やりたいことを実現するために必要なもの

「反転授業の研究」の田原です。
こんにちは。

 

僕は、本を読んだり、講演を聞いたりして感動し、

「よし、自分もやるぞ!」

と思うことは、よくあります。

 

しかし、そのすべてを行動に移すことができるわけではないし、行動を継続して、何かの形にできるわけではありません。

 

30代半ばに差し掛かったころ、予備校講師の先輩から話をうかがう機会がありました。

その方がおっしゃっていたのは、

「こんなに長く予備校講師をやるとは思わなかった。」

「大学院生のときにアルバイトで初めて、あっという間に60歳になった。」

ということでした。

 

当時は、予備校講師としての仕事が、ある程度、軌道に乗っていたころで、徐々にルーチンワークに入っていたころだったので、その話には、本当にリアリティがありました。そして、ある種の恐怖を感じました。

やりたいと思っていることを先延ばしにすると、いつまでたってもやらないで終わってしまうのではないか。

意識して行動に移していかなければならないのではないか。

そのように決意し、1つ1つを後回しにせずに行動するように決めました。

 

しかし、第一歩を踏み出した後に、それを継続していくことは、別の難しさがありました。

 

始めてみたものの、目に見えた成果が上がらないうちに、モチベーションが下がりやめてしまうことが多いのです。

 

期間を決めて、結果が出ても出なくても3か月は続けるというルールを作ってみたり、いろいろとやってみたのですが、結局、意志の力だけでは、継続率を十分に上げることできず、多くのチャレンジは、尻すぼみで終わってしまいました。

 

やろうと思い、行動に移すだけではダメで、それを継続する仕組みが必要だと感じるようになりました。

 

最近、読んだ本に、ヒントがありました。

『アイディアの99%』という本です。

反転授業の勉強会で登壇してくださった鈴木利和さんが、推薦してくださいました。

 

この本は、

「ほとんどのアイディアは実現されずに消えてしまうのだから、 アイディアだけでなく、アイディア実現力が重要だ」

と主張しており、アイディアを実現するために必要な要素を具体的に説明していました。

 

この本では、

アイディア実現力=発想力+整理力+仲間力+統率力

というフレームワークが紹介されていました。

 

僕がアイディアを実現できなかったのは、仲間力と統率力の部分が欠けていたからだと思いました。

 

また、一方で、反転授業に関する活動では、幸運にも、多くの仲間と出会うことができ、それが、活動を継続するモチベーションにつながっていると思います。

行動を継続し、やりたいことを形にするために「仲間」の存在は不可欠だと思います。

 

「反転授業の研究」は、参加者がやりたいことを形にするために、仲間を募ることのできる場としての役割も果たしたいと思います。

「反転授業の森」の研究グループや、オンライン講座で仲間と出会い、チャンスがあればリアルでも会って関係を深め、一人ではなかなか
できないことを、グループの力を借りてやり遂げていく・・・・。

そのような動きをエンカレッジしていきたいです。

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