こんにちは。Facebookグループ「反転授業の研究」を主催しております田原真人です。

 

 

2012年にスタートしたFacebookグループ「反転授業の研究」は、現在、約2000名の方が日々、活発な交流を行っているとてもアクティブなグループです。

 

 

グループの活動の中で、学びたいというニーズと、教えるスキルを持った人とのマッチングが起こり、反転授業の実践者のスキルアップのためのオンライン講座が生まれてきました。

 

 

すでに2回のオンライン講座(動画講義作成、授業設計)を実施し、これまでになかった学びの機会を創出することができました。

 

 

講座をオンラインで実施するメリットは2つあります。

 

 

1つ目は、インターネットさえつながっていれば、住んでいる場所に関係なく参加できることです。

 

 

アクティブラーニングの研修をできる講師は少なく、スキルアップできるチャンスは限られています。特に地方に住んでいらっしゃる方にとっては、学びの場を得ることが難しい状況です。

 

オンラインで実施することにより、学びたいという気持ちがあれば、誰でも参加できるようになります。

 

 

2つ目は、時間の制約が少ないということです。

 

この講座では、受講者はMoodleという会員サイトにログイン、そこにレポートをアップロードしたり、フォーラムで他の人の意見にコメントを書き込んだりします。

 

また、夜21:30-23:00の時間帯を使い、ビデオチャットを用いたリアルタイムセッションを行います。

 

すきま時間を利用してレポートを作成したり、仕事から帰宅してからリアルタイムセッションに参加したり、というように、仕事をしながらでも講座に参加できるように工夫しています。

 

 

今回は、アクティブラーニング実践のパイオニアである産業能率大学経営学部教授の小林昭文さんにメイン講師、都内私立高校でアクティブラーニングを実践する横山北斗さんにサポートをお願いし、アクティブラーニングのスキルアップ講座を実施します。

 

講師紹介

 

アクティブラーニング実践のパイオニア!

産業能率大学経営学部教授 小林昭文

1952/8/18 生(61 歳)、埼玉大学理工学部物理学科卒業、空手修業を経て 35 歳から埼玉県公立高校教諭。県立和光高校→県立浦和東高校→県立岩槻高校→県立越ケ谷高校(2013/3 月定年退職)。

 

現在は、産業能率大学経営学部教授、河合塾教育研究開発機構研究員、日本教育大学院非常勤講師(アクティブラーニング特論担当)、河合塾コスモ名古屋講師(物理基礎担当)。

 

埼玉県立教育センター主催の研修会でカウンセラー養成講座初級中級上級終了。上智大学カウン
セリング研究所カウンセリング研修基礎上級終了。 日本アクションラーニング協会認定 AL シニアコーチ。

教諭時代に埼玉県教育委員会主催研修会や県内外の教育委員会・各高校主催の講師を 15 年間で約 100 回務めた。(テーマは、カウンセリング、生徒指導、キャリア教育)

定年退職後の 1 年間に全国で約 70 回の講師を務めた。(テーマは「アクティブラーニング型授業」) (山形県、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、鳥取県、広島 県、福岡県、長崎県、沖縄県)

著書:「担任ができるコミュニケーション教育(単著/ほんんもり出版)」、
「記述式心の処方せん(共著/二見書房)」など。
「アクティブラーニングが授業を変える(日本教育新聞 2014/3/3 号〜)」を連載中。

大学院で学んだ知識をもとに、アクティブラーニングを実践!

都内私立高校勤務 横山北斗


1984/2/12 生(30 歳)、東京大学農学部応用生命科学課程を卒業後、同大学院教育学研究科学校教育高度化専攻へ進学。修了後は現勤務校へ。現在4年目に入り、教務主任とICT導入準備係を務める。
「学びの共同体」で知られる佐藤学研究室にて協同学習を学び、さらに小林昭文先生のアクティブラーニング型授業に感銘を受け、自身でも初年度よりアクティブラーニング型の授業に取り組む。
現在はグループ学習における学びの深みと広がりを増すべく、iPadなどのICT機器を活用した授業にも挑戦している。

9年間のネット予備校の運営経験を生かしてサポート

物理ネット予備校代表 「反転授業の研究」主催 田原真人


Facebookグループ「反転授業の研究」を主催。反転授業の多くの実践者にインタビューをしてきました。その中で、知識基盤型社会で生きていく力をつけるために、アクティブラーニング型授業が広まる必要性を感じるようになりました。この講座では、運営を担当していますので、ご不明な点があれば、田原までお問い合わせください。

講座紹介

対象

すでにアクティブラーニング型授業や反転授業を実践していて、授業を改善したい方

 

 

受講に必要なもの

 

ビデオチャットの準備

 

※PC、ヘッドセット、Webカメラをご用意ください。ヘッドセットの代わりにPC付属のマイクを使う場合はハウリング防止のためにヘッドフォン(イヤホン)をご利用ください。

 

 

受講期間

 

2014年7月20日〜2014年8月16日

 

期間中に4回のリアルタイムセッションを行います。

 

リアルタイムセッションの日程

 

 7/22(火)21:30-23:00

 

 7/29(火)21:30-23:00

 

 8/5(火)21:30-23:00

 

 8/12(火)21:30-23:00

 

※リアルタイムセッションに参加できない場合でも、録画動画を利用して、学んだり、交流できたりするように工夫してありますので、すべてのリアルタイムセッションに参加できなくても大丈夫です。

 

 

講座の目的

 

(1)すでにアクティブラーニング型授業を実践している人の授業の質をさらに向上させる。

 

(2)アクティブラーニング型授業の意義を深く理解し、職場や地域における改革リーダーとして活動する力をつける。

 

(3)実践者としてのコアチームを形成し、今後も相互支援を続けるチームを形成する。

 

 

目標

 

(1)現在の自分の授業の強みや改善できる点を理解し、具体的な改善を進める。

 

(2)建設的な対話の仕方を身に付けて、それを授業や組織開発に活用できるようにする。

 

 

 

講座の進め方

この講座は、フォーラムセッションとビデオチャットによるリアルタイムセッションを組み合わせて、4週間のオンライン・ワークショップ形式で行います。

 

※リアルタイムセッションは、後ほど録画動画を見ることができますので、すべてのリアルタイムセッションに参加できなくても大丈夫です。

 

 

 

 

【事前準備】

PDFテキスト「教師介入の構造」(小林著)を読み、アクティブラーニングについての基礎知識を学んでおく。

 

 

【第1週】自己紹介

相互の授業実践を共有することが狙いです。

 

事前課題として、自己紹介・実践の紹介のレポートをMoodleに提出していただきます。

 

リアルタイムセッションでは、順にビデオチャットで登場していただき、参加者や講師からの質問に回答していただきます。

 

事後課題として、Moodleのフォーラムでグループセッションを行います。

 

 

 

【第2週】授業の枠組み

授業の枠組みについて考えるのが狙いです。

 

事前課題として、レポートを提出していただきます。

 

リアルタイムセッションでは、順にビデオチャットで登場していただき、参加者や講師からの質問に回答していただきます。

 

事後課題として、Moodleのフォーラムでグループセッションを行います。

 

※グループは週ごとにメンバーをシャッフルします。

 

 

 

【第3週】授業の不安

 

授業の不安と解消法について考えるのが狙いです。

 

事前課題として、レポートを提出していただきます。

 

リアルタイムセッションでは、順にビデオチャットで登場していただき、参加者や講師からの質問に回答していただきます。

 

事後課題として、Moodleのフォーラムでグループセッションを行います。

 

※グループは週ごとにメンバーをシャッフルします。

 

 

【第4週】授業の意義づけ

 

授業改善の意義と将来像について考えるのが狙いです。

 

事前課題として、レポートを提出していただきます。

 

リアルタイムセッションでは、順にビデオチャットで登場していただき、参加者や講師からの質問に回答していただきます。

 

事後課題として、Moodleのフォーラムでグループセッションを行います。

 

※グループは週ごとにメンバーをシャッフルします。

 

お申込みいただいた方の声

山口県立萩商工高等学校 教諭 松嶋渉さん


私がこの講座に期待することは、2つりあります。


1つは、AL型授業の第一人者である小林先生のAL型授業のノウハウを少しでも習得出来るのではないか、ということ。


2つめは、この講座を受けるメンバーと継続的に協力体制が作れるのではないか、ということです。


1つめについては、7月最初に小林先生のオンラインでのアクションラーニングに参加させていただき、大変興味深く取り組めたので、今回の講座についての期待がさらに膨らみました。学習者が主体的に授業に取り組むヒントが必ずこの中から得られるのではないか、と思っています。


2つめについては、自分の教育実践現場以外で信頼できるメンバーを持つことは大切だと思います。このような有料講座に申し込む方は、それだけ教育実践に対するモチベーションが高く信頼出来る方が多いのではないかと考えています。無料ではなく有料だからこそメンバーが選別されて良いチームが出来るのではないかと考えています。

 

困ったり悩んだりした時に、外に目を向けることで問題が解決することがあります。余裕がないから外に目が向かないのではなく、外に目を向けないから余裕がない、ことが多いのではないでしょうか。


自分の教育実践を他の人に評価してもらいフィードバックを受けたり、逆にフィードバックしてあげることでお互いの授業改善が出来るのではないか、と期待しております。

 

古山竜司さん


21世紀は教育の革命。Flipped Leaningによって、教育の質が変わってきました。コンテンツができ、LMSによって、学習管理ができる。 でも、一番大切な授業が今までと同じであれば意味がありません。 学習者が能動的にさまざまな課題に取り組み、詰め込み型の教育とは違う、自分で考え自分で行動できる人材の育成を目指しています。 そこで、本講座の案内を頂きました。

 

私の仕事は、学校ではなく塾ですが、学ぶということでは同じです。 21世紀型の教育を日本から発信することで、子供たちに自信と勇気を与え、世界に羽ばたく人になってほしいと心から思います。 そのためにも自ら学び、自ら行動するというのは私からではないかということでこの講座でいろいろなことを学び、子供たちに還元していきたいと思っています。 わくわくしています。よろしくお願いします。

 

坂田洋史さん


実践を共有できることが最大の魅力だと感じました。「できる学力」と同時に「わかる学力」を育成を成功させるには多く人の知恵を集めて行くことが有効だと思っています。その中で何か役割を持てることは素敵なことだと思い、申し込みました。


アクティブラーニングを本格的にやるようになって2年目になりました。それをきっかけに実験的に授業スタイルを多様化させています。PC室で動画を見せる授業をしたり、ワールドカフェの要素を入れてみたりとそれなりの手ごたえを感じていますが、ぜひ実践している人からの評価をいただいて、フィードバックしていきたいと思います。


高校で物理と生物を担当しています。よろしくお願いします。

 

小河節生さん


ALを実際にやってはいますが、無手勝流。いろいろ学んで受講者に喜んでもらいたい。

 

加藤浩吉さん


現在、中学1年と高校2年の数学の授業を受け持っています。
自分なりにアクティブラーニングを実践しているつもりですが、まだ手応えを感じていないので、この講座でスキルアップしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

 

溝上広樹さん


高校生物でアクティブラーニング型授業に、取り組んでいます。現在、リフレクションカードによる生徒の声を取り入れながら改善を行っており、授業の流れについては、少しずつ見えてきました。

 

しかしながら、学科によって極端に学力などが異なるクラスにどのように対応するかという点で苦労しています。

 

また、本教科においてどうすれば、もっと生徒たちに力を付けられるかという点でもまだ深める必要があります。

 

現在、熊本でアクティブラーニングに関する学習会を立ち上げましたが、これから実践する先生が大多数です。今回の講座を通して、すでに実践をされている先生方と繋がり、自らの授業の質を高めるとともに、地元のアクティブラーニング型授業のさらなる盛り上がりに貢献したいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

 

豊永亨輔さん


高校で生物を担当しています。小林先生が物理で実践されたアクティブラーニングを生物で実現すべく試行錯誤しながら日々取り組んでいます。

 

講師の先生方からの示唆や、参加されている受講生の方々との情報交換やディスカッションを通してさらにステップアップしたいと考えています。よろしくお願いします。

江藤由布さん


完全我流でアクティブラーニングに取り組んでいます。

 

最近学内からもっとALについて知りたい、という声をよくもらうのですが、 説明がうまくできないことも。

 

自分の思いついたやり方しか知らないので、スキルアップをしたいと考え、 申し込みました。

福島毅さん


昨年3月まで千葉県公立高等学校教諭でした。(地学、情報担当)
現役ではありませんがよろしくおねがいします。

Q&A

リアルタイムセッションに参加できない日があるのですが大丈夫ですか?

事前に宿題課題を提出していただければ、その課題に対してリアルタイムセッションでメンバーからの質問やコメントが受けられます。翌日以降、リアルタイムセションの録画動画が見れるようになりますので、そちらで確認し、質問やコメントに対してフォーラムで回答してください。

リアルタイムセッションにはどのように参加するのでしょうか?

Go to meetingというWeb会議システムを利用します。参加者の皆さんには交代でビデオチャットで登場していただきます。Go to meetingの使い方についてはこちらを参考にしてください。

パソコンではなく、iPadからでもリアルタイムセッションに参加することができますか?

はい。無料アプリのインストールが必要になりますが、参加することができます。

 

 

※画像はイメージです。

AL型授業実践のためのスキルアップ講座

  • 申し込み締め切り:7月20日
  • 定員:20名
  • 開講期間:2014年7月20日〜8月16日
  • LMSのフォーラムでのディスカッション
  • Go to Meetingを使用したビデオチャットによるリアルタイムセッション4回

 

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