し込みがありました。

その状態が、ずっと続いています。

様々な背景を持った方が多くの意見、情報を投稿してくださるおかげで、次々と化学反応が起こり、一人ではとても到達できないレベルへ理解が深まりつつあります。

ネットを使うと、こんなことができるんだ!

そんな感動を覚えたのは、きっと僕だけではないと思います。

新しく加わった方とも、これまでの物語をシェアして、物語の続きを一緒に作っていけたらと思っています。

 
「反転授業の現在地と未来」(PDFファイル)

ダウンロードはこちら

※無料メルマガ「反転していいとも」へ自動登録となります。いつでも解除できます。

第4回反転授業オンライン勉強会

複雑系の研究によると、新しい構造が自己組織化的に創造される場は、異質なものが出会い、交じり合うところです。

メンバーの多様性と、十分なコミュニケーションとが、グループに創造的な活動を生み出すのです。

 

Facebookグループ「反転授業の研究」は、eLearningの実践者が中心となって立ち上げました。

最初は、本当に細々とした活動でした。

そこに、アクティブラーニングなどのグループワークをしている先生方が加わったことで、グループが一気に活性化しました。

長年、別々に蓄積してきたノウハウをお互いに出し合うことで、グループ内にエキサイティングな学びが生まれたのです。

さらに、様々な背景を持った方々が次々と合流し、非常に多様性の高いメンバー構成になってきました。

このようなメンバーが、Facebookグループや、オンライン勉強会を通して対話をすることにより、教育×ITに対して、ムーブメントを起こしていけたらと思っています。

 

第1回、第2回のオンライン勉強会では、グループワークを実践されている方が発表しました。

デジタルハリウッド大学との合同イベントで行った第3回勉強会では、動画講義に取り組んできた実践者が発表しました。

第4回のオンライン勉強会も、引き続き、動画講義をテーマにして実施したいと思います。

動画講義といっても、様々な種類があります。

(1)実際にやっている授業をビデオで撮影する。

(2)授業をスタジオ撮影する。(電子黒板を使用する場合もある。)

(3)スクリーンキャストのソフトを使って15分以下の動画を製作し、学習マップで全体像を見せる。

(4)スクリーンキャストのソフトを使って15分以上の動画を製作する。(倍速再生が必須)

(5)パワーポイントの画面を指差しながら講義をし、ビデオで撮影する。

(6)紙に手書きで文字や絵を書き、上からビデオで撮影する。

(7)講義をアニメーションで作る。

 

第3回の勉強会では、(4)のケースの実践者が発表を行いました。ここでは、動画の長さや、倍速再生がテーマになりました。

第4回では、(1)(3)(5)のケースの実践者が実践例をお話してくれます。

それぞれのやり方の特徴を理解することで、動画講義を作ろうと考えていらっしゃる方が、自分に合ったやり方を見つけていただければと思います。

それでは、登壇者の方の紹介です。

 

名越幸生さん「一人でも明日からできる動画活用の教育実践」

(プロフィール)

東北学院中学校・高等学校(私立・宮城県)教諭 18年目。 担当は高校物理と中学理科。 校務分掌は情報システム部、ディベート部顧問。 昨年から始まった『デジタル教材勉強会 in Sendai』のWeb担当として、Ustream配信を担う。その経験から「(配信なしで)動画を撮るだけなら全く難しいことはない」と気付き、昨年度は課外講習を、今年から(新カリキュラムになることもあって)授業を録画する取り組みを継続している。

(内容)

こうした発表の機会が与えられたことに感謝します。 私はまだ「反転授業」に取り組んでいません。 ですが最初から「反転授業」を始めようと考える前に、自らの体験上“意図的にハードルを下げた取り組み”から始めることをお勧めしたいという内容です。 また、こうした発表の機会があるだろうと想定して、実践の初期の頃から、動画で学んだ生徒たちにアンケートを実施しています。生徒たちの正直な感想が、皆さんのお役に立てば幸いです。 私の実践は“やろうと思えば誰もが真似られる”ところが最大の特徴です。“目新しさの無さ”が弱みであり、“普及しやすさ”が強みだと思っております。 よろしければ今回の勉強会を、共に学び合う機会としましょう!

参考:デジタル教材勉強会 in Sendai

 

中村孝一さん「eboardの動画制作 ~年間10回再生される学習動画のつくり方~」

(プロフィール)

NPO法人 eboard代表。「学びをあきらめない」をミッションに、自ら1000本以上の動 画を制作し、無料学習サイトeboardを開発。教育格差の解消に向けて、奔走中です!

eboard

eboard動画総集編

 

(内容)

・eboardの紹介

・eboardの動画の特徴と制作

・ユーザーからの反響  (・反転授業的取り組み(島根での取り組みや水野さんの学習塾の話))

・eboardが取り組む課題と活動へのご協力のお願い

※かっこは、時間があれば話す予定です。

 

横川淳さん「予習動画の模索 ~授業とがっちりかみ合った家庭学習のために~」

(プロフィール)

(株)コムタスグループ コムタス進学セミナー 理科担当(特に高校生の物理・化学)

・著書 「気楽に物理」  ロケット、虹、電流など、身近に見られるいろいろな現象を、主に高校までに習う物理でやさしく解説した読み物です。

・webサイト  「カガクのじかん」 いわゆる「理科っぽい内容」をやさしい読み物にした感じのサイトです。

中国新聞社の「ちゅーピー子ども新聞」の「おもしろ理科」というコーナーをずっと担当させていただいています。その内容からの流用が「カガクのじかん」の半分ぐらいを占めています。残り半分はwebオリジナルです。

(内容)

タイトルは大仰ですが、実際に達成できたことはまだ「授業内から『書き写すだけになりがちな時間』を家庭学習に追い出す」という程度のことです。この小さな一歩が今後どのように「授業とかみ合った家庭学習」につながっていくのか、またそのためになぜ今のスタイルの予習動画にしてみたのか、ということをお話しできればと思います。

 

第4回 反転授業オンライン勉強会へのお申し込み

日時 12月22日(日) 22:00-23:30

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

こちらからお申し込みください

 

 

●Facebookグループ「反転授業の研究」では、529名のメンバーがアクティブに活動しており、様々なコラボレーションも生まれています。

参加希望の方は、こちらから追加申請してください。

いよいよ明日!反転授業オンライン勉強会

反転授業が注目されるようになり、メディアで、「反転授業」「MOOCs」「iPadの無料配布」などのキーワードを頻繁に見かけるようになりました。

新聞や雑誌で反転授業のことを知り、興味を持ったという方も多いと思います。

ご自身の抱えている課題の解決のために、「反転授業」からヒントを得たいということで、Facebookグループに、毎日、たくさんの方から追加申請が来ています。

しかし、一言で「反転授業」と言っても、対象が小学生の場合と、大学生の場合とでは、やり方や課題が全く異なりますし、21世紀型スキルの習得を目的にする場合と、受験に合格できる学力をつけることを目的にする場合とでは、方法論も変わってきます。

反転授業には、かなりの多様性があるのです。

議論を整理するために、反転授業に関係するさまざまな取り組みを整理し、その上で、それぞれの課題と実践例をシェアしていくことが有益なのではないかと思います。

「反転授業の研究」は、アカデミックな研究の場ではなく、現場で試行錯誤している方々が実践例を報告しあい、そこから、お互いにヒントを得て、具体的に改善していこうという場です。

反転授業オンライン勉強会で発表してくださる方は、メディアなどで活躍する著名人ではなく、みなさんの周りにいる、実際に手を動かして活動している方々です。

もし、みなさんの中で、実践されている方がおりましたら、田原まで、ぜひ、声をかけてください。そして、ぜひ、次は、実践例を発表する側にまわってください。

 

すでに90名以上の方がお申し込みしてくださっています!

反転授業オンライン勉強会(無料)へのお申し込みはこちら

 

■実践されている方、実践を検討されている方、反転授業に興味がある方、ぜひ、つながりましょう。

260名が参加!Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

シミュレーションの教育利用に関心を持った理由(その2)

前回の記事で、シミュレーションの教育利用に興味を持ったのは、「3D物理エンジンの動画を見たのがきっかけ」と書きました。

でも、3Dの教育利用については、以前から興味を持ち続けていました。そのきっかけになったのが、

「アバターと3D空間で主催するセミナー」

との出会いでした。

 

3D仮想空間でアバターを操作し、会議を行う・・・

 

その様子をテレビでやっているのを見て、「これは、おもしろそうだ!」と思って、会社に問い合わせて話を聞きに行きました。

「これで、物理の授業をやったらどうなるんだろうか?」

と思い、2010年4月に、50人の受講生を3D仮想空間に集めて、「東大は物理で差をつけろ」という講演会を行いました。

その様子について書いた記事はこちら↓

3Dアバターによるペルソナ効果を体験

3D会議室でイベント「東大は物理で差をつけろ」を実施

 

2010年のネット環境では、少し時代を先取りしすぎていて、本格的に導入するには至らなかったのですが、ペルソナ効果など、

バーチャルがリアルよりも、教育効果という点で優れている部分がある

ということをはっきりと認識することができたことは、よい経験でした。

 

その後、チャンスがあれば、3D仮想空間を教育に利用してみたいと思っていたのです。

3D物理エンジンのシミュレーション動画を見たときに、3Dアバターで行った物理講演会のことを思い出しました。

Interactive Physicsを使って、シミュレーションの教育利用ノウハウを開発するのと平行して、3Dのバーチャル物理実験室というものにも大きな可能性を感じました。

3D仮想空間で、自由に実験装置を組み立てて、実験ができたらエキサイティングだろうなー

と思ったんです。

 

それで、早速、3Dゲームエンジンの1つであるUnityを訪問してアイディアを話し、開発費の見積もりをしてもらいました。

ざっくり、200~500万円くらいじゃないかという話でした。

Unityの開発環境をPCにインストールし、書籍を右手にどの程度のものが自分で作れるのかサンプルを作ったりもしました。

東南アジアのディベロッパーに頼めばコストを下げられるんじゃないかと思い、Unityの東南アジア担当のエバンジェリストの方を紹介してもらい、スカイプで話をしました。

日本で開発するよりは安いようでしたが、エンジニアを確保して、使いやすいインターフェースを開発するのには、それでも時間とコストがかなりかかりそうだというのが実感でした。

 

2012年になり、物理の電子書籍の製作を始めました。

電子書籍製作のスペシャリストの佐藤勝さんと一緒に、「紙の書籍ではできないことをやらないと電子書籍にする意味がない」ということで、アイディアを出し合って製作しました。

電子書籍ならではの分かりやすい表現というものもたくさん考えたのですが、その中で、一番やりたかったのが、ずっと考えてきた

3Dシミュレーションの組み込み

でした。

 

今後、デジタル教科書の時代になり、デジタル化のメリットは何かという話になったときに、絶対に3Dシミュレーションなどのインタラクティブなコンテンツによる学習効果がテーマになると思ったのです。

だから、その学習効果がどのようなものなのか、自分の電子書籍に組み込むことによって、理解したかったのです。

 

3Dシミュレーション以外の部分の製作は、すべて順調に進みました。2013年の2月には、文章の執筆、Interactive Physicsを使った動画作成が完成し、イラストレーターに依頼したイラストも出来上がってきました。

 

しかし、3Dシミュレーションの開発は迷走しっぱなしでした。

3D物理エンジンを扱っているゲーム会社を回り、設定を固定したシミュレーションの開発について相談して回りました。

・開発費はどのくらいか

・電子書籍に組み込み可能か

の2点を満たすところがなかなか見つからず、時間ばかりが過ぎました。

そんなときに、『HTML5による物理シミュレーション』という本を見つけました。

 

サンプルコードのプログラムを動かしてみると、僕がまさに欲しかったようなものでした。

 

HTML5なら電子書籍アプリに組み込み可能だということで、HTML5による3Dシミュレーションの開発に的を絞り、ディベロッパーを探しました。

 

最初に見積もりをとった会社の出してきた金額が100万円。 頭がくらくらしました。

サンプルコードと同じやり方では、スマホでは速度が遅すぎるので、別のやり方で実現しなくてはならないからコストがかかるとのことでした。

オフショアなら安くなるかと思い、ベトナムの会社にあたったりしましたが、条件で折り合うことができませんでした。

新学期のタイミングで出版したかったので、3Dシミュレーションの組み込みはバージョンアップで行うこととし、3Dシミュレーションなしのバージョンを2013年4月にアップルストアに申請を出しました。

しかし、結果は、リジェクト。

ちょうどそのときに、iBooks Japanがスタートしたばかりで、この内容ならiBooksのほうへ出してくださいと言われました。

でも、iBooksから出せない理由がありました。バージョンアップでシミュレーションを組み込むためには、iBooksでは無理で、アップルストアに出す必要があったのです。

 

電子書籍のリリースにも暗雲が立ち込め、時間ばかりが過ぎていきました。

追い詰められた状況で、突破口を探しているときに、ふと思いつきました。

 

『HTML5による物理シミュレーション』の著者の方に連絡してみたらどうだろうか?

 

それが、遠藤理平さんと知り合うきっかけでした。

遠藤さんも物理シミュレーションを教育に利用する可能性を探していたということで、話がどんどん進み、いろいろな点で協力していっしょにやっていけることになりました。

電子書籍の3Dシミュレーションも、遠藤さんが2,3日で作成してくれました。

半年以上もかかって、どうしても進められなかったことが、遠藤さんに連絡したことによって、わずか数日で解決してしまいました。

先日、アップルストアからリリースすることができた『田原の物理 力学』には、念願の3Dシミュレーションが実装されています。

3d

 

天井からおもりを糸でつるし、水平面で円運動させた後、糸を切断するとおもりはどのように運動するのか?

 

この3次元的な運動を3Dシミュレーションで見ることができます。

画面をドラッグすることにより、好きな角度から運動を見ることができます。

 

開発開始からリリースまで、1年半もかかってしまいましたが、どうしてもやりたかった3Dシミュレーションを実装することができ、『田原の物理 力学』をリリースできました。佐藤勝さんと遠藤理平さんには、本当に感謝しています。

 

しかし、これは、ゴールではなく、ようやくスタートラインに立ったところです。

・シミュレーションによって、どのような教育効果が上がるのか?

・どのようにシミュレーションを利用したら、効果的なのか?

といったことを、今後明らかにしていきたいと思います。

そのための、最低限の準備がようやく整いました。

これからが本番です。

 

10月19日に第1回の「シミュレーション教育利用オンライン研究会」をやります。

まずは、実践例を集めて、ディスカッションし、教育効果を上げるためには何が必要なのかを明確にしていきたいと思います。

シミュレーション教育利用オンライン研究会はこちら

 

 

 

シミュレーションの教育利用に関心を持った理由(その1)

僕が物理シミュレーションの教育利用に興味を持ったきっかけは、1年半ほど前に、このYoutubeビデオを見たことでした。

この動画を見たときに、物理エンジンを使えば、3Dバーチャル空間に簡単に「実験室」を作ることができる時代が来ることを予感しました。

そして、「バーチャル実験室」があれば、生徒が自由に仮説を立て、実験装置を組み立て、試行錯誤して、考察して・・・というアクティブな学びができるんじゃないかと思って興奮しました。

物理エンジンを使った教育ソフトを探してみると、

Phun, Algodoo, Interactive Physics

の3つが見つかりました。

まず、PhunとAlgodooを試してみました。これらは、フィンランドにある会社が開発した知育ソフトで、2次元空間にお絵かきソフト感覚で簡単に実験装置が作れるという点ではよいのですが、高校物理に出てくるような装置を作ろうとすると、「軽くて伸びない糸」「滑らかな滑車」などが用意されていないため、うまく作れませんでした。

そこで、Youtubeで見つけたInteractive Physicsを試してみることにしました。

 

チュートリアルビデオを見る限りでは、こちらもお絵かきソフト感覚で簡単に実験装置を作ることができ、2次元という制約はあるものの、仮説を立てて、実験装置を組み立て、実際に動かして検証するという学習ができそうでした。

早速、購入してみようと思ったものの、日本には購入できる場所がありませんでした。

シンガポールで代理店になっているLさんのホームページを見つけ、メールを送って、チャンギ空港のスタバでLさんに会いました。

Lさんから、シンガポールでInteractive Physicsがどのように教育利用されているのかをうかがい、Lさんから2ライセンスを購入しました。

Interactive Physicsによって、高校物理の設定をどの程度再現できるのか、まずはやってみようと思い、パートナーの浅井さんといっしょに、当時執筆中だった問題集『日本一詳しい物理基礎・物理の解き方』の力学の問題のシミュレーションを作りました。

 

作成したシミュレーション動画のリストはこちら

 

実際にシミュレーションを使ってみて感じたことは、思ったような動きを作るまでに試行錯誤が必要だということ。そして、そのような試行錯誤が勉強になるということでした。

出来上がった動画を見せるのではなく、生徒が自分で試行錯誤してほしいという思いが強くなりました。

それで、シンガポールのLさんにInteractive Physicsの販売元のアメリカの会社の担当者を紹介してもらい、自分が窓口になるから日本でも購入できるようにしてほしいと交渉し、日本でも購入できるようにしてもらいました。

Interactive Physicsの購入ページ

 

しかし、ここで課題が見つかりました。

「物理シミュレーションをどのように使えば、教育効果が上がるのか?」

ということが、僕自身、まだつかめていなかったのです。

 

思い描いているイメージはあります。

生徒個人、または、グループで自由に使える物理シミュレーションがあって、生徒が自由にそれをいじりながら発見的に学ぶ・・・・

これが、僕の描いているイメージです。

 

先日、アクティブラーニングの小林先生が反転授業のオンライン勉強会で、

「実験装置を置いとくと、生徒が勝手にいろいろいじるんですよ。ときどきそれで壊れるんですが、それでもいいんですよ」

という話をされていて、「まさにそういう使い方をしてほしい!」と思いました。

グループワークとシミュレーションは、非常に相性がよいと思います。

 

しかし、物理シミュレーションを広めるためには、そこからもう一歩踏み込んで、

「このような使い方をすると、このような理由で、このような教育効果が上がる」

という明確な知見を作る必要があります。

 

それで、Interactive Physicsの販売元に相談し、一緒にシミュレーションを使った教育ノウハウを作り上げていく仲間を作るために、最初の50ライセンスを半額にしてほしいと頼みました。そして、Facebookグループ「シミュレーション教育利用研究会」を立ち上げました。

FBグループ「シミュレーション教育利用研究会」

 

 

IT技術の発展に伴い、インタラクティブな教材がどんどん作られています。

物理シミュレーションだけでなく、数学のグラフソフトや、化学の3D立体模型など、さまざまな分野で「すごいもの」が出てきています。

しかし、それをどう使えば教育効果が上がるのかというノウハウは、まだまだ蓄積されていません。

IT技術に教育ノウハウが追いついていないのです。

 

10月19日に第1回の「シミュレーション教育利用オンライン研究会」をやります。

まずは、実践例を集めて、ディスカッションし、教育効果を上げるためには何が必要なのかを明確にしていきたいと思います。

シミュレーション教育利用オンライン研究会はこちら

 

全国から約100名が集まった!反転授業オンライン勉強会

反転授業と一言で言っても、そこには多様な取り組みがあります。

先日行われたオンライン勉強会の冒頭で、僕は、次のような図を使って、反転授業の分類について説明しました。

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赤字で書いてあるのが塾などの利益を目的とした活動で、青字で書いてあるのが学校やNPOなどの非営利の活動です。

このように整理すると、「反転授業」の目的も手段も様々であることが分かります。

10月7日に行ったオンライン勉強会では、能動学習(アクティブラーニング)を中心にすえて授業をやっていらっしゃる3人の先生に実践例をうかがいました。この図で言うと、左上に位置する方たちです。

この位置にいる方は、生徒に、自分で考え、他人と協働し、自ら新しいものを生み出していけるような社会人基礎力、21世紀型スキルを身につけさせようということを目的とし、そのための手段として能動学習(アクティブラーニング)を取り入れています。

日本の旧来の学習が、情報処理能力を重視してきたのに対して、それを根底から見直していこうという思想に基づいた活動なんですね。

 

これを、便宜上「グループワーク重視型の反転授業」と呼ぶことにします。

 

グループワーク重視型は、なぜ、反転授業にするかというと、理由は明確で、

「グループワークの時間を確保するために、講義部分を動画にして教室外に置く」

ということです。

 

今回お話しいただいた小林先生がアクティブラーニングを始めた頃は、iPadなんてものはなかったわけで、その中で、講義時間を短くするために、

・プリントを配り、生徒が黒板を書き写す時間を短縮

・プロジェクターをつかってスライドを映し、教師が黒板に書く時間を短縮

というような方法を使い、内容を説明する時間を10~15分にして、30分以上のグループワーク時間を捻出して行っていたそうです。

 

横山先生も、小林先生のやり方を取り入れ、同様のやり方でアクティブラーニングに取り組んでいらっしゃいます。そして、補足解説を動画にし、生徒が自主的にアクセスできるようにしています。

 

芝池先生は、3年前から協働学習に取り組まれていて、勤務されている近大付属高校に一人一台のiPadが導入されたのをきっかけに、協働学習の時間をより多く確保するために、講義部分を動画にして予習させることにしました。

 

このように、お話いただいた3人の先生のやり方は、それぞれ異なっていて、「反転授業」の定義に当てはまるのは芝池先生の取り組みだけになりますが、マインド部分は、ほとんど同じなんです。3人のお話をうかがっていて、

 

アクティブラーニング(協働学習)を通して、社会人基礎力や21世紀型スキルを見につけさせたい!

 

という気持ちがひしひしと伝わってきて、そのために、与えられた環境の中で、最適な方法を考えた結果、プロジェクターの利用であったり、動画を補習に使うというやり方であったり、反転授業であったりという方法が使われているということなのです。

 

このことを押さえておくと、「グループワーク重視型の反転授業」の本質が見えてくると思います。

 

オンライン勉強会は、小林先生のマイクにトラブルがあったため、話す順番を変更して、横山先生、芝池先生、小林先生の順でお話いただきました。

横山先生は、大学院時代に「学び合い」で有名な佐藤学教授の研究室で教育学を学び、最初からアクティブラーニングをやりたいという気持ちで高校教諭になったそうです。

でも、実際にやってみると、うまくいかないことも多く、試行錯誤の連続だったそうです。

横山先生がブログに内容をアップしていますので、そちらをご覧下さい。

「私の経歴と歩みと展望」

 

 

次に芝池先生にお話いただきました。数学の授業で生徒に頭を使わせるためにはどうしたらよいかという試行錯誤の中で、発問形式の授業をするなど様々な工夫をしてきて、3年前から協働学習に取り組まれるようになったそうです。そのきっかけになったのは、社会人基礎力をつけることの重要性を感じたからということでした。

芝池先生の授業は、「完全習得学習」を目指していて、そのために、協働学習による演習時間をしっかり確保するために、反転授業の導入に踏み切ったそうです。

「芝池先生が担当するクラスのほとんどの生徒が予習してくるのはなぜか?」というクイズをFacebookページに出して、みなさんに考えてもらい、たくさんの回答が出てきましたが、芝池先生と同じ回答は1つもありませんでした。

芝池先生のやり方は、「予習は直前にやるもの」という固定観念をはずして、何週間も前倒しで、動画を見て予習ノートを作らせるというものです。グループワークで演習している時間にノートをチェックして予習状況を把握するので、授業でやるときには全員が予習してある状況になっているそうです。

これは、目からうろこでした。

また、生徒のやりとりが活発になるように「知識構成型ジグソー法」を取り入れる場合もあるということでした。

芝池先生の、常に授業を改善させていこうという熱意に本当に感動しました。

 

最後に小林先生のお話をうかがいました。

教師の役割が、壇上の賢人から、学習者に寄り添う導き手に変わるという話を、非常に簡潔に明快に説明してくださいました。

その明瞭簡潔さに、チャットボックスには、「簡潔だ」「分かりやすい」という言葉が流れました。

長年、短時間で明確に説明するということを積み重ねていらっしゃったのだなというのが、その説明からも伝わってきました。

勉強会には、グループワークに実際に取り組まれている先生も多数いらしゃって、

・グループの分け方はどうしますか?

・仲間はずれにされる生徒が出てきませんか?

などのグループ分けに関する質問が多数出ました。

小林先生は、それらに次々と的確な回答をしていきました。

そのやりとりに、圧倒的な経験値を感じました。

最後に僕が、

「僕も、グループワークに挑戦し始めて、ファシリテーションスキルを身につけたいと思うようになったのですが、どのようにすれば身につきますか?」

と質問しました。

小林先生は、

「自分自身はカウンセリングやグループエンカウンターを勉強したりしたが、習得までに時間がかかりすぎるので、あまりお勧めできない。」

「もっと簡単にマスターできるものとして、質問会議(アクションラーニング)がある。」

と教えてくださいました。

 

講義スキルが分かりやすいのに対し、ファシリテーションスキルは見えにくいです。

先生が何もしていないように見えるからです。

しかし、生徒の学習をコーディネートし、生徒の気持ちや関係性をケアしていくことは、非常にスキルが必要とされることだと思います。

「グループワーク重視型の反転授業」の場合は、教師が、いかにしてファシリテーションスキルを身につけていくのかというのがポイントだと感じました。

小林先生も、オンライン反転授業について、ブログに記事を書いてくださいました。

「オンライン勉強会、刺激的でした」

 

 

勉強会に参加してくださった方も、ブログで勉強会の感想を書いてくださいました。

自分とは違った視点で勉強会を捉えていて、非常に勉強になります。

 

sakana10のエンジョイブログ 「反転授業オンライン勉強会に参加しました」

ふるやまんの算数塾 「反転授業の勉強会大盛況&大成功でした!

科学のネタ帳 「潜入!全世界から100名を超えた「反転授業オンライン勉強会」での学び」

まなびのブログ 「第1回☆オンライン学習会(2013.10.07)」

木田知廣ブログ 「米国教育の新潮流、反転授業の光と影」

普通の大学生が自分の学校を作る 「反転授業勉強会に参加しました!」

 

参加者の方のブログは、ご連絡いただければ、順次追加します。

 

グループワーク重視型の反転授業の目指す21世紀型スキルとは、グループで協力し合って、アイディアを出し合い、お互いにインスパイアしあい、集団智を作り上げるスキルです。

2013年10月7日に、反転授業に関心のある約100名の方が同じ場所に集まりました。

Facebookグループには、144名の方が参加してくださっています。

まずは、このグループに集団智を創発させ、グループからさまざまなヒントを各自が持ち帰り、課題を解決していけるようになることを願っています。

昨日の熱気は、その可能性を十分に感じさせるものでした。

今日もFacebookグループには、さまざまな書き込みがされています。

本当に楽しみなことになってきました。

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

144名が参加! Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日(10月7日)22時より、反転授業オンライン勉強会を行います

MOOCsやカーンアカデミーによって注目されている反転授業ですが、日本での実践は始まったばかりです。

そこで、反転授業やグループワークを実践されている先生方に、実践例を報告していただき、経験をシェアするオンライン勉強会を企画しました。

 

日時 10月7日 22:00-23:30
場所 WizIQというオンラインルーム

 

すでに100名以上の方が申し込んでくださっています。

教師、塾経営者、大学関係者、大学生、e-Learning関係者だけでなく、一般の方も多数申し込んでくださっています。
FBグループ「反転授業の研究」のメンバー数もついに100名になり、反転授業についての関心の高さをひしひしと感じています。

今回のオンライン勉強会は、夜の10時からスタートということもあり、夕食を済ませて、ゆったりとした気持ちでPCへ向かっていただければと思います。

用事で途中参加になる方、途中退室される方も、オンラインですので問題ありません。

登壇される3人の先生の時刻の目安は、以下の通りです。

●小林昭文先生「反転授業で大事なのは、教師の役割の変更」 22:10

1952 年生(60) 熊本県出身、埼玉大学理工学部物理学科卒、県立越ヶ谷高校を定年退職。現在は河合塾教育研究開発機構研究員、日本教育大学院大学講師、河合塾コスモ名古屋講師。
著書『担任ができるコミュニケーション教育』(小林昭文著/ほんの森出版)など。
取材記事 「キャリアガイダンスNo47(リクルート)」

小林先生のブログ 授業研究AL&AL

●横山北斗先生「アクティブラーニングへの挑戦」 22:30

1984年生まれ。29歳。東京都出身。
東京大学 農学部 応用生命科学課程 生命工学専修 卒業
東京大学大学院 教育学研究科 学校教育高度化専攻 教職開発コース 修士課程修了
東京都の私立関東第一高等学校に数学科教員として勤務。3年目。

横山先生の2013年の実践記録

●芝池宗克先生「反転授業の実践」 22:50

近畿大学付属高校 数学科教員
3年前から協働学習に取り組み、今年から生徒にiPadを配布し、反転授業を開始。
ジグソー法を取り入れた授業を行っている。

芝池先生のブログ「反転授業研究」

オンライン勉強会では、参加者の皆さんは、主にチャットボックスへの書き込みという形で参加していただきます。

リアルの勉強会であれば、誰かが話しているときは静かに聴いている態度が求められますが、オンライン勉強会では、全く違います。

話をしているときに、どんどんチャットボックスに書き込んでください。

これは、講演会ではなく、勉強会なので、参加者の皆さんには積極的な取り組みを期待しています。

「自分は反転授業をやったことがないから何も言うことないよー」という方は、何が分からないか、何を知りたいかを質問してください。

それが、実践している人、情報発信している人にとって、本当に貴重な情報になります。

本日22:00からはじまるオンライン勉強会は、反転授業に関心のあるみなさんにとって、きっと刺激的なものになると思います。

 

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無料申し込みはこちら(終了しました)

※お申し込みいただくと、自動返信メールでオンラインルームのURLが送られてきます。

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

100人が参加しているFacobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

反転授業オンライン勉強会:登壇者紹介~芝池宗克さん

反転授業オンライン勉強会の第3弾です。

全国に先駆けて、生徒全員にiPadを配布して反転授業を実施している近大付属高校の芝池宗克先生に、実践例を率直にお話していただけることになりました。

昨夜、オンラインではじめてお話しました。

芝池先生のブログ「反転授業研究会」には、よく目を通していたので、どんな方なんだろうなと想像していました。芝池先生も僕のブログのことをご存知で、「いつかどこかで会うことになるんじゃないかと思っていた」とおっしゃっていました。

オンライン勉強会のリハーサルも兼ねて、WizIQのルームに招待して、そこでお話しました。

 

芝池先生とお話して、一番強く感じたのは、「信念を持って取り組んでいらっしゃる方だな!」ということでした。

芝池先生が反転授業を導入するに至った経緯をうかがうと、3年前から協働学習に取り組むようになり、協働学習の時間をもっと確保するために反転授業を導入することにしたとのことでした。

芝池先生にとっては、「協働学習」こそが重要なもので、その効果を最大化する可能性を秘めたものとして反転授業があるということでした。

 

3年前に協働学習を導入したときに、周りから理解されずに苦労した話は、話をうかがっていて、状況がありありとイメージできました。他の人と全く違うことをやるというのは、風当りもきっと強かったのではないかと思います。その中で、「協働学習が生徒には必要だ」という信念を貫いてきたというお話に、感動してしまいました。

その頃は、「反転授業」なんて言葉が注目されて、今のようになるなんて、全く想像もできない状況だったと思います。

芝池先生は、独自に試行錯誤されているので、お話をうかがって、目からうろこのことがたくさんありました。

具体的には、オンライン勉強会で芝池先生がお話くださると思うので、ここには書きませんが、僕がなるほど!と思ったのは、

・全員が予習した状態で授業を行うための工夫

・グループワークが潤滑に進むための土台作り

・ジグソー法の利用

でした。

 

1つ1つのやり方をうかがっていると、失敗を重ねながら、長年かけて改善してきたという「時間の重み」を感じました。

芝池先生の実践例は、反転授業に取り組んでいる方、取り組もうと思っている方に非常に参考になるのと同時に、勇気付けるものになると思います。

 

■10月7日のオンライン勉強会では、反転授業やアクティブラーニングを実践されている先生(合計3人)が、実践例を紹介してくださいます。

オンライン反転授業はこちら

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

反転授業オンライン勉強会:登壇者紹介~横山北斗さん

インターネットは、人と人とをつなげることのできるツールです。

Facebookができてから、その力がさらに強まったように思います。

反転授業を実践されている先生は、全国に散らばっています。それぞれが、現場で、失敗を重ねながら試行錯誤していると思います。その試行錯誤のありのままを共有することができれば、お互いに参考になる部分があって、改善のスピードが上がるんじゃないかと思っています。

人と人とをつなぐためにはどうしたらよいか?

そのためには、まず、自分が情報を大量に出すこと。そして、その情報にアクセスしてくれた方とコミュニケーションをとることです。

これは、9年前からインターネットを使って仕事をしてきた中で学んだことです。

 

東京に出張した日のことです。その日はミーティングが4つありました。朝食ミーティングからスタートし、午前中にもう1つ、午後にもう一つ、夕食を食べながら最後のミーティングというハードスケジュールでした。

昼食を食べならがスマホをチェックすると、長いメッセージが入っていました。

それが、横山北斗先生との交流の始まりでした。

小林先生が僕について書いてくださった記事をFaceBookで見かけて、僕のFacebookの投稿をたどっていったら、僕がこのブログ「反転授業の研究」を書いていることに気づき、驚いてメールを送ってくださったということでした。

横山先生は、反転授業のための動画を作成するときに、このブログの記事を参考にしてくださったそうです。

 

「ちょうど東京に来ているので、もしよかったらお会いしませんか?」

とお返事し、夕食ミーティングの前に空いていた1時間に、コーヒーショップでお話しすることにしました。

 

そこで、横山先生が教育の道に入るまでの経緯、アクティブラーニングをどうやって実践しているか、実践の背景として考えていることは何か、といったことをたくさん教えていただきました。

・予習プリントや、最初の解説で、あえて詳しく説明せずに、グループワークで発見してもらう。

・解答プリントを配布して、グループワークを行う。

といった話は、非常に刺激的でした。これについては、オンライン勉強会で詳しい話を聞けると思います。

 

また、小林先生の実践例に登場する「セッティング」「立ち歩き」などが、どのような意味を持っているのかを解説してもらいました。

これが、僕にとって、とても役に立ちました。

その後に物理ネット予備校で行ったオンラインのグループワークでは、小林先生のやり方をベースにして構成したのですが、横山先生が、小林先生のやり方の背景を教えてくださったので、意図を理解することができ、応用させることもできたのです。

 

オンラインのグループワークには、横山先生も見学に来てくださり、コメントを送ってくださいました。許可を得て引用します。

—- ここから引用 —-

物理をあまり学んでないもので、すっかり生徒気分で参加できました。

日頃こういう立場の経験ができないので非常に貴重な経験でした。 ありがとうございます。

授業の中で分かっていく過程や、分からない不安さ、追いて行かれそうな焦り、難しそうな問題を見た時の恐怖(大げさですが)、確信が持てないことをグループで共有する躊躇い、しかし例えお互い に確信が持てないとしても同じように考えている人がいることの安心感などを久しぶりに味わうことができました。

読書などで新しいことを学んでいく過程とはやはり違って、良くも 悪くもライブならではのドキドキ感がありますね。 改めて、本当にとても貴重な体験をさせていただきました。 今後の授業で生徒の感情を感じ取るのに間違いなく活かせると思います。

—- 引用ここまで —

 

横山先生は、アクティブラーニングや反転授業をやりたくて教師になったとのことでした。

2年目の途中から満を持してアクティブラーニングをはじめ、手応えを感じて、3年目の今年は、最初からアクティブラーニングと反転授業に取り組んでいるとのことです。

横山先生の2013年の実践はこちらにまとめられています。

横山先生のブログ→アクティブラーニング&反転授業はじめました

 

横山先生は、ほんとうに様々なことを考えて実践されているので、「これは、何のためにそうしているのですか?」という質問を、オンライン勉強会ではどんどん投げかけていきたいと思います。

 

コーヒーショップで1時間だけ話す予定だったのですが、夕食ミーティングが急にキャンセルになり、そのまま話し続けました。

僕もすっかり気持ちが盛り上がって、時間を忘れて話していたら、気がつくと3時間が過ぎていました。

その日をきっかけに、横山先生とはFacebookなどで情報交換をさせていただいています。

 

インターネットは人と人とをつなぐ力があります。

10月7日の反転授業オンライン勉強会も、そのようなつながりがうまれるきっかけになればうれしいです。

 

■10月7日のオンライン勉強会では、横山先生の他、反転授業やアクティブラーニングを実践されている先生(合計3人)が、実践例を紹介してくださいます。

オンライン反転授業はこちら

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

 

 

 

 

反転授業オンライン勉強会:登壇者紹介~小林昭文さん

反転授業のオンライン勉強会まであと3日となりました。

申し込みの際のコメントを拝見すると、とても楽しみにしてくださっている様子で、僕もワクワクしてきました。

今日から、オンライン勉強会で実践例をお話しいただける方の紹介をしていきたいと思います。

 

今日、ご紹介するのは、アクティブラーニングの実践と普及をされている小林昭文さんです。

 

僕が、反転授業について勉強をはじめたときは、アメリカの情報をもとに考えていたんです。英語の文献を読んだり、アメリカの反転授業をやっている教師のSNSに入ったりして、アメリカでの実践例を調べました。

アメリカの実践例を調べたときに、e-Learningの部分はすんなり理解できました。

僕自身も、e-Learningの教材作成を9年間やってきているし、そこで使っているものも、なじみのあるものが多かったからです。

しかし、一方で、教室でのアクティビティの部分は、なかなか理解できませんでした。

教師の役割が、「壇上の賢人(sage on the stage)」から「学習者に寄り添う導き手(guide on the side)」になると言われても、具体的に何をやればよいかピンとこなかったのです。

アメリカの実践例では、頻繁に「グループワーク」という言葉が出てきます。インターナショナスクールでやっている授業の様子を聞いても、「グループワーク」という言葉が頻繁に出てきます。

いったいグループワークとは、どういうものなのか?

それを、日本でやることは可能なのか?

グループワークにその秘密が隠されているのではないかと思いました。

それで、いろいろ調べているときに、アクティブラーニングというグループワークを実践し、現在は、普及活動をされている小林さんのブログに出会ったのです。

 

小林昭文さんのブログ → 授業研究AL&AL

 

このブログを発見したときは、とても興奮しました。

小林さんは、高校で物理の授業を7年前からグループワーク中心に切り替えて行っていたそうです。

日本に7年も前からグループワークを実践されている先生がいたということに感動しました。そして、ブログ記事を過去まで遡って読みました。

どうしても小林さんからお話をうかがいたくなって、メールを送りました。

小林さんは、昨年、高校の教諭を定年退職し、現在、アクティブラーニングの普及のために日本全国を飛び回っていらっしゃるので、スカイプでお話しました。

それ以来、小林さんとコミュニケーションをとらせていただくようになり、いろいろと教えてもらっています。

 

僕が運営しているフィズヨビでは、先月、はじめてオンラインでグループワークを行ったのですが、そこでは、小林さんの授業のやり方を参考にしました。同じ物理の授業ということもあり、まずは、同じようにやってみて、どのようなことが起こるのか見てみたかったのです。

結果は、参加者がびっくりするほどアクティブに動き、多くの発見がありました。

小林さんのやり方には、グループワークがうまくいくためのノウハウが凝縮されているのだというこということを実感しました。

小林さんもその授業を見学してくださって、ブログに感想を書いてくださいました。

オンライン授業を見学しました

 

 

実際にグループワークをやってみて、アメリカでやっている反転授業というのは、まずベースにグループワークがあり、グループワークに使える時間を十分にとるために「講義部分」をe-Learningで置き換えて授業外にやらせるという発想なのだということが腑に落ちました。

日本で反転授業をやろうとしている先生には、小林さんのアクティブラーニングの方法論がとても役に立つと思います。

オンライン勉強会で小林さんがどのような話をしてくださるのか、僕が一番楽しみにしているかもしれません。

 

■10月7日のオンライン勉強会では、小林先生をはじめ、反転授業やアクティブラーニングを実践されている先生が、実践例を紹介してくださいます。

オンライン反転授業はこちら

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

 

 

反転授業オンライン勉強会のお知らせ

先日、朝日新聞の一面で佐賀・武雄市での反転授業への取り組みが報道されるなど、反転授業についての関心が高まってきています。

自分も反転授業をやってみたいという学校や塾の先生も、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、日本で実践しているところはまだまだ少なく、身近なところで反転授業の実践をしている先生を見つけてお話を聞くチャンスは少ないのではないでしょうか。

Facebookグループ「反転授業の研究」には、反転授業に関心のある方が62名(9/29現在)おり、活発に情報交換、意見交換がされています。

その中には、反転授業を実践されている方も含まれています。

このFBグループは、9ヶ月前にスタートし、これまでに8回、オンラインで勉強会を行ってきました。

勉強会をスタートした頃は、実践例が少なく、主にアメリカの状況を調べたり、E-Learning教材の作り方について議論したりということが中心でした。

その中で、話題の中心になったのは、

「E-Learning教材の作り方は分かるが、教室で何をやればよいのかが見えてこない」

ということでした。

「反転授業で、教室で何をやるかを明らかにする」ということを課題とし、勉強会は一時中断しました。

その後、日本における反転授業の実践例も少しずつ報告されるようになってきました。

また、グループワークを授業の中心にすえた「アクティブラーニング」を以前から実践されている先生方がいらっしゃることも知りました。

そこで、反転授業オンライン勉強会を再開し、アクティブラーニングに取り組んでいらっしゃる先生に実践状況を報告していただき、それをベースにして、参加者でディスカッションしたいと思います。

反転授業では、教師の役割が「壇上から知識を教え込む」ことから、「生徒の横に立ちサポートする」ことに変化するというように言われますが、具体的にどのようにすればよいのか、通常の一斉講義しか経験したことがない人にとっては、イメージすることが難しいと思います。

グループワークを実践されている先生のお話をうかがい、直接質問したり、参加者同士でディスカッションしたりすることができる貴重なチャンスですので、ぜひ、ふるってご参加ください。

参加費は無料、参加資格は特にありません。

反転授業に取り組みたいとお考えの方には、非常に参考になる勉強会になると思います。

 

日時 : 10月7日(月) 22:00-23:00 (最大延長 23:30)

場所 : WizIQオンラインルーム (申し込みいただくと、招待URLが届きます)

内容 :

(1) 小林昭文さん 「反転授業で大事なのは、教師の役割の変更」

プロフィール

1952 年生(60) 熊本県出身、埼玉大学理工学部物理学科卒、県立越ヶ谷高校を定年退職。現在は河合塾教育研究開発機構研究員、日本教育大学院大学講師、河合塾コスモ名古屋講師。

著書『担任ができるコミュニケーション教育』(小林昭文著/ほんの森出版)など。

取材記事 「キャリアガイダンスNo47(リクルート)」

小林先生のブログ→授業研究AL&AL

(2) 横山北斗さん 「アクティブラーニングへの挑戦」

プロフィール

1984年生まれ。29歳。東京都出身。
東京大学 農学部 応用生命科学課程 生命工学専修 卒業
東京大学大学院 教育学研究科 学校教育高度化専攻 教職開発コース 修士課程修了
東京都の私立関東第一高等学校に数学科教員として勤務。3年目。

横山先生の2013年の実践はこちらにまとめられています。

横山先生のブログ→アクティブラーニング&反転授業はじめました

(3) 芝池宗克さん 「反転授業の実践」

プロフィール

近畿大学付属高校で3年前から数学の協同学習に取り組み、今年の春から全国に先駆けてiPadを用いた反転授業を実践。

芝池先生のブログ→反転授業の研究

(4)ディスカッション

無料申し込みはこちら(終了しました)

 

 

 

 

シミュレーション教育利用オンライン研究会

シミュレーションの教育利用に関心がある方を対象に、オンライン研究会を行いたいと思います。

日時 : 2013年10月19日 22:00-23:30

参加費 : 無料

場所 : WizIQのオンラインルーム (お申し込みいただいた方に、招待URLをお送りします。)

運営 : 田原真人(物理ネット予備校)

内容 :

IT技術の発展により、様々な教育用シミュレーションが開発されています。

シミュレーションを例に取ると、次のように分類できます。

(1)実験装置が固定され、パラメーターだけを操作できる自由度が小さいもの

(2)実験装置を、簡単に設定できる、比較的自由度の大きいもの

(3)プログラミングにより、自ら製作するもの

 

また、授業でのシミュレーションの導入方法としては、次の2つの方法が考えられると思います。

(1)教師がシミュレーションを作成し、映像を生徒に見せ、現象のイメージをつかませる。

(2)生徒が自分でシミュレーションを製作、または、操作し、発見的に学ぶ。

 

このようにシミュレーションの教育利用といっても、さまざまな種類、使い方、スタンスがあり、それぞれの場合においてノウハウがまだ十分に蓄積していない状況です。

このオンライン研究会では、シミュレーションの教育利用を実践している方に実践例を紹介してもらい、それを元に、意見やアイディアを出し合いたいと思います。

ディスカッションの中から、有益なアイディアが生まれてくることを期待しています。

登壇者:

遠藤理平さん 「HTML5がもたらす科学コミュニケーションの可能性」

(プロフィール)

有限会社 FIELD AND NETWORK 代表取締役, 特定非営利活動法人 natural science 代表理事

1978年生まれ。仙台在住。博士(理学)。WEB技術の魅力に取りつかれ大学院在学中の2005年に起業後、独学でWeb関連技術の習得に励む。各種物理現象を仮想3次元空間中で再現する仮想物理実験室の構築を、HTML5を用いて実現することを当面の目標に現在活動中。

遠藤さんのWebサイト→Natural Science

遠藤さんのプレゼンテーション用コンテンツ

遠藤さんの著書

(内容)

1990年、欧州合同素粒子原子核研究機構(CERN)にて研究者同士の文献共有を目的として登場した HTML は、20年の歳月の中で通信技術の進歩とともに、劇的な進化を遂げてきています。2012年に登場した最新版であるHTML5、従来のホームページ記述言語から、アプリケーション開発言語として、飛躍的に活躍の場を広げつつあります。

 HTML5の最大の魅力は、各種実行環境に応じてプログラミング言語やユーザインターフェースを個別に用意する必要があった従来のネイティブアプリケーションに対して、スマートフォン、タブレット型PCなどの様々なデバイス上で、OSの違いをも超えてプログラムが動作するマルチプラットフォームがウェブブラウザを利用することで実現できていることです。
 またHTML5は、グラフィックスが非常に強化された結果、非常に精密でインタラクティブな2次元グラフや3次元グラフィックスを比較的簡単に実装することができ、仮想的な物理実験室をウェブブラウザ内で構築することもできます
 本講演では、昨今の教材のデジタル化の流れに対して、HTML5が物理教育や科学コミュニケーションに対してどのような役割を果たすことができるのかという点についての提案を行います。

三澤信也さん 「物理の授業へのシミュレーション利用の実践例」

(プロフィール)
 長野県伊那北高等学校にて物理を担当しています(物理を教えるようになって7年目です)
 三澤さんのHPはこちら→大学入試攻略の部屋
(内容)
 Interactive Physicsによるシミュレーションを、高校の物理の授業の中でどのように活用しているか、その実践例を報告させていただきます。

坂本保代さん 「楽しくつくろう!簡単シミュレーション」

(プロフィール)
 川崎市麻生区の小中学12校のICT支援員と高校の教員補助、  現在、山野美容芸術短期大学 現代美容福祉専攻1年在学中、稲城市・稲城こども体験塾2013「動く絵本を作ろう」講師 および㈱マイクロブレイン取締役
 坂本さんのWebサイト→ 白板ソフト ひらめきを忘れない
(内容)
簡単に作れるシュミレーションの作成を動画にて説明いたします。
先生は魔法使い?子供達同士の「学びあい」で活用出来れば、学びの選択が広がります。

 

 

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