オンライン講座運営サポート

「反転授業の研究」では、MoodleとWeb会議システム(ZoomやGoToMeeting)を組み合わせた30人規模のオンライン講座(4-6週間)を定期的に実施しています。

講師が一方的に知識やスキルを教えるのではなく、受講者が主体的に学ぶのを支援するタイプのオンライン講座としては、最先端の取り組みだと自負しております。

講座は、講師、運営、運営ボランティアからなる10名程度の運営チームによって運営されています。運営チームは、運営ノウハウをシェアする場にもなっており、運営者として独り立ちできる人材をオンライン講座の中で実践を通して育成しています。

2015年12月の段階で、8回のオンライン講座の運営経験があり、様々なノウハウが運営チームの中に蓄積しています。

今後は、このオンライン講座運営ノウハウを、ワークショップなどのコンテンツをお持ちの方へ提供していきたいと考えています。

リアルのワークショップで行われていることは、いくつかの工夫をすることにより、オンラインで実施することが可能です。

興味のある方は、このページからお問い合わせください。

以下で、「反転授業の研究」が運営するオンライン講座の特徴をご説明します。

特徴1 運営者が主体的を育成する教育の実践者であること

ワークショップを実施されている方は、それぞれ、場創りについての想いをお持ちだと思います。

リアルでやっているワークショップの場の空気感を、はたしてオンラインで再現できるのかどうか。

その点を懸念される方が多いのではないでしょうか。

私たちは、Facebookグループ「反転授業の研究」で、反転授業やアクティブ・ラーニングの実践についての学び合いを行っています。

それぞれが、学校の教室で、研修で、ワークショップで学びの場創りをしており、教師や講師の役割を、教える人から、主体的な学びを支援するファシリテーターへと変化させています。

私たち自身も、場創りに対して強い想いをもち、それをオンラインで実現するために2年間にわたる試行錯誤を重ねてきました。

その結果、リアルの場にも勝るとも劣らない心の通ったオンラインの場創りができるようになりました。

私たちは、授業設計についても学んでおりますので、コンテンツの内容に応じて、オンライン講座で成果を上げるための適切な設計を共に考えることも可能です。

コンテンツをお持ちの方は、まずは、現在どのようなことをやっているのかをお知らせいただければ、それを、オンラインで実現する方法について、経験をもとにアドバイスさせていただきます。

まずは、こちらのページ下からお問い合わせください。

特徴2 MoodleとWeb会議室を組み合わせて学習効率を上げる

リアルの場でワークショップや研修を行うときには、参加者が同じ時間、同じ場所にいる必要があります。

また、会場を借りる必要もあります。

地方在住の方や、育児中の方は、参加することが難しいという制限も生まれます。

Web会議室を使うと、同じ時間に集まる必要はありますが、場所の制限は無くなります。

海外からゲストを呼ぶことも簡単になります。

しかし、ワークショップや研修でやっていることをよく見ると、同じ時間に集まらなくてもよいものがあることに気づきます。

たとえば、講師のレクチャーは、動画にしておいて、受講者が好きな時間に視聴することができたほうが便利です。

また、リフレクションカードの書きこみなども、Web会議のセッションが終わった後に、各自が行えばよいですね。

同じ時間を共有してやらなくてはできないことは何かということを突き詰めて考えていくことにより、外に出せるものは外に出して、共有している時間の価値を高めていくことが可能になります。

これは、反転授業の考え方そのものです。

動画の視聴、予習課題の提出、リフレクションの提出などのために、MoodleというLMS(Learning Management System)を利用しています。

Moodleのフォーラム機能を利用することで、他の受講生が提出した課題の共有や、相互コメントが簡単にでき、非同期の学び合いも活発になります。

また、Web会議でのセッションの録画を共有することで、欠席者のサポートも行うことができます。

フォーラム、動画、Web会議室などを、目的に応じて適切に組み合わせることで、オンライン講座の学習効率を高め、各自がマイペースで学習に取り組むことができるようになります。

このようなオンライン講座独特の設計についても、コンテンツに合わせてアドバイスさせていただきます。

特徴3 講座修了率90%超えを継続中

オンライン講座の欠点の1つは、簡単に脱落できてしまうということです。

講師が作成するコンテンツの質を高めて、魅力的なコンテンツを作っても、講座の修了率を高めるのは非常に難しいです。

例えば、非常に質の高い講義コンテンツを配信しているMOOCsの修了率は、わずか7%だと言われています。

私たちもオンライン講座を始めた当初は、修了率が40-60%にとどまっており、そのことにとても悩んでいました。

しかし、試行錯誤の中から講座修了率を高めていく方法を見出し、現在、90%以上の継続率を6回連続で達成中です。(100%も3回達成しています。)

これは、これまでのオンライン講座の常識を破るものであり、私たちが提供できる価値の1つだと考えています。

特徴4 講座終了後も継続する関係の構築

リアルのワークショップに参加するメリットの1つは、そこに参加している人との出会いなのではないでしょうか。

同じワークショップに参加したことをきっかけに知り合った人との縁は、かけがえのないものです。

私たちのワークショップでは、オンラインでありながら、参加者同士の交流の機会を豊富に設けることで、講座を通して受講者同士で「出会う」ことが可能です。

しかも、オンラインでの「出会い」のメリットは、講座終了後も、その関係性を継続しやすいということです。

受講者と運営チームからなるFacebookグループなどが自発的に立ち上がり、講座終了後も関係性が継続し、リアルの場での交流にも繋がっています。

オンラインとリアルとを行き来しながら、よい関係を継続的に紡いでいくという状況が、あちこちで見られています。

特徴5 Web会議室でのグループワーク

ワークショップや研修では、講師やファシリテーターガ会場の前に立ち、参加者が小グループに分かれてグループワークを行う場面をよく見かけます。

技術的な制約から、これまでは、オンラインのグループワークをストレスなく行うことが困難でした。

しかし、最新のWeb会議システムをいくつか組み合わせることにより、オンラインのグループワークを簡単に実施できるようになりました。

私たちは、トラブルが起こらないようなやり方で、オンライングループワークを実施するための運営ノウハウを、試行錯誤の末に見出しており、ワールドカフェ、フューチャーセッション、OSTなど、さまざまなワークショップをオンラインで実施することが可能になっています。

もし、このようなワークショップを実践されているのでしたら、一度、ご相談いただければ、オンラインでの実施方法について、一緒に検討させていただきます。

運営実績

2015年11月実施 「ファシリテーション&コーチング講座~明日から役立つコミュニケーションスキル」

facili-head

講師の福島毅さんの動画レクチャーで予習したあと、動画に関する課題をMoodleに提出し、相互コメントを行いました。

週に1回のWeb会議室を使ったセッションでは、7-8つのWebルームに分かれ、ボードミーティングのファシリテーション演習や、コーチングの練習を行いました。

Zoomのアカウント8つと、GoToMeetingのアカウント1つを使い、31名の参加者、14名の運営チームによる大規模なオンライン講座となりました。

講座の詳しい内容はこちら

2015年9月実施 実践!アクティブラーニングスキルアップ講座 〜チームで磨く授業スキル〜

al-kouza02

アクティブ・ラーニングの伝道師、小林昭文さんを講師に迎え、5週間のオンライン講座を実施しました。

小林さんの著書『アクティブラーニング入門』をテキストに用い、受講者のそれぞれの実践と、書籍の内容との異同をフォーラムに書き込み、フォーラム上で学び合いを行った後、週に1度のWeb会議室のセッションでは、5-6名のグループに分かれて、小林さんの司会のもと、20分程度話し合い、気づきを深めました。

コルブの経験学習モデルをオンラインで回していくことを目指し、Web会議室でのセッションとフォーラムとで振り返りをしていくという設計で、受講者は多くの学びを得たようです。

講座の詳しい内容はこちら

受講者の感想はこちら

2015年5月実施「パソコンで作る!カンタン動画講義の作り方」

doga-title

カムタジアスタジオと白板ソフトなどを用い、動画講義を作るようになるためのオンライン講座を実施しました。合わせて、著作権の勉強も行いました。

初心者が動画講義を作るためには、失敗を恐れずに数稽古を行うことができるマインドセットを整えることが重要であり、運営チーム全体で安心・安全の場つくりに力を注ぎました。その甲斐あって、非常に満足度の高い講座となりました。

受講者は、Moodleのフォーラムに課題となる動画をアップロードし、お互いに工夫を教えあうことで、多くのノウハウを受講者全体で共有することができました。Web会議室のセッションでは、一人ずつ登場し、1週間を振り返って気づいたことを順に話して共有しました。

講座の詳しい内容はこちら

まずは、お問い合わせください

オンライン講座の運営費の費用などは、どのくらいの規模の運営チームを結成するのかによって異なるため、ご相談いただいたのち、見積もりを出させていただきます。

私たちのオンライン講座の運営ノウハウは、社会の共有財産だと思っておりますので、できるだけフレキシブルに対応いたします。

 

オンライン講座運営サポートへのお問い合わせはこちら

 

 

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ