一から多、そして、循環へ

反転授業の研究の田原です。
 
先日、オンライン講座「iPad/iPhoneでつくるカンタン動画作成」が終了しました。
 
運営チーム24名
 
受講者24名

という構成で、1ヶ月間にわたりオンラインで学びあいを続けてきました。
 
 
反転授業の研究のオンライン講座では、
自ら学ぶ楽しさを感じられるような場つくり、
自分ごととして関われるようにする仕組みづくり
ということをずっと考えてきています。
 
 
オンライン講座で、運営チームや、受講者として体験したことを、各自の現場での取り組みに生かしてもらいたいと思い、参加型の組織運営、主体的な学びにこだわってやってきました。

講座をスタートしたころから考えると、運営チームのチームビルディングも、オンライン講座での学びも、かなり深まってきたと感じています。
 
今回は、今までよりも、さらに一歩前に進んだような感覚がありました。
 
そのきっかけとなったのは、当初、運営ボランティアとして参加していた川上さん、跡部さん、松島さんが、自らの判断で受講者に回ったことでした。
 
講座が良いものになるために、それぞれがどうしたらよいのかを考えたときに、運営ボランティアよりも、受講者で参加したほうが全体としてプラスになると判断してくれたのだと感じました。
 
それを受けて、
 
・無料で参加する運営ボランティア
・37,800円を払って参加する受講者
 
という2つの選択肢の中間の選択をできればよいのではというアイディアが生まれました。
 
ここが、0か100かになっていることが、各自の判断によるスムーズな調整を妨げているような気がしたからです。
 
それで、運営ボランティアのみなさんには、

・自分の貢献の度合い、
・学びの度合い、
・オンライン講座への応援の気持ち

などを総合的に考えて、自分にとって、もっともしっくりくる金額を自分で決めて払ってもらうことにしました。
もちろん0円もありということで。
 
このように、信頼をベースに、調整を場にゆだねることで、学びと収益のバランスが、より調和の度合いの高いところに移動するように感じています。
 
今回、運営チームの中で、様々な役割が自然発生しました。
 
運営統括が指示を送るのではなく、
 
「こんな役割があったらいいんじゃないか?」
 
と考えた人が、勝手にその役割をやり始め、
そのことにみんなが感謝を示していく。
 
そうすると、チーム全体の思考力が利用できるようになり、
一人じゃ目が届かないところに目が行き届くようになり、
チーム全体で講座をサポートできるようになってきました。
 
機械論的に組織を組み立てるときは、
最初に役割を定め、
そこに人を当てはめていきます。

これは、多から一をつくる仕組みです。

しかし、生命論的な組織では、
まずはみんなで集まり、
それぞれが自分のやりたいことや、
自分がやれることを考えながら、
ぐちゃぐちゃと動いているうちに、
自然とうまく役割分担が生まれてきて、
いい感じでチームが流れていきます。

生き物は、受精卵から始まり、
細胞が分化してシステムを作り、
循環を生み出していきます。
 
一から多、そして、循環

というのが、生き物の仕組みだと思います。

生き物のような自己組織化が、
まさに運営チームや、講座全体に生まれていたように感じました。

 
自己組織化が起こると、
場からエネルギーがわきだし、
参加している人たちの活きも引き出され、
どんどん元気になっていきます。

それが、何とも言えずうれしいです。

講座が終わり、
オンライン講座の在り方も、
そろそろ次のステップに進むときが来たかもしれないと
感じています。

次のステップについて、
皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。

第23回反転授業オンライン勉強会「iPad/iPhoneで教材を作ってみよう」

反転授業の研究の田原真人です。

インターネットが発達し、個人が情報を発信することができる時代になりました。

誰もがブログやFacebookで自分の考えを発信できるようになったことで、共感による繋がりが生まれ、それは、社会に変化を与えるほどのインパクトを生み出しています。

スマホの普及率が高くなったことで、写真や動画をシェアすることが簡単になりました。Youtubeが誕生し、個人がアップロードした動画を世界中の人が視聴することができる時代へ突入しました。

ポケットからスマホを取り出し、指でタップするだけで撮影でき、その場でアップロードして共有できるようになり、動画が以前とは比べ物にならないほど身近なものになったのです。

動画を教育に生かしていこうという試みは、このような社会インフラの変化の中で、必然的に起こったものだと思います。

iPadが創り出した無限の可能性

みなさんは、iPadがどんな可能性を創り出しているのかに気づいていますか?

実は、私も、つい数日前まで気づいていませんでした。

何かを表現したいと思ったとき、

(1)それを表現するための技術を習得する。

(2)その技術を使って表現する

というプロセスになると思います。

iPadは、「技術習得に要する時間を大幅に短縮する」ことを可能にしたのです。

通常、新しいソフトを使いこなすためには、マニュアルを読んで、チュートリアルに従ってやってみたりするわけで、一人ではマスターできないことも多いです。

ところが、iPadは、次の2つの方法によって、マニュアルなしでも、いきなり使えるようになっています。

(1)1つのアプリの機能を絞り込んである。

(2)操作方法を標準化してある。

iPadのアプリは、アイコンを見ながら、適当にタップすれば、マニュアルを読まなくても使えるようになるんです。ボタンや操作法も標準化されているので、1つのアプリを使えるようになれば、他のアプリも、直感的に使えるようになります。

つまり、マニュアルを見ながらソフトの使い方をマスターする労力を、大幅に節約できるようになるんですね。

その結果、いきなり、アイディアを表現する作業に進むことができるわけです。

このメリットに、みなさん、気づいていましたか?

 

iPad/iPhoneアプリには、動画加工に関するアプリが数えきれないほどあります。

それらを使いたいと思ったら、ダウンロードしてちょっと触ってみれば、マニュアルなしで直感的に使うことができます。

そして、加工した動画をiMovieなどでまとめて編集すれば、自分のアイディアを形にした動画を作ることができます。

動く教材でも、講義動画でも、プロモーション動画でも、ブランディング用の動画でも・・・

あなたが創りたい動画を、カンタンに創ることができる可能性をiPad/iPhoneは、持っているのです。

しかも、持ち歩きが簡単なので、移動時間などに編集作業をすることができるのもありがたいです。

 

私に、このiPadの秘密を教えてくれたのが、iPadの達人、ICTコンサルタントの住ノ江修さん。

そのときのインタビューはこちら

 

iPadの達人!住ノ江修さんインタビュー

住ノ江さんは、いち早く、iPadの可能性に気づき、自腹で2000個以上のアプリをダウンロードして、様々な検証を行ったのだそうです。

そして、それを教育の様々なシーンで利用するための方法を提案しています。

オンライン勉強会では、下の動画のような感じで、住ノ江さんがiPadをスクリーンシェアしながら、お話してくれます。

 

勉強会の内容は、以下の通りです。

第1部 講演「iPad/iPhoneで教材を作ってみよう」

第2部 実践! Keynoteを使って教材を作ってみよう

オンライングループワーク(時間によっては、行わないこともあります)

第2部では、教材作成を体験しますので、お手元にiPad、または、iPhoneを用意して参加してください。

また、あらかじめ、Keynoteアプリをインストールしておいてください。

※これらのデバイスをお持ちでない方は、この時間は見学となります。

日時:5/30(月) 21:00-22:30

場所:オンラインルーム Zoom

参加費:無料

登壇者:住ノ江修さん

タイトル:iPad/iPhoneを使った教材作成

iPad/iPhoneを使った教材作成

suminoe01登壇者 住ノ江修

(プロフィール)

iPad/iPhoneのダウンロードしたアプリは2000以上。
寝る時以外はiPadを常に持ち歩いている。
初代iPadに出会ってからソフトバンクの代理店においてiPadコンサルタントとして業務を行い幅広い業種にiPadを導入し研修を行う。
導入に関わったiPadの台数は3000台以上。
実施したiPadセミナーは200を超える。
現在は私立小学校のICT教育室 室長として教職員にICT及びiPadの研修を行い授業における効果的なICT活用実践及び提案を行っている。
またiPadによる電子教材・動画を作成を行い作成指導を積極的に行っている。

第1部 登壇者 住ノ江修さん

・動画の種類
・動画のメリット
・どう作る?
・動画で使えるアプリ
・Keynoteでのスライドアニメーション作り方実演

第2部 オンライングループワーク

iPadまたはiPhoneを用意していただき、実演を参考に教材作成を行います。

事前に、お手持ちのiPadやiPhoneにKeynoteをダウンロードしていただく必要があります。

iPadやiPhoneをお持ちでない方は、その時間は見学になります。

その後、オンライングループワークを行います。

お申し込み方法

(1)このページからお申し込みください

お申し込みはこちら

(2)自動返信メールに参加方法が書いてありますので、指示に従って参加してください。

※自動返信メールの内容

●●様

反転授業オンライン勉強会、運営担当の田原真人です。

このたびは、勉強会にお申し込みいただき、ありがとうございます。
日時 2016年5月30日(月)21:00-22:30

※20:30からルームをオープンします。

第1部 スピーカー 住ノ江修さん

第2部 オンライングループワーク

ビデオ会議に参加できる用意(マイク&Webカメラなど)を
ご用意ください。

また、第2部で使用するiPad/iPhoneを手元にご用意ください。

当日は、Zoomというビデオ会議室を使用します。

ルームURL
(メールでは、ここにURLがあります)

Zoomの使い方については、以下の記事を参考にしてください。

(1)パソコンからアクセスする場合
http://zoom-japan.net/?p=54

(2)iPad or iPhone、その他、スマホの方
http://zoom-japan.net/?p=17

※PCからだと、ルームURLをクリックするとインストーラーが自動的に
ダウンロードされ、それをクリックすると自動的に繋がります。

※何も始まらないときは、「downloard & run zoom」を
クリックしてください。

※iPhoneやiPadからの場合は、Meeting IDの入力を求められますので、
(メールでは、ここにMeeting IDがあります)
を入力してください。

※お願い【重要】

第2部のグループワークでは、ZoomのBreakroom機能を利用しますが、
アプリが最新版であることが必要です。

以前にZoomアプリをインストールされている方は、
最新版に更新しておいてください。

最新版へのアップロード方法はこちら
http://zoom-japan.net/?p=110

 

それでは、当日お会いできることを楽しみにしています。

田原真人
info@flipped-class.net

第22回オンライン勉強会「教師も学ぶ!生徒も学ぶ!」

オンライン教育プロデューサーの田原真人です。

第22回反転授業オンライン勉強会は、兵庫県内の私立中学校高等学校で国語を教えていらっしゃる内橋朋子さんにお話しいただきます。

内橋さんは、分野横断型の総合学習に長年取り組まれていて、現在は、アクティブラーニングも実践されています。

日時:3/16(水) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム Zoom

参加費:無料

登壇者:内橋朋子さん

タイトル:教師も学ぶ!生徒も学ぶ!

※第2部では、ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるコメントでの参加となります。iPadやiPhoneからの参加も可能です。

教師も学ぶ!生徒も学ぶ!

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(プロフィール)

兵庫県内の私立中学校高等学校の国語科教諭

神戸大学教育学部国語科卒業

今年度4月に高校12年生の生徒全員にiPadを採用したのを機に、オンライン動画作成講座を受講。そこで動画作成の方法のみならず、学び合うことの豊かさに触れたことから、この「学び」を教室での自分の教科の授業に取り入れたいと思うようになりました。

SNSなどもっての外と思っていましたが、Facebookで多くの先生方からいろいろと教えていただき、また実際にもお会いする機会にも恵まれ、今までただ目の前の生徒に対応するために行ってきたことと、今取り組もうとしているアクティブ・ラーニングとのつながりも見えてきました。

これらのことは自分一人あるいは、自分の学校の中にとどまっていては起こりえなかったことで、自分も発信し、周りの方の考えにも影響されて、明日の自分ができあがっていくのだという思いを強くもっています。生徒のアクティブ・ラーニングを日々考えていることが、教師のアクティブ・ラーニングにつながっています。いえ、逆かもしれません。教師がアクティブ・ラーニングの学びを体験することが、生徒のアクティブ・ラーニングにつながっていくのかもしれません。たった1年の間に私に起こった変化とその奥にある今までの取り組みなどもお話できればと思っています。

(参考)

総合学習からALへ精神は受け継がれていく!内橋朋子さんインタビュー (パスワードはグループ内で公開しています)

キャリアガイダンス「教科・行事・特別授業を結び付け、隣人愛を持って社会に貢献できる力を育成」

 

お申し込み方法

(1)このページからお申し込みください

お申し込みはこちら

(2)自動返信メールに参加方法が書いてありますので、指示に従って参加してください。

※自動返信メールの内容

●●様

反転授業オンライン勉強会、運営担当の田原真人です。

このたびは、勉強会にお申し込みいただき、ありがとうございます。
日時 2016年3月16日(水)21:30-23:00

※21:00からルームをオープンします。

第1部 スピーカー 内橋朋子さん

第2部 オンライングループワーク

ビデオ会議に参加できる用意(マイク&Webカメラなど)を
ご用意ください。
当日は、Zoomというビデオ会議室を使用します。

ルームURL
(メールでは、ここにURLがあります)

Zoomの使い方については、以下の記事を参考にしてください。

(1)パソコンからアクセスする場合
http://zoom-japan.net/?p=54

(2)iPad or iPhone、その他、スマホの方
http://zoom-japan.net/?p=17

※PCからだと、ルームURLをクリックするとインストーラーが自動的に
ダウンロードされ、それをクリックすると自動的に繋がります。

※何も始まらないときは、「downloard & run zoom」を
クリックしてください。

※iPhoneやiPadからの場合は、Meeting IDの入力を求められますので、
(メールでは、ここにMeeting IDがあります)
を入力してください。

※お願い【重要】

第2部のグループワークでは、ZoomのBreakroom機能を利用しますが、
アプリが最新版であることが必要です。

以前にZoomアプリをインストールされている方は、
最新版に更新しておいてください。

 

最新版へのアップロード方法はこちら
http://zoom-japan.net/?p=110

 

それでは、当日お会いできることを楽しみにしています。

田原真人
info@flipped-class.net

 

第21回反転授業オンライン勉強会

「反転授業の研究」の田原真人です。

第21回のオンライン勉強会でお話し下さるのは、福岡県でAL推進を牽引している和田美千代さんです。

和田さんは、ドリカムプランの産みの親でもあり、アクティブラーニングやキャリア教育を通して生徒の主体性を育む教育に関わられてきました。

常に新しいことにチャレンジしてきた和田さんが、今、考えていることや感じていることをお話しいただけたらと思います。

日時:1/18(月) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム Zoom

参加費:無料

登壇者:和田美千代さん

タイトル:柔らか温かなリーダーシップ(仮)

※第2部では、ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるコメントでの参加となります。iPadやiPhoneからの参加も可能です。

柔らか温かなリーダーシップ(仮)

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(プロフィール)

公立高国語科教員

高校生の主体的進路学習城南高校ドリカムプラン企画者

現在は福岡県教育センターでAL普及推進の仕事

この9月からオンライン講座受講、ネットの中に新しい学びの場、ネット果樹園発見

Uダイバー

アクティブラーナー

ドリカムプランの産みの親!和田美千代さんインタビュー

私にはネット果樹園の発見

(内容)

みなさん、こんにちは。和田美千代です。

1月18日の勉強会は「AL時代のリーダーシップ -みんなで降りれば幸せだ(笑)-」と題して、私の経験をお話します。(少々、いやかなり、まな板の上の鯉的な気分です)

まずは、「何を話したらいいか」という私の「助けて」に、いろいろアドバイスをくださった皆様、本当にありがとうございました。

どんな話をしたら皆さんが喜んでくださるか、あれからずっといろいろ考え緊張していました。

その緊張が昂じていったある時点で、気づきました。「安全安心な場作り」を目下のテーマとしている自分が、緊張して不安だらけの場にいるなんて、なんかおかしくない?

成功させようと思うから緊張するし不安になる。ここは安全安心の場、失敗が許される。「成功」や「うまくいくこと」を手放せばいいんだ。

これ以上もこれ以下もできない、等身大の自分を晒せば、そこから皆さん何かしら見つけて拾ってくださる。そう思うと楽になり、緊張していた自分がほほえましく、笑えました。

答えはいつも自分の中にある。自分の体に耳を澄まして、自分が今???と思っていること、

困っていることをテーブルにあげます。皆さんお助けくださいm(_ _)m

私は県立高校の校長を経験して、平成27年4月から、県教育センターでアクティブラーニング(以下AL)普及推進の仕事をしています。

そのためにALについて自分も学び続けている訳ですが、ALについて学べば学ぶほど「これは授業や学習だけの話ではなくて、私たちの働き方とか、在り方も変えていくものではないか?」と感じています。

「反転授業の本質は教師が権威にならずに、主体的な学習の支援に回ること」下町先生のインタビューの中にある田原さんの言葉です。

これってそのまま職業生活に応用できませんかね?

教師が権威にならずに生徒の主体的な学習の支援に回る、ように、上司が権威にならずに部下の主体的な働き(仕事)の支援に回る、みたいな。

授業を受け身で聞いているより、自分から学んだ方がおもしろい、楽しい。

上司からやらされるより、自分から主体的に仕事したほうがおもしろいし、楽しい。

生徒であれ部下であれ「主体的に活動する場作り

のために、教師や上司は、どうしたらいいんだろう?

教師と生徒、上司と部下、の間の権威依存関係に代わる新しい関係ができたら、もっとみんな教室でも職場でも、いきいきできるんじゃないか?いい仕事ができるんじゃないか?

ALが学校であたりまえのことになり、AL型授業で育った学生達が社会に出ていく時、反転授業において教師と生徒の間で起こることが、職場でも起こると期待しています。

私は今「部長」という立場です。その時が訪れるのを待つのではなく、今の自分の職場で試してみようと思いました。AL型職場作り。「参加共生型職場」(笑)。

それから、前任の高校での状況が今から振り返ればまさにAL型。大ピンチだったんですけど(笑)。そんな体験談をお話しようと思います。よろしくお願いします。

お申し込み方法

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(2)自動返信メールに参加方法が書いてありますので、指示に従って参加してください。

※自動返信メールの内容

●●様

反転授業オンライン勉強会、運営担当の田原真人です。

このたびは、勉強会にお申し込みいただき、ありがとうございます。
日時 2016年1月18日(月)21:30-23:00

※21:00からルームをオープンします。

第1部 スピーカー 和田美千代さん

第2部 オンライングループワーク

ビデオ会議に参加できる用意(マイク&Webカメラなど)を
ご用意ください。
当日は、Zoomというビデオ会議室を使用します。

ルームURL
(メールでは、ここにURLがあります)

Zoomの使い方については、以下の記事を参考にしてください。

(1)パソコンからアクセスする場合
http://zoom-japan.net/?p=54

(2)iPad or iPhone、その他、スマホの方
http://zoom-japan.net/?p=17

※PCからだと、ルームURLをクリックするとインストーラーが自動的に
ダウンロードされ、それをクリックすると自動的に繋がります。

※何も始まらないときは、「downloard & run zoom」を
クリックしてください。

※iPhoneやiPadからの場合は、Meeting IDの入力を求められますので、
(メールでは、ここにMeeting IDがあります)
を入力してください。

※お願い【重要】

第2部のグループワークでは、ZoomのBreakroom機能を利用しますが、
アプリが最新版であることが必要です。

以前にZoomアプリをインストールされている方は、
最新版に更新しておいてください。

PCの方は、こちらから最新版をインストールできます。
https://zoom.us/support/download

スマホやiPadの方は、ZoomのアプリをApp storeから
ダウンロードしておいてください。
また、すでにダウンロードしている方は、
最新版へアップロードしておいてください。

それでは、当日お会いできることを楽しみにしています。

田原真人
info@flipped-class.net

第20回反転授業オンライン勉強会「アクティブ・ラーニングを学校から解き放つ」

「反転授業の研究」の田原真人です。

アクティブラーニングが教育分野のバズワードとなりつつありますが、そもそもアクティブラーニングとは、何のためのものなのでしょうか?

学校という場が、未来の社会の準備の場だとすると、そこで、どのような準備をすればよいのでしょうか?

岩手県の大野高校の校長として、未来思考で様々な活動をされている下町壽男さんにお話をうかがいます。

日時:11/6(金) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム GoToMeeting 第2部のグループワークでは、Zoomを利用します。

参加費:無料

登壇者:下町壽男さん(岩手県立大野高等学校校長)

タイトル:アクティブ・ラーニングを学校から解き放つ

※第2部では、ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるコメントでの参加となります。iPadからの参加も可能です。

アクティブ・ラーニングを学校から解き放つ

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<プロフィール>

岩手県立大野高等学校校長。

岩手県立盛岡第三高等学校(19962004年)、岩手県立花巻北高校(2004年~2009年)等を経て県外派遣教諭として青森県立八戸西高校に勤務(20092011)。岩手県教育委員会学校教育室「学力・授業力向上担当」主任指導主事(20112013)、岩手県立盛岡第三高等学校副校長(20132015年)を経て現職。担当教科は数学。2011年から授業改革と教員文化を変える取組を継続して行っている。著書に、『つながる高校数学―見方をかえれば、高校数学の全体像がわかる―』(2012ベレ出版)。現在、溝上慎一監修「大学・高校アクティブラーニング」(東信堂)執筆中。

下町さんのインタビュー記事はこちら

<内容>

「アクティブ・ラーニング」は、今や、初等中等教育から高等教育までをつなぐ教育政策の「キーワード」として浸透してきた感があります。しかし、確かに言葉としては市民権を得て、全国に流通されているように見えますが、学校現場では、その意図、理念が理解されず、単なるグループ活動を主とする授業形態という上滑りの状態で定着されつつあるような気がします。

そもそも、アクティブ・ラーニングが叫ばれる背景には、知識基盤社会、グローバル社会の到来といった、社会状況の急激な構造的変化の中で、地球規模で考え、行動し、世界に貢献する人材を育成することや、子どもたちを賢い市民に育て、共生社会に寄与し、参画するためのマインドセットを整えることが意図されているはずです。コンテンツベース(各教科・科目の目標・内容中心)からコンピテンシーベース(各教科・科目横断型の「資質・能力」重視)への変換というスローガンもそれに拠るところではないかと思います。

さて、では、子どもたちにそのような力を育てようとする学校組織や教員文化はどのようになっているでしょうか。

私は、教育現場において、その内部に横たわる問題が、往々にして外部の人間によってメスが入れられ改革が進められる、そういう他律的なシステムが、学校や、そこに携わる教員の体質としてあるのではないかと感じています。ひんしゅくを買うことを承知で述べると、アクティブ・ラーニングやキャリア教育を行うための必要条件は、それを語り、行う教師自身が、自らのマインドセットを整え、スキルアップを考えていくことではないかと思います。

ところが、特に公教育の教育現場は、ある種特殊な空間であって、基本的に前例踏襲型、内向きの経営形態が多く、教員も、変化を嫌い、学校という閉じた世界と教育行政という縦の関係の中だけで業務を行っている傾向が強いように思います。もちろん、それは、学校が多忙であるということにも起因しているかもしれません。しかし、いじわるな見方をすると、変革することや、自分を磨くことなど、本当はやりたくないから、瑣末なタスクに身を置いて安住しているように見えないこともないのです。つまり、「忙しいからできない」「瑣末なことに追われる」の言葉の裏には、「本当はやりたくない」というメンタリティが働いているように見えるのです。そのような中で、学校としてのアクティブ・ラーニングを組み立てることはとても難しいと思います。なぜなら、もしかしたら、管理職、職員両者がともに「アクティブ・ラーニングなんて本当はやりたくない」と思っている学校では、行ったという事実づくりのためだけのものしか実現できないからです。

私は、学校現場でアクティブ・ラーニングが、その学校の課題や育てたい生徒像に基づいたものとして機能するためには、積極的に外部との連携を行うことを提案したいと思います。その外部とは、地域や校種を超えた学校はもちろん、塾や教育関係のコーディネーター、キャリアカウンセラー、ソーシャルワーカー等々、そして、地域の中に確実に存在するであろう、学校と地域を結ぶイノベーターなど、クリエイティブな人々に広くアプローチしてネットワークを築くことが必要ではないかと思うのです。それは、学校としてでもあり、教師個人としてでもあります。そのことによって、外向きの視点から教育を見つめ、教師のマインドセットが整うのではないかと思うのです。

最近、電通総研が「アクティブ・ラーニング こんなのどうだろう研究所」を立ち上げました。学校現場にもアプローチするということで、準備が進められています。こういう、ビジネスソリューション的コンセプトによるアクティブ・ラーニングの構築は、えてして「這いまわる経験主義」に陥り、教科の深い学びにつながらないと批判する向きもありますが、私は個人的には興味があり、可能性も感じています。ですが、私は、電通総研の提示するビッグビジネスに丸投げするのではなく、それぞれの学校が自分たちの頭で考え、創意工夫を凝らし、他者と繋がりをつくっていくことで、同じようなことを草の根的に行えるのではないかと思うのです。

なぜなら、この「反転授業の研究」というグループが、それだけの力量と可能性を有したアクティブな組織体であり、今回のセッションも含め、実際に、様々な活動が随処で起こっていることがその例証でもあるからです。

今後、そのような連携をどう作り、どんなコンテンツを開発するか。また、その中で、教師のマインドセットをどう整えていけるか、その学校や地域の求める生徒像をどう実現していくか、評価の方法の斬新なアイデア、など、未来型の楽しい教育現場について議論できればと思います。

お申し込み方法

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(2)自動返信メールに参加方法が書いてありますので、指示に従って参加してください。

※自動返信メールの内容

【入室準備】

iPadなどのタブレットからの参加の場合は、事前にGoToMeetingとZoomのアプリをインストールして下さい。

【入室方法】

上記の準備を終えた後、自動返信メールに書いてあるURLをクリックすると、自動的にWebルームに接続されます。

第19回反転授業勉強会「深い学び・思考につながるアクティブラーニング型の歴史の授業とは?

「反転授業の研究」の田原真人です。

反転授業やアクティブラーニングを行う目的は、どこにあるのでしょうか?
 
専修大学付属高校の皆川雅樹さんは、日本史の授業でアクティブラーニングを実践しています。皆川さんの目的は、生徒に深い学び、深い思考をしてほしいというところにあるのだそうです。
 
アクティブラーニングが、どのように深い学び、深い思考と結びつくのでしょうか?
 
また、歴史という科目において、どのようにアクティブラーニングが効果を上げるのでしょうか?
 
皆川さんにお話しいただきます。

日時:6/23(火) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム WizIQ

参加費:無料

登壇者:皆川雅樹さん(専修大学附属高等学校教諭)

タイトル:深い学び・思考につながるアクティブラーニング型の歴史の授業とは?

※第2部では、ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるグループワークとなります。

深い学び・思考につながるアクティブラーニング型の歴史の授業とは?

(プロフィール)
専修大学附属高等学校教諭。
専修大学大学院文学研究科歴史学専攻博士後期課程修了(博士・歴史学)。
法政大学第二中高等学校特別教諭を経て、現職。
高校日本史のアクティブラーニング型授業に取り組む。同時にチームビルディング・ファシリテーションス
キル教育にも取り組み、勤務校の選択授業「チーム・組織を考える」のほか、校外での講師も担当。
歴史研究者として、著書に『日本古代王権と唐物交易』(吉川弘文館)がある。

(内容)
高等学校の日本史の授業における「深い学び」「深い思考」について実践・研究しております。
現場の教師たちが創意工夫をこらした歴史の授業が、「深い学び」「深い思考」につながるようにするために
はどうすればよいか?大学入試という“壁”を念頭におきながら、みなさまと議論できれば幸いです。

お申し込み方法

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お申し込みはこちら

(2)自動返信メールに参加方法が書いてありますので、指示に従って参加してください。

※自動返信メールの内容

【入室準備】
Windowsの場合は、下記のページからデスクトップアプリをダウンロードしてインストールしてください。
http://www.wiziq.com/desktop

iPadからの参加の場合は、WizIQのアプリをインストールして下さい。

Macの場合は、ブラウザで直接ルームのURLにアクセスしてください。うまくつながらない場合は、ブラウザを変えてみてください。

自動返信メールに書いてあるルームのURLをクリックすると、「Launch Class」というボタンが現れますので、それをクリックしてください。

Screen Nameの記入を求められますので、お名前を入力してください。

【入室方法】

上記の準備を終えた後、自動返信メールに書いてあるURLをクリックすると、自動的にWebルームにつながります。

初めて参加する方は、以下の動画をご覧ください。

第18回反転授業オンライン勉強会「エビデンスに基づく教育とは何か」

「反転授業の研究」の田原真人です。

新しい教育実践を積み重ね、学会や研究会のようなコミュニティ内でその結果をシェアして、そこから何かしらの結論を導き出していくためにはどうしたらよいでしょうか?
 
実践者が仮説を立て、実験によって検証する場合、その結果の信頼性はどの程度だと見積もることができるのでしょうか?

このような問題に取り組んでいるのが、Evidence Baced Education研究会代表の森俊郎さんです。

反転授業のような新しい試みを進めていくときには、学習効果や費用対効果についてのエビデンスを出していくということが重要になってきますし、実践者の研究能力も必要になってくると思います。

今回の勉強会では、森さんに「エビデンスに基づいた教育」についてお話ししていただき、その後、みんなで話し合いたいと思います。

日時:5/15(金) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム WizIQ

参加費:無料

登壇者:森俊郎さん(Evidence Baced Education研究会代表)

タイトル:エビデンスに基づく教育とは何か

※第2部では、ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるグループワークとなります。

エビデンスに基づく教育とは何か

(プロフィール)
広島大学大学院博士課程前期修了、児童自立支援施設夜間指導員、広島大学附属東雲小学校講師、岐阜県公立小学校教諭を経て、現職。2014年〜ロンドン大学(IOE)客員研究員を兼ねる。
エビデンスに基づく教育研究会代表

森さんのインタビュー記事はこちら

(内容)
エビデンスに基づく教育に関して、これまで自分がやってきたことをお伝えします。
ICT利用については、費用対効果を示す必要性を感じています。
エビデンスに基づく教育、教育の費用対効果など興味ある方は是非ご参加下さい 。

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第17回反転授業オンライン勉強会―筒井洋一さん(京都精華大学)

「反転授業の研究」の田原真人です。
 
反転授業やアクティブラーニングを導入する方の多くは、学習者の主体的な学びを引き出すことを目標にしているのではないでしょうか?
 
主体的な学びを引き出すためには、教師がコントロールを弱め、生徒が自由に活動する場を創る必要があります。
 
しかし、教師と生徒という小学校から続く固定化した役割は強固なものがあります。

どうしたら、生徒が枠組みから出て行動することを支援できるでしょうか?
 

この問題に対して、先進的な取り組みをしているのが、京都精華大学の筒井洋一さんです。
 
筒井さんの取り組みをうかがって衝撃を受け、昨年の12月には、実際に大学を訪問して、学生に交じって授業を受けてきました。

京都精華大学人文学部教授 筒井洋一さんにインタビュー

京都精華大学「情報メディア論」を見学して
 
今回の勉強会では、筒井さんにお話ししていただき、みんなで話し合いたいと思います。

事前にこちらの問題提起がされていますので、お読みください。

大学の大講義において、教員は無力なのか?
大学の授業に第三の道を見つけたい!
学外の人がどのように授業に関わるのか1—授業協力者(Creative Team:略称CT)という役割—
学外の人がどのように授業に関わるのか2 —見学者という役割—

日時:2/17(火) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム WizIQ

参加費:無料

登壇者:筒井洋一さん(京都精華大学)

タイトル:授業をオープンにし、つながりをフラットにすると、何が変わるのか —協力者や見学者が学びを変える—
 
※第2部では、ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるグループワークとなります。

授業をオープンにし、つながりをフラットにすると、何が変わるのか —協力者や見学者が学びを変える—

筒井洋一さん(京都精華大学)

(内容)
 文部科学省が進める次期学習指導要領にアクティブラーニングが盛り込まれ、大学でも同様の動きが始まっています。これは、これまでの知識注入型の教育から、学習者による能動的な学習の大切さが認識されてきた証拠です。

 これまでの教育改革は、コンピュータやiPadなどの機材の導入、アクティブラーニングや反転授業などの教授法・教材・カリキュラムの改革などがおこなわれてきました。私もそれを取り入れていますし、とても意味のあることだと思います。

 しかし、私は、教育改革においては、できるだけ原点を大切にしたいと考えています。これまでいろいろの改革はありましたが、学習の原点である「授業=教員と学習者だけの閉鎖的な学習環境」には誰も手をつけませんでした。

 今回の問題提起では、そこを考えて見ようと思っています。もし授業をオープン、かつフラットにすれば、学習環境はどのように変化していくのでしょうか。未体験ゾーンへようこそです。

 もちろん、私のようなドラスティックな取り組みがすべてだとは思っていません。むしろ、みなさん自身の学習環境を一度見直してみるきっかけを提起できればと考えています。
 では、よろしく。

●問題提起の目的

教師と学習者の閉鎖的な学習空間を見直すことで、教育の未来を考える

●問題提起の目標

自らの学習空間を見直すことができる
教師や学習者の役割を見直すことができる
他の人(受講生でも、外部者でも)と授業について相談してみることができる

●ルームに分かれた後の話し合いのテーマ(案)
「自分の授業をオープン、またはフラットにするアイデアを考えて見よう」

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第16回反転授業オンライン勉強会

第16回反転授業オンライン勉強会についてお知らせします。

かつては3人だった登壇者を2人に減らし、オンラインでビデオチャットを使ったグループワークを始めたわけですが、前回から登壇者を1人にしています。

一人にすることで、登壇者のやりたいイベントを一緒にやるという形になり、勉強会の形が毎回違ってきて、よりチャレンジングな試みになっています。

今回は、18歳の難波弘二さんが登場。
 
難波さんが行っている「生徒と教師が授業を考える対話の場」を、オンライン上に再現してみたいと思います。
 
いったいどんなことになるのでしょうか?

様々な課題が出てくると思いますが、リフレクションとフィードバックにより、多くのことを学べると思います。

日時:1/20(火) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム WizIQ

参加費:無料

登壇者:難波弘二さん

タイトル:教える側、教わる側関係なく、授業評価をしよう

※ビデオチャットを使ったグループワークを行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットの用意をされていない方は、メインルームでテキストチャットによるグループワークとなります。

教える側、教わる側関係なく、授業評価をしよう

難波弘二さん

(プロフィール)

「生徒と教師が授業を考える対話の場」主催者
2013年 私立岡山白陵高等学校 自主退学 (17歳)
2014年 Sydney Secondary College Blackwattle Bay Campus 自主退学 (18歳)
2014年 「生徒と教師が授業を考える対話の場」第一回開催
2度の高校中退の経験から、生徒の立場から教育を考えはじめる。
「先生と生徒両方の声を授業に届けるために、先生と生徒が一緒になって授業評価を行う」ことをテーマに「生徒と教師が授業を考える対話の場」をはじめ、さまざまな教育系ワークショップを企画。

(内容)

「教える側、教わる側関係なく、授業評価をしよう」をテーマに、「生徒と教師が授業を考える対話の場」http://7hproject.main.jp/wordpress/ のオンライン版を行います。

授業評価を先生だけですることはあるし、生徒だけですることもあります。しかし、先生と生徒が一緒に授業評価をすることはありません。

そこで、今回の勉強会では、5名程度の方に授業に関するアンケートに回答してもらい、回答していただいた方を「先生」、参加者を「生徒」と見立て、「先生」と「生徒」が一緒になって授業評価をするという形をとります。ここで、参加者はもちろん実際の生徒である必要はありません。あくまでも「生徒」に見立てて行うだけなので、どなたでもご参加いただけます。

多種多様な参加者の皆さんが、多種多様な視点から授業評価を行う。これによって、授業が思いもよらないカタチに変化する。今回の勉強会では、こんなことを目指します。

(1)勉強会のテーマ及びねらいを説明する
・上記のテーマについて説明し、勉強会のねらいを明確にします。

(2)グループに分かれて、「先生」と「生徒」が先生の授業内容を共有する
・グループに分かれて、アンケートに回答した「先生」が、参加者である「生徒」に対してアンケートをもとに自らの授業について説明します。

(3)グループで、「先生」と「生徒」が一緒になって授業評価を行う
・「先生」と「生徒」が一緒になって、授業に対してフィードバックを行います。

ここで重要なことは、フィードバックは授業内容に対して行うものであり、アンケートに回答した「先生」に対して行うものではないということです。よって、アンケートに回答した「先生」も授業に対してフィードバックを行います。これは「人物評価ではなく、あくまでも授業評価」というスタンスを守るために必要なことになります。

(4)グループでの授業評価の振り返りを行う
・グループで話し合ったことを全体でシェアします。

難波弘二さんのインタビュー記事はこちら

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第15回反転授業オンライン勉強会のお知らせ

第15回反転授業オンライン勉強会についてお知らせします。

日時:12/28(日) 21:30-23:00

場所:オンラインルーム WizIQ

参加費:無料

登壇者:山崎進さん(北九州市立大学)

タイトル:変化の激しい時代に生き残れる工学部学生を育てる二つのアプローチ

※これまでは、第1部と第2部に分け、第1部では二人の方に25分ずつお話をしていただき、第2部ではビデオチャットによるグループワークという形式をとっておりました。

しかし、「もっとじっくり話を聞きたい」「もっとじっくりグループで話をしたい」というご要望があったので、登壇者を一人にし、グループワークの時間も長くすることにしました。

今回は、第1部と第2部に分けずに、途中で、sgMeetingというテキストベースのチャットミーティングのシステムを使い、グループワークを行います。

変化の激しい時代に生き残れる工学部学生を育てる二つのアプローチ

【プロフィール】

北九州市立大学でプログラミングを教えています,ティーチャープレナーを志す 山崎 進 です。ティーチャープレナー(Teacherpreneur: 教師事業家) とは,ビジネスにおけるアントレプレナー(起業家)と同じように,教育現場の最前線に立ちながら,あらゆる手を尽くして教えるリーダー的存在のことです。主に情報系科目へのインストラクショナル・デザイン (ID) による授業づくりをしています。私の授業は,一斉講義をほとんどしない,学生が手を動かして学ぶことが中心のスタイルが特徴です。反転授業は2012年度から,アクティブ・ラーニングは2013年度から実践し始めました。

【内容】

技術や社会が急速に変化する時代において,工学部の大学生に身につけさせたいことは何でしょう? 細かくは分野によって違いがありますが,大筋では次の3つは分野を超えた共通の願いとして合意できるのではないでしょうか。

1. 「とことん調べる」「旺盛な知的好奇心を持つ」といった主体的に学習する姿勢
2. 「最低限,基礎的な言葉・概念・原理を知っている」という基礎となる知識と技能
3. 「知っている基礎的な原理を組み合わせて応用する」「ものをつくれる」という基本的な応用技能

今回紹介する授業科目「コンピュータシステム」では,この願いを形にすべくデザインしました。最重要考察ポイントは「原理を理解するとはどういうことか?」です。この考察を元に,「直観的にイメージさせる」「専門用語を暗記させる」という2つの異なるアプローチを併用しました。オンライン勉強会では「コンピュータシステム」の授業づくりについて,「なぜそのようなデザインにしたのか」という観点を踏まえながら解説します。

ちなみにタイトルにある2つのアプローチとは「インストラクショナル・デザイン(授業設計)/アクティブ・ラーニング(能動学習)」「直観的にイメージさせる/専門用語を暗記させる」の2つの意味合いがあります。具体的にどんなアプローチなのか,包み隠さずお話ししますのでお楽しみに。

もう1つ,この勉強会を通じて語りたいのは,教師としてのキャリア,つまりこの科目の開発を通した私自身の成長の過程についてです。最初からこの境地に到達していたわけではなく,多くの悩みや紆余曲折,挫折を経ています。それを正直に伝えることで,みなさんが一歩踏み出す勇気になるのであればと願っています。

紹介動画

江藤由布さんによる紹介ビデオです。

山崎進さん紹介(2014-12-12 16.37) from eigotokka on Vimeo.

ギュンター知枝さんによる紹介ビデオです。

このような紹介ビデオを作ってくださる方、大募集中です!!

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第14回反転授業オンライン勉強会「ファシリテーションスキル(2)」

第13回に引き続き、ファシリテーションをテーマにしてオンライン勉強会を行います。
 
ファシリテーションが必要になる場面は、とても幅広く、チームで学んだり、チームで働いたりする場面において、いつも必要になります。

ファシリテーションスキルの内容や学び方だけでなく、ファシリテーションスキルがどのような場面で役立つのかを知ることで、ゴールを見据えた授業デザインをすることができるようになるのではないでしょうか。

第14回の勉強会では、小河節生さんと、金沢大学 大学教育・開発支援センター准教授 杉森公一さんにお話しいただきます。

チャットボックスで、直接、登壇者に質問することができますので、ふるってご参加ください。

第2部では、3通りの方法でオンライングループワークに参加できます。

・ビデオチャット(大推奨)

・ボイスチャット(推奨)

・テキストチャット

ビデオチャット&ボイスチャットの方のみ小グループでのグループワークを行い、テキストチャットの方はメインルームに残って司会者とのセッションとなりますので、可能であれば、ビデオチャットでご参加ください。

ビデオチャット・ボイスチャットで参加の方は、Webカメラやヘッドセットをご用意ください。ノートPCの内蔵マイクで参加の方は、ハウリング防止のためヘッドフォンを着用ください。

※第1部だけの参加も可能です。

日時 : 11月3日(月) 21:30-23:15

テーマ:「ファシリテーションスキル(2)」

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:30-22:30

(1)「ビジネスにおけるファシリテーション力の活用」

小河節生さん

(2)「大学教師と学生を結ぶ教育開発のファシリテーション -大学組織・カリキュラム・授業・学習において」

金沢大学 大学教育・開発支援センター准教授 杉森公一さん

第2部 オンライングループワーク 22:30-23:15

講演者の発表内容は以下の通りです。

「ビジネスにおけるファシリテーション力の活用」

小河節生さん

(プロフィール)

大手輸送機器メーカーで欧米企業との共同開発・生産に従事し社内研修施設などで品質マネジメント講師、Six Sigma Blackbelt、Value Engineering Leader、問題解決講座のLearning Adviserを勤める。現在、転職し地域で社会人学生の学習支援活動を行っている。

(内容)

(1)自己紹介
(2)米英企業におけるチーム活動とファシリテーション
 ・航空エンジン事業:製品、顧客、市場、競合。
 ・米英国企業の戦略:RRSPという概念。
 ・シックスシグマというチーム活動-ファシリテーションがキー。
(3)Value Engineeringというチーム活動
 ・流れの説明
 ・機能展開図、ブレーンストーミングでのファシリテーション。
 ・VisionとStrategy (Coordinate Vector).
(4)リーダーシップとファシリテーション(チームビルディングの中で)
 ・基本的な概念。
 ・IBM,Toyota,Hondaの事例
 ・偏差値教育の弊害
(5)反転授業/Active Learningへ期待するもの
 ・アドラー心理学?
(6)オンライン大学院との関わり
 ・システムの紹介(学び方)、MBAの動機、LAの動機・役割。
(7)ファシリテーションで重要なこと
 ・ラポール、傾聴力。
(8)企業に於けるOJT(On the Job Training)とファシリテーション力について
(9)今の課題:智慧の車座。オンラインでのワークショップ
 
小河さんのインタビューはこちら

「大学教師と学生を結ぶ教育開発のファシリテーション -大学組織・カリキュラム・授業・学習において」

金沢大学 大学教育・開発支援センター 教育支援システム研究部門 准教授 杉森公一さん

(プロフィール)

金沢大学 大学教育・開発支援センター 教育支援システム研究部門 准教授。2002年筑波大学第一学群自然学類卒業。2004年筑波大学大学院修士課程教育研究科教科教育専攻修了。2007年金沢大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。2007年金城大学研究員。2010年金城大学医療健康学部助手。2011年同助教。2013年より現職。専門は計算量子化学,理科教育および大学教育開発。修士(教育学),博士(理学)。

(内容)

大学教員の教育上の資質・能力開発のために、大学ではファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development、FD)と総称される組織的な取り組みを進めることが法令上求められている。大学全入時代(大学進学のユニバーサル化)、工業社会から知識基盤社会への転換、ICT技術によって国境・時間の制約のないMOOCの台頭といった背景のもと、大学機関の社会的使命の重点は、研究から教育へ、そして教育から学習へと広がり続けている。FD活動を専従としている報告者(杉森)は、大学教員のための教育方法・教育支援方法・学習支援方法に関する講演・ワークショップの開催、ルーブリック・反転授業などの事例研究と啓発活動にあたっている。大学組織・カリキュラム・授業・学習などのさまざまな単位での教育学習活動の在り方を、教職員あるいは学生に問う活動は、広義のファシリテーションとも呼べるかもしれない。学習共同体としての大学をかたちづくるために、大学教師と大学教師、大学教師と学生を結ぶ教育開発のファシリテーションの試みを報告したい。
 
杉森さんのインタビューはこちら

第14回反転授業オンライン勉強会

日時 : 11月3日(月) 21:30-23:15

テーマ:「ファシリテーションスキル(2)」

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:30-22:30

第2部 グループワーク 22:30-23:15

第2部では、オンラインでグループディスカッションも行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。※第1部のみの参加もOKです。

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参加方法

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(2)自動返信メールに参加方法が書いてあるので、指示に従って参加する。

※自動返信メールの内容
【入室準備】
Windowsの場合は、下記のページからデスクトップアプリをダウンロードしてインストールしてください。
http://www.wiziq.com/desktop

iPadからの参加の場合は、WizIQのアプリをインストールして下さい。

Macの場合は、ブラウザで直接ルームのURLにアクセスしてください。うまくつながらない場合は、ブラウザを変えてみてください。

自動返信メールに書いてあるルームのURLをクリックすると、「Launch Class」というボタンが現れますので、それをクリックしてください。

Screen Nameの記入を求められますので、お名前を入力してください。

【入室方法】

上記の準備を終えた後、自動返信メールに書いてあるURLをクリックすると、自動的にWebルームにつながります。
 
初めて参加する方は、以下の動画をご覧ください。
 

第13回反転授業オンライン勉強会「ファシリテーションスキル」

反転授業やアクティブラーニングでは、教室活動において、生徒が主体的、能動的に学ぶことが重要になってきます。

そのために、教師は、どのような働きかけをしたらよいのでしょうか?

一斉講義型の授業とは違ったスキルが必要になってきます。

生徒がグループ活動を円滑に行うことを支援するスキル、つまり、ファシリテーションスキルが必要になってくるのです。

反転授業やアクティブラーニングでは、「壇上の賢人から、学習者に寄り添う導き手」に変化します。しかし、教師の多くは、そのためのトレーニングを受けていません。

ファシリテーションスキルとはどういうものなのか?

そのスキルが、教室で具体的にどのように使われるのか?

2回シリーズで学んでいきたいと思います。

第13回の勉強会では、Link and Create代表の福島毅さんと、熊本県立高校生物教諭 溝上広樹さんにお話しいただきます。

チャットボックスで、直接、登壇者に質問することができますので、ふるってご参加ください。

第2部では、3通りの方法でオンライングループワークに参加できます。

・ビデオチャット(大推奨)

・ボイスチャット(推奨)

・テキストチャット

今回は、ビデオチャット&ボイスチャットの方のみ小グループでのグループワークを行い、テキストチャットの方はメインルームに残って司会者とのセッションとなります。

ビデオチャット・ボイスチャットで参加の方は、Webカメラやヘッドセットをご用意ください。ノートPCの内蔵マイクで参加の方は、ハウリング防止のためヘッドフォンを着用ください。

※第1部だけの参加も可能です。

日時 : 9月23日(火) 21:30-23:15

テーマ:「ファシリテーションスキル」

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:30-22:30

(1)「”生きる力・生きた授業”につながるファシリテーションについて考えてみましょう」

Link and Create代表 福島毅さん

(2)「高校生物におけるアクティブラーニングの実践」

熊本県立高校 生物担当 溝上広樹さん

第2部 オンライングループワーク 22:30-23:15

講演者の発表内容は以下の通りです。

「”生きる力・生きた授業”につながるファシリテーションについて考えてみましょう」

Link and Create代表 福島毅さん

(プロフィール)

ワークショップデザイナー、Link and Create 代表、一般社団法人 子供の成長を環境を考える会理事、柏まちなかカレッジ 副学長、NOBフューチャーセンターディレクター・特任スタッフ、カードリーディングマスター、気象予報士・防災士。
ブログ”教育のとびら”、”異星人思考法”、”日本と世界の新しい提案”主宰。

大学・大学院で地球物理学(特に地震学)を専攻。

日立製作所で2年間システムエンジニアをした後、千葉県立高校教諭として23年間勤務。

そののち、2013年4月より独立し、教員研修や学校改革など教育系の仕事や各種ワークショップのデザインや実践などを行っている。

高校教諭時代は、行徳高校情報コースの立ち上げや行徳地震前兆観測プロジェクト、東葛高校リベラルアーツプログラムなどを主導した。

現在は、複雑化する社会の問題解決や持続可能な地球にするためのデザイン、これからの人間のありようや成長などに興味を持ち、これらに関するワークショップやプライベートセッション(カウンセリング、コーチング)なども行っている。2014年2月より、”どんぐり教員セミナー”の動画をYou tubeで配信。スマホで見られる無料5分動画の制作に力を入れている。

趣味はスピリチュアルな探求やカードリーディング・クリスタルボウル演奏など。

著書に、「イントラネット100のアイデア(正高社)2000年」「教科「情報」実習へのフライト(日本文教出版社)2001年」

(内容)

アクティブラーニングの基盤として注目されているファシリテーション。またビジネスでもファシリテーター的なリーダーシップが世界的に注目されています。授業が双方向になるほどに、学び手である生徒と先生の間のコミュニケーションは緻密にデザインされたものに傾いてきます。そこで必要な技術基盤がファシリテーションです。誰かの名人芸を真似ればファシリテーションがうまくなるわけではありません。ファシリテーションの必要性やエッセンスを理解した上で、個人のスキルの守破離が進んでいくはずです。今回は世界や日本の方向性とファシリテーションの関係を大局的にとらえたのち、ファシリテーターとしての教師・企業人の在り方などのお話をさせていただきます。

「高校生物におけるアクティブラーニングの実践」

熊本県立高校 生物担当 溝上広樹さん

(プロフィール)

・ 熊本県立高校に勤務 生物担当 教職員歴6年目
・ 熊本大学大学院博士課程(理学)修了後(専門 化学生態学)、県立高校の教諭へ
・ 昨年度、アクティブラーニングに関する学習会を、地元有志で始める

(内容)

より良い学びのある場をどのように設定していくと良いのでしょうか?いわゆる講義型授業をアクティブラーニング型授業に切り変えると、授業構成はもちろんですが、教員に求められる態度や生徒観、場の設定についても変化や新しい工夫が必要となります。その1つにファシリテーターとしての役割があると考えています。

私自身は小林昭文さんとの出会いをきっかけに、2013年9月から本格的にアクティブラーニング型授業に取り組み始めました。さらに、今年9月からは「AL型授業スキルアップ講座」等で得た学びや気づきをもとに授業スタイルの変更を行いました。グラウンドルールや介入、広い意味での「場の設定」について、どのようなことを意図し、また期待しているのかお伝えします。さらに、生徒の反応とそれに対する調整といった試行錯誤の過程についても、自らの実践を振り返りご報告します。授業実践を通して気づいたことや、これからの課題をお話しすることで、みなさんと考えを深め、意見交換を行うきっかけになればと考えています。

第13回反転授業オンライン勉強会

日時 : 9月23日(火) 21:30-23:15

テーマ:「ファシリテーションスキル」

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:30-22:30

第2部 グループワーク 22:30-23:15

第2部では、オンラインでグループディスカッションも行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。※第1部のみの参加もOKです。

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Macの場合は、ブラウザで直接ルームのURLにアクセスしてください。うまくつながらない場合は、ブラウザを変えてみてください。
 
オンライン勉強会への参加の仕方を、画像つきで詳しく説明したページを作りましたので、参加する前にこちらをご覧下さい。

 
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第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」

日本において、反転授業は、2012-2013年から、一部の先進的な教育機関で導入されるようになりました。

2014年に入ると、実践者が一気に増え、各地で実践されるようになってきました。

今、まさに、実践の輪が広がりつつある段階だと思います。

つまり、日本には、実践をはじめたばかり、または、これから実践をはじめようと考えている方がたくさんいるはずです。

第12回の勉強会では、実践を始めるようとするときに、どのような壁にぶつかるのか、それを、どうやって乗り越えたのかということを、首都大学東京国際センター日本語講師の藤本かおるさんと、徳島大学共通教育センタードイツ語非常勤講師のギュンター知枝さんにお話しいただきます。

チャットボックスで、直接、登壇者に質問することができますので、ふるってご参加ください。

第2部では、3通りの方法でオンライングループワークに参加できます。

・ビデオチャット(大推奨)

・ボイスチャット(推奨)

・テキストチャット

ビデオチャット・ボイスチャットで参加の方は、Webカメラやヘッドセットをご用意ください。ノートPCの内蔵マイクで参加の方は、ハウリング防止のためヘッドフォンを着用ください。

※第1部だけの参加も可能です。

日時 : 8月26日(火) 21:45-23:30

テーマ:「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

(1)「とにかくやってみよう!初めての反転授業」

首都大学東京国際センター 日本語講師 藤本かおるさん

(2)「アクティブラーニングにチャレンジ中です!一非常勤講師の取り組み。きっかけから行動までの流れ」

徳島大学共通教育センター ドイツ語非常勤講師 ギュンター知枝さん

第2部 オンライングループワーク 22:45-23:30

講演者の発表内容は以下の通りです。

「とにかくやってみよう!初めての反転授業」

首都大学東京国際センター 日本語講師 藤本かおるさん

(プロフィール)

20代後半の海外遊学を経て、日本語教師の道へ。教師をする傍ら、デジタルコンテンツeラーニング開発と運営をライフワークとし、いくつかのコースを企画立ち上げ運営して行く中で、eラーニングコースとして独立したものではなく、教室活動の中でもデジタルコンテンツを活用したいと考えるようになる。

海外とつないでの遠隔対面授業の実践を経て、反転授業を知り、一語学講師として「とにかくやってみよう!」と反転授業を始めたばかり。
 
藤本かおるさんのインタビューはこちら
 
(内容)
 
これから「反転授業」をやってみたいと思っているITに強くない先生にとって、どんな難しさがあるでしょうか。いくつかのハードルがあると思います。最初に考えるのは、どうやって事前学習用の動画コンテンツを作るのか、という点ではないかと思います。では、動画コンテンツを作った後、どうやって学生に配信するのか。著作権、セキュリティは?と、始める前のハードルの高さに、躊躇する先生も多いでしょう。
 
 今回は、一語学講師が、大学のサポートなしでどうやって反転授業に取り組み、どのような問題点や難しさがあったか、まず、授業運営上の問題についてお話いたします。また、実際に反転授業を行った結果、語学講師としてどのような内的変化があったのか、自己振り返りに関してもお話をしたいと思います。
 
 

「アクティブラーニングにチャレンジ中です!一非常勤講師の取り組み。きっかけから行動までの流れ」

徳島大学共通教育センター ドイツ語非常勤講師 ギュンター知枝さん

(プロフィール)

1988年京都市立芸術大学 音楽学部卒業(声楽専攻)その後大学院進学をめざしてドイツに留学するが、受験準備中に出会った地元ドイツ人(現夫)と1989年に結婚して出産、そのまま1995年までドイツに滞在。ドイツ在住中に翻訳・通訳のアルバイト、自治体の文化講座での日本語講座を担当したことなどを通じて語学への興味が深まる。 1995年どうしても日本で暮らしてみたい夫に説得されて家族で帰国。帰国後は、派遣社員などとして一般企業に勤務する傍ら、大分県竹田市、徳島県鳴門市の姉妹都市交流の通訳・翻訳・都市紹介DVDのドイツ語吹き替え、徳島県がドイツのニーダーザクセン州と友好提携する過程での通訳などのほか、市の国際交流協会主催の成人むけドイツ語講座、大学生の個人留学前のドイツ語指導など、細々とドイツ語に関わる仕事を続ける。2011年秋より徳島大学共通教育センター ドイツ語非常勤講師として勤務中。2013年10月に独文学会、ドイツ語教育部会、ゲーテインスティテュートの3団体が主催する「ドイツ語教員養成・研修講座」に参加したのをきっかけに教授法に興味を持ち、同じころに反転授業の研究FBグループに出会って今に至る。
 
ギュンター知枝さんのインタビューはこちら
 
(内容)
 
<第一段階>
「そもそも大学でドイツ語を学ぶ意味とはなんだろう?」大学で教え始めてからずっと、この疑問が原因でモヤモヤした気持ちが続いていました。
しかし私の周りには、この問いの答えを知っていそうな人はいませんでした。
 
<第二段階>
「ドイツ語教員養成・研修講座」に参加し、同じ時期に「反転授業の研究FBグループ」に出会い、そこからワールドカフェやアクティブ・ラーニングなどにも興味を持って教育関係の本や記事を次々に読むようになりました。また、インストラクショナル・デザインを知り、学習にはまずたどり着くべき状態(目標)があって、そこから逆算して授業を組み立てるということも知りました。
いろいろあわせて考えるうちに、答えに関するヒントをえることができました。
「言語はツールである」
 
<第三段階>
「言語はツールである」という考え方を自分の授業に取り入れるとしたら、今のままの授業ではいけないだろう。学生をアクティブに学ばせるためには、時間の確保のために授業の一部分を授業の外に出す必要がある。
そこでWeb単語帳を利用して、一部の学習を家庭での予習にまわすことにしました。
授業でも、おもちゃのお金を使って銀行窓口でのやり取りをする、などリアルなシチュエーションを模した内容を取り入れました。
 
<第四段階>
それでも「言語をツールとしているっぽい教材」はフェイクに過ぎない。自分がフェイクだと感じていることを学生に、いかにも生教材であるかのように提示するのは抵抗がある。
これが新しい悩みでした。
 
<第五段階>
ところが、TEDのサルマン・カーン氏の話をYoutubeで観たり、彼の本を読んだりして、「全ての学習内容はつながっている。むりやり教科という枠にくくって切り離して教えているだけだ」という主張を聞いているうちに、この「つながっている」の意味の一つは、数学も音楽も絵画もそして「言語も(自分を表現する)ツールである」であることに気が付きました。
今までは、何のためのツールか、というイメージが抜けていたのです。
 
<第六段階>
授業で具体的にどんなことを表現するツールとして言語をツールにするか、で「クリエイティブ・ライティング」が浮かびました。
自分の書きたいことがまずあって、そのために表現方法(単語や文法)を学ぶ。100%リアルです。
チャレンジのモチベーションを高めるために一年の最後に一人一人の作品を載せた文集を発行することにしました。
ここまで具体的なイメージが湧いても、まだ足踏みしている自分がいました。
 
<第七段階>
ドイツ語教員養成・研修講座の先生が「私はプロジェクト型授業に失敗したことがある(でもそこから多くを学んだ)」と教えてくださったことと、小林先生のアクション・ラーニングに参加して、私の悩みをみなさんの質問で整理していただいたことで、一歩を踏み出す決心がつきました。
 
<現在>
「大学でドイツ語を学ぶのは、言語を、自分を表現するツールとして使うことを学ぶためである」
これを体現する授業を目指して
1.Web掲示板への投稿、授業内にグループワークで校正で進める「クリエイティブ・ライティング」(実行中)
2.ドイツのギムナジウムの日本語学習者との交流(企画中)
の2つに取り組んでいるところです。
 
 

第12回反転授業オンライン勉強会

 

日時 : 8月26日(火) 21:45-23:30

テーマ:「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

第2部 グループワーク 22:45-23:30

第2部では、オンラインでグループディスカッションも行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。※第1部のみの参加もOKです。

お申し込みはこちら

第11回反転授業オンライン勉強会「反転授業の実践報告」

2014年に入り、反転授業やアクティブラーニング型授業の実践者が増えてきました。

それぞれが工夫をしながら、試行錯誤を重ねている段階ですので、お互いの実践を報告しあい、それをもとに対談を行ってフィードバックをすることで、お互いに実践を磨いていきたいと考えています。

今回は、まず、ICTオンラインでも紹介された山梨大学教授の塙さんに、反転授業によって成績分布がどのように変化したのかを、データを元にお話しいただきます。

次に、iPadを生徒に一人一台配布している近大附属高校で、オールイングリッシュでアクティブ・ラーニング型授業を実践している江藤由布さんに、動画などで授業風景をご紹介いただきながら、お話をうかがいます。

チャットボックスで、直接、登壇者に質問することができますので、ふるってご参加ください。

第2部では、ビデオチャット・ボイスチャット・テキストチャットなどでオンライングループワークを行いますので、Webカメラとヘッドセットをお持ちの方はご用意ください。
※第1部だけの参加も可能です。

テーマ 「反転授業の実践報告」

日時 : 7月28日(月) 21:45-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

「大学工学教育における 反転授業の組織的な試行」

山梨大学教授 塙雅典さん

「iPadアプリ発、生徒の創造性を育む授業へ」

近大附属高等学校 英語教諭 江藤由布さん

第2部 オンライングループワーク 22:45-23:30

講演者の発表内容は以下の通りです。

「大学工学教育における 反転授業の組織的な試行」

山梨大学教授 塙雅典さん

【プロフィール】

1990埼玉大学・工卒.1995同大大学院博士課程了.博士(学術).1995山梨大学・助手.2002同大・助教授.2014同大・教授.電子情報通信学会,日本教育工学会,IEEE, OSA各会員.現在,主として光ファイバ通信システムおよび光信号処理分野の研究に従事するかたわら,反転授業を核にしたアクティブ・ラーニングの大学教育への導入実践に取り組んでいる.

【内容】

山梨大学では富士ゼロックス株式会社と共同で,1年半にわたって複数の工学部専門教育科目において反転授業を組織的に試行した結果,例外もあるものの,多くの科目において以下の顕著な教育効果が見られた.
-学習時間の増加
-学生の授業への関与の増加
-学生間のインタラクションの活性化
-学生自身による主観的な達成度の上昇
-成績の大幅な上昇(下位層・上位層ともに改善)
最も大切なことは対面授業の設計と運営である.教員に求められる活動が大きく変わる.アクティブ・ラーニングこそが鍵.
塙雅典さんインタビュー
参考リンク:「反転授業は“必然”だった」――国内先駆者が明かす成功のカギ

「iPadアプリ発、生徒の創造性を育む授業へ」

近大附属高等学校 英語教諭 江藤由布さん

【プロフィール】

英語教諭。幼少から読書と自由研究しかせず、日本の公教育に疑問を持ちつつ育つ。16歳でアメリカへ短期留学した際、アクティブラーニングに出会い、自分の求めていた教育だと確信する。大阪外国語大学英語科卒業後、近畿大学附属高校に勤務する。2005年から三年間、近畿大学理工学部大学院にて、広島、九州、大阪をオンラインでつなぎ、同時中継でITを使った英語の講義を行う。その後結婚、出産を経て、復帰。ワークライフバランスを重視し、完全予習前提、学び合いを取り入れた授業を行い、補習を廃止、かえって大きな成果が出る。2011年、英語特化コース受け持ちを機に、アクティブラーニング、生教材、オールイングリッシュの使用を全面的にスタート。2012年12月、翌年からのiPad導入を見据え、Showmeを使用した反転授業を始める。2013年夏、次男出産のための二学期間の産休のため、オンラインでの授業サポートを強化。2014年4月、復帰を機にアクティブラーニングとiPad利用の授業モデル、LEAFを確立させる。

【キーワード】

LEAF, Serendipity, unlock-unlearn, iPad

【内容】

LEAF
反転授業の前提条件としてLive materials, all English, Active Learningがありました。できるだけLive(authentic)な素材を通して学び、生徒同士の議論も含めて全て英語で行い、ディスカッションやスピーチ、プレゼンテーションを授業で行うには、一斉講義を動画で押し出すのが近道でした。その実践例をいくつかご紹介します。

Unlock,Unlearn
心の鍵を外し、新たな学びの環境を導入する。一斉講義型の学習方法 に慣れた生徒にLEAFをどのように浸透させて行ったかを振り返ります。また、かつての生徒と比較してどのような変化が生まれたかもお話しします。

Serendipity
iPadの導入や、アプリのダウンロードで終わるのではなく、アプリを中心にした授業デザインを考えます。その発想方法と、発想を豊かにする生活習慣についてお話しします。

江藤さんのインタビュー記事はこちら

第11回反転授業オンライン勉強会「反転授業の実践報告」

テーマ 「反転授業の実践報告」

日時 : 7月28日(月) 21:45-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

第2部 グループワーク 22:45-23:30

第2部では、オンラインでグループディスカッションも行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。※第1部のみの参加もOKです。

お申し込みはこちら

※登壇者の塙さんから事前配布資料があります。反転授業の実施前後で学習効果がどのように変化したのかが分かるデータです。お申込みいただくとダウンロードできるようになります。

第10回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業(2)」

反転授業の効果を考える上で、実践者の声に耳を傾けることはとても有益です。

反転授業の研究では、このように考えて、毎月、実践者の声を聞いてきました。

しかし、実際に授業を受けている生徒は、どのように感じているのでしょうか?

5月に実施した勉強会では、山口県立萩商工高等学校の松嶋渉さんに生徒のインタビュー動画を公開していただき、多くの気づきを得ることができました。

参考リンク

第9回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業」を終えて

第9回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業」参加者の感想(第1部) 

第9回反転授業オンライン勉強会 第2部グループワークの感想 

6月もこのテーマを引き継ぎ、生徒のインタビューやアンケートを中心として反転授業の実態を掘り下げていきたいと思います。

テーマ 「生徒が語る反転授業(2)」

日時 : 6月27日(金) 21:45-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

「アカデミックスキル習得を目的とした反転授業の実践」

東京国際大学 商学部経営学科教授・博士(工学) 河村 一樹さん

株式会社ハンテンシャ代表取締役 加藤大さん

「JMOOC「日本中世の自由と平等」へ参加した生徒の声」

奈良女子大学附属中等教育学校 二田貴広さん

第2部 オンライングループワーク 22:45-23:30

 

講演者の発表内容は以下の通りです。

アカデミックスキル習得を目的とした反転授業の実践

【プロフィール】

 

河村 一樹(かわむら かずき)

東京国際大学 商学部経営学科教授・博士(工学)。

コンピュータサイエンスをベースにした情報処理教育のカリキュラム編成および教授法の研究,e-Learningを含む教育(学習)支援システムの開発と評価など、情報教育工学を専門とする。所属学会は、情報処理学会,e-Learning教育学会,教育システム情報学会,日本教育工学会,日本情報科教育学会

 

加藤 大(かとう だい)

リクルート ゼクシィ事業部を経て、シニアマーケット専門コンサルティング会社を起業。のちトランスコスモスでWebマーケティング、ライトワークスで企業向けeラーニング事業を企画・開発・販売。ファカルタスにて事業戦略室長を務め、2014年5月、反転授業の導入・運用支援を専門とする、株式会社ハンテンシャを設立。

 

【講演内容(計25分)】

東京国際大学商学部の河村ゼミでは2013年後期から、大学1年生を対象にした「アカデミックスキル習得のための演習」に反転授業を導入しています。

 

[参考リンク]「反転授業」大学でも 動画で予習→教室では実習:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/articles/ASG117DSPG11ULZU001.html

 

今回の講演では先ず、2013年度に実施した反転授業の詳細を共有します。さらに現在(2014年前期)、反転授業で学習している大学1年生へのインタビュー映像をご覧いただいた上で、授業設計のポイントを教示します。

 

  1. 2013年前期:教材コンテンツの開発,および,2013年後期:大学1年生向け「アカデミックスキル習得のための演習
  2. における反転授業の実践報告(河村、10分)
  3. 2014年度前期:大学1年生へのインタビュー映像(5分)
  4. 2014年度前期:同演習の授業設計のポイント(加藤、10分)

 

JMOOC「日本中世の自由と平等」へ参加した生徒の声

二田貴広(ふただたかひろ)

【プロフィール】

現在、奈良女子大学附属中等教育学校(途中入学なしの中高一貫校)に勤務している二田貴広(ふただたかひろ)です。大学院修了後、秋田県の公立高校の教員を務め、縁あって奈良で教師をしています。教員14年目ぐらいの国語科教員です。

教員となってから、メディア・リテラシーの涵養・育成に関心を持ち、テレビCM分析やマスメディア、アニメ、映画などの表現の分析、テレビCMの制作に取り組んできました。生徒たちが未来を生きるために必要不可欠な能力と思いますし、国語で読解や表現ともリンクするからです。

2012年から、勤務校にipadが順次入り、電子黒板も何台か入れられ、全館wifiが整備されたのにともない、それまでまったくさわったこともなかったタブレットPCとアプリ、ネットワークを利用した学習に取り組みはじめました。ペーパーレス会議システムや、ふせんアプリ、EVERNOTE、デジタル新聞、SNSなどを授業で活用しています。また、海外の記者との交流や日本各地の学校との連携学習にも取り組んでいます。

新たなツールとインターネットが何を可能にし、何を可能にしないのか、それは本当に教育的な意義があるのかエビデンスを出していくことを目指しています。

反転授業では、とくに下記のことについて関心を持っています。

①「予告編動画」が生徒の学習意欲の向上にどう関わるのか

②どんなコンテンツ(動画の内容)が生徒の学習意欲を向上させるのか

③どんなコンテンツ(動画の内容)が生徒の学習を定着させるのか

④僻地の学校での動画コンテンツの学習利用

よろしくお願いいたします。

 

【内容】

奈良女子大学附属中等教育学校の高校2年生6名が、自ら希望して選考に応募し、東京大学 本郷和人教授の「日本中世の自由と平等」の反転授業を受講した。

JMOOCでは、4月からgacco(NTTドコモ)とOUJ MOOC(放送大学)の2つのMOOCsプラットフォームで講義コンテンツを配信しており、gaccoで提供される講座のうちいくつかでは対面授業のプログラムも用意されている。本郷教授の講座はその1つだ。

参加生徒は事前にコースのビデオを視聴し課題に取り組んだり、gaccoの掲示板等で議論を行ったりした。対面授業では、これまでに学んだ内容について、グループディスカッションとディベートをメインとした形で授業が進められた。

4月26日に第1回の対面授業が実施され、その後またオンラインでの講座を受講した生徒たちは、5月10日に第2回の対面授業を受講した。

これらの対面授業は、特別枠で募集された高校生20名の他に、13歳から81歳までの年齢層の約80名の参加者があり、4~5名ずつの18のグループでディスカッションと発表を行った。

本校の参加生徒に、下記のことについて語ってもらおうと考えている。

1,なぜこの講座に興味関心を持ったのか?

2,反転授業という学習形態を受講した率直な感想は?

3,いわゆる従来型の授業との差異、とくに「よさ」と「わるさ」は何か?

4,反転授業という学習形態に将来性はあるか?

5,中学や高校でこの学習形態を取り入れることの是非は?

6,塾や予備校で同じような携帯の授業を受講している場合、それとの差異やそれぞれのコンテンツや学習方法の「よさ」「わるさ」は何か?

生徒たちのインタビュー動画を中心に上記の問いへの率直な答えをみなさまへ紹介して、これからの反転授業を考えていく上での参考になればと考えている。

 

第10回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業(2)」の申し込み

テーマ 「生徒が語る反転授業(2)」

日時 : 6月27日(金) 21:45-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

第2部 グループワーク 22:45-23:30

第2部では、オンラインでグループディスカッションも行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。※第1部のみの参加もOKです。

 

お申込みはこちら

第9回 反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業」

「反転授業の研究」の田原です。

Facebookグループで、オンライン勉強会のテーマを募集したところ、一番多かったのが「生徒が語る反転授業」でした。

実際に生徒にリアルタイムセッションに登場してもらうのは難しいと思いますので、ビデオインタビューやアンケートなどで生徒の声を紹介しつつ、皆さんと一緒に考えたいと思います。

 

テーマ 「生徒が語る反転授業」

日時 : 5月20日(火) 22:00-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

 

生徒の声を紹介してくださるのは次の方です。

 

松嶋渉(まつしまわたる)さん

(プロフィール)

山口県立萩商工高等学校 情報デザイン科長

大学卒業後、映画関係、教育系出版関係の仕事を経て、29歳にして商業科教員としてのキャリアを歩み始めました。教員として働き始めた2000年頃インターネット博覧会(インパク)というイベントがあり、当時勤務していた学校の生徒とともにWebコンテンツを作って参加して以降、授業や部活動、校務等で情報に関わる仕事をしています。2004年頃にはFlashでのe-ラーニング教材を作成し、授業で活用しました。2006年から2年間教育困難校と呼ばれる学校に勤務し、家庭環境や学習意欲について学ぶ日々を送りました。2008年現在勤務する萩商工高等学校に情報デザイン科が創設すると同時に転勤し、ICTの活用や地域との連携によるキャリア教育に力を入れて取り組みました。2010年には(*1Ustreamを活用した授業公開を行い、2011年からキャリア教育の一環として(*2)「萩LOVEハイスクール」という地域活性化プロジェクトを行っています。*33年前からアクティブラーニングを取り入れた授業を展開しており、その中で予習をどうにか改善できないかと考えていたところ、Facebookグループの「反転授業の研究」を知り、その後生徒のデバイス状況やネット環境を調べ準備し、20142月に5回ほど予習に動画を利用する反転授業を試行しました。生徒の学ぶ力や生きる力を伸ばす方法について試行錯誤する日々です。

 

(内容)

20142月に試行した反転授業についての生徒のアンケートやインタビューをもとに、反転授業について生徒がどのように感じたり考えたりしているのか、またその教育効果(学習意欲の喚起や成績との関連など)についての考察をしていきます。私の2月に行った反転授業は、「予習の手助けとしての動画講義」という位置づけです。普段は自宅に1人で教科書とノートで予習しているところに、先生が動画で教科書の内容を教えて予習を助けるとどうなるのか、ということを試行しました。この反転授業は準備不足とスキル不足で私自身十分に満足できるものではありませんでしたが、生徒は事前に動画を見て予習をしてきており、アンケートにもしっかり答えてくれていました。予習を助けるという目的が果たされたのか、また今後の課題は何か、これから動画講義を行おうとする人のために私の試行の結果が少しでもお役に立てればよいなと考えております。

 

*1 萩商工高校授業公開 → http://www.ustream.tv/recorded/10942935

*2 萩LOVEハイスクールについての資料

LOVE→http://www.hagi-love.com/

LOVEハイスクール紹介PDF→http://www.hagiweb.com/pdf/89.pdf

*3 http://watarumatsu.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html 

 

第9回反転授業オンライン勉強会のお申込みはこちら

 

テーマ 「生徒が語る反転授業」

日時 : 5月20日(火) 22:00-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

当日は、オンラインでグループディスカッションも行います。ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。

 

お申込みはこちら

 

 

第8回反転授業オンライン勉強会「探究学習と学習意欲」

こんにちは。「反転授業の研究」を主催しています田原真人です。

第8回 反転授業オンライン勉強会の日程が決まりましたので、お知らせします。

テーマ「探究学習と学習意欲」

4月23日(水)22:00-23:30

反転授業に興味のある皆さんの多くは、教室を生徒が能動的に学ぶ場として使いたいと思っているのではないでしょうか。

そのときに、大きなポイントになるのが、どのようにして学習意欲を引き出すのかということです。生徒をワクワクさせて、好奇心に火をつけてしまえば、生徒は能動的に自分で学んでいくからです。

生徒をワクワクさせることに対して、直接的、間接的にテクノロジーを利用する試みがなされています。

・好奇心を刺激するような動画コンテンツを見せる。
・ネットワークで遠隔地と結び、対戦しながら勉強する。
・海外の生徒とオンラインでグループになって協働作業する。
・知識の伝達を動画にして、アクティブラーニングでワクワクさせる。

また、「魅力的な問い」も、生徒の能動的な学びを誘う上で重要な役割を果たすと思います。

問いをきっかけにして始まる探究学習こそ、能動的な学習の代表例ではないかと思います。

いったいどのようにすれば、生徒の能動的な学びをデザインできるのか?

3人の実践者の方にお話をうかがいたいと思います。

 

二田貴広さん

(プロフィール)

現在、奈良女子大学附属中等教育学校(途中入学なしの中高一貫校)に勤務している二田貴広(ふただたかひろ)です。大学院修了後、秋田県の公立高校の教員を務め、縁あって奈良で教師をしています。教員14年目ぐらいの国語科教員です。  教員となってから、メディア・リテラシーの涵養・育成に関心を持ち、テレビCM分析やマスメディア、アニメ、映画などの表現の分析、テレビCMの制作に取り組んできました。生徒たちが未来を生きるために必要不可欠な能力と思いますし、国語で読解や表現ともリンクするからです。  2012年から、勤務校にipadが順次入り、電子黒板も何台か入れられ、全館wifiが整備されたのにともない、それまでまったくさわったこともなかったタブレットPCとアプリ、ネットワークを利用した学習に取り組みはじめました。ペーパーレス会議システムや、ふせんアプリ、EVERNOTE、デジタル新聞、SNSなどを授業で活用しています。また、海外の記者との交流や日本各地の学校との連携学習にも取り組んでいます。  新たなツールとインターネットが何を可能にし、何を可能にしないのか、それは本当に教育的な意義があるのかエビデンスを出していくことを目指しています。

 

(内容)

私は、反転授業と「学習意欲」について話します。  反転授業には「学習意欲の高まり」について2つの異なった効果を持つ可能性があると考えています。  1つは、「自分が学んだことが教室で生かされる、生かすことができる、受容される」ことへの喜びから喚起されるものです。これは、実際に「 」内を体験することがあって、次には「 」内が起きることが期待されて、というように「期待」に変容するからこそ「学習意欲の向上」につながると考えています。  2つめは、「学ぶ内容(コンテンツ)への期待感の高まり」です。たとえば、昨年度、わたしは『ごんぎつね』と『おにたのぼうし』の授業の「予告動画」を作り、学校外で視聴させて課題をSNSに投稿させました。「学校での学びへの期待」を高めることで学習意欲を高めようとしたものです。  上記のとくに2つ目について、予告動画や生徒の投稿内容、授業での様子、他の方法を用いたクラスとの比較を提示しつつ、みなさんともに「学習意欲」について考えたいと思います。

 二田さんの紹介記事はこちら

宝槻泰伸さん

(プロフィール)
東京都三鷹市を拠点に学習塾(探究学舎ー小中高対象ー2年前に開校して現在生徒約110人)を運営しています、宝槻と申します。
高校生の頃、「勉強しかするな!」と当然のごとくに言い切る県立の高校に愛想を尽かし退学したのがきっかけで教育に関心を持つ様になりました。大検を取得して京都大学に進学し、在学中は塾や学生団体等を通じて教育にかかわっていました。弟2人も大検で京大に進学したので、この経験は何かのお役に立てるかもと思い込み、卒業後すぐに起業。当初は私立高校に対する出前授業(出張授業)を行なっていました。以降、紆余曲折色々とあった後、現在の学習塾事業に腰を据えて取組んでいます。塾では「つまらない勉強はやめにしよう」と挑戦的なメッセージをチラシでうたいつつ、一風変わった方針で運営に取組んでいます。数学は数学史・科学史と共に教える、英語は名文の音読・暗唱トレーニング、小学生から高校1年生までは探究学習に積極的に取組ませる、という内容です。数学の研究成果は【tanQ Cinema】という名前でYoutubeに公開を始めました。生徒が受験のために仕方なく学ぶのではなく、ワクワクしながら勉強に取組む事ができる様に「学び方を変える」ことを目指しています。

(内容)
生徒の学習意欲を引き出すには様々なアプローチや考え方があり、万能の方法も方程式もないというのが自論ですが、その中でも最近手応えを感じ始めている「数学史・科学史を使った数学」と「探究学習」という学習塾での取組みについてお話しさせて頂きます。数学・理科・社会(特に歴史)という学問に対して小学生から高校生までの年代の生徒がどのようにして興味関心をもつ様になるのか。自分のアイデアを取組みをお話した上で、みなさんの考え方やアイデアを教えて頂けたら嬉しいです。
また、「一流大学○名合格!」「成績アップ!」といったマーケティングではない、別のコンセプトで教育サービスを市場に届ける方法についてもお話しさせて頂きます。学校も塾も進学実績が問われる様になってから随分時間も経過していますが、従来の教育手法やコンセプトに飽きていたり・批判的なユーザーは何を求めているのか。新しい教育を形にするにはマジョリティーを相手にせず、イノベーターを引きつける戦略が重要です。特に学習塾にかかわっていらっしゃる方と意見交換ができたら嬉しいです。

 寳槻さんの紹介記事はこちら

宮地勘司さん

(プロフィール)

株式会社 教育と探求社 代表取締役社長

1963年、長崎県出身。1988年、立教大学社会学部卒業。同年、日本経済新聞社入社。自らの起案により日本経済新聞社初の社内ベンチャーとして「教育開発室」(現在の教育事業本部)を起こす。2004年、日本経済新聞社を退社し、株式会社 教育と探求社を創設。代表に就任。中学生・高校生が、実在の企業や人物を題材に“生きる力”を学ぶ学習プログラム「クエストエデュケーション」を開発。年間約1万人の中高生が、学校の授業の中で同プログラムを学んでいる。また、社会人向けのキャリア研修「ビジョンクエスト プログラム」を実施。研修実績は、企業人、NPOリーダー、国家公務員、エグゼクティブ層まで多岐にわたる。かわさき起業家大賞受賞、経済産業省キャリア教育アワード入選。法政大学キャリアデザイン学部で講師を務める。著書に「これからの「教育」の話をしよう」(学校広報ソーシャルメディア活用勉強会・共著)

 

(内容)

「学習意欲を賦活する探求学習」 今年で10年目を迎える「クエストエデュケーション」。 学校の授業の中で先生が指導する、キャリア教育のプログラムです。 年間、20~80コマの時間を掛けて、正規の授業の中で学びます。

常に、生徒が主役という思想で設計されたプログラムですから、 随所に自発性を涵養する仕掛けが施されています。

いわゆる今注目を集めている反転授業という枠組みに入るかどうかは わかりませんが、学び手が主役、授業は創発型で、という部分の思想は、替わらないと思っています。

今回は、プログラムの概要と実績、生徒たちの探求を可能にする 仕掛けについて語ります。

【クエストカップ全国大会】 http://www.questcup.jp/ *過去の映像も見れます。

【ニュース23】 http://youtu.be/wnQKwcXssP8

宮地さんの紹介記事はこちら

 

第8回 反転授業オンライン勉強会 「探究学習と学習意欲」

日時 4月23日(水) 22:00-23:30

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

お申し込みはこちら

第7回 反転授業オンライン勉強会「対話と集合知、学習する組織」

こんにちは。「反転授業の研究」を主催しています田原真人です。

第7回 反転授業オンライン勉強会の日程が決まりましたので、お知らせします。

テーマ「対話と集合知、学習する組織」

3月26日(水)22:00-23:30

現在の社会構造について考えると、工業化社会から知識基盤型社会へのシフトしつつあると言われています。それに伴い、組織のあり方が、ピラミッド型からフラットなアメーバ型へシフトしていく傾向があります。

アメーバ型組織では、リーダーが意思決定を独占的に行うのではなく、各メンバーが協力して集合知を創り出して行くスキルが重要になります。

そのような社会に適応するために、学校教育でも「21世紀型スキル」を育成する取り組みが始まっています。

21世紀型スキルの育成を教科教育の中で行いたいという理由で、アクティブラーニングを授業に取り入れている先生方がいらっしゃいます。さらに、グループワークの時間を確保するために授業部分を宿題にして授業外に出すと「反転授業」になります。

これが、反転授業と21世紀型スキルの関係性です。

しかし、予備校で働いてきた私自身も含め、反転授業に現在関わっているみなさんの多くは、旧来型の組織に所属し、21世紀型スキルに必ずしも親しんでいないのではないかと思います。

そのような状況の中、「多様性のある森を育てる」を合言葉に、Facebookグループ「反転授業の研究」を立ち上げました。

ここに様々な属性の方が集まり、活発な対話をすることによって、オンライン上に集合知を発生させようと考えたのです。

そして、また、このFBグループは、私たち自身が、「どのようにすれば集合知を発生させることができるのか」という課題に一緒に取り組む場でもあります。

FBグループの対話を通して、個々がどのように振舞えば、集合知に近づくことができるのかを学び合い、その体験を、それぞれの現場にフィードバックしていくという循環を作り出せたらと思っています。

これが、今回のテーマを、「対話と集合知、学習する組織」とした理由です。

 

登壇者紹介

福島毅さん「学ぶことのそもそも論とこれからの方向性」

(プロフィール)

ワークショップデザイナー、Link and Create 代表、一般社団法人 子供の成長を環境を考える会理事、日本橋学館大学非常勤講師、柏まちなかカレッジ 副学長、NOBフューチャーセンターディレクター・特任スタッフ、カードリーディングマスター、気象予報士・防災士。

ブログ”教育のとびら”、”異星人思考法”、”日本と世界の新しい提案”主宰。

大学・大学院で地球物理学(特に地震学)を専攻。

日立製作所で2年間システムエンジニアをした後、千葉県立高校教諭として23年間勤務。

そののち、2013年4月より独立し、教員研修や学校改革など教育系の仕事や各種ワークショップのデザインや実践などを行っている。

高校教諭時代は、行徳高校情報コースの立ち上げや行徳地震前兆観測プロジェクト、東葛高校リベラルアーツプログラムなどを主導した。

現在は、複雑化する社会の問題解決や持続可能な地球にするためのデザイン、これからの人間のありようや成長などに興味を持ち、これらに関するワークショップやプライベートセッション(カウンセリング、コーチング)なども行っている。2014年2月より、”どんぐり教員セミナー”の動画をYou tubeで配信。スマホで見られる無料5分動画の制作に力を入れている。

趣味はスピリチュアルな探求やカードリーディング・クリスタルボウル演奏など。

著書に、「イントラネット100のアイデア(正高社)2000年」「教科「情報」実習へのフライト(日本文教出版社)2001年」

ブログサイト 教育のとびら

動画     どんぐり教員セミナー

著者のサイト  Link and Create

 

(内容)

テーマ1「学びを全体設計から考える」

そもそも学ぶ目的や意義は何なのでしょうか? ”教育”という言葉は、そのニュアンスから教えるツールや方法論から入りがちなのですが、そもそも何を目的とするかを押さえておき共通認識とする必要があります。そうしないと知らず知らずに全く違った目的地をめざし、「ゆとりか学力か?」という不毛のイシューからやり直したりシーソーのような議論が数年ごとに起きるのです。まさに学びの全体性・設計を俯瞰する時期に来ていると思います。こうしたことについて前半で議論したいと思います。

 

テーマ2「教師のファシリテーション能力開発」

反転授業については、予習動画やICT活用の話題が先行して話題になっていますが、やがて肝となってくるのは、生身の生徒が集まっている教室という場で、教員がどんな授業展開をするのかということ。授業設計の技術やファシリテーション能力が問われてくると思っています。後半では、授業に対話を持ち込む上での注意点や今後の課題について皆さんと議論したいと思っています。

福島さんのインタビューはこちら(予習課題あり)

 

 

鈴木利和さん「学習チームをいかにつくるか」

(プロフィール )
組織コンサルタント
合資会社ベルノート
Global Proactive Partners(ベトナム法人)
一般社団法人 地域エネルギー創発ネット

ニックネーム :ありえる(ありえないをありえるに)
ミッション :メンバーの目がやりがいで輝いている、『全員が主体性を発揮する創造的なチームのネットワークづくり』

ここに至るプロセスは、中村さんのeboard応援のプロセスで書かせていただきました。 →こちら

大学のボート部時代の経験が決定的で、それ以来、ずっと取組み続けています。
大学のボート部で経験した意図しない結果から、環境のデザインがうまくいくと、誰も強制することなく(リーダーがいなくても)主体性を発揮するようになるという体験をしました。
その体験を再現するために、リクルートに入社。
コーチングの事業化のために東京に転勤してきた際に、組織研究の研究員になり、大学院に進学したところで、田坂先生の複雑系の組織論に加えて、知識創造の方法論の紺野先生に出会う。
ここで、JICAのプログラムづくりに関わることで、個人・組織・地域・国に共通する「お金」による支配-従属関係があることに気づく。自ら価値創造しなければ、お金に支配されることになる。
やりたいことで、人の役に立ち、生活が成り立ち、世の中に影響を与えるネットワークをつくると人生が終わる日まで愉快に過ごしてゆけるのに、ピラミッド組織に雇用されて給与所得者になることで、孤立して消費者になってしまっているのではないか?

では、どこからとりかかるのか?
多くの個人が所属している組織を変えよう。プロジェクトでチームで価値創造するメソッドを学び、働いている人が幸せな会社を増やそう。その人達が学校教育に関わってゆく道をつけようと考え、その手段として反転授業に期待しています。
ちょうど、3月15日~21日にかけて、自分のやりたいことを明確にし、仲間と出会ってチームを
つくる場の発掘と相互連携の旅をしています。
http://www.machienergy.net/

(内容)

プレ
事例を参考にしながら、
所属している対象の場が創造的になるような<学習チーム>をつくる環境デザイン、役割(ロール)・ツール・ルールの「仮説」を考える。

オン
事前にいただいた「仮説」にコメントをさせていただく形で進めます。

アフター
実際に組織で実践しようという方でfacebookグループをつくって、実践報告をしあい学び合いながら進めてゆきましょう。

この環境のデザインというのは、ある種のゲームバランスのようなものです。
人の幸福感は、人間の基本的な欲求である「関係性」「有能感」「自律性」の充足度と相関が高いと言われています。ロール・ツール・ルールを工夫して、「関係性」「有能感」「自律性」が充足されれば、金銭的報酬などの外発的な動機づけをしなくても、自律自転するようになります。

国の政策や企業の制度設計など、変数が増えて複雑にはなりますが、基本的には似たようなものだと思います。

私のボート部での体験にはこのような変数がありました。

共通の目的・価値観、目標がある。
外部に競争相手がいる。
参加者が自らの意志で参加している。
※小チームに分かれる。
※チームはどのように取り組むのかは自分たちで決められる。
うまくいっていることをフィードバックする数値がある。
※記録をつける。
※定期的に数値の測定がされる。
※月に一度は事例にまとめて共有する。

ロール
※チームメンバー
保健体育センター(測定者)
製薬会社(プロテインの実験者)

ツール
プロテイン、記録ノート

ルール ※小チームに分かれる。
※チームはどのように取り組むのかは自分たちで決められる。
※記録をつける。
※定期的に数値の測定がされる。
※月に一度は事例にまとめて共有する。

「自律性」チームはどのように取り組むのかは自分たちで決められる。
「有能感」自分たちの仮説があたって、数値があがってゆくこと
「関係性」小チーム内での密な人間関係、自分の貢献が見えやすい

結果をして語らしめる形式で、この3つが相互に補完しあい、高めあってゆきます。

今日の社会の問題は、内発的動機を無視して、利益を目的化し、効率化重視でピラミッド組織による強制と抑圧と金銭的動機づけにより、人間疎外が起きているところにあるのではないかと考えています。ピラミッドで優位を得た人間は、状況を固定化しようとし、劣位の人間は、さらに弱いものを叩きます。相互にストレスフルで、解消するための娯楽にますます時間とお金を必要とする悪循環がおきているのではないでしょうか?

鈴木さんのインタビューはこちら

予習課題はこちら

課題の提出はこちら

福嶋史さん「学習する組織のリーダーになろう!」

(プロフィール)

一般財団法人クマヒラセキュリティ財団、未来教育会議 実行委員、わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)事務局

1987年生まれ、早稲田大学教育学部卒業。

高校生の頃から、いじめや不登校の問題解決に取り組む。

大学在学中はNPO法人Learning for All、Teach For Japanにて様々な困難を抱える子どもと向き合い、学習支援に従事する。また教師のリーダーシップ育成のため研修開発にも携わる。

大学卒業後、民間企業に就職するが、日本の子ども達に21世紀を幸せに生きる力を届けたいという思いから、2013年6月にクマヒラセキュリティ財団に転職。

現在、オランダで開発されたシチズンシップ教育ピースフルスクールプログラム、『学習する組織』に基づくリーダーシッププログラムを展開している。

 

ピースフルスクールプログラム:http://peacefulschool.kumahira.org/

未来教育会議:http://miraikk.jp/

わかりやすいプロジェクト(国会事故調編):http://naiic.net/

 

(内容)

テーマ1「メンタルモデルを理解し、世界を広げよう!」

テーマ2「リフレクションを通して、真の学習者になろう!」

福嶋さんのインタビューはこちら

 

第7回 反転授業オンライン勉強会「対話と集合知、学習する組織」

日時 3月26日(水) 22:00-23:30

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

お申し込みはこちら

第6回 反転授業オンライン勉強会

2月の反転授業オンライン勉強会の日程が決まりました。

テーマ「IDによる授業設計の実践と教育効果測定」

2月26日(水)22:00-23:30

第5回の勉強会では、米島博司さんにIDの概要をお話していただきました。

第6回では、それを実際に授業に適用した場合にどのようになるのか、実践されている山崎進さんと淺田義和さんにお話いただこうと思います。

また、IDで授業設計をした場合、ゴールに到達したかどうかをどのようにして確かめるのかが問題になりますが、その分野の専門家である堤宇一さんにお話をうかがいます。

今回は、大学や企業研究における実践報告が中心になると思いますが、公教育や塾などの方にとっても、発想を広げることができるチャンスになると思います。

登壇者紹介

 山崎進さん「IDに基づく学習目標の立て方の実際と反転授業への応用」

(プロフィール)

北九州市立大学にてプログラミングを教えています 山崎 進 です. 教材設計マニュアルを入り口としてインストラクショナル・デザイン (ID) の実践を始めました.また独学でファシリテーションについても学びました.その結果,自習教材による講義を最小限にした演習中心の授業づくりや,ワークショップを取り入れた授業づくりに取り組んでいます.もちろん反転授業を取り入れた授業づくりも始めています.

(内容)

反転授業で,そもそも授業を反転させるのは何のためでしょうか? ・限られた授業時間を有効活用したい ・講義より演習の方が教育効果が高い ・そこで授業の場では応用演習を行う ・基礎は自習教材を用いて予習させる

つまり【反転授業では自習教材の存在が大前提】 →自習教材の作り方と言えば「教材設計マニュアル」

そこで教材設計マニュアルを手本とした授業作りの事例を紹介します。 私は教材設計マニュアルを手本として講義に頼らない演習中心の授業をしてきました。 その実践を通してインストラクショナルデザイン(ID)を学んでいくことになります。 最終的には反転授業とその先の世界にたどり着くのですが,その道のりを示しましょう。

山崎さんのインタビュー記事はこちら

 

淺田義和さん「医療教育におけるID実践事例」

(プロフィール)

東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻博士課程修了後、自治医科大学のメディカルシミュレーションセンターに勤務(現在に至る)。この頃の研究テーマは医療安全、ヒューマンエラー。 シミュレーションセンターでは、マネキン等を利用した医療者のシミュレーション教育に関して、その運用サポートや教育の改善・評価などに取り組む。この中で「いかにシミュレーション教育を効果的・効率的・魅力的に運用していくか」という点からISD(Instructional Systems Design)に惹かれ、熊本大学大学院教授システム学専攻の門を叩く。教育に興味を持ち始めたのはここから。 現在はシミュレーション教育の運営に加え、医学部を中心に、授業に対するeラーニングやeポートフォリオの導入についても携わっており、moodle等のシステム運用やFDを通じて、反転授業形式の教育実践にも取り組みはじめている。

大学院時代から興味を持ったマインドマップやワールドカフェなどの手法を授業に取り入れるなどの活動も行っている。著書に「ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技(共著、技術評論社、2013年)」。

(内容)
IDを用いた授業・研修の実践例として、2つの事例をそれぞれ理論的な背景紹介と合わせてご紹介します。医学部と看護師教育と、どちらも医療系の実践例となりますが、ID的な部分に重点を置いて解説していきたいと思います。また、どちらの事例も反転授業的な要素を含んでいますので、その点においても参考にしていただければ幸いです。

テーマ1:医学部学生に対するID授業
2013年度より医学部の1年生に対して行っているIDの授業(選択科目)を題材に、学習意欲を高めるための方略としてARCSモデルの紹介と実践例をお話します。※ARCS:Attention, Relevance, Confidence, Satisfaction

テーマ2:看護師の多重課題
看護師に対して行っている多重課題(大部屋で複数の患者さんに対して優先順位を考えてタスクを処理する必要がある状態)シミュレーション研修を題材として、教育・研修を改善していくサイクルであるADDIEモデルの紹介と実践例をお話します。※ADDIE:Analysis, Design, Development, Implementation, Evaluation

淺田さんのインタビュー記事はこちら

 

堤宇一さん「反転授業を通じ、どんな能力を強化したいのか‐企業内教育の立場から考える」

(プロフィール)

2011年3月、熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻修了 (株)日本能率協会マネジメントセンターにて、教育企画営業、通信教育講座の開発マネージャーなどを経て、2000年より「教育効果測定」の研究を開始。また、教育効果測定での米国の第一人者であるJack Phillips博士が主宰するROI Network(後にASTDとの事業提携によりASTD ROI Networkに名称改名)にて、アドバイザリーコミッティボードを2001年1月より2004年12月まで2期(4年)勤める。現在、(株)日立総合経営研修所 開発・コンサルティンググループ 部長代理として、研修開発ならびに品質管理を進めながら、教育効果測定や人材育成に関する講演、セミナー講師、コンサルタントおよびリサーチャーとしても活動。 2006年に「特定非営利活動法人人材育成マネジメント研究会」を設立し、現在、副理事を勤める。 主な著書:はじめての教育効果測定(編著)日科技連出版社 2007年、教育効果測定の実践(編著)日科技連出版社 2012年など

(内容)

2/10に田原さんと学校現場に反転授業が導入されつつある背景を確認し合いました。それを受けて、今回のオンライン勉強会では、企業内教育を実践する立場から考えてみたいと思います。ご紹介内容を2つに分けてお話しさせていただきます。

前半部分では、IDと教育効果測定との関係性を企業の人材育成業務の視点からお話しします。そして、教育効果とは何か、教育効果測定で最もコアの部分に絞り、お話しさせていただきます。後半部分は、企業人材に求められる能力についてご紹介します。その上で、そのような能力を企業では、どのように開発しようとしているのかをご紹介します。そして、それら能力の評価方法について、ゴルフとラグビーをメタファーにして考えていきたいと思います。反転授業が対象とする能力開発を考えるための参考になれば幸いです。

<前半>

・研修開発・運営業務プロセス「HRDサイクルモデル」

・教育効果の定義と測定の目的

<後半>

・企業人材に求められる2つの能力

・各能力の開発方法

・ゴルフ型教育とラグビー型教育から見える役割や情報の位置づけの違い

・各能力の評価方法

堤さんのインタビュー記事はこちら

第6回反転授業オンライン勉強会

日時 2月26日(水) 22:00-23:30

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

こちらからお申し込みください

 

 

●Facebookグループ「反転授業の研究」では、995名のメンバーがアクティブに活動しており、様々なコラボレーションも生まれています。

参加希望の方は、こちらから追加申請してください。

第5回反転授業オンライン勉強会

「反転授業の研究」の田原です。

これまで4回の勉強会を通して、アクティブラーニングなどのグループワークやプロジェクト型学習といった教室での活動、さらに、動画講義にはどのような種類があり、どのような効果があるのかということを扱ってきました。

理解が深まるにつれて、それらの要素をどのようにリンクさせていくのがよいのかということがテーマとして浮かび上がってきました。

そこで、1月と2月は、授業設計、教材設計に問題意識を持って取り組まれていらっしゃる方からお話をうかがいたいと思います。

第5回反転授業オンライン勉強会

テーマ:授業デザイン

日時:1月27日(月)22:00-23:30

場所:オンラインルームWizIQ (お申し込みいただくと、メールでURLが届きます。自宅から参加できます。)

参加費:無料

 

それでは、登壇者の紹介です。

米島 博司 さん「パフォーマンス・テクノロジーとインストラクショナル・システムズ・デザイン/ISDの概要」

(プロフィール)

パフォーマンス・インプルーブメント・アソシエイツ代表。富山県出身。千葉県在住。 日本電気通信システム㈱入社後、海外向け電子交換機の保守運用、ソフトウェアに関するお客様向けトレーニングの開発、インストラクターを担当。1990年代初頭、NECインターナショナルトレーニング在職中にニュージーランドテレコム(当時)のお客様からISD(Instructional Systems Design)の存在を知る。 以降米国CEP社とライセンス契約により、CRI(Criterion-Referenced Instruction)、IMD(Instructional Module Development)のワークショップの教材の日本語化、ワークショップの開催などにより、国内の企業(本田技研工業、JR東日本、日立、ユニシス、リコー、他)にISDを紹介、技術指導を行い、 数多くのインストラクショナル・システムズ・デザイナーを育成してきた。 2012年9月にNECネッツエスアイ㈱退職後、フリーランスで教育システムの設計・開発アドヴァイザー、ISDの指導・ワークショップを行っている。 Certified Course Manager of CRI/IMD Workshop ソフトウェア技術者協会 幹事 教育分科会 世話人

(内容)

1.パフォーマンス・テクノロジーとインストラクショナル・システムズ・デザイン

人の行動(パフォーマンス)を支える知識や技能を育成するためには教育以外に様々な方法論があり、教育はその一つであること。また教育でなければならないとしたらどのような場合かを考えます。

2.ISDの概要

インストラクショナル・システムズデザインによるコース開発の主要プロセスを概観します。

 

井上 博樹 さん「オンライン教育プラットフォームの変遷と、教授設計の変化」

(プロフィール)

・アメリカ・ワシントンD.C.のBlackboard社にて多言語対応コース管理システム(Blackboard ML)の開発、日本法人取締役を経て、独立・起業。およそ100大学や病院間ネットワークへのBlackboardやMoodle導入、ポータル構築などを担当。玉川大学、岐阜大学、名古屋商科大学などへのBlackboard全学導入、放送大学、HONDAなどへのMoodle導入(プライベートクラウド構築)、研修カリキュラム設計・オンライン授業制作、Drupalによる東京外大ポータル構築などをサポート。低コストですぐにLMSが使えるクラウドサービスをMoodleベースで構築し、2014年1月下旬にリリース予定。   ・アメリカ・ワシントンD.C.のスタートアップ企業で英語ができなくてクビになりそうになり、iPodで必死に勉強し、夜な夜なリスニング・シャドウイングして昼間に実践することで3ヶ月目に開眼。TOEIC955点(リスニング495満点中490点)TOEIC IBT 91点(120点満点)を取得。リスニング力強化によって、相手の言うことを理解できるようになり、アウトプット強化によってプレゼン力向上を図る、という英語強化メソッドを開発。

・2013年6月からCourseraで「Startup Enginnering(ベンチャー企業の作り方)」を受講、12万人中433番に入り、97%の成績で、上位5%に与えられる”WITH DISTINCTION”の修了証を獲得。MOOCを通じた実社会で役立つ学びの可能性に感動し、Courseraの勉強会や、より多くの日本人がMOOCで学べるサポートを提供中。英語アプリも取り組みの一環。第1弾として「TOEICリスニング徹底マスター」アプリをAppStoreでリリース。九州工業大学などで大学生のTOEIC対策に採用される。第2弾として、プレゼン力強化アプリを開発中。 アプリヘのリンク

(内容)

1990年代に北米で生まれたコース管理システム(CMS/LMS/VLE)は、世界中で普及し、欧米やオーストラリア・ニュージーランドなどでは、小学校から大学、生涯教育まで広く使用され、授業を運営する先生の負担軽減や、生徒や学生の学習支援を実現し、先生の必需品となっています。 本日は、コース管理システムでどんなことができるか、先生にとってどのような効用があるか、学習者にとってどのような効果があるか、使いはじめるにはどうしたらよいのか、について、Moodleを実例として俯瞰します。 また、MOOCやカーンアカデミーの影響により、オンラインコースの設計にも変化が起こっています。サルマン・カーンが主張する「マイクロレクチャー」「完全習得学習」「進捗ダッシュボードやナレッジマップによる個別指導の実現」、MOOCによる「オンライン学習とミートアップ(オフライン勉強会)やフォーラムでのソーシャルな学びの融合」は、これまでの教授設計手法にも影響しています。MOOCで典型的なオンライン講義やテスト・フォーラム等の作成方法について、Moodleを例にデモを交えて説明します。

 

浜武しんいちさん「動画で自分の『分身』を創り、生徒をきめ細かに指導。生徒は『反転授業確認テスト(答練)』で実力を養成!」

FCS数学教室 → Facebookページ

(プロフィール兼内容)

◆昭和60年代、塾講師(契約社員) 多い時は4つの塾を掛け持ちしていた。教科は小中学生全教科、高校物理・化学・地学・数学・英語・現代文。 あまりの忙しさに、教材(問題)、定着手段の共用化を図り、前回の授業内容の中からしか出題しない「小テスト」群を制作、実施。回を増すごとに記述度が上がり、最終的には完全記述式となる(司法試験の答練を模倣)。

◆平成5年2月 「他のすべての塾を辞めてうちにこないか?」と云われ、席を移したが、内部調整ができておらず、突如解雇に。しかし、司法試験等で労基に明るかったので通告無効に。しかし、教壇に立てない東進衛星担当(契約社員)へ(意識はしてなかったが動画授業の長短を学んでいたのかもしれない)。

◆平成5年6月 収入が激減して途方に暮れていた私を見るに見かねて、子息の家庭教師を依頼していた当時市長から「公民館」で塾を開く事を勧められ「光が丘数学教室(現FCS数学教室)」を開講(最初の生徒は僅か2名でした)、主宰者に。

◆平成9年 公民館で開いた数学教室には東大志望者から赤点防止まで、浪人生から小学生までが集った。このすべてに対応するために「生徒が生徒を教える」仕組みが完成。そして「公民館の塾は生徒がおしえるらしい」が評判となり、高校、中学、塾の先生の子息が多く集まった。そしてその親御さん、卒業生が、数学教室同様、公民館で教えるようになり、先生たちのネットワーク「FCS福岡チャータースクール」に拡大(経営形態の独自性が認められ、通産省主催〜当時〜のアントレセミナーで登壇)。

◆平成20年1月 福岡市、久留米市への公民館利用申請が「営利目的」との事で却下され続け、物件を借りる事に。連帯保証の兼ね合いもあり、FCS福岡チャータースクールの一部の教室が法人化。「株式会社福岡チャータースクール」に改組、FCS数学教室と分離。

◆平成22年11月 FCS福岡チャータースクールの仲間だった江口数学教室の江口先生は個別に細かく生徒を教えるために、自分の「分身」として授業をビデオに撮り、公民館(貸し教室)まで自転車でモニターとビデオを持っていき!生徒に見てもらっていた事を実践していたが、私はモニターが重そうで難渋していた所「You Tube」が普及。これならモニターを運ばなくていい!と云う事で、資格試験の動画を参考に「福岡チャータースクール高等数学部・数学教室版電子教科書」を創刊。また、江口先生の紹介でマナビーに参加。花房君との交友関係が始まる。

◆平成24年9月 「動画を中学時代に見ています」このような問い合わせが次第に増えだし、明らかに動画を視聴してきた生徒の方が教室内での問題消化量が多いので、メールで動画の視聴指示を出しだす。その後、当初、用途が定まらなかったFBに。記述力が問われる動画は授業前に「反転授業確認テスト」を実施(完全記述式)。

◆平成26年2月 「反転授業」の認知度の広がりを受け、福岡チャータースクールで開催予定の「2014高校数学準備講座」の「反転授業」化全面実施へ。 現在に至る。

 

第5回 反転授業オンライン勉強会へのお申し込み

日時 1月27日(月) 22:00-23:30

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

こちらからお申し込みください

 

 

●Facebookグループ「反転授業の研究」では、879名のメンバーがアクティブに活動しており、様々なコラボレーションも生まれています。

参加希望の方は、こちらから追加申請してください。

 

※Facebookグループの人数が800名を超えました。どなたでも参加することができます。参加希望の方はこちらからお願いします。

第4回反転授業オンライン勉強会

複雑系の研究によると、新しい構造が自己組織化的に創造される場は、異質なものが出会い、交じり合うところです。

メンバーの多様性と、十分なコミュニケーションとが、グループに創造的な活動を生み出すのです。

 

Facebookグループ「反転授業の研究」は、eLearningの実践者が中心となって立ち上げました。

最初は、本当に細々とした活動でした。

そこに、アクティブラーニングなどのグループワークをしている先生方が加わったことで、グループが一気に活性化しました。

長年、別々に蓄積してきたノウハウをお互いに出し合うことで、グループ内にエキサイティングな学びが生まれたのです。

さらに、様々な背景を持った方々が次々と合流し、非常に多様性の高いメンバー構成になってきました。

このようなメンバーが、Facebookグループや、オンライン勉強会を通して対話をすることにより、教育×ITに対して、ムーブメントを起こしていけたらと思っています。

 

第1回、第2回のオンライン勉強会では、グループワークを実践されている方が発表しました。

デジタルハリウッド大学との合同イベントで行った第3回勉強会では、動画講義に取り組んできた実践者が発表しました。

第4回のオンライン勉強会も、引き続き、動画講義をテーマにして実施したいと思います。

動画講義といっても、様々な種類があります。

(1)実際にやっている授業をビデオで撮影する。

(2)授業をスタジオ撮影する。(電子黒板を使用する場合もある。)

(3)スクリーンキャストのソフトを使って15分以下の動画を製作し、学習マップで全体像を見せる。

(4)スクリーンキャストのソフトを使って15分以上の動画を製作する。(倍速再生が必須)

(5)パワーポイントの画面を指差しながら講義をし、ビデオで撮影する。

(6)紙に手書きで文字や絵を書き、上からビデオで撮影する。

(7)講義をアニメーションで作る。

 

第3回の勉強会では、(4)のケースの実践者が発表を行いました。ここでは、動画の長さや、倍速再生がテーマになりました。

第4回では、(1)(3)(5)のケースの実践者が実践例をお話してくれます。

それぞれのやり方の特徴を理解することで、動画講義を作ろうと考えていらっしゃる方が、自分に合ったやり方を見つけていただければと思います。

それでは、登壇者の方の紹介です。

 

名越幸生さん「一人でも明日からできる動画活用の教育実践」

(プロフィール)

東北学院中学校・高等学校(私立・宮城県)教諭 18年目。 担当は高校物理と中学理科。 校務分掌は情報システム部、ディベート部顧問。 昨年から始まった『デジタル教材勉強会 in Sendai』のWeb担当として、Ustream配信を担う。その経験から「(配信なしで)動画を撮るだけなら全く難しいことはない」と気付き、昨年度は課外講習を、今年から(新カリキュラムになることもあって)授業を録画する取り組みを継続している。

(内容)

こうした発表の機会が与えられたことに感謝します。 私はまだ「反転授業」に取り組んでいません。 ですが最初から「反転授業」を始めようと考える前に、自らの体験上“意図的にハードルを下げた取り組み”から始めることをお勧めしたいという内容です。 また、こうした発表の機会があるだろうと想定して、実践の初期の頃から、動画で学んだ生徒たちにアンケートを実施しています。生徒たちの正直な感想が、皆さんのお役に立てば幸いです。 私の実践は“やろうと思えば誰もが真似られる”ところが最大の特徴です。“目新しさの無さ”が弱みであり、“普及しやすさ”が強みだと思っております。 よろしければ今回の勉強会を、共に学び合う機会としましょう!

参考:デジタル教材勉強会 in Sendai

 

中村孝一さん「eboardの動画制作 ~年間10回再生される学習動画のつくり方~」

(プロフィール)

NPO法人 eboard代表。「学びをあきらめない」をミッションに、自ら1000本以上の動 画を制作し、無料学習サイトeboardを開発。教育格差の解消に向けて、奔走中です!

eboard

eboard動画総集編

 

(内容)

・eboardの紹介

・eboardの動画の特徴と制作

・ユーザーからの反響  (・反転授業的取り組み(島根での取り組みや水野さんの学習塾の話))

・eboardが取り組む課題と活動へのご協力のお願い

※かっこは、時間があれば話す予定です。

 

横川淳さん「予習動画の模索 ~授業とがっちりかみ合った家庭学習のために~」

(プロフィール)

(株)コムタスグループ コムタス進学セミナー 理科担当(特に高校生の物理・化学)

・著書 「気楽に物理」  ロケット、虹、電流など、身近に見られるいろいろな現象を、主に高校までに習う物理でやさしく解説した読み物です。

・webサイト  「カガクのじかん」 いわゆる「理科っぽい内容」をやさしい読み物にした感じのサイトです。

中国新聞社の「ちゅーピー子ども新聞」の「おもしろ理科」というコーナーをずっと担当させていただいています。その内容からの流用が「カガクのじかん」の半分ぐらいを占めています。残り半分はwebオリジナルです。

(内容)

タイトルは大仰ですが、実際に達成できたことはまだ「授業内から『書き写すだけになりがちな時間』を家庭学習に追い出す」という程度のことです。この小さな一歩が今後どのように「授業とかみ合った家庭学習」につながっていくのか、またそのためになぜ今のスタイルの予習動画にしてみたのか、ということをお話しできればと思います。

 

第4回 反転授業オンライン勉強会へのお申し込み

日時 12月22日(日) 22:00-23:30

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

こちらからお申し込みください

 

 

●Facebookグループ「反転授業の研究」では、529名のメンバーがアクティブに活動しており、様々なコラボレーションも生まれています。

参加希望の方は、こちらから追加申請してください。

第3回反転授業オンライン勉強会は、リアルとオンラインの同時開催!

11月22日に、デジタルハリウッド大学 Effective Learning Labの佐藤昌宏教授と「反転授業の研究」の田原真人(僕)が共同で反転授業の現在地と未来をテーマにしたイベントを行います。

佐藤教授とは、EdTech Japan Festevalをきっかけに知り合い、教育とテクノロジーについてディスカッションしたり、情報交換したり、させていただいています。

近未来教育フォーラム2013というイベントの佐藤研究室の発表の枠の中で「反転授業」を扱いたいのだけど何かやりませんかということでお話をいただき、企画も含めて関われるのならということで参加することにしました。

佐藤教授からのリクエストは、反転授業に関連してオンラインでこんなに盛り上がっているということを紹介してもらいたいということと、テクノロジーに関連した話をしてほしいということの2点でした。

そこで、テーマを「反転授業には、どのような動画が適切なのか?」とし、さらに、オンライン勉強会そのものを、発表の中に入れ込んでしまうことにしました。

会場に来ていただいている方に口で説明するよりも、反転授業オンライン勉強会をそのまま見ていただいたほうが、その熱気が伝わると思ったからです。

つまり、このような複雑な構造になります。

kozo

 

会場の参加者の方からは、次のように見えると思います。

kaijo

 

教育とITとの間で仕事をしている者として、常に挑戦者でいたいという気持ちから、このような試みをすることになりました。

会場の皆さんには、オンラインの盛り上がりを知ってほしいし、オンラインの参加者の方々にも会場の熱気を知ってもらいたいです。

 

第3回 反転授業オンライン勉強会の内容

オンライン勉強会は、WizIQというWeb教室システムを使って行います。誰でも無料で参加することができます。

今回は、以下の3人がお話します。

田原真人 「日本における反転授業の現在地と未来」

(プロフィール)

早稲田大学理工学研究科博士課程で複雑系(生命の自己組織化)を研究した後、河合塾の講師を10年以上勤める。河合塾マナビスの映像講師も担当。2004年に法人設立し「物理ネット予備校」をスタート。三上博正氏が開発したThinkBoardを用いて「予備校講師の授業」をネット配信し、現在、約500名の受講生が学ぶ。教育オープン化の流れの中で生き残りを図るための方法として反転授業に関心を持ち始め、Facebookグループ「反転授業の研究」をスタートし、同じ問題意識を持つ仲間とディスカッションを始める。その成果をベースに、通常は、オンラインとリアルとのハイブリッド学習の1つである反転授業を、「eLearningによる効果的な知識のインプットとリアルタイムにおける協働学習」と再定義し、2013年4月より、Web教室システムを使って「オンライン反転授業」を実施。2013年10月からWeb教室システムを使い、「反転授業オンライン勉強会」を定期的に実施している。

もっと詳しいプロフィールはこちら

 

(著書一覧)

hon-list

 

 

(内容)

350名のメンバーが活発にやり取りするFacebookグループの情報を元に、日本における反転授業の現状を説明します。さらに、自分自身が実践してきた物理ネット予備校の経験、動画講義の5つの分類についてお話します。

(参考リンク)

物理ネット予備校

 

 

 

三上博正さん「リアルの代替じゃないバーチャル」

(プロフィール)

北海道浦河町で電気屋を営みつつ、遠隔教育を可能にするためのツールの開発に10年以上前から取り組む。まだスクリーンキャストという言葉も知られていなかった時代に「声とペンアクションでメッセージを伝えるPCレター」を開発。そのころから、2倍速・4倍速再生機能の重要性を提唱。その後、PCレターはThinkBoardとして生まれ変わり、現在は、反転授業用の講義製作ツールとしても注目されている。

(内容)

バーチャルがリアルを超えるために、倍速再生がどのような役割を果たすのか。10年以上かけてたどり着いた結論は?

 

古山竜司さん「反転授業をやってみた」

(プロフィール)

佐賀・武雄市の反転授業にコンテンツ提供をする会社の1つであるワオ・コーポレーションの算数・数学講師。

「ワオっち」というアプリを開発する部署にいたときに、Khan Academyを見つけたことをきっかけに反転授業のことを知る。その後、教材研究という部署へ異動し、テストやテキストを作成しながら、教育の新規企画を担当。いつか反転授業というニーズが来る日に備えて子供に向けて反転授業を実施(→親子で学ぶ算数)。縁があり弊社が武雄の反転授業のコンテンツを提供することに。

詳しいプロフィールはこちら

 
古山さんのブログ → ふるやまんの算数塾

(内容)

今回の話の内容は、時間も限られているので、
オンライン勉強会の前日に参加した武雄の話をメインにしようと思っています。
でも、質問などがあって、こういう質問に応えて欲しいということを聴ければ、できる限り答えたいと思っています。
コンテンツ制作としてみた反転授業という観点でお話できればと思います。
特に、予習の部分を担当ということになりますね。

イベントへの申し込み方法

 

日時 11月22日(金) 19:30 – 22:00

タイムスケジュール

19:00-19:30  佐藤研究室の発表

20:00 – 21:00 反転授業研究会「反転授業に適した動画講義とは?」

21:00 – 22:00 EdTech meetup (懇親会)

※細かいタイムスケジュールは変更の可能性があります。

 

(1)会場で参加する場合

場所 東京 御茶ノ水ソラシティアカデミア

参加費 無料

会場の席には限りがありますので、お早めにお申し込みください。

sato

こちらからお申し込みください

※ページの下のほう(下から3番目)にある佐藤昌宏研究室の発表の「予約申し込みはこちら」からお申し込みください。

 

(2)オンラインで参加する場合

会場 Web教室システム「WizIQ」

参加費 無料

席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。

初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。

こちらからお申し込みください

 

第2回「反転授業オンライン勉強会」

第1回の反転授業オンライン勉強会は、ほぼ100名の方に参加していただき、新しい教育の動きがすでに始まっているということを肌で感じることが
できました。

第1回の報告はこちら↓

 

その後、Facebookグループの人数も急激に増加し、現在は、約200名の方が、グループに参加してくださっています。

Facebookグループ「反転授業の研究」

多くのFBグループが、管理者からの一方的な告知投稿のみで埋められている中で、反転授業のFBグループは、非常にアクティブな状況になっていて、管理者の僕も、投稿を追いかけるのが大変なくらいです。

考えてみれば、「グループに集合知を発生させる」ことに関心のある方たちが集まったグループなわけですから、そこには、すごいポテンシャルがあると思っています。

今後、グループに創造的な動きが自然と生まれるためにはどうすればよいか、毎日、考えています。

このグループには、そういうことに詳しい方もたくさんいらっしゃるので、アドバイスしていただけるとうれしいです!

 

 

第2回 反転授業オンライン勉強会

日時 10月30日 22:00-23:30

場所 オンラインルーム WizIQ
(お申し込みいただくとルームのURLをお送りします)

第1回の反転授業オンライン勉強会では、反転授業には様々な種類、やり方があり、一言ではくくれないことを確認し、その上で、21世紀型スキルの習得を目指し、アクティブラーニングに取り組んでいらっしゃる先生方が、なぜ、反転授業の関心があるのか、実践しているのかという話をしてくださいました。

第2回では、その流れを受けて、反転授業や、グループワークを通して、どのように21世紀型スキルが身についてくるのかということを1つの軸にしつつ、各先生の実践についてお話をうかがいたいと思います。

登壇者紹介

鈴木映司さん「授業でのキャリア教育とそこに至る経緯」

(プロフィール)

静岡県立 韮山高等学校 教諭

日本キャリア教育学会 キャリアカウンセラー
スクールカウンセリング推進協議会認定ガイダンスカウンセラー
放送大学大学院在籍学生

鈴木さんのブログ 「授業でキャリア教育」のブログ

鈴木さんの紹介記事はこちら

杉山史哲さん「反転授業と新しい学力観(21世紀型スキル等)について」

(プロフィール)

1983年生まれ 株式会社フリード代表取締役社長

教員ステーション編集長 大阪・東京にて、学び合い、プロジェクト型学習を中心にした教室を運営。

manabiai school 八尾教室

東京・広尾 21世紀を生きる子どもたちのための新しい教室tabler

杉山さんの紹介記事はこちら

 

桑子研さん「動いた!授業が動き出す発問のルール」

(プロフィール)

共立女子中学高等学校 理科教諭

女子校(!)で、生徒が最も嫌いな物理を教えて7年目。
まず1年目でボコボコにされ、辞めようと本気で考えるなどドタバタな教師生活を送ります。

ペットボトルロケットを無断で飛ばして管理職に睨まれたり、回転椅子に生徒をのせて回してみたり、いつのまにかグループワーク中心の考える授業になりました。

「3ステップ解法」など、女の子の特性を活かした教え方などについて毎日考えています。

主な著作物として、『ぶつりの1・2・3』(SBC)シリーズ、『大人のための高校物理復習帳』(講談社)などがあります。
電子教科書の監修なども行っております(近日発売予定)。

桑子さんのブログ→科学のネタ帳 

ICTの活用、科学、教育などについて新鮮なネタを温かい記事にのせて出しています。Kuwako-Labというブログのアクセスが過多になり、移転したものです。
※今回の発表の一部は、私学教育研究所で6月におこなった「物理基礎の教え方」セミナーの内容も一部含まれております。

(内容)

発問の質によって生徒の動きが様々に変わります。グループワーク型の授業を行う場合に大切な、この発問について、私の失敗例から得た、発問のルールについて紹介します。

またすぐに導入できるICTの活用法や、女の子に教えるときの注意点など時間があればお話しようと思います。事例紹介ですので、皆様からいろいろご意見をいただければ幸いです。

桑子さんの紹介記事はこちら

 

反転授業オンライン勉強会(無料)へのお申し込みはこちら

反転授業オンライン勉強会のお知らせ

先日、朝日新聞の一面で佐賀・武雄市での反転授業への取り組みが報道されるなど、反転授業についての関心が高まってきています。

自分も反転授業をやってみたいという学校や塾の先生も、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、日本で実践しているところはまだまだ少なく、身近なところで反転授業の実践をしている先生を見つけてお話を聞くチャンスは少ないのではないでしょうか。

Facebookグループ「反転授業の研究」には、反転授業に関心のある方が62名(9/29現在)おり、活発に情報交換、意見交換がされています。

その中には、反転授業を実践されている方も含まれています。

このFBグループは、9ヶ月前にスタートし、これまでに8回、オンラインで勉強会を行ってきました。

勉強会をスタートした頃は、実践例が少なく、主にアメリカの状況を調べたり、E-Learning教材の作り方について議論したりということが中心でした。

その中で、話題の中心になったのは、

「E-Learning教材の作り方は分かるが、教室で何をやればよいのかが見えてこない」

ということでした。

「反転授業で、教室で何をやるかを明らかにする」ということを課題とし、勉強会は一時中断しました。

その後、日本における反転授業の実践例も少しずつ報告されるようになってきました。

また、グループワークを授業の中心にすえた「アクティブラーニング」を以前から実践されている先生方がいらっしゃることも知りました。

そこで、反転授業オンライン勉強会を再開し、アクティブラーニングに取り組んでいらっしゃる先生に実践状況を報告していただき、それをベースにして、参加者でディスカッションしたいと思います。

反転授業では、教師の役割が「壇上から知識を教え込む」ことから、「生徒の横に立ちサポートする」ことに変化するというように言われますが、具体的にどのようにすればよいのか、通常の一斉講義しか経験したことがない人にとっては、イメージすることが難しいと思います。

グループワークを実践されている先生のお話をうかがい、直接質問したり、参加者同士でディスカッションしたりすることができる貴重なチャンスですので、ぜひ、ふるってご参加ください。

参加費は無料、参加資格は特にありません。

反転授業に取り組みたいとお考えの方には、非常に参考になる勉強会になると思います。

 

日時 : 10月7日(月) 22:00-23:00 (最大延長 23:30)

場所 : WizIQオンラインルーム (申し込みいただくと、招待URLが届きます)

内容 :

(1) 小林昭文さん 「反転授業で大事なのは、教師の役割の変更」

プロフィール

1952 年生(60) 熊本県出身、埼玉大学理工学部物理学科卒、県立越ヶ谷高校を定年退職。現在は河合塾教育研究開発機構研究員、日本教育大学院大学講師、河合塾コスモ名古屋講師。

著書『担任ができるコミュニケーション教育』(小林昭文著/ほんの森出版)など。

取材記事 「キャリアガイダンスNo47(リクルート)」

小林先生のブログ→授業研究AL&AL

(2) 横山北斗さん 「アクティブラーニングへの挑戦」

プロフィール

1984年生まれ。29歳。東京都出身。
東京大学 農学部 応用生命科学課程 生命工学専修 卒業
東京大学大学院 教育学研究科 学校教育高度化専攻 教職開発コース 修士課程修了
東京都の私立関東第一高等学校に数学科教員として勤務。3年目。

横山先生の2013年の実践はこちらにまとめられています。

横山先生のブログ→アクティブラーニング&反転授業はじめました

(3) 芝池宗克さん 「反転授業の実践」

プロフィール

近畿大学付属高校で3年前から数学の協同学習に取り組み、今年の春から全国に先駆けてiPadを用いた反転授業を実践。

芝池先生のブログ→反転授業の研究

(4)ディスカッション

無料申し込みはこちら(終了しました)