第11回反転授業オンライン勉強会「反転授業の実践報告」

2014年に入り、反転授業やアクティブラーニング型授業の実践者が増えてきました。

それぞれが工夫をしながら、試行錯誤を重ねている段階ですので、お互いの実践を報告しあい、それをもとに対談を行ってフィードバックをすることで、お互いに実践を磨いていきたいと考えています。

今回は、まず、ICTオンラインでも紹介された山梨大学教授の塙さんに、反転授業によって成績分布がどのように変化したのかを、データを元にお話しいただきます。

次に、iPadを生徒に一人一台配布している近大附属高校で、オールイングリッシュでアクティブ・ラーニング型授業を実践している江藤由布さんに、動画などで授業風景をご紹介いただきながら、お話をうかがいます。

チャットボックスで、直接、登壇者に質問することができますので、ふるってご参加ください。

第2部では、ビデオチャット・ボイスチャット・テキストチャットなどでオンライングループワークを行いますので、Webカメラとヘッドセットをお持ちの方はご用意ください。
※第1部だけの参加も可能です。

テーマ 「反転授業の実践報告」

日時 : 7月28日(月) 21:45-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

「大学工学教育における 反転授業の組織的な試行」

山梨大学教授 塙雅典さん

「iPadアプリ発、生徒の創造性を育む授業へ」

近大附属高等学校 英語教諭 江藤由布さん

第2部 オンライングループワーク 22:45-23:30

講演者の発表内容は以下の通りです。

「大学工学教育における 反転授業の組織的な試行」

山梨大学教授 塙雅典さん

【プロフィール】

1990埼玉大学・工卒.1995同大大学院博士課程了.博士(学術).1995山梨大学・助手.2002同大・助教授.2014同大・教授.電子情報通信学会,日本教育工学会,IEEE, OSA各会員.現在,主として光ファイバ通信システムおよび光信号処理分野の研究に従事するかたわら,反転授業を核にしたアクティブ・ラーニングの大学教育への導入実践に取り組んでいる.

【内容】

山梨大学では富士ゼロックス株式会社と共同で,1年半にわたって複数の工学部専門教育科目において反転授業を組織的に試行した結果,例外もあるものの,多くの科目において以下の顕著な教育効果が見られた.
-学習時間の増加
-学生の授業への関与の増加
-学生間のインタラクションの活性化
-学生自身による主観的な達成度の上昇
-成績の大幅な上昇(下位層・上位層ともに改善)
最も大切なことは対面授業の設計と運営である.教員に求められる活動が大きく変わる.アクティブ・ラーニングこそが鍵.
塙雅典さんインタビュー
参考リンク:「反転授業は“必然”だった」――国内先駆者が明かす成功のカギ

「iPadアプリ発、生徒の創造性を育む授業へ」

近大附属高等学校 英語教諭 江藤由布さん

【プロフィール】

英語教諭。幼少から読書と自由研究しかせず、日本の公教育に疑問を持ちつつ育つ。16歳でアメリカへ短期留学した際、アクティブラーニングに出会い、自分の求めていた教育だと確信する。大阪外国語大学英語科卒業後、近畿大学附属高校に勤務する。2005年から三年間、近畿大学理工学部大学院にて、広島、九州、大阪をオンラインでつなぎ、同時中継でITを使った英語の講義を行う。その後結婚、出産を経て、復帰。ワークライフバランスを重視し、完全予習前提、学び合いを取り入れた授業を行い、補習を廃止、かえって大きな成果が出る。2011年、英語特化コース受け持ちを機に、アクティブラーニング、生教材、オールイングリッシュの使用を全面的にスタート。2012年12月、翌年からのiPad導入を見据え、Showmeを使用した反転授業を始める。2013年夏、次男出産のための二学期間の産休のため、オンラインでの授業サポートを強化。2014年4月、復帰を機にアクティブラーニングとiPad利用の授業モデル、LEAFを確立させる。

【キーワード】

LEAF, Serendipity, unlock-unlearn, iPad

【内容】

LEAF
反転授業の前提条件としてLive materials, all English, Active Learningがありました。できるだけLive(authentic)な素材を通して学び、生徒同士の議論も含めて全て英語で行い、ディスカッションやスピーチ、プレゼンテーションを授業で行うには、一斉講義を動画で押し出すのが近道でした。その実践例をいくつかご紹介します。

Unlock,Unlearn
心の鍵を外し、新たな学びの環境を導入する。一斉講義型の学習方法 に慣れた生徒にLEAFをどのように浸透させて行ったかを振り返ります。また、かつての生徒と比較してどのような変化が生まれたかもお話しします。

Serendipity
iPadの導入や、アプリのダウンロードで終わるのではなく、アプリを中心にした授業デザインを考えます。その発想方法と、発想を豊かにする生活習慣についてお話しします。

江藤さんのインタビュー記事はこちら

第11回反転授業オンライン勉強会「反転授業の実践報告」

テーマ 「反転授業の実践報告」

日時 : 7月28日(月) 21:45-23:30

場所 : Web教室 WizIQ

参加費 : 無料

第1部 登壇者の発表 21:45-22:45

第2部 グループワーク 22:45-23:30

第2部では、オンラインでグループディスカッションも行いますので、ビデオチャットの用意をお願いします。ビデオチャットができない場合は、ボイスチャットのみ、テキストチャットでの参加でも大丈夫です。※第1部のみの参加もOKです。

お申し込みはこちら

※登壇者の塙さんから事前配布資料があります。反転授業の実施前後で学習効果がどのように変化したのかが分かるデータです。お申込みいただくとダウンロードできるようになります。

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