学外の人がどのように授業に関わるのか2 —見学者という役割—

田原です。こんにちは。

2014年の12月に、京都精華大学の筒井洋一さんの授業「情報メディア論」を見学してきました。
 
見学者が、授業に加わっても良いということだったので、ぜひ参加したいと思い、学生のグループの中に加わりました。
 
そのときのレポートはこちら

京都精華大学「情報メディア論」を見学して

筒井さんの授業には、いろんな人が参加していて、小さな社会のようになっているのが特徴的でした。
 
教員と学生という2者の構造が崩れたことで、関係性が緩んで、いろんな動きが生まれる可能性が出てきます。

見学者として参加した僕も、せっかくだから、何かしらの形でここに貢献しようという気持ちで参加しました。
 
このような授業を続けたら、どんなことが起こるのか。

筒井さんの報告がとても楽しみです。

筒井さんからのメッセージです。

【2月勉強会に向けて講師からみなさんへ4.】

学外の人がどのように授業に関わるのか2 —見学者という役割—

3.でお伝えしたように、授業協力者(Creative Team:略称CT)という授業の外部者が入ってくることですべてが変わってきました。CTとは、15週間、教員と一緒に授業を創る学外ボランティアのことですが、彼らを中心に授業が動くことで、これまでの授業という常識が崩壊したのです。実は、CT以外の外部者として、見学者がいます。本日は、その話をします。

私が、CTの活躍を見てもらいたくて、授業に見学にぜひお越しくださいという呼びかけをしたら、実にたくさんの方が見学に来て頂きました。のべ見学者は2013年前期95名、後期65名、2014名前期70名、後期120名でした。一つの授業に、しかも無名の大学の、無名の教員が実施する授業にこれだけ多くの見学者が来て頂けるのです。そもそも大学の授業に見学者がいること自体が珍しいのに、その中でもこの授業には多くの方がお見えになるという事実は、驚くばかりです。

ただ、見学者というと、教室の後ろから学生の動きを見ているオブザーバー的な役割をすると思われがちです。しかし、この授業では、オブザーバーと言うよりも、学生の同伴者か、参加者という位置づけです。

学生がチームに分かれた時には、チームに入って学生に対してファシリテーターを務めることもあるし、場合によれば、学生と一緒になってプロジェクトに取り組むこともあります。つまり、単なるオブザーバーではなく、学生のサポーター的な役割を担っているため、見学者という本来の役割から見学者が逸脱してきました。

見学者なかには、大学教員、大学職員、研修講師、キャリアカウンセラー、高校教員など対人コミュニケーションの専門家が多いため、学生との向き合いに精通し、グループワークやリフレクションの経験が豊富です。こういった専門家が見学に来られるわけですから、単なるオブザーバーにしておくのはもったいない。しかも、大講義だと教員の目の届かない学習者もいますので、個別の学生をフォローしてもらうのはとてもありがたいです。

更に、頻繁に来て頂ける見学者はさらにありがたいです。2013年前期の授業では、3名の見学者が15週中10週来て頂きました。2014年度には、ほぼ毎回来て頂いた前高校教員もおられます。しかし、このような例は特に目新しいわけではありません。学生やCTと深く接点を持つ中で、頻繁に来て頂ける見学者が増えてきました。

見学者がオブザーバー的な役割から、学びの同伴者へと役割が変化してきたこと。それは、学習者にとっては、当初、見学者=見知らぬ人であったことから、見学者=学生の知り合いとなり、やがて見学者の取り組んでいる学外プロジェクトに学生が関わるようになりました。

授業を外に開いた結果、そこから学生が外に広がっていくようになりました。授業と社会との接点を広げて、境界を越えていくこと。そこにこそ授業の学びの意味があると思っています。

2月17日勉強会では、こうした実践について話していきたいと思います。

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学外の人がどのように授業に関わるのか1—授業協力者(Creative Team:略称CT)という役割—学外から授業に関わる人たち

田原です。こんにちは。
 
未来は不確定なものです。

未来に対する不安をベースにすると、リスクを下げるために不確定要素を少なくしようとして管理に走ることになります。

一方、希望をベースにすると、可能性を広げるためにオープンにすることができます。

今、僕が考えているのは、生活の糧を確保して、リスクを管理しつつ、できるだけ希望をベースにしてオープンにしていくことができないのかということ。
 
オープンにしていくことに対して、非難されるのではないかとか、大きな不利益を被るのではないかとか、いろいろな心配が頭をよぎりましたが、実際にオープンにしてみると、助けてくれる人が現れて、自分だけでは解決できなかったことを解決することができました。また、その共通体験を通して、「オープンにしていく」ことに対する価値をシェアすることができました。
 
京都精華大学の筒井洋一さんは、大学の授業をオープンにして、学外の授業協力者を募集したことで、未来へつながる可能性を見えてきたのだそうです。

僕は、筒井さんの取り組みに未来への希望を感じています。

筒井さんからのメッセージです。

学外の人がどのように授業に関わるのか1

—授業協力者(Creative Team:略称CT)という役割—学外から授業に関わる人たち

私の授業では、授業を完全に公開しています。同時に、学外の方に、教員と一緒に、15週間ボランティアで授業を創る役割を担ってもらいますが、彼らのことを授業協力者(Creative Team:略称CT)と呼んでいます。いろいろ文献を調べてみましたが、授業内に教員と学生以外に、教員から独立した役割を導入した事例は他にはないようです。

私の授業でCTさんは何をするのかと言えば、教員がやっていることのほとんどをします。たとえば、授業準備として翌週以後の授業指導案(コマ・シラバス)を作成し、当日準備をしてから授業を担当し、授業後の振り返り会に参加し、翌週の授業準備をします。授業では、複数いるCTさんの誰かがメインファシリテーターとなり、他のCTさんがそれ以外の役割を担います。私は、授業始めに今週の授業の位置づけを説明し、新しく来られた見学者を紹介しますが、それ以外は教壇から降ります。かといって、授業を担当するのは、正式に承認を受けた教員でないといけないという規定があるので、かれらがやろうとすることは私がすべて把握して、私の承諾を得ています。

簡単に言うと、教員とCTさんがチーム・ティーチングで教えています。しかも、CTさんは最低でも3名ですから、4名のチーム・ティーチングです。大学の授業は、教員一人の聖域であって協働することはまずありませんから、その中では異色の取り組みです。
 
2013年前期からCTさんの募集を始めましたが、13年前期3名、後期4名、14年前期6名、後期4名の方に担当していただきました。職種としては他大学学生・院生10名、社会人7名、年代は20歳〜30代半ばです。男性が少し多いですが、女性も毎期必ずおられます。従事時間は、だいたい半日です。

彼らは教員と同じような授業担当者ではなく、学生の学びの同伴者になることが望まれています。教壇で授業を進めることもありますから、学習者からは教員の代わりと見られがちですが、そうではなくどれだけ学生に寄り添えるのかが岐路になっています。

実は、このことを教えてくれたのがこの授業に強い関心を持っていた学生でした。2013年前期授業の第3週頃、授業前に教壇近くにいた私の所にやってきて、「筒井さん、気づいたこと言っていいですか? CTさんは学びの同伴者だと言っていたけど、彼らは学生の近くではなく、教壇の近くにいるので、筒井さんの補佐と見られかねないと思います」と言ってくれた。この意見を聞いて、われわれはCTさんが学びの同伴者になるために、学生のそばにいつもいることを徹底しようと決意しました。

学生とほぼ同世代のCTさんであっても、学びの同伴者になるのはなかなか難しいのですから、教員にとってはさらに難しいと思います(私はあまり得意ではありません)。しかし、これができると、授業自体が劇的に変化します。これからの教育は、大学に限らず、どの現場でも、学びの同伴者になることとそのコミュニティーを創ることが大切なのだと思います。

授業の動画は以下から見られます。

みなさんは、学びの同伴者として学習者に向き合っていますか?

2月17日勉強会では、こうした実践について話していきたいと思います。

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大学の授業に第三の道を見つけたい!

こんにちは。田原です。

2月17日のオンライン勉強会では、「オープンでフラットな関係」というものが大きなテーマになっています。

これは、Facebookグループ「反転授業の研究」で掲げているビジョンとも重なるものです。

ですので、筒井洋一さんの問題提起を良い機会として、教育のあり方、グループのあり方、社会のあり方について、みなさんと一緒に考えていきたいです。

昨年オンライン講座「ファシリテーションスキル入門」を実施するときに、なぜ、ファシリテーションスキルが重要なのかということを突き詰めて考えました。

上下関係においては、上から下に情報が一方的に流れるので、ファシリテーションスキルなんか必要ないんですね。

下に位置づけられている人に求められているのは、黙って受け入れて、言われた通りに行動するだけですから。

ピラミッド型社会においては、少数の自由に意見を言える「上の人」と、その他大勢の「下の人」が生まれます。

「下の人」に、面白くなくて、苦痛なことをやらせるために賞罰システムを作り、行動をコントロールしているわけですね。

この構造は、多くの歪みを生み出してきたのではないでしょうか?

これは、社会だけではなく、その縮図である教室でも見られる構造だと思います。
 
様々なレベルの教室において、教師が生徒を賞罰システムによって管理する試みが行われ、その結果、生徒の主体的な学びが抑制されて、自律的に学べない生徒が生み出されてきたのではないでしょうか?

では、どうしたらよいのでしょうか?

教室において、教師がコントロールを手放して支援に回り、生徒の主体性を促していくことが重要だという共通認識が、「反転授業の研究」の中には生まれつつあります。

しかし、コントロールを手放しただけではうまくいかない場合が多いです。

生徒は、小学校から教育システムの中で身につけてきた「教室における正しい態度」を身につけているからです。

つまり、受動的に学ぶ態度を、学んできているのです。

その生徒に対して、どのように働きかけていくのか?

京都精華大学の筒井洋一さんの試みは、そのための大きなヒントになると思います。

以下は、筒井さんのメッセージです。

大学の授業に第三の道を見つけたい!

大学で授業する人って、授業支援をしている人って誰かわかりますか?

専任教員(特任教員、客員教員など)が授業するのは当たり前ですが、それ以外に学外の専門家が非常勤講師やゲスト講師という肩書きで授業をされています。いずれもその分野の豊富な経験と学識に基づく得がたい授業です。非常勤の方には、低額の講師料をお支払いして担当してもらっています。

特に、私学では、もし非常勤講師の授業がなければ、大学の授業が成り立たなくなるくらい学外の方に依存しています。大学の知というのは、すでにかなり学外の知に依存しているということです。

大学の授業では、直接の授業担当者ではないですが、正規職員以外にも授業補助者の役割も大きいです。ティーチングアシスタント(TA)、スチューデントアシスタント(SA)、教務助手・補佐などの授業支援スタッフです。機材管理やレポート・出欠管理などの業務に従事しています。大講義でも出席管理やレポート・コメントカードの提出が増えていますが、教員一人で管理できないので、ゼミ生や院生、卒業生などがこうしたスタッフになってもらっています。彼らは、教員の権限下で忠実に業務を遂行します。 

大学の授業においては、これら二つの役割が大きな働きをしていますが、私は第三の道がないかと思っています。すなわち、雇用関係でもなく、上下関係でもない道です。豊富な社会経験や専門的なスキルを持っている学外の方にボランティアで関わっていただくことで、これまでの授業とはかなり異なります。もちろん、あくまでもボランティア的な関わりで授業に意義を見いだしたら、何の見返りもなく協力してもらえるような関係です。私は、これを共感でつながる学びの信頼関係と呼んでいます。

ちょっと厚かましいと思われ、一見すると夢みたいな話のようですが、現在の社会を見ればそうしたこともあながち夢ではありません。これまで盤石であった企業の終身雇用制度や年功序列制度も形骸化しつつあり、インターネットの普及によって、小さな組織であっても大組織に負けない業績を残せたり、本務とは別の分野で専門的な知識や経験を活かすプロボノ的な働き方も広がってきています。もちろん、生活保障のための給与は依然重要ですが、同時に、お金がすべてという価値観ではない生き方が広がっています。

一方で、上下関係で秩序を維持しようとする方法も限界が見え、対等の立場で取り組む生き方も広がっています。大組織ではなくより小組織で、トップダウンではなくボトムアップへという流れです。

組織の内と外の壁をできるだけ下げてオープンにしていき、同時に、その関係もできるだけフラットにしていくこと。これが、未来の方向性だと思います。

私は、大学の授業で、このオープン、かつフラットな環境を創っていけばどのような変化があるのかに関心があります。ここ三年間、これを実証しようとしています。

そんなことばかり考えるのではなく、ちょっとはまともなことしろよ! といつも言われています。はい。でも、やっぱりちょっとだけでも未来を見たいのでやめることができないです。

みなさんにもそういうことってありませんか?

2月17日勉強会では、こうした実践について話していきたいと思います。

2月17日21時30分から行います。
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大学の大講義において、教員は無力なのか?

田原真人です。こんにちは。

2月17日の反転授業オンライン勉強会でお話しして下さる京都精華大学の筒井洋一さんが、Facebookグループ「反転授業の研究」に連続投稿して、授業についての問題提起をしています。
 
とても根本的な問いかけなので、広くシェアして、皆さんと一緒に考えたいです。

【2月勉強会に向けて講師からみなさんへ1.】

2月勉強会の講師を務めさせて頂く京都精華大学の筒井 洋一です。
よろしくお願いいたします。

2月17日本番に向けて、自己紹介も兼ねながら、勉強会に関わる話題をアップさせて頂きます。

本日は、「大学の大講義において、教員は無力なのか?」です。

大学の授業の種類は、大学設置基準によって、「講義」、「実習」、「演習」、「実験」などに分けられますが、授業時間および予習復習時間の規定以外の明確な規定はありません。「なんとなく講義」、「なんとなく実習」などの区分けで実施されています。

その中でも、開講数の多さを考えると、「講義」が大学の授業の代表です。1970,80年代の大学の授業と言えば、何百人もの学生を階段教室に詰め込んで、教員がマイクで黒板相手に授業していました。今日ではさすがにぎゅうぎゅう詰めの授業はかなり減りましたし、教員が話しっぱなしではなく、コメントカードなどなんらかの学生の反応を求める姿勢が出てきています。

しかし、依然として変わらない光景があります。講義室前列には熱心にノートを取ったり、教員の話を聞いている学生がいる一方で、後列では居眠りをしたり、携帯電話を見ていたり、私語をしていたり、講義室を抜け出す学生もいます。たまに教員が大声で叱責すると一瞬は教員の方へ顔を向けますが、しばらくすると元の木阿弥。結局、教員は、あきらめてそのまま授業を続け、学生も元のままになります。

これは、学習意欲を持たない学生も、それを抑えることができない教員も悪いのですが、実は、この現状の方が教員・学生双方にとって当たり障りのない皮肉な現状となっています。

私は、これはまずいと思います。かといって、出席を厳しくしたり、学生を叱責したりという教員の強制力を使うのではなく、他の方法がないのかと試行錯誤してきました。

ここ二、三年でようやくわかってきたのは、学生自身が学びたいという気持ちに気づけば変わっていくということです。

どうすればいいのか?

方法はいくつかありますが、教員側の授業観や学生観を変えると、授業は変わります。いくつか例示します。

1.教員一人で大講義の学生全員をホールドすることは無理だ、という認識を持つことです。
2.大講義の中では、学生一人一人を孤立させないことです。
3.教員は、他人の力を借りることを好機と考えることです。

具体的な中身については勉強会でお話しするとしても、私が過去三年間実践した経験にもとづいてお話しします。

私の経験は大学の大講義にもとづいた話ですが、小講義でも、あるいは学校や塾の授業でも応用可能です。みなさんにとって何かビビッと来るように準備します。

それでは、2月17日(火)午後9時半にお目にかかりましょう。
以下から申し込んで頂けるとありがたいです。

教員一人ですべてを管理するのは無理だということを認めると、どんな可能性が生まれるのか?
 
他人の力を借りるという可能性が生まれるんですね。
 
しかも、他人と上下関係を築くのではなく、オープンでフラットな関係にすることで、学生も巻き込んだ主体的な学びの可能性が生まれます。
 
僕は、それを、京都精華大学まで行って見てきました。
 
皆さんも、僕が感じた衝撃を、ぜひ、体験してみてください。
 
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第13回反転授業オンライン勉強会「ファシリテーションスキル」の振り返り

9月23日に実施した第13回反転授業オンライン勉強会「ファシリテーションスキル」には、多くの方が参加してくださいました。

福島毅さんが、ファシリテーションの概要をお話し下さったあと、溝上広樹さんがアクティブラーニングの授業実践におけるファシリテーションについて語ってくださり、参加者のみなさんは、それぞれ、感じることがあったようです。

参加者の皆さんの声をシェアすることによって、学びを立体的なものにし、理解を深めていきたいと思います。

【関連記事】

登壇者紹介 福島毅さん
熊本県立高校で生物を教える溝上広樹さんにインタビュー

第1部「ファシリテーションスキル」への感想

ファシリテーションに関して、いくつかの新しい試み、現状の修正点のアイデアをいただきました。早速明日の講義に適用してみます。ありがとうございました。
仕事の都合で途中からのオンライン参加となりました。
こういう機会を大切にしたいと思いました。
またの機会を楽しみにしております。
ファシリテーションについて少しイメージがわきました。
もう一度見直します。
反転授業に関してはまだ無知なところが多く、福島様、溝上様両名の発表がとても参考になりました。
ありがとうございました。
始めて参加いたしました。
スライドとチャットが凄い勢いで動いていくのに圧倒されましたが、とても参考になりました。
ただ、ファシリテーションについて、何となく分かったというレベルな気もするので、これからも勉強会に参加させて貰えたらなと思っています。
改めて、ファシリテーション、アクティブラーニングの(魅)力を感じました。お2人のお話、もっとゆっくり具体的に聞きたかったです。
とても内容が濃く、面白かったです。
後でビデオ等を見直します。そうでないと頭がパンパンです。ww
特にファシリテーションの内容は、アドラーの講師資格を持っているので、より身近に思えました。
溝上広樹先生のお話がとても参考になりました。
私も高校生物の中でアクティブラーニングや情報科学と倫理のような分野を取り扱うようにしていますが、その中での悩みを解決してくれるヒントが得られました。ありがとうございました。
貴重なお話を伺う機会を作ってくださいましてありがとうございました。残念ながら、今回は内容が濃すぎて(ついでに書けばチャットも魅力的過ぎて)殆ど頭に入りませんでした。後でゆっくり見直したいと思います。チャット欄にも書きましたが、25分でお話頂くのは無理がある内容が多いように感じます。何らかの形での反転学習の導入や、一回はお一人にしてゆっくりお話を伺えるようになるとありがたいな、と強く思いました。
溝上先生のお話は、授業実践だったので、自分の授業を今後どのようにしたら良いのかの示唆を得ることが出来ました。
すぐには活かせない諸事情も有りますが、忘れないようにします。|改めて動画を観直して、学びを整理したいです。
|宜しくお願いしますm(__)m
参考になりました。ありがとうございました。
ファシリテーションは日本ファシリテーション協会の研修に参加しています。教員はほとんどいなくて、とても刺激的です。企業は進んでいることを実感します。
初めてでしたので、流れについていくのが精いっぱいでした。
私は予備校の人間ですので、それとは異なる視点で指導をされている方の話を聞けたのは非常に面白かったのですが、なかなか内容がイメージできず、大変でした。
次回はもう少し勉強してから参加したいと思います。
21世紀型スキルに代表されるような力を学習者に提示するためにはファシリテーションを利用した授業が必要であるということを再確認できました。
ファシリテーションについてと、溝上先生の生物のアクティブラーニングについての報告が参考になりました。
短時間にエッセンスが詰まった講義はたいへん参考になりました。
プレゼンの量も多かったので、プレゼンに集中すると、質問コメントのテキストが負えなくなってしまいました。
あとで、じっくり観て、コメントできそうなところはフォローします。
ファシリテーションの基本を押さえることができました。教師に求められる4つの能力については、全く同感です。
生物のAL型授業は、自分も受けてみたいと思う内容で大変参考になりました。
発表の準備は結構時間を使いましたが、田原さんとのインタビューから今日の発表までを通して、自らとALを関連付けたり、振り返りを行ったりすることができて、それだけでも十分意味がありました。発表自体は、多少の緊張はありましたが、楽しかったです(笑)ありがとうございました!
福島さんの発表については、10月からの講座に参加させていただきますので、ゆっくり、しっかりと学ばせていただきます。
溝上さんの生物の授業は小林先生の影響が如実に現れていますが、あれを物理以外で実行するにはどうすればいいのか、を本当に悩んでいます。
是非、もっと話が聞きたいです。
ありがとうございました。
福嶋さんのファシリテーションについては何度か拝聴しているので復習になりました。溝上さんの実践体験はまた、新鮮でよかったです。柵の中で意見がどう走っていくかの絵が印象的でした。
福島さん、溝上さんそれぞれの持ち味が出たとても良い発表だったと思いました。福島さんの発表についてはもっと教えてもらいたいことがありました。後で資料見て動画見て確認したいと思います。
溝上さんの発表はAL型授業にした背景もはっきりと分かり、実践的な内容でとても参考になりました。こちらも後で資料見て振り返りたいと思います。
参加人数が多くテキストチャットが盛り上がったので、そちらを追いかけるのも大変でした。でもあれくらい活気があると参加者同士の学び合いもおきやすくよいと思いました。
人の動きの違いのパターンに本当にビックリしました。
私は、まず代表の方が話したらその人の話を一語一句聞きたいです。
自分に用事があるので。あと相手が誰に話しているのか方向を察知したら、それはちゃんと聞かなければいけない。そう考えるからです。
部門を深く学んでいる人には、ビデオ教材は頭にすでにある事であり、多分簡単すぎて、テキストを見るのは彼らにとっては退屈なんだろう。そう感じました。それから皆が善悪論の2軸で話しているとき、悲しくなりました。
計算に例えると、AとBは、それ自体で変化はしないので。
答えは別の所にあると思います。Cを探すやり方は、最初に「問い」がないと出て来ないと思います。Cはそもそも◎◎である。この場合のCは教育とは、もしくは平和とは。なので、出来ればそこから話し合いたい。
そんな風に感じました。

感じる話をしているとすれば、原理原則を
追わないと、答えは分析(WHAT)までで終わってしまうのではないか、
WHATの時点で何か行動を興せば、そのシステムは間違ったままではないだろうか。。。

チャットの勢いがものすごくて、プレゼンテーションと両方に集中するのに苦労しました。言われてみると、ファシリテーションとアドラー心理学には共通点が多いなと思いました。早稲田大学の向後先生が、教育工学とアドラー心理学と両方講演されているのも頷けると思いました。どんぐり教員セミナー、もう一度丁寧に見直そうと思いました。
アクティブラーニングの時に、グランドルールをきちんと伝えておくことは、リフレクションのためにも必要だということが良くわかりました。
私にとって今日の新しいキーワードは「LTD」です。
さっそく明日色々と調べてみようと思います。
毎回、こういう自分にとって新しいものに出会えるのもこの勉強会のいいところだと思います。*今日は推敲全くなしでベタッと書き込んでいます。すみません(^^;)
溝上さんの実践紹介が非常に具体的で、よく考えて計画して実行されているなということに深く感銘を受けました。まずは大きな「授業の狙い」→それを生徒の活動に落とし込むための「グランドルール」→それを実施するための諸介入・・・ということかと思いました。自分としては最低限、「考える」姿勢と「考えて解決策を見つける」という技術を何とか生徒に体験してほしいと思っていて、そのための一つの手段としてアクティブラーニングが使えるのでは、と思っています。ですが、まだ設計ができていない段階ですので、新年度には何か新しい一歩を踏み出したいと思いました。
録画を拝見させていただきました。
ありがとうございます。
ファシリテーション能力は今までも必要とされていたとは思いますが、それでも教師や生徒が持っていなくても大丈夫なものでもありました。
しかし、今後はそのスキルを身につけることが教師には必須になってくるだろうなと思いました。
大変有意義なセミナーでした。
両先生とも、説得力のある、濃い内容で嬉しかったです。

第2部 グループワークの感想

初めてツール使うので、ビデオ映らずで、音声だけ参加で残念。それと皆でツール調整に時間が意外にかかりました。
実際に会話した感想。。正直、各自言いたいことだけ言って終わった感じです。もう少し違いを顕著にだして、議論したかったような。。
でも、とてもよい企画で機構だと思います。お世話役の方は本当に大変かと思います。ありがとうございました。
同じ教科や同じ問題をかかえる先生と意見交換をしたかった。でも、明日からのエネルギーになりました。
私の勉強不足で、全く司会の役に立ちませんでした。せっかくの機会を無駄にさせたのではないかと、大変申し訳なく、残念です。

次、機会があればもう少し事前の準備をして、しっかりと行いたいと思います。

時間の関係で、課題の共有はできましたが、解決策の検討や提示までは到達できなかったかなと思います。その点がやや消化不良でした。
反転授業的に、先に質問(課題)を提示して、その解決策仮説を持ち寄って見たりするのもありかなと思います。
運営、いつも感謝しています。ありがとうございました。
いろいろ発言させていただき、ありがとうございました。
皆さんのご意見が参考になりました。
また参加したいです。
正直なところ時間が足りないという感想です。個人ごとの意見表明までで、議論までいかなかったのが残念です。次回は議論のウエイトを多くしてもらうと助かります。また、次回のインプットに本日の参加者の書き込みを使うと、発展的でよいと思います。このアンケートがインプットになると思いますが、テーマに対して、あらたにアンケートを実施するか、参加者は事前にレポートを提出し共有するなど、準備をすれば短時間でも意見交換ができるかもしれません。
全員がファシリテーター体験者でした。しかし、課題も多く、「問題解決型の場では思わぬ意見に振り回され、合意形成が難しい」「そもそも議論までいかない。みんなが本音を話してくれない」「お客さん相手のファシリテーションはうまくいくけど、部下との間の対立解消は難しい」などなどでした。また学力的な能力差が激しい集団でのファシリテーションはそもそも成立するのかといった疑問などもあり、議論が尽きない感じでした。やはりファシリテーターの在り方について問題意識は結構な人が持っているのだなあという感想です。
ファシリテーションスキルから、集団づくりに協議が進んだように思います。グループの作り方をどうすべきか考えさせられました。
本題から極端に外れてしまうことがあったので、開始時に共通理解としてのグラウンドルールを示しても良いのかなと思いました。しかしながら、短い時間でも多様な意見を伺えるのは貴重な機会で、新しい気づきもありました。
複数の高校の先生から出された、すでに構築された人間関係が円滑なコミュニケーションの障害になるという指摘が印象的でした。
大学でも、固定したグループでディスカッションを進めすぎるとそのような障害がでるので、できるだけ毎回別のメンバーになるように工夫します。ただし、グループでのディスカッションに慣れるまでは、コミュニケーションをとりやすい相手のほうが楽なので、導入仕立ての頃は友達同士でもいいと思っています。また、グループ型のALでは、学生(生徒)のコミュニケーションスキルも問われるので、それを高めるためのミニゲームも織り交ぜて、良いコミュニケーションについて考えさせるような機会も授業設計に組み込む必要があると思います。
最後にファシリテーションを務めていただいた田原さん、講師のみなさん、参加者のみなさんありがとうございました。
ボイスチャット参加の予定でしたが、ハード(ヘッドセット)の不具合でテキストにしました。発言はいろいろさせていただきました。
ID(ISD)、ファシリテーション、コーチング、カウンセリング(メンタルヘルス含)…学ぶべきことは多いと実感しています。

私は立命館の附属校にいます。授業内では「楽して点が取れる授業」が顧客満足度が高いのが現状です。「定期テスト(評定)」が内部進学をするための希望実現に対する最も大きなファクターだからです。保護者も「ここで何点取って…」と戦略立てに躍起になります。
「考えるのではなく、教えてくれる方がいい」の発想はこの点から出てくる場合が多いです。
企業人として、CSは大切です。長期的な学びより目の前の実利益になるポイントを…。いや、でも何とかしなければ!

ビデオ参加の人でそろえた方がやはり集中しやすくて良かったです。チャットの方にも気を使うのはやはり散漫になります。
傾聴力、対話力が使える環境になりましたが、時間切れで悩みを十分に聞けるまでにいたりませんでした。ファシリテーターは対話、議論の先を読むとか見越す力が必要なとあらためて気付きました。すると経験もないといけない訳ですね。
ルーム3でグループリーダーとして参加しました。
ちょっと司会者ぽくなってしまいもう少し自由な感じで話し合った方が良かったかな~と反省しています。私ばかりが質問してしまいました。
メンバーが多彩でとても興味深い人ばかりだったので、どんどん質問してしまいました。以前からよく知っているChieさんとはもうリラックスして質問してしまいました。ビデオチャットで何度も顔合わせしたりSNSで交流していると安心感があります。
参加者は、徳島大学ドイツ語講師のChieさん、マレーシアでメディア事業をしている中村さん、京都精華大学でゲーミフィケーションやファシリテーションを教えられているytsutsuiさんと私の4人でした。
2のファシリテーションの難しさで出て来た意見としては、どのタイミングで質問していいのか分からない、良い質問とは何かが分からない、学生の姿勢として授業は受け身が染み付いているのでファシリテーションをすることが難しい、いつも質の良いファシリテーションが出来ないなどがありました。
3のファシリテーションスキルを身につける事で日本がどう変わると思いますか?には、意見を出しやすい雰囲気が出来ると思う、などがありました。
私が参加者の背景についての質問を多くしたためにテーマについて議論が深まりませんでした。
もっとテーマについて話をしたほうが良かったかもしれませんが、私としてはビデオチャットは参加者の感想や意見をある程度自由に聞けた方が面白いかな、と思い今回はこのように進めました。
また次回メンバーが変わればやり方を変えてみたいと思っています。
ほとんど話せませんでしたが、参加された方々のキーワードが気になりました。ドイツは、私の憧れの場所で、日本が目指すべき所だと感じています。あの国のイメージは「生産論」と「真理」のバランスが取れている気がして好きなのです。全てはバランスが取れていないとシステムは絶対に崩れるはずなので、まず1番シンプルな三角形をスタートに、対話が始まると良いな。と考えました。私の中で、今の日本の教育システムは、
「感性」「理性」やはりこの2軸です。
本来システムは3角からなので、私はそこに「理性」「感性」「理性」
と問うています。日本の教育の鍵は「野生」にキーワードがあるんだ。
野生と感性は一緒にしてはいけない。そんな感じで思案中です。
精華大学の筒井さん(10年前からファシリテーション協会会員)中村さん(マレーシアのあの中村さん!)おなじみの松嶋さんという豪華メンバーで、もっといろいろお話がしたかったです。
全然時間が足りてない感じでした。
松嶋さんに結局司会していただいた形になってしまっても申し訳なかったです。それというのも、2人同時にしゃべるといきなり音の質が下がる印象だったので、なかなか自由につっこめなかったのです。ファシリテーションを自分でやる時のむずかしさは、毎回同じ質を保てない、学生が、聴く側にまわることに慣れきっていて、自分たちの力で正解を導き出すんだということになかなか気づかない、よい質問とはどんなものかがわからない、質問するタイミングが良くわからない、などが出ていました。日本がどう変わるか、は、もっと言いたいことが言いやすい雰囲気になるのではないか?と私は言いましたが、筒井さんなどの目で見ると、この10年間で学生のマインドセットやファシリテーションの手法の使い方も格段に進歩したと感じるとのことでした。
これは、今の学生は、(正しいファシリテーションが入れば)ずっとオープンに自分を表現できるが、それを私があまり感じられないのは、私のファシリテーション能力がまだまだだからなのかも(汗)

筒井さんがチャットボックスに貼ってくださっていたYouTubeの動画は、以前見たことがあり、江藤さんと、「いつか絶対に見学に行きたい!!!」と言っていたものだったので、お~~~~!ご本人だったのか!と感動しました。

*ちょっと今日は若干支離滅裂ですみません。色々と興奮さめやらずで(^^;)

第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」の振り返り

8月26日に実施した第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」には、第1部に65名、第2部に34名の方が参加してくださいました。

藤本かおるさん、ギュンター知枝さんのお二人が、実際に実践してみて感じたことを率直に語ってくださり、参加者のみなさんは、それぞれ、感じることがあったようです。

参加者の皆さんの声をシェアすることによって、学びを立体的なものにし、理解を深めていきたいと思います。

【関連記事】

第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」

首都大学東京国際センター日本語講師の藤本かおるさんにインタビュー

徳島大学共通教育センター ドイツ語非常勤講師 ギュンター知枝さんにインタビュー

第1部「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」への感想

 

クリエイティブライティング
アウトプット中心の進行が効果的だということがわかりました。
初めての参加なのですが、今回参加することで、受け手の思いを体験することができました。
初めて参加しましたが、大変参考になりました。現場の苦労が良くわかりました。時代は動いています。このような勉強会は有意義だと思います。
きれるお話でワクワクしました。
参考にさせていただきたいと思います。
途中から参加でしたので、もっと詳しく聞きたかったです。
教員といいながら、教育学の訓練をまったく受けておりませんので、多数の新しい言葉、仕組み、概念の提示があり本当に参考になりました。ちょっと本質を外れるかもしれませんがWisIQ自体にも非常に興味を持ちました。今回提示していただいたものをきっかけにさっそく自己学習を進めてみようと思います。何よりも教育者の先輩であるみなさんが試行錯誤されている姿勢に心が動きました。ありがとうございました。
藤本かおるさんの反転授業についてで、実践するにはどのような課題があるか、どう解決されているかがわかり、勉強になりました。大規模な学校でなくても、または学校全体でなくても、ひとりの先生でもやろうと思えば、実践できるのだとわかりました。ご苦労は多いかと思いますが、今後も頑張って続けていただきたいと思います。
両先生とも貴重な経験を話してくださり、ありがとうございました。
反転授業という授業形態を選択し、実際の場でそれを実行するためのノウハウやハードルは、学生であり、教育に関わる専攻ではない私にとっても興味深い話であったと思います。
特に大学内で使われているmoodleであったりのサービスは、反転授業に有効なのだと分かり、この手のシステムはこれからの教育で中心になってくるだろうと思いました。そのため、このような教育システムの研究をするのもおもしろいだろうなと感じられました。
・「勢い」という言葉が出てきましたが、とにかくできることをやってみるというお話に力を頂きました。
・著作権、動画の配信方法について知りたいと思いました。
・言語をなんのために学習するか?という問いに、自分を表現するためという答えを見て、感動でした。知的障害があって支援の必要な子どもにとって「リアルな学習」とは何かを考えさせられました。でも、今日のお話のお答えと同じでした。
藤本先生のアクティブラーニングの実践されていることにいくつか参考になるところがありました。動画の長さは10分以内とか、説明するときには多少噛んでもよい など。著作権の話は、これからのアクティブラーニングを実践していくうえでの課題であることに改めて認識しました。ギュンダー先生については、「ドイツ語をいかにして教えるか」という熱意はすごく感じましたが、アクティブラーニングについて、はあんまり語っていないように思えました。

今回初めて勉強会に参加させてもらいました。また機会があれば、第2部にも参加したいと思っています。今日はありがとうございました。

藤本さんのお話を伺って、著作権問題をどのようにクリアするかが課題だと感じました。今後勉強会でも取り上げていただきたいです。

ギュンターさんが「ドイツ語を学ぶことの喜び」をクラスの中に作り出そうとしている姿勢に心打たれました。6 Words Writingや文集作りは自分のクラスでもやってみたいと思います。

語学教育という、私にとっては未知の世界の話でしたが、私の行っている工学教育と共通する点があると感じました。反転授業の布教?をしていると、「私の分野には向かない」とおっしゃる方が少なからず居らっしゃいます。本学でも語学教育の方が、そのようなことをおっしゃっていましたが、そんなことはない、という想いを新たにしました。

藤本さんのご講演では、やはり著作権の問題が引っかかりました。FBの反転授業の研究のポストへのコメントとして、丁度この勉強会中に望月陽一郎さんが著作権35条に対するガイドラインのリンクを張られていました。このガイドラインをどのようにとらえるべきなのか、きちんとした法律の専門家を交えて勉強会を開く必要がある、と強く感じました。著作権法を変えてもらうべく、政治家に相談する必要も出てくるかもしれません。反転授業やMOOCといった新しい教育方法が日本で根付けるかどうかは、著作権の問題をクリアできるか否かにかかってくる、ような気がします。

http://jbpa.or.jp/pdf/guideline/act_article35_guideline.pdf

ギュンターさんの「書くために
表現方法(単語や文法)を 学ぶ」は素晴らしいですね.仕事柄学生たちが書いた論文(日本語、英語)を時折校正します。言うなれば「(実際の文章を)書かせて学ばせる」ことに相当していますが、文法の知識もなく、語彙も少ない学生が書いた論文を校正するのは本当に大変です。そういう視点の言語教育を自分でも受けたかったですし、今の学生たちにも受けさせたい、と強く思います。

長くなるのでやめますが、お二人とも素晴らしいご講演ありがとうございました。これからも益々のご活躍をお祈り申し上げます。

途中から参加し、さらに海外の図書館を通じて接続していたために動画やチャットを上手くフォローできませんでした。コースコーディネーターについてのご指摘など深く同意致します。ロゴスウェアはぜひ使ってみたいと思います。その他にもいろいろと勉強になりました。
ギュンターさんのご報告もいろいろと参考になりました。私もドイツ語を教えておりますので、英語とは異なった難しいところなど、よく分かる気が致します。Quizletの利用など、いろいろと学ばせていただきたいと思います。参考資料として挙げられた文献も読んでみたいと思います。貴重なご報告、どうもありがとうございます。
反転授業における動画作成上の課題として著作権があり、どこまでがグレーなのかが良くわからないので、取り掛かるのに二の足を踏みそうです。
また、チームティーチングである以上、こうした新しい試みを始めるのもかなり難しそうです。日本語教師の多くは主婦が多く、IT系には不慣れな教師が多いのも事実です。まずは自分だけが担当する科目だけでやってみるしかなさそうですね。以前は教える技術・腕を上げようとしていましたが、最近は学習者の質が変わってきたこともあり、どうやって彼らをやる気にさせるか?その方法は?ということに焦点が移ってきて、アクティブ・ラーニング、主体的な学びを引き起こす方法、教育心理学などに興味が湧いています。CMの「やる気スイッチ」が押せるような授業にするためにはどうしたらいいのか・・・そちらについても反転授業と共に勉強していきます。この度はありがとうございました。
すいません
とても眠くてこの時間はつらいです。もう少し早い時間が次回はお願いしたいです
1人15分ぐらいだと集中しやすいです間5分休憩で2人目のとかどうでしょうか。
15分-30分でぐらいでまとめられる気がします
藤本先生のお話は具体的で分かりやすかったです。ギュンター先生のお話は、途中で寝落ちしてしまいました。あとでもう一度見直したいと思います。
反転授業における実践に即した様々な知識を吸収出来ました。改めて、PDFなども参考に学習させて頂きます。初参加でしたが、ぐいぐいと引き込まれました。
予備知識を田原さんから流してもらいましたが、改めて本人からのまとめを見て、発見がありました。ギュンターさんのパワポのイラストの効果とか。いろいろヒントがありました。ありがとうございました。
非常に盛りだくさんな内容で刺激的でした。
皆さんのチャットの盛り上がりにとても驚きました。私も時々オンラインセミナーやりますが、なかなかここまで盛り上げられません^^;

著作権の問題はとても共感しました。
動画をどこにどのようにあげるのかといったようなことも、先生にとって意外とハードルが高いのだと感じました。

お二人とも準備大変だったと思います。お疲れ様でした。

藤本さんのお話は試行錯誤の過程がよく分かり、また何が課題かもはっきりして参考になりました。効果として全体の学習量が上がっていることは反転授業のメリットを示しているのではないかと思いました。

Chieさんの話は、生徒から好評だった授業内容を変えてでも、本当の学びを生徒に届けたいという真摯な気持ちが伝わってきました。
チャットにも書きましたが、教師としての成長が授業に反映され、生徒に本質的な学びを伝える工夫が感じられました。Chieさんご自身が学習者として優れているため出来ることだと感じました。取り組みだけでなく姿勢を見習いたいと思いました。

ありがとうございました。

お話されたお二人とも、実体験に基づいたリアルな報告でとても刺激になりました。悩んでいるのは自分だけではないと励まされました。

私自身も今、授業で使える動画教材に興味があるので、著作権の問題はもっと詳しく知りたいと思いました。チャットボックスにも出ていましたが、ガイドラインの整備が待たれるところです。なにが正しいのか、分からないことが多すぎて、結局ハードルが高くなっている気がします…。

著作権に関しては非常に関心が高い部分で、今後ガイドラインのようなものが見えてくることを期待しています。また、ギュンターさんのお話では、これまでの授業の変遷に沿って話をして頂き分かりやすかったです。さまざまな段階で実践されている方にとって参考になったと思いました。学問は「ものごとを表現するツール」という考え方は(科学を専攻していたため)以前から持っていましたが、それを授業内にまで浸透できていなかったことに気付きました。
ありがとうございました。

第一部は、どこから入ればいいのかがわからず、うろうろしてしまいました。以前、オンライン勉強会に参加させていただいたときは、すぐに入室できた覚えがあるのですが、私、何か見落としていたでしょうか…。

藤本さんの発表は、おなじ大学で教えていることもあり、共感ができました。特に人間関係の難しさが…高校などで教えている友人に聞いても、このような人間関係の難しさはないようなので、これは大学に特有のものなのか?と思っていましたが、藤本さんのところも似た感じなのかなと勝手に思ってしまいました。あと、反転をするなら、学生が見たということが履歴に残るようにしたほうがいいなと思いました。

ギュンターさんの発表は、「ツール」というところまではわかったのですが、その後のクリエイティブ・ラーニング等、実際の教室活動や学生の運用場面で、どの程度「ツール」として使えているのかが見えづらかったです。ドイツ語検定○級レベル(は英検で言うところの○級くらいです)という感じの説明があるとよかったかなと思いました。

藤本かおるさんの授業では、日本語の文法をある程度習得してから、反転を始めていること。外国人は日本語を書くことが苦手なので、書かせてから話す活動をさせている。また、ギュンターさんがドイツ語を学ぶ上でも、文法を学んでから6 words story、リストポエムなど書かせる活動をして話させるようにされていて共通点を感じました。私も中学生に英語を教えるので、中学1年生から文法を学んで書いてから話すという流れに共感しました。サイボウズLiveなど試してみたいと思いました。ありがとうございました。
前半は聞く事が出来なかったがギュンター先生のドイツ語の作文を授業に導入している事は印象深かった。
チャットでも活発にインターラクティブな授業となり、大変良かったと思います。
両先生のご経験を具体的にお話いただき、非常に貴重な時間を過ごすことができたと感じております。特に、中心となって授業を進める立場にない場合に、どのように授業の変革を進めるかという部分は参考になりました。学生に対する真摯な姿勢、授業をより良くしようというお気持ちが感じられ、勇気をいただいたような気がいたします。
今回は語学教育に関するお話でしたが、語学はツールであるという視点に立ち、段階を追って工夫を重ねられた点も興味深く聴かせていただきました。私は看護に関わる技術を教える立場におりますが、教員・学生ともに技術を習得することが目的となってしまいがちです。限られた時間の中で一歩進んだ授業を展開するために、反転授業やアクティブラーニングは武器になると確信いたしました。
私は教員経験が浅く、反転授業についても勉強を始めたばかりです。オンライン勉強会に初めて参加させていただきましたが、新しいキーワード(インストラクショナルデザイン、オンライン質問会議、Quizlet等々)を沢山得られた点も有意義でした。
今回は第1部のみ参加させていただきましたが、次回はぜひグループワークにも参加させていただきたいと存じます。この度は勉強会に参加させていただき、誠にありがとうございました。
自分に引き寄せて考えやすいプレゼンの流れや内容で話してくださったので、聞きながら自分の実践や問題、課題について振り返ったり自身に問いかけたりする瞬間が多く、それがお話のポイントすべてで起こったことがとても印象的な勉強会となりました。

1講師としての地道で勇気のある試行錯誤がお二人のお話の共通のテーマであり、私自身に日々つきつけられているテーマであるからだと思います。

日々の雑務に忙殺され、周囲の協力が思うように得られない状況が続いたりして、なんとなく後回しにしてたことに気付かされました。
そして、自分の実践のプライオリティが上がりました。

ありがとうございました!

まず、田原さん、語学教育における反転授業&アクティブラーニング実践という素晴らしい企画をありがとうございました。

経歴もとても興味深い藤本さん、ギュンターさんのお話は大変刺激になりました。ありがとうございました。

藤本さん
私も同じ日本語教育に携わっているので、日本語教師と同じぐらいe-learningに取り組んで来たという藤本さんの反転授業の実践は説得力があると同時に、共感する部分多かったです。日本語教育/日本語教師を対象としたFB groupでお話をされても、学べることが多い内容だったと思います。

動画コンテンツの作成自体も課題ですが、教室での活動をどう変えていくかも課題となるということを再認識しました。また、作り込んでしまいたい気持ちを抑えることの重要性についての指摘、コンテンツ作成で気をつけるべき5点などは参考になりました。著作権についてははっきりしない部分があるということもわかりました。

私はニュージーランドの高校でも日本語を教えた経験があり、日本の高校同様、一つのクラスは一人で担当するのですが、大学ではチームティーチングが一般的のようで、当初は多少戸惑いました。私の大学でもチームティーチングをしているので、反転授業に限らず、担当スタッフの賛同を得ることが重要なので、いいチームであることが成功の鍵ですね。

ギュンターさん
ギュンターさんの第一スライドの『大学の教授の多くは授業を「必要悪」だと思っている?』というのに失笑、納得してしまいました。
(私は日本の高校の英語教員、ニュージーランドの高校の日本語教員を経て大学の教員となったので、授業に時間をかけ過ぎて研究がおろそかになりがちです。)

短期間でドイツ語を習得されたように、ドイツ語を教えることについてもすごい勢いで学んで教え方を発展させて来たという印象を持ちました。

「言語はツールである」というのは全く同感です。従来の文型積み重ね型の教え方は「知っていればいつか役に立つから学んでおこう」、「今言いたいことはその文型が出て来る中級まで待ってね」という前提に立っていると言えます。コミュニカティブアプローチのロールプレイやシュミレーションも「偽物」の中に入るかもしれません。実践共同体(Community of Practice)での十全参加への過程を学習とする状況的学習観(situated learning)が注目を集めたのも自然な流れだったと思います。この学習観は、引用されたサルマンカーンの「全ての学習内容はつながっている」にも関係しているかもしれません。

お二人のこれからのご活躍を楽しみにしています。

アクティブ・ラーニングの必要性は既に強く感じているので,共感することばかりでした。身近なところに題材をとり,生徒の興味を引きつけることが大切だと感じました。
動画作成において「凝りすぎない」ということは、その通りだと思いました。動画はあくまでも教材作成の一部であり、通常の授業準備や他の校務に支障をきたすと本末転倒だと思います。持続性を持たせるためにも大切な視点だと思いました。
また、生徒に対して事前のトレーニングやオリエンテーションなどが必要であるということを確認できてよかったです。
著作権については、今後学ぶ必要があると思いました。
お二人とも、笑い声のたえない授業が想像できました。かおるさんは、e-learningの基盤ががっつりあるのがよくわかりました。EEに出会って「とうとうこの時代が来たか」というのが印象的でした。私はプロではないのに、日本語を教えなければならず、四苦八苦しているので、アドバイスいただけたらな、と思いました。一方、Chieさんは、芸術の基盤があって、いつも授業を愉しくするにはどうしたらいいか考えているのがよくわかりました。お二人とも実践の考え方に私と共通するところも多々あり、勉強になりました。ありがとうございました。
今回は、日本語教育におけるFTということで、大変興味深く参加させていただきました。
これから分野別(日本語教育、英語教育、物理等)に部会などができれば面白いですね。
ありがとうございました。
「反転の森」から動画を視聴しました。
今まで授業に使ってきたpptを利用して反転授業を始めようと思っている自分にとって、まさに知りたいことがたくさんとりあげられて、大変参考になりました。藤本さんのお話からは教科書の例文の著作権や視聴ログなどのヒントをいただきましたし、お二人の「とにかくやってみたら」というアドバイスにも勇気づけられました。
「すべての学習内容は物事や自分を表現するためにある」というギュンターさんのお話にも共感を覚えました。それを根本に据えて授業をデザインしていきたいです。
藤本さん、Chieさんの取り組みがよくわかってよかった。藤木さんは教材作りで結構苦労されている様子でした。反転の森や反転授業のFBページから解決策を拾い出されるとよいのではと感じます。
Chieさんの講義を聞いてまた外国語をやらないとと感じます。
自宅で参加ができる、このオンライン勉強会は大変ありがたいです。iPadの接続に不具合があって、途中で確認できない時間帯がありましたが、事前のインタビュー記事などの助けもあって、お二方のお話ともに大変参考になりました。
特にギュンターさんの、これまでの過程での段階的な説明が説得力があって、悩みやジレンマにも大いに共感しました。
今年度の後半から少しずつ反転授業的な内容を取り入れていきたいと思っており、これからも勉強させていただきます。
 藤本さん、ギュンターさん、共に実践者なので、お話の内容が具体的で、分り良かったです。
藤本さんのお話について一言。
紹介の対象になったのは、日本語能力試験(JLPT)のN3レベルのクラスで、媒介語は日本語とのことでしたが、N3以下のレベル、特にN5(当初の日本語運用能力はゼロ)レベルの動画を作成する場合、媒介語に学習者の母語を使わざるを得ないと考えます。(私は初級日本語独習用CDを作成したことがありますが、心ならずも学生の母語を媒介語として使わざるを得ませんでした)。
少なくとも、日本国内における日本語教育では、JLPT/N5でも最初から「日本語を日本語で」が原則になっていると思われます。それを、反転授業では英語ないし学習者の母語を媒介語として使うのは一歩後退なのではないのかと思えます。
藤本さんと田原さんの対談で藤本さんは入門レベルを反転で行なうのには問題があるという趣旨のことをおっしゃっていらっしゃったと記憶していますが、媒介語のことを念頭にそうおっしゃったのでしょうか。
* * * * *
(この機会に簡単に自己紹介いたします。私は伊国ボローニャ大学で45年間、主に日本語教育に携わり、2009年秋に定年退官。その後今日まで非常勤で実質同じことをしてきましたが、健康上の理由で来る10月末日をもって全面的に引退します。従って、もう教えるクラスはありませんが、反転授業をイタリアの大学に導入する一助にとこの先も頑張るつもりです。イタリアの大学HPでflippedを少し検索してみましたが、何も出て来ませんから、この国の大学教師たちは未だに眠りこけているようです[私も去る5月半ばに知ったばかりですが]。MOOCはローマ大、ヴェネツィア大で出て来ました。
なお、私は去る7月に読売教育賞 外国語教育部門 優秀賞を受けましたが、受賞対象の実践CLILが反転授業に一脈通じるところがあるのを知り、反転授業に興味を抱き、田原グループに参加した次第なのです。よろしくお願いいたします)。以上
途中からの参加でしたが、内容は大体把握しました。
トライしてみたいこともありました。入室に戸惑ってしまい、スムースに入室できたらいいなと感じます。
 藤本さんの反転授業実践のお話で印象に残ったのは「著作権」です。
動画コンテンツを作る際のテクニックや、セキュリティがかけられる配信システム(パスワードで視聴制限がかけられるもの)は、具体的な対策として参考になります。
さらに、他の実践者にもアンケートをとって、具体的な対策を皆さんはどのようにしているのかを知りたいです。ギュンター知枝さんが、ドイツ語=使うあてのないもの・「必要悪」をなぜ教えているのか?という自問から出発し、ドイツ語でのクリエイティブ・ライティングを学生たちがサイボウズLiveに投稿する迄に至った経緯を、興味深く拝見いたしました。
学んだもののアウトプットを、藤本さんは「個人化作文」、そしてギュンターさんが「クリエイティブ・ライティング」という形で実施していることは、学生に学んだものを定着させたい・学ぶことを喜びに変えたいという、教師であるお二人の意欲と工夫が感じられました。
日本語教育機関に属しているわけではなく、個人で顧客を取って教えている私には、反転授業「的」なものはできても、なかなか世間で行われているとおりの反転授業ができなかったので、とても気になっていました。
今回は、教育機関で反転授業がどう行われているのか、その運営方法と困難点などについてお聞きしたかったので、それがわかって大変ありがたかったです。
著作権については、今までも勉強してはきましたが、もうその知識では足りないことを痛感しました。
そこはこれからさらに多くの人と情報を共有していきたいです。
すばらしい機会をありがとうございました。

藤本さんの発表をきっかけに、著作権についての関心が高まり、動画作成をするときの著作権の問題をどうするかという探究テーマが生まれました。デジタルコンテンツの著作権について詳しい方を探して勉強しようということになり、教育用デジタル著作物の権利処理調整コンソーシアム設立研究会の設立に取り組んでいる皆さんもグループに加わっていただけることになりました。

ギュンターさんの「自分を表現するためのツールとして学ぶ」というお話は、ドイツ語という範疇を超え、様々な学びに共通する枠組みだと思います。そのため、多くの人に授業について考えるきっかけを与えてくれたのではないかと思います。

第2部 グループワークの感想

グループワークでは、

・やりたいことを妨げる壁は何か。
・壁を乗り越えるためにできることは何か。

という2つの問いについて、6つのグループに分かれて話していただきました。

ルームの参加者が3名と少ないのでちょっと残念でしたが、話はできました。
5から6名ほどでグループをつくってほしいとおもいました。
テキストと映像とは話にくいので、できればビデオチームとテキストチームとわけたほうがいいとおもいます。
次回は当日リーダをあらかじめきめておいたほうがよろしいかとおもいます、
他の先生の実践のお話から、新たな視点に気付くことができました。やはり、反転授業はコンテンツを作る側の技術的な問題、学習者側のモチベーションをどう維持するか、など、まだまだ課題があると感じました。国内の学習者で、身近にネイティブの先生がいれば、「なぜあえてオンライン?」と、バーチャル学習にあまり興味を示さない学生がいるのも事実です。
全くの初心者を受け入れて頂き、メンバーの皆さまに感謝です。それぞれの課題と通じる点や、現状の課題などを教えて頂き、有意義でした。ありがとうございました!
 少し時間が短く、残念でした。skypeで利用していたWEBカメラが紛失してしまい、急きょ別のものを利用したためビデオまでできず残念でした。前回、テキストしかできなかったから1歩前進と考えます。何もつけずに素の藤本さんを初めて見て最初わかりませんでした。動画講座?の活躍がすごかったですから頭から離れません。
グループに割り振ってもらった時にflashのクラッシュでフリーズしてしまい、ご迷惑をおかけしました。

スキルの差や地域や学校の方針などにまだまだばらつきがあるのだなと感じました。

やはりビデオで発信するというのはよいアウトプットになりますね。完結に言いたいことを言わねばと思い、頭が整理されると感じました。
非常に反転授業の勉強にもなりました。反転授業用のオンラインのクラウドコンテンツのプラットフォームを企画していたのですが、色々課題があり頓挫してしまっておりました。ですが、こちらに参加してまたちょっとやる気が出てきました(笑)!
グループリーダーとして参加させてもらいました。
全員がビデオチャットで参加となり進行は大変やりやすかったです。
皆さんの課題や解決方法を聞いて、共通する部分が多くもっと掘り下げて話を伺いたいところでした。
詳しくは後ほどレポートにまとめて「反転授業の森」に投稿しておきます。
最初私ともうお一方のふたりだけでした。
しかも私はテキストのみの参加だったので、もうお一方の塚本さんは大変やりにくかったのではないかと思います。しかしリードしてくださり助かりました。結局最後3名のみで、すこしさみしかったですが、違う環境に身を置く方々のお話が聞けてよかったです。ありがとうございました。
私のルームは、テキストチャット1名と静観者1名で、実質一対一となりましたが、まだまだ話を伺いたいなという気持ちになりました。やはり情報量を考えるとビデオもしくはボイスは有効だと感じました。
初めての参加でしたので、どのようにすればいいかわからず戸惑いました。また、時間の関係でとにかく打ち込む、ということでしたので、話の流れが見えにくくなりましたので(「はい」だけだと、何に対する返事なのかわかりませんし)、テキストチャットでは工夫が必要だなと思いました。

久しぶりのオンライン勉強会で、操作に手間取ったところも多かったのですが、最後まで参加できてよかったです。ありがとうございました。

少人数で話ができてとてもよかったです。経験がおありの先生から、IT企業の方もいて、短時間でしたがもっともっと話がしたいと思いました。声がハウリングして聞き取りにくいところがありました。やはりマイクとヘッドホンなど用意したほうがいいのでしょうか。初心者のようで恥ずかしいのですが、これに関しても田原さんにアドバイスいただけると助かります。また、本日出てきたアプリなども説明がいただけると助かります。ありがとうございました。初めて、ビデオチャットができました。よかったです。
ハウリング、音周りがあり、慎重に視聴しながら参加した。職場で導入したいが、周りの理解が・・・・との話は我々の活動を大きくし、反転学習の認知度を上げなければ、と感じ入った言葉だった。より高い生産性を上げるよう日々精進しなければならないと思いました。
ハウリング、音周りがあり、慎重に視聴しながら参加した。職場で導入したいが、周りの理解が・・・・との話は我々の活動を大きくし、反転学習の認知度を上げなければ、と感じ入った言葉だった。より高い生産性を上げるよう日々精進しなければならないと思いました。
藤本先生がリードしてくれた事もあり、反転授業を進める際の問題点や懸念する点などを本音でみなさんが語ってくれて、良い議論になったと思います。
ただ、音声が人によってよく聞こえたり、聞こえにくかったりしました。自分自身の音声も、聞き取りにくい事があったようです。
ビデオチャットの参加、初めてしてみました。タイミングはメッセージ
チャットより、ずっとつかみやすく話しやすかったです。ギュンターさんとchumakoさんと話しましたが、3人共同じ語学の
教室での実践について話し合えたので、お互いの問題点や対処の方法がイメージしやすく刺激のある時間になったと思います。
参加できなかったので,まとめを拝見しました。参加者の声の中で,ここまで成績があがったのは驚き,と書いてあり,とても興味を持ちました。軌道に乗るまでは成績が一時的に下がることもやむを得ないと思っていたので,驚きです。私自身は,前期の間,アクティブ・ラーニングを取り入れて,より生徒に考えさせ,参加させる授業を心がけてきたのですが,生徒・保護者から「分からない,きちんと教えて欲しい」と強い反発を受け,後期の授業展開に悩んでいます。
テキストでのグループワークとなりましたが、最終的にメンバーが8人ということで、他の方の意見をインプットすることが難しかったように思います。ビデオチャットだとその点は改善されると思うのですが、グループワークの時間(30分??)を考えると、ここでも適正人数は5~6人なのかなと思いました。
一部の方は、途切れ途切れになっていました。各家庭が職場へのネットの通信速度が遅いのでしょう。事前にダウン、アップの速度を測ってビデオにするかボイスにするかテキストチャットにするか決めるとよさそうです。
チャットがオールでしたが、特定の方とできたら尚よかったと思います。Vキューブさんには突っ込んだ質問をしたかったので。ww

グループワークについては、ビデオ・ボイス・テキストチャットという3通りの参加の仕方とグループ分けの仕方をどうするかなど、今後、試行錯誤をしていく必要があると思います。

行動しながら、皆さんの声を参考にしつつ、いろいろなことを試していきたいと思います。

勉強会の録画動画は、「反転授業の森」で公開しています。無料で登録できますので、興味のある方は会員登録してご覧ください。

 

第11回反転授業オンライン勉強会を振り返って

7月28日に実施した第11回反転授業オンライン勉強会では、山梨大学教授の塙雅典さんと、近大附属高校英語教諭の江藤由布さんが、お話ししてくださいました。

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お二人とも、アクティブラーニングを実践するための時間を確保するために動画を取り入れており、反転授業を実践することにより成績が上昇していることをデータを元に示してくださいました。

勉強会には、50名以上の方が参加してくださり、チャットボックスの書き込みも活発で、非常に盛り上がりました。

勉強会の録画動画は、「反転授業の森」の研究レポートのコーナーで公開していますので、参加できなかった方は、そちらをご覧ください。

勉強会に参加してくださった皆さんの感想はこちらです。

第1部:登壇者の発表に対する感想

短時間でしたが、実践例を紹介していただきモチベーションがかなりアップしました。これからもよろしくお願いします。
実践環境が違っても、参考になるところが非常に多かった。授業設計者としても、自分が学ぶという立場でも主体的に学ぶ意欲が高まった。
とても参考になりました。
本校でも本年度中に反転授業を取り入れる予定です。まったくイメージがないまま、進むに進んでいません。担当になりましたが苦悩しています。いろいろと参考にさせていただきます。
初めてでしたが、とてもわかりやすくご説明を頂き安心して受けることができました。
先生方のご講演、大変勉強になりました。
実際に反転授業を取り入れられているからこその
次点の気づき、課題、成果、これからの視点等
目からうろこの内容でした。
ご紹介いただいたアプリを試してみたいと思います。また、不具合にも素早く田原様にご対応いただき助かりました。
このたびは参加させて頂き誠にありがとうございました。
お二方のお話を聞いて、とても刺激的でした。
教師の立ち位置、仕掛けを考えるきっかけになりました。
ありがとうございました。
塙先生のも江藤先生のも後半から音声・画像とも固まって、わからなくなりました。残念です。
充実したセッションでした。
わかりやすくまとめられたスライド、サクサクとすすめられる先生の力量はもちろん、授業の様子が手にとるように理解できました。ぜひ自分も挑戦してみたいと思いました。
ありがとうございました。
説明を聞くだけではなくて、チャットでコメントを入れられるのが良かったです。
企業研修でも取り入れられたらなあと思いました。
予習してきてもらうことが大切ですが、それは対面授業の進め方にかかってくるのだと思いました。
初めて、英語の先生のAL型授業の実践報告を知ることができました。私は数学の担当ですが、うんうんとうなづくことが多く、自分の今の活動に勇気が持てました。塙先生のお話もそうですが、一緒に取り組む人がいるのは心強いですね。
江藤先生には授業でのファシリテーション力(介入)についていろいろと伺いたいです。
ありがとうございました。
今日は、具体的なデータを提示していただきながら、具体的な実践例を見せて頂きとても勉強になりました。なかなかファシリテーションスキル、しかけ、プリントやICTなどのツールの効果的な使い方など、勉強すべきことがたくさんあります。そこで、このように実際に見せていただいて興味深かったです。
近畿大学には実際に「ICTオープンスクール」に参加させていただいて、実際に生徒がipadを上手に使いながら自分たちで自分たちの学習の可能性を発展させていっているのを間近で見て、とても刺激を受けました。
生徒たちは教員が上手にファシリテートすれば、気持ちよく伸びていくものなのだと思います。お互いに楽しく、モチベーションを高めながら、学べるのが本当に理想です。そのために、いろいろ研究しなければと思います。
私は高校で英語を教えていますので、ぜひ江藤先生の授業を参考にさせていただきたいです。
ipadのアプリこんなに使っていることに、まず驚きました。
生徒のモチベーションを意識しながらALを実践しているからこそ、結果が出ていると感じました。反転授業は、先生のファシリテーション能力も重要なこともわかりました。とても勉強になりました。
実践例にみならず、その効果まで数値化されたものを拝見することができ、改めて反転授業とALの効果の高さを実感しました。
また、主体的学び、表現力や論理的思考能力の育成と従来の知識学習をそれぞれどのように位置付けて考える必要があるのか思い悩んでおりましたが、それぞれ別々に考えるのでは無く、新しい学びが従来の知識学習を押し上げると考えるのが良いと思えました。
塙さんの教育情報分析が、精緻で大変な驚きをもって受け取りました。日本での反転授業の萌芽の時代を感じます。協調学習の手法が、しっかり取り入れられているところです。
PCの調子が悪く、途中から参加になりました。
途中から参加し、推進している方々の職場には、協力体制と学習環境が整っているのだと感じました。
当方小学校勤務で、今年度は理科専科なのですが、個人ベースで取り組もうとすると、どうしても無理が生じてきます。(宿題の出し方など、各学級担任の考えがまるで違うのです…)まずは各担任の負担にならないように、紙ベース(予習プリントや教科書など)での予習からスタートし。授業では関わり合いを重視してみたいと思いました。
最後の方の参加になってしまい、申し訳ありません。
しかし、最後の少しだけでしたが、とても興味深い内容でした。
アクティブラーニングについて、もう少し知りたかったです。
江藤さんのおはなしをうかが高校の授業が変わりつつある、ということがわかりました。高校の教育が変わるということは、大学の教育も変わらなきゃいけない、ということ。益々緊張感を持って取り組みを継続しなければならない、と感じました。
反転授業の実践家で成績のエビデンスとして残してくる方が増えて来たなぁという感じです。可能性を感じました。
反転授業を実践されている先生方からの生のお話しを聞くことが出来て勉強になりました。対面授業の構成が大事なんだと感じました。
参加できず残念でしたが、事前資料が非常に充実しており、資料だけでも大変勉強になります。ありがとうございます。node chairとホワイトボードを使って、アクティブに活動している様子がよくわかりました。
反転授業の内容を理解することができました。いろいろな取り組み、導入手順があると思いますが、日本の教育現場で増えていけばいいなと思います。
やってみないとわかりません。とにかく変化を起こすことが大事だと感じました。
コンフォートゾーンにいてはだめですね。
お二方とも、データや教案等具体的な内容でプレゼンしていただきよくわかりました。
反転授業の可能性をエビデンスとして見せていただきました。説得力かありました。教師もチームを作って取り組まなければならないことを感じました。
実際に反転授業をされている方のお話は説得力がありました。成績UPの報告はとても嬉しい成果だと思います。
2件とも、成績が上がっていたようで、大変驚きました。
塙さんの講演では、音声同期スクリンキャプチャを使ったビデオ風講義の紹介があり、取り入れやすい内容だと思いました。
江藤さんの講演では、こんなにもうまくいくのか!?と驚いたのと同時に、もう少し授業の進め方を詳しく知りたいなと思いました。レポートの内容やマインドマップをどのように利用しているか?、アプリをどのように利用しているか?など。
質実剛健な実践内容と、説得力のあるデータに、非常に圧倒されました。塙さんも江藤さんも、徐々に取り組むメンバーを増やしておられるのが非常にすごいことだなと思いました。
自分が短大などで情報処理の講師をしていたこともあり、塙さんの説明にはあまり新しいことは見つけられませんでしたが、江藤さんの説明には驚かされました。やはり私立の学校だからと、たくさんの先生方とのコラボがあってのことであろうと思いましたが、自分も特に語学学習の重要性を実感していましたので、それを実行しているということで、だいぶ勇気づけられました。
二つの事例とも,かなり強烈な事例で印象的でした。トップランナーはこのくらいの実績を上げているものなのだなと思いました。とともに,でも私自身が取り組んでいることもまったく遠いわけではない,もう少しで届きそうで届かないところまでは来ている,という自信も得られました。

とくに塙さんの事例は工学教育なのでさらに詳しく知りたいと思いました。一番の関心事は,どうやって周りに広げるのか。今まさに,私がその部分で模索しているので,助言をいただけたら,と思いました。

塙先生、江藤先生ともに要領よく活動内容と成果を説明いただけてわかりやすかったです。塙先生の講義では成果が統計的に処理されていてこれほど顕著に変わるとは驚きでした。また、各講師が成績の分布で評価されることは非常に重要です。江藤先生の授業は高校生にここまでやるかという内容でありこちらも驚きでした。是非生徒さんにあって、よければ採用したいぐらいに感じました。
緊張して何をしゃべったか覚えていません。でも、随時テキストチャットが入って愉しかったです。塙さんのところはチームとして機能しているのがすごいですね。
塙先生,江藤先生のお話は,両方とも大変参考になりました.
お話に出て来たツールもですが,「完璧を求めない」とか「必要無駄」「螺旋階段」(無駄に思えることでも,一歩ずつ進める)といった取組姿勢に勇気づけられました.欲を言うと,アクティブラーニングや反転を既に実践しているので,もう少し深い話や質疑応答ができたらよかったと感じました.
塙さんの、①予習してきたことは再度説明しない、②予習動画よりも、対面の授業設計が大切、という点が印象に残りました。

江藤さんは、iPadアプリを駆使して、授業実践をされており、正直、ショックでした。江藤さんの実践の中で、シンプルマインドマップを使われていましたが、マインドマップを授業の中で使うためには、手軽にマインドマップを描く必要があるので、その点を工夫してみようと思いました。※たとえば、インターネット上で使える、iMind Mupなど。

音声と画像が塙先生のときも、江藤先生のときも後半から固まってしまい、内容をよく追うことができず残念でした。ただものすごく先進的な取り組みをされているのだという印象だけ強く残り、焦燥感が募りました。
高校の反転授業の様子がよく分かりました。
江藤さんの授業の取り組みを「AL型授業スキルアップ講座」で知って、さらに詳しく学びたかったため非常に良い機会となりました。螺旋階段のイメージは、ファシリテーションのイメージとも一致するなと思いました。

余談ですが、前回の横山ルームが重かったようで、テザリングの3日間の使用制限を一気に超えてしまい、学校やコンビニでの接続を試みながらの参加でした。すべてキチンと見れなかったのが残念でしたが、コツも分かったので次は大丈夫だと思います。

今回はネットの接続が悪く、塙先生の講義が途中で聞こえなくなりましたが、*対面授業に重点をおく *ビデオは完璧じゃなくて良い というポイントはパイロットで反転授業を試してみて、同感です。さらに、塙先生と江藤先生のお二人がBloom’s Taxonomyを引用していらっしゃいましたが、これから反転授業を実践していく上で大変参考になりました。
山梨大学の取り組み、実践的でよかったです。
反転学習での内容は、授業では解説しない。
教師がファシリテーターの役割ができないと学力の向上は見られない。
教師の指導力が必要である。ということを実感しました。
江藤さんは、アプリを有効活用されていたこと、生徒に多くの負荷を与えつつ、生徒が楽しんで積極的に学んでいる様子が伺えました。
まさにwin winの関係だと思いました。アクティブラーニングをしていると消極的な生徒ではいられなくなる。ということも印象的でした。
今まで反転授業の具体的事例は武雄市のものしか知りませんでした。
他にも様々なところで実施が成され成果が上がっていることを知りとても有意義でした。
特に江藤さんの事例はビックリしました。あれだけクリエイティブな教師の方がいらっしゃるというのは素直に驚きました。
お二人のお話とも熱量が高くて素晴らしかったです。

塙先生のお話では山梨大学の教員の前向きさとチーム力の高さに感動しました。学長のトップダウンというのもあるでしょうが、チームリーダーである塙先生の熱意が大きいのではないか感じました。
以前東京で塙先生と少しだけお話しさせてもらったのですが、やはり情熱家だという印象を持ちました。見習いたいです。

江藤先生のお話も大変感動しました。
学習力を高めれば偏差値はついてくる、というのもその通りですし、何よりも江藤先生のぶれない一貫性のある信念みたいなモノに感動しました。iPadアプリについても勉強になりました。これから資料見て自分で確認してみようと思います。

お二人のお話を伺って、こういう先生に自分もなりたいと思いました。自分なりに考えて実践はしていますが、まだまだ未熟だと痛感させられました。大変刺激的で勇気と元気のもらえました。ありがとうございました。

塙先生のお話は息子を寝かしつけていたので、半分くらいしか聞けていません。データの出方に驚きです。トップダウンを組織化、さらには同僚性が鍵だと強く感じました。

江藤先生のお話については、英語特化クラス以外がどうなっているのかの方が気になります。モチベーションの低い集団にアクティブラーニングでどのように意欲を引き出させるかが現在とても知りたいです。
勤務校ではネット環境や端末の有無など、インフラが整わない生徒もいるのが難しいですが、アプリ等試してみたいと考えます。

一部のみの参加でしたが、お二人ともきちんと結果を出しているので説得力がありました。flipped classroomやActive learningを実施できる環境も整っている印象を受けました。Active learningがうまく機能してこそのflipped classroomなのだということも、よく理解できました。さて、そこで私には何ができるのか?まず、同志を募ろうか?ちょっと考えてみます。できることから始めます。
塙先生の試み、大変興味深く拝見しました。成績向上のデータなどもあり、ぜひFCに取り組んでみたいと思います。
大学ではあまり乗り気でない先生もいらっしゃるなど、本学でも同様の雰囲気がありますが、トップが塙先生たちの取り組みを支援しているというのがうらやましくもあります。
 東京大学の山内先生は反転授業を「完全習得学習型」と「高次能力学習型」の2種類に分けていらっしゃいますが、今回のオンライン勉強会でのお二人のお話は、それぞれの典型のように思いました。

対面部分の授業は、前者はチューターリングが中心ですが、塙さんはお話の中で、受講者数が多くTA/SAの助けを借りるのが重要と仰っていました。また、山梨大学の先生が授業をるんるん気分で実施とか、楽しく授業をしたとか書かれているのを見ると、以前の楽しくない講義をつい想像してしまい、先生が楽しく、学生も成績アップなら文句なしかなとも思いました。^^

さらに、後者は協調学習が中心となり、江藤さんがiPadアプリを上手に利用して生徒たちのモチベーションを維持しながら、成績アップにつなげ、何よりも生徒たちが変わっていく様が心に残りました。

そして、どちらも対面授業の部分が重要であり、教師の力量(授業技術・授業構成等)が問われることになりますね。ICTはそのためのお手伝いとして利活用すべきだし、せざるを得ないと思います。

最後に蛇足ですが、ALの思考構造を生む方法で、Unlock,Unlearn=心の鍵を外すことが大切で、「無知=知識の欠如ではない。頭の中が知識で一杯で新しい事を取り入れられないこと」と江藤さんが仰っていましたが、これは以前読んだ「経験学習 入門」の中で、『アンラーニング:時代遅れになった知識を捨て去ること(ヘドバーグ:組織学習の概念)』、
『アンラーニング=「学びほぐし」:一度固まった知識の塊をほぐし、必要のないものを捨て、知識を編み直す作業。』と定義づけられていました。

山梨大学で反転授業が広まりつつあるのは、学長のリーダーシップもさることながら、実際に受講する学生や講義する先生の立場に立ち、受け容れ易い設計にしたことが大きいのではないかと感じました。
うちの大学の先生方にも試してもらえそうな気がします。
ただ、先生の習熟度によって効果が異なるとすると、それなりのトレーニングや経験が必要でしょうし、その負担感をどう解消するかは導入に向けた課題になりそうな気がしました。
近大付属高の事例については、この学校で英語を学びたい!と思いました。LEAFとそのモデルプラン、学習力のピラミッドモデルは大変参考になりました。
塙さん

大学での取り組み非常に興味深く拝見させていただきました。ALを取り入れるために、その時間の確保のためにFCを取り入れるというのは、武雄市での事例を同じですので、よく理解できました。
動画が完璧でなくてもいい、講義内で先生が授業をすることはない。という2点は反転授業を行う上でとても大事なことだと思いました。生徒が主体的に学ぶ姿勢をつくり、それを活かす場をつくっていくというのがALの基本的な姿勢になると感じました。
さまざまなデータを見せていただきながら、前年度の比較をされているということをされていましたので、とても分かりやすかったです。これを5年ぐらいデータをとると、もっと面白いものが見えてきそうですね。
実際のテストがどのようなものであるのか(演習で正解があるものなのか、それともプロジェクト学習のように、正解がなくレポートで点数をつけるのか)がわからなかったので、教えていただけると嬉しいです。
もし、演習で正解をつけるのであれば、それもオンライン化して、ALによって、身につける主体性のある学びから新たな力というか表現力や実践力のような授業にすると面白いんではないかと思います(ハードルが高いのは承知の上での意見です)。
このような実践例をオープンにしていただく機会というのはなかなかありませんので、大変勉強になりました。ありがとうございました。

江藤さん
LEAFモデルはとても面白かったです。江藤さんの取り組みによって、生徒自身に勉強に対するパラダイムシフトが起こっているのが良く分かりました。勉強は「教えてもらうもの」ということからの脱却。「学ぶもの」というものに積極的に取り組むことによって、江藤さんの求める(生涯)学習力が生徒にも伝わり、実際に力も身についているんだなと感じました。
出産や子育てを機に、ICTを利用しながら、生徒との信頼関係をつくって、授業を構築していく姿勢は、パワフルでエネルギッシュでみていてワクワクしていました。学校の先生方も巻き込んでワークショップをしているということを聞いて、もっともっといろいろなアイデアがでてそれが生徒や先生に還元されて、新しい教育の形が生まれていくのではないかと期待しています。

お二人の話をきいて、共通することは、自分で勉強できる部分は自分で勉強させる。ただし、それは完璧を求めるのではなく、質問があればそれをきちんと発表できる場を授業の中でつくっているということです。それはALではとても大事なことで、質問があるから、議論が活発になるし、また新しい気づきや発見もあるんだと再認識しました。

武雄での実践でもそうですが、予習をしてくるということは、安心感と次の授業までにどんなことを考えておけばいいのかという準備ができるので、議論が活発になったり、参加しやすくなるということが考えられます。

では、反転授業のコンテンツをどのようにして準備するのか、授業案をどのようにして考えるのか、そのようなことをまた反転授業のグループの中で共有しあえると、グループの価値も高まっていくのではないかと思いました。

勉強会お疲れさまでした。いつも時間が合わず参加できませんでしたが、このような形で見ることができて大変参考になりありがたいです。
塙さんのお話では、生徒たちの成績の変化がとても分かりやすかったです。反転すると成績のいい生徒と悪い生徒の差が開くのではないか?という記事をどこかで見ましたが、そんなことは無い、と言い切れるいい資料だと思います。
私が自分の塾で教えているのは小中学生ですが、学校の授業の内容を忘れてしまっている子が大半で、授業は大事だからしっかり聴くようにと口を酸っぱくして言っているのですが、通り過ぎていってしまうものはどうにもできないという感じなのかな、と思っておりました。
塙先生の実践では、学生が授業の内容をしっかりと把握しているのではないかと思いました。繰り返し見られるという動画のよいところが生きているのではないでしょうか。
江藤先生のお話では、「あえて効率の良い方法を選ばない」という表現が印象に残っています。日本の英語教育の目指すところが彼女の授業にある気がしました。
とてもよかったです。ありがとうございました。

 

第2部:グループワークへの感想

 

誠実な進行をいただきまして、十分な情報交換をさせていただきました。ありがとうございました。
違う角度でいろいろな意見を聞くことができて良かったです。
今後もこういう機会を持ちたいです。
ありがとうございました。
ボイスで参加したかったのですが、なぜかうまく音声が入らず・・・ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした・・・。

少人数でしたので、非常に話しやすかったです。
皆さんとの情報交換、大変参考になりました。
ファシリテータの横山様、ありがとうございました!!

私のファシリテーションがうまくなくて、皆さんのご意見をうまく集められなかったと反省しています。テキストチャットだと時間がかかるので難しいですね。せめてボイスチャット、できればビデオチャットでやりたいところです。
音声がエコーしたりマイクマークに斜線が入ったりして、テキストチャットをメインに情報交換しました。

部分的にでもいいから、反転授業をいれていきたいことや、とにかくやってみることが大事だという皆さんの考えに共感しました。

色々な背景の方とやり取りして意見を聞くことが出来ました。塙先生と直接やり取りできたのが良かったです。運がよいです(笑)。色々と参考になる話や、気づきを得ることが出来ました。
盛んなディスカッションがなされていそうで、参加できず残念でした。
ビデオが後で見れるといいなぁと思いました。(ALの講座のように)
はじめてチャットで会話をしました。
テキストを打つのに時間がかかってしまいました(反省)。
有意義な対話ができたと思います。
もっと時間がほしかったです。
いろいろな立場の方と意見交換ができ有意義でした。
あっという間に時間が過ぎました。
ネットでグループワークができるとは感激しました。反転とアクティブラーニングの組み合わせも面白いですが、多くの学校では反転ができる生徒の家庭環境が整いません。特に、公立の困難校では、タブレットやパソコンのない家が多く、家で勉強する習慣もありません。その中で反転授業が進んでいくことは、経済による教育格差が広がるおそれもあります。
音声の聞こえが悪かったのですが、途中からチャットでの参加になりました。反転授業のメリットをこれから取り入れたいと思いました。ありがとうございました。
予習やアクティブラーニングをやるような生徒にするにはどうしたらよいのか?、成功されている先生方はどのような道を辿られたのか?(失敗も含めて)というのがグループの中で話題になりました。
時間が足りず、深い議論まではできませんでしたが、他の方の意見で新しい発見もあり、有意義な時間でした。
ありがとうございました。
ビデオは私ともう1名、テキストが4名でした。いや~~ファシリテーションということの難しさをヒシヒシと感じた20分間でした。また、「もう1名」の方の音声が私には途切れ途切れで聞こえていたので、もしかすると私の声も他の皆さんには途切れながら聞こえていたかもしれません。

ALをしようとしたらクレームにあって頓挫中の人
ALに興味はあるが実践していない人(私)
反転+ALをしている人
反転せずにALをしている人
ときどき反転している人(私)
塾の人
学校の人
が入り交じっていたので、もっとうまく話をつないでいけたらもっと盛り上がったのでは・・・と少々悔やんでいます(汗)しかし貴重な経験をさせていただきました。

最初から全員、テキストでやるべきでした。音声のエコーがひどくて誰もちゃんと話すことができませんでした。そんなやりとりで半分の時間が取られました。ヘッドフォンを使っていないどなたかのスピーカーをそのマイクが拾ってしまっていたんでしょうね。これは難しい問題ですね。。。
ディスカッションはスムーズにはいきませんでした。しかし,気づきも多く得られました。

反転授業の最大のメリット:授業に使える時間が「倍」になること
アクティブ・ラーニングの最大のメリット:深く学べること

私が反転授業,アクティブ・ラーニングについて,一番知りたいことは,どうやって周りに広げるか。

テキストだけの人が参加しきれなくて可哀想でした。逆にビデオ参加の私はしゃべり過ぎでした。
予習がほぼ100%やってくるようなるまでに苦労してきた裏話や秘訣を知りたいという声が何人かからありました。また、Whiteboardのメリットと使い方について更に詳しく知りたいという声も私とChieさんからあり。
最後に、とにかく江藤先生凄い。見学に行きたいです。
難しかったです。爆音の人、途切れる人、聞こえない人。さらに全員全く別の背景で、想像もつかず。アワワ!と。ファシリテータースキルを磨かないといけませんね。
システムのせいか,円滑にはボイスチャットができませんでしたが,それでも皆さんと意見を相互的に交換する事ができて良かったです.
テキストチャットだと会話の流れが分断されたりしてしまいますが,全体での振り返りの際にグループリーダーが最後に見事にまとめて下さって助かりました.
感想を言い合っただけでした。実際司会進行は難しいので、不満は感じませんが、これは慣れていないと、すぐにはなかなかできませんね。
すでに実践に取り組まれておられる方々との意識の差を感じました。中に入りたいがそうするにはどうしたらいいのだろうと入口迷っている者が、中に入ってすでに新しい次元でものを考えておられる方とご一緒するのは勉強にはなりますが、最後まで中への入り方が分からず取り残された感だけつのりました。ExplainEverythingをつかってますとさらりと言われても正直きつかったです。初歩の人はどこから始めたらいいのでしょう。田原さんおしえてください。
皆さん、テキストチャットでの参加でしたので、ぎろんとまでは至りませんでしたがあ、情報の共有は出来たと思います。
さまざまな実践をされている方が集まっており、短い時間ですが貴重な機会となりました。やはり皆さんそれぞれ苦労もされているんだなと思いました。仲間と頑張りたいと思います。
全然違う分野の人たちで話合うことにもメリットはあると思いますが、次回またグループワークに参加できるとしたら、同分野(自分の場合、言語教師)の方々の体験談や感想、意見などを聞いてみたいです。
最初のトピックはやや話し辛かったです。メリットといっても既出のものしか思い浮かばず。個人的には今後の課題の方に興味がありました。
とぎれとぎれだったのは、私のWiFiの接続状況が悪かったかもしれません。
反転授業もそうなのですが、インフラ整備が難しい中、反転授業をしなくても主体的に学ばせる方法は何だろうと考えていました。(話の流れとは関係がありませんが…)

徹底してCritical Thinking Skillsを身につけることで、その辺りはIBのThinking Of Knowledgeをしっかり研究する必要があるかなと考えています。

初めての経験で、始まる前は逃げ出したくなりました(笑)。
テキストで参加しましたが、ipadでの入力は厳しかったです。入力しながら直接話がしたいと思いました。やはり参加してみるものですね。
次回はビデオかボイスで参加します!

 

ディスカッションの続きは、Facebookで!

今回、お話しいただいた、塙さん、江藤さんをはじめ、多くの教育に関心のあるみなさんが、Facebookグループ「反転授業の研究」で交流しています。

限られた時間内でのやりとりで交流できなかったと感じたら、ぜひ、続きをFacebookグループでやりましょう。

すでに2000名を超えるメンバーが活発に意見や情報のやり取りをしています。

Facebookグループ「反転授業の研究」はこちら

 

第10回反転授業勉強会「生徒が語る反転授業(2)」への感想

6月27日に実施した第10回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業(2)」は、第1部に登壇者の発表を行い、第2部にグループワークを行いました。

勉強会の内容の詳細についてはこちらをご覧ください。

 

第1部にいただいた感想はこちら

久しぶりの参加でしたが、面白かったです。ありがとうございました。
反転授業とライブの除業はそれぞれ役割があって、そこで何をすべきか予めはっきり定義しておく必要があると思いました。
今日は2部には参加できませんが、次回は是非とも参加したいです。
よろしくお願いします。
今日初めて最初から落ち着いて参加できたと思います
ユーザーの声が聞けたのは良かったです。
予習済みでしたのでだいたいの内容が見えて、今までの中で一番落ち着いてみれたかもしれません。
授業に予習して臨む、という作法を身につけさせるのも先生の仕事だと思ってますが、まさに授業動画が一つの有力な手段の一つになったと思いました。
その上で、予習動画の中身のクォリティー、特に尺について、長い動画でも、短く感じるものを作らなければならない事を痛感しました。
反転授業に参加された高校生、大学生のナマの声がきけて、
それもよい点に偏らず悪い点もしっかり指摘されていて
貴重な機会となりました。
反転授業に取り組み始めたのが今年からということもあり,非常に新鮮な気持ちで発表を聞いていた.
実践例を聞けたことで,今後の研究に関する方向性のヒントをたくさん得ることが出来ました.
生徒の声が聴けてよかったです。
同じような感想を聞けたので
参考になりました学生に動画を作らせて
後輩に見せるという
能動的にかつ強制もかかり
一つの方法としてよかったです
やはり、生徒さんの声が興味を持てました。きちんと意見を出しているのがすごかったです。自分の反省とメタ意見。
大学の事例を伺えて参考になりました。
授業デザインの方法ととくに「ルーブリック」に関心を持ちました。エビデンスをきちんと出していかなければ議論になっていかないと思いますので、ルーブリックは重要です。
自分が登壇者だったので(笑)というか,途中(うちの学生のインタビューが始まったところ)でなぜかローディング中となったまま画面が固まってしまい(汗)再度,入り直しました。このため,二田さんのところが見れずに終わってしまいました。
事前資料に無かった部分が特に興味深く感じました。受講生のインタビューは(多少反転授業などに興味のある生徒というバイアスがかかってはいますが)スマホでの受講率、社会人向けの授業設計との意見が出るなど良いサプライズが豊富でした。
東京国際大学の実践は、かなりデザインされた、学生に効果のあるものだと感じました。コンテンツも興味を引き学習を継続するものだと思います。また、JMOOCへの生徒参加については、やはり予習時間の確保と知らない人との掲示板でのコミュニケーションの難しさがあるのだなぁという感じです。
自分自身は教育関係に直接携わってきたわけではないので、色々と新しいお話を聞くことができて非常に興味深かったです。特に、生徒さんの生の声が聞けたのは貴重な体験でした。(ドコモからEvernoteに出向している立場上)gaccoやEvernoteのシステム的な観点で皆様に貢献ができないかと考えています。掲示板などのシステム側の問題点はまず認識致しました。
東京国際大学の反転授業がとてもシステマチックで素晴らしいと思いました。授業デザインがしっかりされていると感じました。
奈良女子大付属の3人のインタビューを見て感じた事は、自分の考えをしっかり持ち、表現されているなということでした。
高校1年生とは思えない思考力と表現力です。
二田先生の質問も本質的で的確であったと思います。
良い問いが全て、とどこかで聞いた事がありますが、そう感じました。
良い問いを行うためには発問者自身がその内容について深く考え、また相手(生徒)の事を理解していないと出来ないと思います。
動画編集大変だったと思います。お疲れさまでした。
やはり受講している生徒さんの生の声は大変貴重だと思いました。
動画は10分以内、即応性(24時間以内かな?)、双方向のコミュニケーションなどキーになるメッセージが含まれていたように思います。学校では実現できないのですが、一般の人への反転授業のインセンティブに課金システムがあります。お金を払う事でモチベーションを上げる仕組み(高いものがよいわけではなく、必要なときにすっと見ることができるリーズナブルな設定にする事が重要。)が可能ではないかと思っています。掲示板は、用途に合わせて(たぶん管理者が少しコントロールする必要があるのですが、非公開で管理者や講師に向けてのメッセージと公開してシェアするものとを仕分けできるようにできればなぁ~と思います。
高校生の話を聞いて、私が想像していたよりもずっと自由になる時間が少ないことに驚きました。もしこれが共通した状況なのであれば、動画を見るぶん宿題はゼロにする、など時間的な負担が増えすぎないようにしないと、せっかく作成した動画も見られることなく終わってしまう可能性が高いと思いました。

私はこれまで、自分の目指すところは全ての解説的な授業内容を動画にして前もって観てきてもらって、教室では実際に言語を使って何かワークのようなものをする、という形かなと思っていたのですが、もっと、細切れの動画をたくさんにして、カーンアカデミーのようにサイトマップで今自分がどこの解説を聞いているかわかるようにしていった方がいいのではないかと思いました。

これはこれで、作るのはまた大変だと思いますが。
でも、細切れのピンポイントだと、自分が知りたいところのみ見に行けるので、理想に近いと思います。
また、動画を作る時にも、3分ぐらいのものの方が、気軽に作れるのもいいと思います。

(これは、教科によるのかもしれません。私は語学なので、細切れにしやすいというのはあります。
もっと解説に文脈のようなものが必要な教科だと、3分は難しいのかもしれません。)

何かを覚えるための練習でも、教室でみんなでやったほうが楽しいものもあるので、まずは動画で予習させることにこだわらず、教える内容が動画に向いているのかどうか、動画にしたほうが学生にとって勉強しやすいのかと言うことを吟味して、復習用でもいいからかゆいところに手が届くものを作っていきたいと思いました。

あと「サイボウズLive」の存在を知らなかったので、興味深かったです。

 

第2部にいただいた感想はこちら

この2部が始まって、この集まりが刺激的になったと思います。このような「森」を創られた田原先生に感謝します。
もう少し(10分くらい)このコーナーを延ばすと議論が深まるのかな~と思いました。
なにより知らない人、それも、意識のある方との対話が無料で楽しめるのは、なんか申し訳ないくらい、良い月末です。
今回初めて参加させていただきましたが、
いろいろな実践を皆様がされていることを知り、
自分もできることをやってみようと思いました。実践者の中でいろいろなアイデアや便利なツールがどんどん蓄積されているような気がしますので、
それらを書き込めるオンライン上の場があると、
すごく良い集合知となると感じました。今後ともよろしくお願いします。
テキストのみでの参加だったため,回答が遅くやや迷惑をかけたかもしれません.
が,社会人の方から客観的な意見をいただくこともでき,今回のグループワークに参加して良かったと感じています.
直接対話ができるというのはすごくよいです
FBでのコメントも時間差があってもあとで参考になることもあります
直接複数の方と話ができるというのはいいですねOPERAのときの対話が
すごくよかったので参加してみました
楽しかったです 新たな情報を得ることができました
 ビデオで参加できずにすみませんでした。
途中からたとえば第2部からだけというのはなかなかできないので
ビデオと書き込みにしておいて、途中から自分がつなげたらそのままつながるといのもありだと助かります。まったくの家庭の事情からなのですが。
感想では、賢い生徒への影響も大事だが、成績不振の生徒が反転によって成績や学習意欲が上がったという成果がさらに重要ではないかという指摘があった。
また、動画の長さの適切さと、動画のコンテンツとしての面白さや、興味関心を引く度合いをクロスして考えることがこれから必要だという指摘があった。
やはり,チャットで話し合うよりも,ビデオで顔を見ながらの方がしゃべりやすいと感じました。
グループ2では,米国からリアルタイムで参加された方もいらっしゃって,ネットインフラの力を垣間見たってところです。
反転授業の現場の先生にお話が聞けて満足でした。今後も私は反転授業やICT教育を行っている方、関係者にインタビューをしていくので、その良いベースになったのではないかと思っています。私はふだんは北海道の実家に住んでいますが、今日はシュウカツで東京に来ており、ネットカフェゆえにGWにテキストチャットでしか参加できないのがもどかしかったです。次回はぜひビデオで参加したいと思います。
第4ルーム担当でした。一人がビデオ、二人がチャット参加されました。
ビデオでの進行とチャットでの進行が平行しておきているので、こちらからの問いのレスポンスにずれが生じるのでややそこが進行する上で難しかったところです。(何度かやれば慣れてくると思われますが)
議論の時間はあの人数であればあれくらいで十分かなと思いました。
問いはもう一つくらいあってもこなせそうでした。(そこは雑談になってもよいかとも思いましたが・・・) でも4つにわけてルームでちゃんと同時進行できているところは凄いです。田原さんの設計どおりに進んでいるのではないでしょうか。
若干音声が聞こえづらいところがありました。テキストでの参加もスピードは落ちますが確実にやり取りできるので助かりました。
グループリーダーとして参加しました。
最初テキストチャットしか出来ない状態で、テキストチャットで4人で進めていきました。残り15分間でビデオチャットが出来るようになりましたが、テキストチャットに比べ格段にコミュニケーションがとりやすく改めてビデオチャットでのグループワークの効果を感じました。
内容については「反転授業の森」の方へ記載致します。参加していただいた皆様、ありがとうございました。
ここのところWizIQの調子が悪く、よく落ちてしまいます。チャットの書き込みも反応が非常に遅いです。早く、Mac用appがでて欲しいです。複数の人がビデオに参加した場合、音声が途切れ途切れになります。(切れるのではなくおとが極端に小さくなります。─ノイズキャンセラーのせい??)画像は、クォリティが下がってもあまり気にならないのですが、音声が不安定なのは結構ストレスですね。

テキストチャットの方は、記載が結構大変なようです。

なるべく井戸端会議的に、意見交換をしたかったので、皆さんにその旨をお伝えしてやってみました。
みなさんが積極的に発言してくださったので、とても勉強になりましたし何より楽しかったです。
(隣の部屋にいた主人からは「お前ばっかりしゃべってたんじゃないの?笑」と言われてしまいましたが。「イヤホンのせいだよ!」と反論しておきました)ハウリングの問題さえなければ、話し合いの様子をそのままDoceriで録画できるのに・・・。←これができて、共有できたら最強ですよね。詳細は、反転授業の森に投稿いたしましたのでそちらをご覧ください。
今からもう次回が楽しみです。

勉強会の録画動画は、「反転授業の森」で見ることができます

この勉強会の録画動画を、SNS「反転授業の森」で見ることができます。

「反転授業の森」はこちら

 

第9回反転授業オンライン勉強会 第2部グループワークの感想

5月20日に実施した反転授業オンライン勉強会では、第1部に山口県立萩商工高校の松嶋渉さんに生徒のインタビューを交えて反転授業の実践を報告していただき、第2部では、オンラインのグループワークを行いました。

第2部に参加してくださったのは約20名。

WizIQのBreakroom機能を使い、5つの小グループに分けて、次の3つのテーマについてグループディスカッションを行いました。

(1)自分が生徒なら、どんな反転授業を受けたいか

(2)自分の身近な学習者の現状

(3)「現実を理想に近づけるためにできることは何か

グループディスカッションに参加してくださったみなさんからの感想です。

 

第2部 オンライングループワークへの感想

 

4人グループで、ビデオ、ビデオ、ボイス、テキストの組み合わせでしたが、皆さんと楽しく話することができました。

普段のFB研究会では聞けない、ディープな話や授業の参考になるような話も聞けてとても良かったです。
あっとうい間に時間が過ぎてしましました。

次回もまたこの形式でしてもらえたらと思います。

・ビデオチャットで話すことは楽しかったです!個人的には顔が見えると気持ちが断然違うなと思いました。
・どうしてもノイズが入ることが気になるので、マイクのオンオフは参加者全体で統一ルールで運用した方が良いかなという気もしました(発言するときのみオンにする)
・ホワイトボードの活用に次回はチャレンジしてみたいです
・反転授業を実践されている方とお話する機会を持てて、短い時間でもいろいろ気づきがありました。
テキストとビデオとの併用をどうするかが課題かと思いました。チャットかホワイトボードをもう少し活用できればよかったかと。
私もヘッドセット購入するか検討します。。
グループの方々の通信環境が様々で整えるのに少し手間取った。動画音声の受け答えしながらチャット読んで、機械操作するのは「慣れ」が必要かな。内容のメモは今からまとめます。ありがとうございました。
みなさんそれぞれ異なる状況のお話が聞けて参考になりました。生徒主体で行うスウェーデン方式を自分の授業やクラス経営にも取り入れて行きたいです。アクティブラーニングの実践報告が興味深かったです。
いきなりグループワークを始めると生徒なら沈黙してしまいますが、ファシリテーターが良かったのと、参加者の方が積極的な方々ばかりなので、有意義な話し合いになりました。

4人でしたが、何となくもう少し人数が多くても良いのかなとも感じました。
ただ通信速度の問題もありますが・・・

テキスト参加はちょっと大変そうですね。

Androidでアクセスしていたからか、各部屋に別れられなかったのは残念でしたが、その分、濃い内容でお話しできたので、よかったです。

特に、反転授業を生徒へのエンカレッジの場とするというのはよい気付きでした。ありがとうございます。
そういったことをやってらしている先生はいらっしゃいますが、まだまだ出来ていない先生方もいらっしゃるので、ぜひともそういった取り組みをブラッシュアップしたり、すららのシステム内に取り入れたりすることで、さらに生徒が学びを深めたいと思ってくれるようにしていきたいです。
ありがとうございました!

数学のビデオ授業にて、予習復習が効率よくできるようになり結構予備知識をもって授業に参加してくる生徒さんも増えていると聞きました。また、工学系の大学にて問題解決型の反転授業を始められた取り組みも紹介あり。武雄にて反転に取り組まれている先生のご意見も拝聴できました。具体的な課題を学生、生徒に与えて答えのない問題を考えさせるのに反転授業形式がよいのではという意見は参加者で共有することができました。今夜は、オンラインワールドカフェができそうなイメージが強まりました。
それぞれが抱えている課題の共有とそれらに対する各人の提案,事例を共有することができました.
反転学習を進めていく具体的な課題としては,「話し合いができる仕組みづくり」「動画を見ない」「学習者が納得したい(動画を見たい)と思わせる仕組み」「学習者に必要なところが頭出しできる教材づくり」などがあげられました.
また,それぞれのもつ課題に対して,各人の経験から様々なアイディアが交換され,とても有意義なディスカッションとなりました.
参加方法が3種類あったため,映像,音声,テキストの情報量の差によって,若干の意思疎通の齟齬がありましたが,反対にテキスト入力の人が入力している間に映像利用の人が話を進め...というような,臨機応変な進め方ができたので良かったと思います.今回,この取組がオンラインベースの反転学習を設計する上で,参考になるかもしれないと考えて参加しました.期待した通り,中身はもちろんこの取組自体が大変参考になりました.
ありがとうございました.
オンラインの場合、微妙なタイムラグがあるので、少し会話が被るぐらいのペースで話さないと、参加し辛くなって、聞き役の姿勢になってしまいます。

ROOM1では小山さんがテキストチャットで参加されておられて、多分打ち込みが大変(他の人の話は聴けなかった?)だったと思います。

しかし、松嶋さんの進行が絶妙で、話をする人を順に指名して頂いたので話しやすく、聴きやすかったです。

今回は使わなかったホワイトボードですが、2バイト文字=日本語が直接入力できないのがかなり辛いです。ペンタブレットもなかなかきれいにかけないので、今後の課題というところでしょうか。

苦肉の策の一つが、mindmup共有でして、紐付きでならいろいろ書き込める(イメージやリンクも)という環境にはなります...

 

Room1のグループリーダーを担当してくださった松嶋さんのレポート

3人がビデオチャットで、1人がテキストチャットで会議しました。
1.自己紹介
竹内さんは、神奈川県立の高校の地歴の先生。
横山さんは、キャリア教育のコンサルタント。
koyamaさんは、東京国際大学の学生さんで、英語の教員を目指している。現在スウェーデン在中。
2.生徒としてどんな反転授業を受けたいか(理想)
竹内さん:やる気のわくような、分かる!という実感が持てる動画やプリントがあるといいと思う。ポイントが明確なものがいい。
横山さん:見るだけでなく反応が返ってくるものがいい。家で個人ワークをしてその後グループワークにつなげるような形。
koyamaさん:文法のポイントやストーリーなどを配布して(動画でもプリントでも)全体像をつかませるものがいい。
松嶋:ICTを活用したものがいい。スマホやタブレットで動画を見て、感想や問題を解いてそのまま提出できるような教育用のクローズドなSNSがあるといい。それを授業で先生が発表してグループワークに持っていくような形にし、それもSNS等で共有できるといい。
③学習者の状況等(現実)
竹内さん:偏差値が45から55くらいの教育困難校で、授業等も少し困っている。1クラス30人。毎年240人の生徒が1年間で40人くらい辞めていく。
横山さん:受講者は意識が高くオンラインスキルもあるが、キャリア教育の指導者側にそのスキルがなく、ギャップがある。大学生と社会人が就職のためのつながりをもつように工夫が必要となっている。
koyamaさん:中学校で教育実習した時に学力格差が大きいと感じた。出来ない生徒のために個別にプリントを作って配布した。スウェーデンの教育現場は、生徒中心に設計されていて、先生がそれを支援する感じで行われている。
松嶋:素直で真面目な子が多いが、自分の意見や考えを伝えられない生徒が多い。アクティブラーニングを始めたのもその解消が目的の1つ。
④理想と現実のギャップを埋める改善策
竹内さん:生徒の現状を知る必要がある。自分は授業で毎回感想を書かせているので、それが1つの解決策になると思う。
横山さん:受講者(就活生や社会人)をグループにして企業とマッチングさせていく仕組みを考えている。企業や商工会議所に働きかけているところ。
koyamaさん:時間が切れてしまい聞けず。チャットには打ち込んでいたので履歴が残っているかもしれません。
松嶋:現在行っている授業をグレードアップさせるための仕組みを作っていきたい。
以上がROOM1のディスカッションの概要です。大変面白かったです。次回もファシリテーターをやってみたいと思います。
ありがとうございました。

Room5のグループリーダーの鈴木さんのレポート

第二部  ルーム5(司会 鈴木)  とねさん(公立中国語・自分でサーバー作って配信・)  芝池さん(高校数学)  宮田さん(IT企業) がビデオチャット  ナカイさん(国語講師×2校) チャットのみの参加でした

・生徒だったらどんな授業受けたいか  分からないときが、やる気がなくなる→理解できる授業  人間関係が大切  ひとり一人に合わせてくれる授業 生徒だった頃、公式を暗記する授業だったが「理由」が気になった。

卒業生達が高校に進んでSNSで学びあいをしている 自分の教科と関係ない質問までしてきて、それに解答してあげている!

・今の身近な学習者の状況は  身近な学習者の問題としては 困難校で予習ができない・デジタルの環境がない  いかに「スマホ」で見せるか。

・できることは?    1年以上取り組んでいるが、反転授業には「これ」というパターンはない。 「生徒を分身にする」という話が以前この勉強会で出ていて印象に残っている。  意識付けができていることが大切  自分が分かるところは、動画を見なくて良い。  「反転授業」のかたちはそれぞれの先生が、それぞれでOK ・司会をしていて思ったのは、ファシリテーションと誰がどんな発言をしたのかを追いながら、同時に機械操作の並行作業の難しさ。これは「慣れ」が必要と思いました。

第9回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業」参加者の感想(第1部)

5月20日に実施した反転授業オンライン勉強会では、山口県立萩商工高校の松嶋渉さんに生徒のインタビューを交えて反転授業の実践を報告していただきました。

松嶋さんのPDF資料は、「反転授業の森」で公開しています。

本日は、参加者の皆さんの感想をアップします。

 

第1部 松嶋渉さんの発表への感想

 

遅れての参加でした。
松嶋先生の人柄もあると思いますが、生徒の率直な意見が聞けて良かったです。思った以上にスマホの視聴率が高かったのが参考になりました。
動画の質の良さが思った以上に求められているということが分かり、大変参考になりました。また、通勤時間中に見ることや、PCの立ち上げが面倒くさいなどの理由でiPhone利用者が大多数というところも、画面構成においてとても貴重な意見だと思いました。今後も対象となる生徒さんがメインで使うデバイスは何かということを意識していくことは大切だと思いました。
生徒のビデオに対する要求は高い
スマホで見るのが多い
2分から6~7分の動画
一回聴いても分からないので繰り返し聞く
予習する習慣が着いているので動画もみてくる
「やってみる」
ティーチングは縦の関係
コーチングは横の関係
演習型のALをしている
なるべく多く解かせるための反転コストパフォーマンスを考え完璧を目指さない
生徒同士でというのは難しいのではと思うのですが、そのあたりのコーチングはどのようにされてますか? できるできないははっきりしているので今回のところは
意見を出させるというところはファシリテーション必要
生徒の率直な感想が聞けたので参考になりました。反転授業の動画づくりまでは現在手が回らないのですが、勉強会で頂いたアイデアを日々の授業に取り入れたいと思います。いっぱい失敗して少しずつ改善していきたいと改めて感じました。
生徒の感想を今年は聞いていないので(特に反転授業はまだ実施していないので)、とても参考になりました!

全然自分が想定していなかった観点からのコメントが多く面白かったです。

チャット欄のやり取りも示唆に富んでいました。

AndroidやiPhoneで学習する生徒が多く、またLAN環境もそこまで揃ってないため、画像や音声についての問題指摘はもっともだと感じました。
いかに軽くて、スマホでも、問題ないコンテンツにすべきなのかを痛感しました。
ただ、そんななかで、かなり積極的に生徒が予習をしていること、また生徒同士が教え合うという高度な取り組みも積極的にされているということが非常に驚きました。
先生のファシリテーション力なのでしょうが、ぜひともコツを教えていただきたいです。
生徒さんの生の感想や意見をキチンととっておられる松嶋先生に敬意を評します。過去、正規の学校教育で学生や生徒の立場として意見を聞いてもらうことはまったくありませんでした。ビジネスの世界でいう生産者の論理とかプロダクトアウトの発想では教育が良くなるとは思っていませんでした。こうした生徒からのフィードバックを普及させ社会と生徒の役にたつ教育内容、制度にしていきたいものです。
先生の教材の内容は初めて見させていただきました。私のところの大学の物は、オリジナルにこだわり過ぎで制作に時間がかかります。それに比較して非常にシンプルな内容で新鮮でした。教科書を画面に写すことから著作権にこだわられる理由も今回よくわかりました。
教材も生徒のコメントもとてもリアリティに溢れていて状況やメリット,課題が良く分かりました.
情報提供ありがとうございました.
まず、松嶋さんのチャレンジングな姿勢(生徒に対しても、このような取り組みを皆さんに公開することも含めて)、に敬意をはらいたいと思います。本当の意味での生徒さんたちの生の声を聴いているなと感じましたし、それは、ざっくばらんに話をすることができる関係性ができているということだと思いました。

内容についてですが、生徒の嗜好によるかもしれませんが、満足度は個人に寄って非常にばらつきがあるということを教えられました。全員の満足度を高めるというやり方いいのかどうか一度考える必要性があるように思います。(むしろネットの特性を個々人に対応した個別性を伸ばす要素を見つけていくのもありだなと考えました。)

私がかかわっている塾でも、生徒はほとんどPCは使っていません。FBなどSNSも使わず、もっぱらLINEのようです。

なので、動画はよいとしても、PPTのような文字ベースのプレゼンシートは、あまり馴染まないのかなと感じました。(スマホの場合、画面そのものが小さいですし...)

とはいえ、生徒はみなさん、好奇心を持って取り組んでいるので、要望が高いし、クォリティも要求していることが分かりました。ちょっとしたアニメーションや、独自のキャラクターを登場させてコンテンツに花をそえるとより効果的になるのではないかと思います。

 

第9回反転授業オンライン勉強会「生徒が語る反転授業」を終えて

反転授業については、今までの教育の枠組みを大きく変えていく可能性のある試みなので、賛否両論あり、様々なことが言われています。

このような状況で大切なことは、できるだけ一次情報にあたり、自分の頭で考えるということではないかと思います。

反転授業の一次情報を得るためには、

(1)自分で実践してみる。
(2)反転授業を実践している教師の声を聞く。
(3)反転授業を受けている生徒の声を聞く。 

という方法があります。

ということで、これまで、反転授業の実践者、アクティブラーニングの実践者、動画授業を利用している方などの話を聞いてきました。

Facebookグループの中で、「生徒が語る反転授業」というテーマが提案され、今回、はじめて生徒から見て反転授業とはどのように受け止められているのかをレポートしていただきました。

発表していただいたのは、山口県立萩商工高校の松嶋渉さん。

商業科のビジネス基礎という科目の「売買に関する計算」という単元で5回にわたり反転授業を実践されました。

反転授業というと「iPad」などのタブレット端末が必要なのではないかと思う方が多いと思いますが、松嶋さんは生徒のネット接続状況をあらかじめ調査し、全員が何かしらの方法でネットに接続できる状況にあることから、生徒が自分の端末で予習動画を見るという方法をとっています。

自分の端末で視聴するというのは、海外の実践では主流です。日本では、東向陽台小や近大付属、武雄市などの反転授業の実践がすべてタブレット端末を配布して行うものだったため、「反転授業を実践するためにはタブレット端末が必要」というイメージがついています。でも、松嶋さんのやり方であれば、導入できる高校は多いのではないかと思います。

タブレット端末を配布しないで行う場合、生徒がどのような端末で視聴するのかに興味があったのですが、松嶋さんの報告によると、ほとんどの生徒がスマートフォンで視聴していました。

PCを持っている生徒であっても、わざわざPCを立ち上げるのが面倒だという理由でスマートフォンで視聴していました。

これは、予想以上でした。(詳しい統計資料は、「反転授業の森」で公開します。)

そして生徒から上がってきた感想として

・声が小さい
・字が小さすぎて見にくい
・画質が悪い
・3G接続だと、よく止まるので動画を軽くしてほしい。
・URLやQRコードの書いてあるプリントをなくすとアクセスできないからWebサイトを作ってほしい

といったものがありました。

これを聞いて、今後は、「スマホで見る」ということを前提としたコンテンツ作成をする必要があると痛感しました。

また、参加者の感想で、「Youtubeやニコニコ動画を見て育っている世代は、動画のクオリティに対する要求が高い」という声も上がっていました。それは、僕も強く感じました。

それにしても、「授業動画に画質を求めるのか~」というのは驚きでした。

松嶋先生のお人柄ゆえだと思いますが、生徒は、かなり正直に率直な意見を出していると思いました。そして、厳しい意見を言う一方で、動画を非常によく見てきているというのが印象的でした。30数名のクラスで、動画の視聴回数が200回以上を超えているということですので、2回以上見ている生徒が多数いるということで、よく利用されていると思いました。

・一人で予習するよりも分かりやすく効率の良い勉強ができた

・わからないところを何回も繰り返し再生することができて良かった

・今までは、予習の時に教科書をノートに書き写すだけだったけど、先生の説明を聞いてからノートに書けるので内容を理解して予習できた

というような声も多数あり、これまで一人で予習してきた経験を持っている生徒が、それに比べて分かりやすいという感想を持っているというのがとても参考になりました。

授業の最初に、口頭テストがあり、動画を見てきたかどうかをチェックするということになっているため、外発的動機が与えられているということもありますが、動画を見てくると教室で行う問題演習のときに問題が解けるという喜びが生まれ、内発的動機にも移行しているのではないかと思いました。義務的に動画を見てくるのであれば、1回見て終わりということになりやすいと思います。

また、印象的だった感想として、

「いつもではなく、分かりにくいところだけ動画にしてほしい」

というものがありました。

この感想は、真意がよくわからなかったのですが、印象に強く残りました。

反転授業について実践していない方がよく心配されるのが、「生徒はちゃんと予習をしてくるのか」という点なのですが、実践者にお話を聞くと、たいていの場合、問題になっていないことが多いです。松嶋さんの場合は、3年前からアクティブラーニングを導入していて、反転授業を実践する前から予習中心の学習というものを行っていたそうです。その延長線上に反転授業があるため、生徒は当たり前のように予習してくるという状況だったようです。松嶋さんのクラス運営能力の高さが土台にあり、その上にアクティブラーニングや反転授業が乗っているのだと思いました。

改めて、反転授業の実践には、普段からの生徒との関係性や、授業設計、習慣づけが重要だと感じました。

 

第2部では、はじめてオンライングループワークを行いました。グループワークには20名ほどの方が参加してくださいました。

5つのグループに分かれ、ビデオチャット、ボイスチャット、テキストチャットなどが混じり合った形でグループワークを行いました。

グループで話し合っていただいたのは、

(1)自分が生徒なら、どんな反転授業を受けたいか
(2)自分の身近な学習者の現状
(3)現実を理想に近づけるためにできることは何か

の3つです。

各グループでどんなことが話し合われたのかは、後ほどレポートにまとめていただき、「反転授業の森」でシェアしたいと思います。

各ルームを覗いて回った限りでは、はじめてのオンライングループワークであったのにも関わらず、思ったよりも話が深まっているように見えました。

どんなレポートが上がってくるのか、とても楽しみです。

初めての試みであったため、課題もいくつか見つかりました。それらは、今後の改善点としてポジティブに受け止めていきたいと思います。

第1部で登壇者にプレゼンをしてもらい、第2部でグループワークを行うというやり方は、しばらく続けてみたいと思います。

反転授業で予習してこない生徒への対策

先日、物理ネット予備校のオンライン反転授業を実施したときに考えたことです。

あえてアンケートはとりませんでしたが、見学の方もいらっしゃったこともあり、問いかけに対する回答の状況から推測するに、4割くらいの方が予習していない状況だったと思います。

このぐらいの割合で予習してきていない人がいる場合、どのような授業をすればよいか

反転授業をされている先生方は、迷われるのではないかと思います。

「4割の生徒を無視して授業をするわけにはいかない」

「でも、予習してきていない生徒に向けた授業をすると、予習してきた生徒からは不満が出る」

そして、「この授業は、予習してこなくても大丈夫」というように思われてしまったら、今回、予習してきた人も、次回は予習してこなくなり、反転授業は成立しなくなっていきます。

 

実は、反転授業を始めたころは、最初に予習状況をリアルタイムアンケートでとって、予習してこない人が多いときは、もう一度、簡単に授業をやってから演習に入ったりしていました。

授業後のアンケートを読むと、「予習してこない人が多いことにがっかりした」「みんな予習してくるべきだ」「せっかく予習してきたんだから、演習からやってほしかった」など、不満の声が出ていました。

一生懸命やってきた人が報われないという状況は、よくないなーと思いました。

また、授業前の予習状況を、参加者同士でシェアするのも、よい方法ではないと思いました。

それで、アンケートはとらず、予習してきた人が報われる授業をして、「回を重ねるごとに予習してくる人が増えてくる仕組み」を作ろうと考えました。

仕組みを考える上で、インストラクショナルデザインを用いて授業設計をしている山崎進さんの「晴れの舞台を作る」と淺田義和さんの「予習してきてよかったと思える授業」というお話がとても参考になりました。

・山崎進さんのインタビューはこちら

・淺田義和さんのインタビューはこちら

そのために、あくまでも予習を全員がやってきているという前提で授業を行いました。
では、予習をやってきていない人を無視したかというと、そうではありません。

予習してきている人が不満を感じずに、予習してきていない人が、演習の前提知識を得られる方法を考えました。

それが、

「参加者の言葉を使って授業をする」

という方法です。

「この問題を解くときに、最初にやることは何ですか」

「そうですね!よく予習していますね!」

「では、次に何をやればよいですか?」

「そのときに気をつければよいことは、どんなことですか?」

などと、予習動画で話していることを、問いかけて、参加者にチャットボックスに書き込んでもらいます。

予習してきた人は、どんどん書き込むことで、予習内容の確認ができますし、活躍することができます。

予習してきていない人は、ここでのやり取りを通して、演習に必要な基本事項を確認し、演習に入っていくことができます。
このようなやり方をすれば、予習してきていない人は、

「うぁ。みんな、分かってんのか~。まずいなー。」

「次は、予習してきたほうが楽しめるなー。」

などと感じるのではないかと思います。

そして、ライブ講義が終わった後に、予習用の動画を見れば、反転授業とは順番が逆になりますが、

「ライブ講義」+「動画講義」

の組み合わせによって理解が深まるのではないかと思います。

その場合、

予習してきた生徒→反転授業
予習してこなかった生徒→反反転授業

となるわけです。

このような授業に対して、参加者は、「予習して臨んだほうが活躍できて楽しめる」と感じてくれているようで、ライブ講義に3回以上参加している人は、ほぼ全員予習してきています。

動画分身で、個別の効果を集団でも起こす

「反転授業の研究」の田原です。

先日配信した「『教材設計マニュアル』から得た気づき」という記事の中で、数学教室の浜武さんについて触れました。

記事はこちら

本日、第5回反転授業オンライン勉強会で登壇いただいた数学教室の浜武さんからコメントをいただきました。

このコメントが、1つの記事といってもいいほどの内容だったので、こちらでシェアしたいと思います。

—– ここから引用 ——

田原先生。お褒めの言葉を頂戴し身が引き締まります。
最近、新年会ラッシュと私大入試、生徒募集が重なり、なかなか、コメントについていけませんでした。

田原先生との対話から「分身」と云う言葉が自然に想起され、20年以上やってきた自分の事を的確に表現していただいた事に「自分の事はわからないものだなぁ」と思ってしまいました(ありがとうございます)。

さて、今回登壇させていただきました「第5回反転授業オンライン勉強会」では時間の関係もあり、なかなか、言葉にできなかった事、説明が足りない事もあったようです。

今回の動画作成勉強会も本来なら、私こそが参加すべきなのですが、なかなか、時間が取れず、難しそうです。

しかしながら、最も動画授業により効果を実感している立場もあり、この普及を進める意味で私のやっている事を補足し「こんなに動画を撮る事はいい事だ」を説明させていただきたいと思います。

下記は昨日の私の授業日誌です。
https://www.facebook.com/fcs9981/posts/693487344005901:0

FBにこのように視聴するための動画の指示をいつもリンクしてます。

ケースとして「わかってるのかな?」「難しかったのかな」と云う子には復習の意を込めて貼ります(田原先生のおっしゃられる心の痛い想いは教壇に立てば同じです)。

もうひとつのケースとして、事前に見てくるように、と、予習指示になっているケースです。

すべての生徒が見るとは限りませんが(朝課外が7:40からあり、授業は21:00なので明日の始業まで12時間を切っている!)、動画を見てきた子は説明が簡略化され、持参した学校の参考書の演習に「イン」できるのです(You Tubeなので、ある生徒は通学時間中に勉強していると聞きました。生徒の時間に「侵入」してますね)。

「反転授業確認テスト」はいつ?、と思われるでしょう。

化学(ベンゼン環マップ–ここに原油がある。ここからできる限りの石油製品を作りたい。詳述せよ)や地学(固溶体から岩石への分化)、生物の知識系は「反転授業確認テスト」は絶大な力を発揮しますが、数学、計算系化学、物理については「反転授業確認テスト」を行っても白紙である事があり、事前視聴だけで「学力」や「結果」を導きだすのが困難な子が多数いるのです。

そこで、計算系は「自力で解く事」を優先させます。

先の教室でも、みんな鉛筆を止める事なくがしがし問題を100分間連続で解き続けていて、テストは滅多にしません(数学的帰納法や中学数学から高校数学への移行期の子には「反転授業確認テスト」は有効)。

勿論、このような状態にするためには、問題の指定(設計)を慎重にしないと、止まってしまいます。

個別指導塾が繁盛しているのは、予備校、塾の授業設計についていけない→個別、と云う図式になっているでしょう。

数学教室は「動画分身」を利用して、個別に近い事を、集団で実現する事が可能になります。

数学教室は無学年制なのはそのレンジが広いからでこれも動画があるから可能になっている訳です。

「動画がない時代は?」それは生徒を分身に仕立てたのです(続く)。

—— ここまで ——-

浜武さん、本当にありがとうございます。

>数学教室は「動画分身」を利用して、個別に近い事を、集団で実現する事が可能になります。

この部分に、浜武さんの授業ノウハウが集約しているように思います。

最後に書いてある(続く)が気になります。
楽しみです!

 

6回シリーズの無料動画セミナーもご覧下さい。
動画講義=分身の術について語っています。
http://flipped-class.net/wp/?p=570

第5回反転授業オンライン勉強会を振り返って

1月27日に実施した第5回反転授業オンライン勉強会には、多数の方が参加してくださいました。

今回のテーマは「授業デザイン」。

公教育や塾の現場にいらっしゃる方からすると、インストラクショナルデザインやLMSといった話題はなじみが薄い話で、盛り上がるかどうか心配していたのですが、この勉強会は、「多様性のある森を育てる」ということをポリシーにしていますので、積極的に他の分野の方と情報交換をし、学べるところは部分的であっても取り入れていこうということで、実施いたしました。

以下は、参加された方のコメントです。

勉強会で分かったこと

コースデザインを作ることの有用性と、逆にその難しさ、奥の深さ、です。
どうやら自分はあまり「授業」や「教育」の設計を意識しないままに日々過ごしているらしいことが分かりました。最初の段階でテストを作るというのは、今後の活動のヒントになるなと思いました。また、浜武さん的な意味合いの「分身」もいいなと思うようになりました。これも今後の活動に活かしていきたいです。
反転授業のイメージがわいてきました。今後導入していこうと思っています。もっと実践例を勉強したいです。
・LMSとして、井上さんのサービスをぜひ使ってみたいです。・米島さんと浜武さんのお話は、自分の考えや授業と同じ方向(の先の方)にあるなと感じました。
とても参考になりました。
LMSの変遷や現状について
ISDの概要と構造について
入口→出口
目標→テスト作成→教材(授業)作りなど
動画作成のポイント→シンプルにすること(情報の与えすぎに注意)
eboradのクラウドファウディングがピンチなので情報の拡散と出資する必要がある
本日は、ありがとうございました。
初めての参加で、かつ仕事があり途中からの参加だったのですが、今までで一番わかりやすいISDの授業だったように感じます。
普段から、対象のニーズを掴んでからと思い事前アンケートはしていたのですが、もう少し課題分析に力を入れないといけないことがわかりました。ぜひ、スライドをシェアしていただけたらと思います。
井上さん
Moodleを使ったLMSについて。いろいろと参考になる図書やURLを教えていただきありがとうございます。まだまだ知識不足なんですが、このMoodleを使えば自分のやりたいことが一気にできるような気がしています。もう少し勉強して、またFBグループで質問させてもらいたいです。米島さん
先生という職業は、毎回の授業をどうするかということばかりに目が行き、ISDという考えは頭では分かっているけどなかなか実践できていないのが本音ではないでしょうか。一年間のカリキュラムを分析し、まずゴールを決める。そしてテストをつくる(これ重要)。そこから授業設計をしていくという考え方はデザインとしてはとてもいいことだと思います。浜武さん
反転授業が日本に入ってくる前から反転授業をしていたことが凄いですし、生徒が先生になるということをやっておられるときいて凄いなと思いました。自習の時間が一番大切で、自習ばかりさせる塾って最高の褒め言葉だと思います。そういう塾が増えれば、もっともっと日本の教育も良くなっていくんじゃないのかなと思いました。
教育の深み。とくにISD。
タスク分析やゴール分析
・井上さんのLMSのお話
オンライン教育プラットフォームの実践に必要な要素がうまくまとめられており、頭の整理になりました。Moodleの可能な利用規模の話などは改めて参考になりました。・米島さんのISDの実践的プロセス
人材研修での実績があるISDのお話はためになりました。特に分析フェースが興味深く、参考になりました。
23開発ステップは圧巻です。共有いただいた後じっくり拝見したいと思います。・浜武さんの公民館での実践例
結果的に反転授業的になったエピソード、興味深かったです。
授業は設計だけでなく、現場での気づきによる柔軟な対応変更も重要、と専門家(大学の名誉教授)に伺ったことがあります。その1例と思います。・eboardのお話し
説得力ありました。サイトを今一度確認したいと思います。
イベント、大阪開催なのに参加できないのが残念です。
・Moodleの位置づけと利用の可能性。
・仰るように、ISDの用語を別の分野に置き換えても十分応用できる。
・人間は自分の都合の良いように覚える傾向があるので、発音などまちがいに気がつかないで覚えるなら、授業の復習に重点を置いたほうがいいと考えていたが、考え直すきっかけになった。
・ちょっとした工夫で本当に偉大な効果が生まれる。授業のあとに板書をメールで送ったりしていたが、先に見せればいいと気がついた。
・日本の教育格差の問題
・Moodle等を利用するにはプログラミングの知識が必要だということ
(全くその知識がなく、しかも少人数対象の私は、当面Youtube利用となりそうです)
・授業の目標は、測定可能な具体的なものにするということ
(例えば、「前期終了までに道案内ができるようにする」とか)
・授業のプランをした時点で、テストも作成するということ
(そして、そのテストで満点をとれるような授業をする)
・授業をプランするにあたって、リサーチ(前もっての分析)が必要なことと、事後の振り返りおよび授業内容へのフィードバックが不可欠であること
(分析し、プランし、実行して、評価を行い、反省点を次に活かす、というサークル)
・暗記ものや法則などの学習は、動画で事前に自宅でやってくると授業が楽しく受けられる可能性が広がること
(授業で暗記をするのは不毛。授業では、知識を活用する練習を。)
まず自分ができることとすぐにはできないことがもっとクリアになった。「できること」の中で、他の教師と力を合わせた方がいいことが何かと、どうやって進めるかについて「考える必要」があることがわかり、

「できないこと」の中で、自分でできるようになることが必要/望む/時間がとれるのか、それともできる人の助けを得ることが必要なのかということを、「整理する必要」があることがわかり、

それらを動かしていくには、自分自身がもっと勉強しなくちゃいけないことがあるという新しい世界の存在がわかって、

ドキドキ、ワクワクしました。

オンライン学習の現在の様子を知ることができました。
目標の立て方。動画の中身からテストを作るということ。moodleなどは自分にとりかなり敷居が髙いということ。無料でできないと
米島博司さんのISDがとても勉強になりました。
教育・研修は一生涯何かしら向上心目的があれば受ける機会が続くであろうと思います。この「反転授業」での取り組みの積み重ねは、「教育をデザインする」意味でとても大きな情報交流をもたらします。「分身をつくる」ってユニークな表現ですが、田原さんと登壇者とコメントの共鳴性がとても楽しく感じられました。
ISDが一部の人達だけではなく、世の中に広がっているという事。
「カーン・アカデミー」などに代表される教育の動画サービスが、これまでカバーできなかった人々に学びの機会を与えているという話は以前から聞いていましたが、無料で動画を観られるからかなぐらいの認識でしかありませんでした。今回、テクノロジーが新しい手法を可能にしているということを知り、目から鱗が落ちる思いです。
Variety of LMS systems
SORMのリサーチInterestはTime/Performance (どれだけ時間をかければよいか)に対してカーンAcademyのMastery learningのリサーチがある。
ISDの手法では目的とMeasurementが一致していることが重要である。大変よい復習になりました。

 

課題だと感じたこと

特にありません。トラブルも想定の範囲でスムーズに解決していたと思います。
生徒にどうやって、動画を見るインセンティブを与えるか。
PCをいじっていると、ついネットサーフィンしたくなる誘惑をどう意識付けするか。
浜武しんいち先生の内容を聞いて、動画を自分でとることを考えてみたいと思います。学校がサポートしてくれるといいのですが。
引き続き勉強と実践をしていく次第です。
がんばります。
自信の授業の目標設定
ISDやIDについての理解
LMSについての知識不足・実践不足
浜武さんの取り組みには、感銘を受けました。
そして、こんなにも多くの子どもたちが授業についていけない現状があること、貧困層がいることに驚きを感じました。都道府県や国レベルから予算を取って事業が展開できると、あるいは、どこか大学の先生と共同し研究ベースで展開できると、こういう取り組みを知ってもらうきっかけにもなって良いのかなとも感じました。どちらにせよ、この取り組みが活発になることを願います。
今回のシステムデザインの話は一個人(例えば学校の一教師や塾の一講師)ではなかなか取り組むのが難しいのではないかと思いました。やはりチームを組んでできると、お互いの得意なところや苦手なところをカバーしあってよりよいものができるのではないかと感じています。それを企業が自治体が取り組めばきっと変わって行くと思います。今日学んだことをいち早く取り入れて行きたいと思いました。
タスク分析やゴール分析は
教育コンテンツの設計だけでなくて、
自分自身の行動のあり方にも応用できると感じた。
漠然と、解決策っぽいものをやっていたので、
これからは、原因の切り分けをしっかり行い、パフォーマンスを行っていくこと。
しっかりとしたゴール設定を行った上でパフォーマンスやサブゴールを決めること。
この2点を心に刻み、実行していく。教材に引きずられて、ゴール設定があいまいになってしまっていたら、
せっかく良いパフォーマンスでも、ゴールの到達点が最大ではないと気づいた。
すでに,興味関心のある人にとっては一般的になりつつあるISDや反転授業について,せっかく非専門家を対象にした良い活動がなされているので,これをどのように展開させていくかが課題だと感じました.
・まず自分の所属している機関でMoodleを使ってオンラインコースをスタートさせたいが、videoの数を考えると道のりが長くなりそうだ。また、著作権は機関に所属することになるのだろうか。
今まで、はじめて習う語学だから、何を教えてもOKだと思って、日常使いそうな事柄中心に気楽に授業を計画していましたが、一度、1年間でできるようになってほしい事柄を洗い出して、本格的に計画する必要があることに気がつきました。春休みの2か月で、なんとか計画と、1か月分(4回)の動画ぐらいまで仕上げなければならないので、今読んでいるIDの本(授業設計マニュアル)をはやく読み終えて、とりかかろうと思います。
私の課題は、「行き当たりばったりをやめて、計画に沿って実行していくこと」です。
井上さんのお話から>日本と世界の日本語教育はどのように繋がっていくのかイメージを明確に持てていないこと。日本語学習者が母国で受ける学習が変化している以上、日本語教育界も変化せざるを得ない。そのイメージを共有し協力するのは急務だと感じました。米島さんのお話から>勤務先の教師を研修する立場、及び企業からの委託で行う日本語研修を担当する立場から、人のパフォーマンス(求められる教授能力や日本語能力)をもっと多様な側面から分析しないといけないと感じました。直感や経験で行ってきた部分も多かったのではないかという気がしています。
日本の教育の最大の欠点は、多様性の欠如だと常々思っています。
オンライン学習もこれからは選択肢の一つとしてどんどん広げていくべきだと思いますが、日本の教育行政というところは「変化」を嫌うところですので、そこが問題です。「教え方」の資料一つとっても、欧米と日本では100対1くらいの情報格差があります。
IDSについてもう少し知りたいです。
eboardがREADYFORで 苦戦なのが意外です。
「反転授業の研究」登録会員数からすればすぐ目的学を達成できるはずなのに、何かこの勉強会から、もっと外へ情報を発信する人がいないとだめですね。(でも必ず2月11日には叶うと信じていますが)
やり方もあるのでしょうが、動画作成やプラットフォームの理解など、個人で実践していくには反転授業のハードルは中々高そうだなと感じました。
Logisticsですが、画面がよこになるーなどのコメントは管理者だけがみえるようになればよいと思いました。

 

勉強会への感想

イーボードさんを応援したい。
自分の問題意識、または直面している問題にかなりダイレクトにぶつかるものでした。明日からの行動をすぐ変化させられると思います。
初めて参加させてもらいました。管理職から紹介を受け、参加したのですが、今後の勉強会などの案内はどこかにアップされているのでしょうか?
今回も非常にためになるお話でした。
上質な刺激とエネルギーをもらいました。
講師の先生方、運営の田原先生、本当にありがとうございました。
初めての参加でしたが、大変中身の濃い良い勉強会でした。
私自身もこういう勉強会が主催できるように頑張っていきたいと思いました。
ありがとうございました。
貴重な機会に参加させていただき、ありがとうございました。
この勉強会のシステム自体にも興味を持ちました。
また次回も、参加させていただければと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
いつも楽しく参加させていただいています。次回も楽しみです。
初めて参加させていただいたのですが、大変興味深かったです。
少し難しい単語や内容が出てきていたので、
これから勉強して、キャッチアップしていきたいです。
特に教育設計あたりを学びたいと思います。
今回の勉強会はISDがメインということでしたが,反転教育の動向や自然発生型反転教育の事例を伺うことができて,参考になる内容でした.
課題となりがちなシステムの導入や動画の作製についても,ハードルを下げる活動がなされている情報は,今後の活動で活かせると感じました.
初めての参加で、非常に興味深く視聴させていていただきました。
英語学習の研究をしており、授業実践について疎いところもありますが、今後読むべき本や知っておくべきキーワードについて学ぶことができました。
またこのようなイベントに参加させていただければと存じます。
最後の「多様性のある森を育てる」の内容、大変感銘をうけました。
箇条書きの4項目全て賛同します。
21世紀前半のこれからの社会に望ましい思想だと思います。余談:
Facebookで拝見した
複雑系や生物物理を勉強した経験から、「カオスの縁で創造性が最大になる」
の発想は「なるほど!」と同じ物理系出身者として興味深かったです(笑)今後も楽しみにしています。
よろしくお願い致します。
・はじめての参加で、わくわくドキドキしていた。
・講義を聴きながら、チャットを書き込んだり、読んだりするのは難しい。講義の後にしばらくチャットを読み返してみたが、聞きながらでないと意味が取りにくい。
・浜武さんには、職人技を感じた。お話そのものが本質的で明快。
・目から鱗。
・今までの勉強会を逃したのが残念。挽回したいです。
・機会をいただき、ありがとうございました。田原先生のお声とお顔がマッチした瞬間でもありました。これからもよろしくお願いします。
色々な事例をわかりやすく説明していただき、全体像を把握するのに役立ちました。たくさんの方が参加されているのを見て、日本の教育を良くするために方法を模索されている方が各地にいらっしゃるという事実に力づけられました。
いつも、企画や運営にご自分の貴重な時間を割いてくださっている田原さんに感謝です。
勉強会での内容についていくのには情報や知見の差があると困難であることがありますが、FBや田原さんのまとめブログのお陰で、なんとかついていくことができた様な気がします。(実際ついていけてるかどうかはさておき)コメント欄の内容にもpptの内容にも目を通しつつ、お話に引き込まれてしまうと、自分が書き込みすることがなかなかできず、すみませんでした。これは慣れもあるのでしょうか…。ともかく初めてのオンライン勉強会は楽しかったです。自宅で直接お話が伺えるっていいですね。貴重な機会を設定してくださって、本当にありがとうございました。
ビジョンを持って取り組まれている方がこんなにいることに勇気づけられました。
個人的にはテンションが上がったのは前回でした。今後受講者の興味の違いが広がるのではないでしょうか。評価といったフィードバックまでデジタルで欲しい大規模システムを視野に入れている人。とりあえず、手軽に始めたい人。おおざっぱに二手に分ける必要はあるように感じました。たとえば、偶数回はmoodleなどのシステム構築について。奇数回は反転ワークシートを含めたお手軽派についてなど。評価などはどちらにも役に立つとは思います。
「反転授業の研究」の田原様
いつも有能な方々をゲストに呼び無料で勉強会を運営下さり
本当に有難うございます。
あと、田原様 ささやかな事ですが、
ファシリテーションスキルでの「探求型学習」は、現在日本語での翻訳は「探求」が多いですが、inquiry based learning、いずれ「探究型学習」の訳が主流になっていくと思います。図書館界も教育界の動向をを見据え常に勉強し続けていきます。
どうぞ今後ともよろしくお世話になります。
途中退席してしまったので、最後まで拝聴できず残念でした。
次回も機会を作って参加させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
講義の内容ももちろんですが、チャットでの意見も非常に勉強になりました。
少し難しい話になったときに、分かりやすい例えをあげてくれたり、話に関連した資料をしてくれたり、浜武先生がお話をされていたような、ユーザー同士が教えあうという関係性があるように思いました。
第一回目でしたが、大変参考になりました。
Instructional designで修士をとっていらい、日本でもその方法論をK-12教師に伝え広めているアプローチは大変感激いたしました。英語教育のサブチームで他国の学習者も交えて、英語で勉強会でできればとてもエキサイティングだと思いました。
今後ともよろしくお願い致します。

次回の勉強会のお知らせ

次回の勉強会は、2月26日(水)22:00-23:30で行います。

テーマは、「IDによる授業設計の実践と教育効果測定」です。

詳しくはこちら

 

 

●Facebookグループ「反転授業の研究」では、995名のメンバーがアクティブに活動しており、様々なコラボレーションも生まれています。

参加希望の方は、こちらから追加申請してください。

第4回反転授業オンライン勉強会の振り返り

12月22日に行われた第4回反転授業オンライン勉強会は、年末の忙しい時期にもかかわらず80名以上の方が参加してくださいました。

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今回のテーマは、「動画講義」ということで、3人の方がお話をしてくださいました。

最初の登壇者は、東北学院高校・中学の名越先生でした。

名越先生は、教えている生徒にしか公開しないと決めることで動画を作る精神的なハードルを下げることができるのと同時に、著作権などの問題も回避できる、また、生徒にビデオカメラの操作を頼み、授業中に撮影をすることで、動画講義作成の労力を減らすことができるとおっしゃっていました。

これを聞いて、動画講義を作ろうと考えている参加者の方のハードルがかなり下がったのではないかと思います。

また、手元に「動画講義」というカードが増えることで、発想が広がったり、これまでは対応ができていなかった不登校の生徒や科目変更に生徒にも対応できるようになったということを紹介し、「まずは、明日から動画を作ってみましょう」と呼びかけました。

授業をそのまま録画すると冗長になるので使いにくいのではないかと考える方も多いと思いますが、名越先生は、その点についてもよく考えていて、「教科書を読んでいるとき」などは録画せず、「まとめをしているとき」を録画するというようにしているそうです。そうすることによって、授業時間よりも動画講義はコンパクトになるだけでなく、教科書会社の著作権などに触れないというメリットも副産物としてあるのだそうです。

また、説明のレベルを一番理解が遅い生徒に設定して、少々くどくなってもよいから詳しく説明するのだそうです。そうすると理解の早い生徒は飽きてしまうのではないかとい思ったのですが、そういう生徒は倍速で飛ばすから問題ないとのことで、生徒側が再生速度を調整すれば動画講義のターゲットの範囲を広げることができるということが目からうろこでした。

2番目の登壇者は、eboard代表の中村さん。体調が悪い中、無理を押して登壇してくれました。中村さんは、経済的な理由や家庭環境などの理由でちゃんと学べない子供がいることに問題意識を持ち、誰でも学べる社会を作るためにeboardを作ったそうです。アルバイトで生活費を稼ぎながら、一からプログラミングを勉強してシステム開発を始め、動画講義もすべて自分で作っていったということを知っていたので、今後、eboardを誰にどのように使ってほしいのかということにとても興味がありました。

中村さんは、「動画講義だけでは見ない」という認識で、学校や、学習支援団体、塾などがツールとしてeboardを使ってほしいとおっしゃっていました。放課後講習のようなものに使ってもらうのが現実的なのではないかということでした。

中村さんの作る動画講義は、白板ソフトに手書きしたり、タイプしたりして、それをスクリーンキャストソフトで録画する形式です。基本的に15分以内の短めの動画を作り、どこからはじめればよいか、次にどこへ進めばよいのかが分かるように学習マップがシステムに組み込まれています。

なぜスクリーンキャストタイプを選んだのかという質問に対し、製作コストがかからないことと、学校などで使ってもらう際に、講師の個性が出すぎないほうが使いやすいのではないかと回答していました。また、スタジオ撮影したり、授業を撮影したりして作った動画講義が「一斉授業的」なのに対し、スクリーンキャストで作った講義は、「個別指導的」だともおっしゃっていました。

3番目の登壇者は、コムタス進学セミナーの横川さん。横川さんの問題意識は、理科を習得するための学習プロセスを改善したいということで、そのために、動画講義を利用しているとのことでした。

横川さんは、通常の学習では、最初は間違った概念を持っていて、授業で正しい概念に触れるが、しばらく復習しないで日常生活を送っているうちに概念が間違った方向へ侵食され、ノートを見て復習しても正しい概念を思い出して直すことができないのではないかとおっしゃっていました。

そこで、正しい概念に触れる機会を増やすために、動画講義を導入し、予習、授業、復習で動画講義を見れば、正しい概念に触れる機会が増えるので、学習を通して概念を獲得しやすくなるのではないかということでした。横川さんの場合、概念獲得モデルがあり、それを達成するために動画講義を使うという明確な目的意識がある点がとても印象的でした。

横川さんの動画講義の作り方はとても独創的で、電子黒板の代わりにノートPCを使い、ノートPCにパワーポイントのスライドを表示させます。そして、それを手で指差しながら講義をし、その様子をiPhoneで撮影するのです。

どうしてこのような方法を選んだのかと聞くと、スクリーンキャストだとデジタル過ぎるなと感じたので、もう少し、「生」っぽくしたいと思ったのだそうです。また、同じスライドを授業の確認として使うことで、予習と授業と復習とががっちりかみ合うということも言っていました。

最後に、僕(田原)が、様々な動画講義のメリットとデメリットについて表にまとめて解説しました。

しかし、デメリットと思われることでも、実践者の方は、様々な工夫をしてそれを克服しているので、単純にデメリットとはいえない部分もあります。いつも思うことですが、頭で考えているだけの人の思考を、実践者はいとも簡単に超えていきます。改めて実践されている方の生の声を聞くということは大きなメリットがあるということを感じた勉強会でした。

参加者の方がブログにレポートを書いてくださっています。

桑子さん:「実践者は知っている。明日からできる動画授業のノウハウ」

古山さん:「第4回オンライン勉強会で学んだこと 感じたこと 所感」

 

勉強会に参加してくださった方からの振り返りアンケートです。

●勉強会で分かったこと

動画講義作成については、方法を知るだけでなくそれぞれの特徴を理解して適切な方法を選ぶことが大切と感じました。
いろいろな方法を試すというとハードルが高い感じがしてしまいますが、取り組んでみればそれほどでもないのでは、という気持ちにも慣れました。
どうもありがとうございました。
反転授業のメリットが非常によくわかりました。
特に横山先生の「ピンクを増やす」の話は、自身が受験で物理・数学を苦しんでいた頃の自らの感覚を思い出すようでした。
動画により授業の内容が完全に蘇るというのも、いいですね。
動画の作り方にも様々な方法があることがわかりました。
また作っている方の思いとか、意図、それによって最適な作り方が
へんかしてくることも見ていて楽しかったです。
動画作成についてのハードルが下がりました。
初心者には
とにかく動画を作ることがよい
そう思いました
やってみよう
凄く動画作るのが身近に感じられる第四回
自分も作ってみたいと思いました。
ipad買わなきゃ!
お疲れ様でした。
動画の撮影は思っていた以上にハードルが低いということがわかりました。

また,最後の横川先生の講義をきいて,反転授業の大切さをより痛感しました。(「あれね!」と思わせることもしかり,授業中に生徒への「認め」をできることで,生徒のモチベーションも高めることができると感じました)

動画制作の7つの類型が非常にわかりやすく腑に落ちました。
動画制作の主体となる人が誰か、その人がどのように動画を使おうとするのかによって作り方が全く変わってくるという点が発見でした。これまで商業ベースに乗る「商品」としての完成度を求めてきたため視野に入ってこなかったことが見えてきました。
動画を活用する事が主になっているのかなということ。
撮影配信以外にも、さまざまな動画講義があること
それぞれ、メリット、特徴があること
具体的なツール、ソフトなど。
動画講義の目的と手法のマッピング。
なんのために動画を用意するかをまとめておかないといけないかなと。
そのためのとっかかりとして、まず「自分で動画を作って、自分でみてみる」ということが必要かと思いました。
①反転授業,といってもいろいろな形態があること。
②授業ではなく「予習」「復習」に重きを置いているのか,と感じていた がすべて授業につながる,学びを深めるための手立てであること。
③基本的にICTの機材の整備が整わないと,またICTを使うスキルを教師も 生徒も高めないとならないこと。
④それぞれのデメリットを,いかに克服,またはメリットに転換していく かに今後の工夫があること。(ex 冗長である→倍速)
・ipadアプリ、explain everythingで、プレゼンコンテンツが手軽に作れるということ。
授業の撮影などで、機器や技術的な部分はどうしているんだろうと疑問視していたところが氷解しました。
授業のための動画の撮り方・見せ方・使い方にはどんな種類があるか。俯瞰的な解説と、個別事例の両方があって分かりやすかったです。
反転授業がさまざまな方法で実現可能であること
名越先生の取り組みは「目から鱗が落ちる」ような思いで聞きました。反転授業のコンテンツは15分以内、実際は5分ぐらいでないと集中できないだろうと思っていたのです。早送り再生には驚きました。
これから動画作成をされたい方が多いことがわかりました。
名越先生の明日にでもできる動画講座は実践しやすくて手軽でいいと思いました。中村さんが個性をなるべく出さないで学校の先生のことつまり、使う側のことを考えて作成されていることを知り、ぐっときました。
横川さんも塾ならでは覚えられやすい頭に残るであろうことを常に考えていることがわかりました。グループの方はマックのかたが多いようで、ちょっと残念ですが・・・。
・動画講義は多種多様であるということ
・それぞれの状況に応じて様々な動画が作成され、実践されているということ
・動画作成ソフトは数多くあるということ

動画講義には、いろいろな作り方があり、目的に応じて適したやり方を選ぶのがよいのではないかというメッセージがしっかりと伝わっていてよかったです。名越先生のお話で、動画作成のハードルが下がったというコメントも多数見られました。中村さんの活動に共感された方もいらっしゃいました。横川さんの学習デザインを総合的に考えて、そこに動画を入れていくという考えに納得された方も多かったようです。

 

●課題だと感じたこと

途中から参加となってしまったのですが、サイトが変更になったことが直ぐに分からず少し苦労した。
まだ多くの方法でためしたことがないので、今後は自分も作り方を変えてやってみようと思いました。
YouTubeに動画をアップすると,広告や関連動画等の見せたくないものにつながってしまうことがありそうなので,その対策や,他の動画アップロード先があれば知りたいです。
動画を作成しようとするとまだまだ
スキルとしても
設備的にも課題はある
動画もいろいろなタイプがあるということ、地歴は図が多いのでPPT型かな
そもそも、動画を見る事が出来ない家庭、家でまで勉強しないという生徒をどうしていくのかというのが私には見えてこなかった。
もっと、良くできる生徒への動画ならどうだろうかとも考える。
著作権、配信、管理システム、、あたりが課題ではないかと感じました。
目的を明確にして動画を作ったとして、今の現場でどのように活用するかという、動画の公開(配付)の方法にハードルが高いと感じました。
①上記③と同じ。
②不登校生徒,または収入が少ない家庭の生徒への助けとなるか。
③公立学校に,どのように導入するか。
予習,復習の場ではなく,授業でどのように活用するか。
・幼児期~小学生への英語指導に、一方通行な動画授業はふさわしいのかどうか、検討材料を集めたくなった。
「何のために動画を使用するのか」というコンセプトを自分できっちり固めることが第一歩かと思いました(自己分析すると、自分なら予習用に使いたいんだなぁ、という気がします。そのときに授業の展開をアクティブラーニング形式にするのかなぁと。)
最初の一歩を踏み出すこと。残り時間はあと5分ほどですが、今日から始めます(笑)。
理科ではどのように活用していくかということで,素朴概念・誤概念の補正という点,企業のCMのようななんとなく記憶に残らせるという点ができそうで実は,難しいのかなと思いました.
反転授業ではコンテンツの作成が重要ですが、素人でも簡便に作成するにはどうすればいいのか、それぞれの方法のメリット、デメリットを把握しておく必要があると感じました。
最初の落ちた時自分だけだと思い、とても焦りました。再起動したり、時間がかかりましたが、サーバーの都合だとわかり、ちょっと安心しましたが、早い対応が良かったです。
動画がうまく表示されなかったのは、仕方ないのかもしれませんが、・・・

今回は、トラブルにより急遽ルームを変更することになり、運営側としては反省点となりました。音声などの調整については、リハーサルのときに、もう少し細かく設定しておいたほうがよいかと感じました。今後の課題として改善したいです。著作権をクリアする方法についても、今後、情報を集めていきたいと思います。

●勉強会への感想

最後に「今後動画の撮り方講座」のようなものをやりたいという話がありましたが、こちらについては当方の方でも協力・支援できることがあるかもしれません。詳細情報、ぜひ共有してください。
運営面で大変なことが合ったかと思いますが、田原先生のおかげでほんとうに色々なことが学べています。今後も引き続きよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
声の調整をもう少し工夫で来たらと思います
英会話のレッスンはどうしているのでしょうか
お疲れ様でした!凄く楽しかったです。
先生方の講義,とてもわかりやすく勉強になりました。
さかのぼり学習をできるというのもデジタルの良いところだと思うので,生徒が迷いなく自分がどこまで戻るべきかわかるように導線をつくる仕組みも考えていきたいと感じました。
初めてオンラインで参加させていただきました。プレゼンを聞きながらリアルタイムでチャットが流れ、講師がそれに反応しながら進んでいくのは想像以上にライブ感があることがよくわかりました。ありがとうございます。
取り組みとしては面白いと思っています。
可能な範囲で、資料を共有いただけると(すでに、できているのかも)助かります。

初めての参加ですが、非常に勉強・刺激になりました。

ありがとうございました。

新たな視点、発見がありとても参考になります。
また、チャットでの意見の送受信はとてもアクティブでやりやすいです。
引き続き今後の勉強会にも参加しようと思います。
運営、準備、その他いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
初参加でした。
たいへん大きな学びができ,刺激をいただきました。
まずは,自分でもつくってみたいと感じました。
先に話題があった「講習会」。
ぜひ,実現を期待しております。
ありがとうございました。
新たな世界を見た!という思いです。ありがとうございました。
勉強会に参加させていただいてから、いろんな意味で指導の選択肢が広がったような気がします。

【追記:過去の資料や記録がどこかで見られたような気がしたのですが、閲覧できるでしょうか?】

何より、この話題に興味関心を持っておられる方がこれほど多いというのを知って、心強く思いました。ありがとうございました。
反転授業について,まったくイメージがつかなった3ヶ月前よりも,自ら反転授業について調べることや,オンライン勉強会に参加させていただくことで,反転授業のイメージがつかめたとことと,それにかかわる人が多岐にわたって多くおられることが分かり,近々,身の回りでも反転授業の実践をされる方が出るのではないかと心待ちにしています.(まだ,大学生なので授業は持てませんが,理論を深めていったり動画技術を高めたりしています)
このような勉強会に参加できて大変,モチベーションが上がりました.ありがとうございます.
コンテンツ作成実習の企画が進行中とのこと、とても期待が高まります!
今日上がった動画作成の水面下のお話ですが、私もとても興味があります。Windowsの方ですが、来年度4月に地域で先生を対象に教えられる講座を開きたいと希望しており、職員さんと相談したいと思っています。ICT活用と動画作成等なのですが、反転授業の活用にもなればと思っています。
私は小学生に向けてスクリーンキャスト動画を作ろうと思っていたのですが、その動機は中村さんと似ており、落ちこぼれを1人も作らない教育をしたいからです。そんな思いで動画を作られている方がいらっしゃるとわかったことは私にとってとても収穫でした。

本日はこのような機会を設けて頂きありがとうございました。

今回も、たくさんの書き込みがチャットボックスにあり、インタラクティブな勉強会となりました。大変盛り上がりました。

情報共有だけでなく、「熱気」「何かが変わりそうだという予感」も共有できたのではないかと思います。

1月にも予定していますので、また、どうぞよろしくお願いいたします。

過去の勉強会の録画動画は、Facebookグループ「反転授業の研究」内で見られるようにしてあります。
グループに参加希望の方はこちらからお願いします。

第3回反転授業勉強会を振り返って

11月22日(金)に御茶ノ水ソラシティアカデミアで反転授業のイベントを行いました。

会場には100名ほどの方が来てくださり、オンラインからも40名ほどの方が参加してくださいました。

僕は、今回、御茶ノ水の会場で、リアルの場に登場してお話させていただきました。

イベントの様子を、早速、こちらのブログでリポートしてくださいました。

 

「反転授業の研究」ライブ参戦記

質が劣る?いや優る!動画講義がリアル講義を超えるためのたった1つの機能

 

また、参加してくださった方から感想をいただいています。一部を紹介します。

●Yさん

【参加場所】:  御茶ノ水会場
【勉強会で分かったこと】:
1.反転授業の可能性が「多様性を持った盛を育てる」という指摘。自分が、無意識のうちに映像授業対生授業、反転授業対従来授業のように二項対立の考え方をしてきたことを悟りました。
2.古山さんが武雄市での反転授業の実践を通じて、子供たちが「授業を受ける生徒」から「授業に参加する生徒」に変化していると報告されていました。新しい方法論の実践を通じて新しい地平が切り拓かれていることを実感し心強く思いました。
3.反転授業の形態(補習型、アクティブラーニング型)、動画授業の分類など実践を通じて概念を整理して提示されたので理解が深まりました。

5年後、10年後に学びや授業がどのように進化しているのかとても楽しみでワクワクしています。
【課題だと感じたこと】:
学習効果を客観的に測定すること
アメリカのMOOC運営者たちは明確にここに焦点をあてています。彼らは収集した膨大なデータにビックデータ解析を用いてより効果的な学習手法を開発し進化させる仕組みを目指していることでしょう。

一方、MOOCとは異なるアプローチで反転授業に取り組んでおられる様々な試みからどのように学びの本質を捉えていくかを模索することでMOOCからのアプローチとは異なる知見が得られると期待しています。

【勉強会への感想】:
大変、密度の高い議論がなされていることに感銘を受けました。是非参加させていただきたく存じます。

●Nさん

【参加場所】:  御茶ノ水会場
【勉強会で分かったこと】:
・倍速やユーザーコミュニティの学習への効果、分かってはいたが、自分たちのサービスでも再度検討していきたい。
・最初から「反転授業」を意識してつくる動画と、通常の映像授業では、特に「どこまで教えるか」など大きな違いがあること。
【課題だと感じたこと】:
・学校での反転授業のむずかしさ
・武雄やその他の事例のスケールアウト
・費用対効果の観点からの反転の評価(動画制作などの諸コストと学習効果、そこまでやるならもっと準備も少なく、できる効果的な取組もあるのでは…?)
【勉強会への感想】:
今まではバーチャルで見聞きしていた方に、リアルでお会いできたのが何よりでした。

●Yさん

【参加場所】:  オンライン
【勉強会で分かったこと】:
反転授業について、アプローチが2方向ある事が分かり、現状理解に役立てられました。
【課題だと感じたこと】:
まだまだ手さぐりな状態だという事で、キーワードが先行していると感じました。
でも、可能性はあると思っています。
【勉強会への感想】:
自宅での参加だったので、ノートPCを起動せずに ipad でアクセスしたのですが、youtube が見えなないのはちょっと辛かった。アイコンが代替テキスト(clap)とかになるのはまあ仕方がないのですが。
そういった意味では、ipad のアプリは紹介されない方がよろしいかと思います。

●Tさん

【参加場所】:  御茶ノ水会場
【勉強会で分かったこと】:
まず、三上さんの報告からの参加でしたので、 あまり全体をつかめていない上での感想です。

【課題だと感じたこと】:
・学習意欲の低い子供に対するケア、フォロー
・はじめは興味本意で家庭での学習を、するかもしれないが、どう継続させるか
・教師がクラスをファシリテートできるか
・端末トラブルの対応

【勉強会への感想】:
反転授業は現時点での教育の理想の形であると認識しているが、低学年層での実施は難しく、クラス内でタブレットやPCを活用した授業展開の方が
まだ現実的であると感じています。

また、そもそもの教育の仕組みの改革、ITリテラシー教育の実施を同時に行わないと単発のムーブメントで終わりそう。

 

●Sさん

【参加場所】:  オンライン
【勉強会で分かったこと】:
・反転授業は1種類ではない
→1種類だけだと思っていたので驚きました。

・質問を生徒間で答えさせる
→教え合い、学び合い
これは実際に勉強を教えていても感じます。
私たちが教えるよりも生徒間のほうがすんなり吸収しているように見えます。

・倍速
→前から反転授業の利点として知っていましたが、今回度々強調されていたので倍速の有効性を再認識しました。
【課題だと感じたこと】:
・15分の壁
→生徒と教師のやりとり等があればそれ以上の動画も可能とのことでしたが、実際にやるとなると教師も生徒も授業時間外に更なる時間の拘束がありますよね。
それならば、やはり10分単位で動画を作ったほうが効率的だと感じました。(学校で導入するならば)
【勉強会への感想】:
リアルとオンライン同時開催ということで、わくわくしながら参加させていただきました。(本当は御茶ノ水の方に参加しようと思っていたのですが、時間の都合上行くことができませんでした)
田原先生のお話や武内小での研究授業のご報告等、参考になるものばかりでした。

まだまだ学生で知識も少なく、皆様のように白熱したコメントをすることもなく見ているだけ、といった状態になってしまい本当に申し訳ありませんでした。
今後もよろしければ是非参加させていただきたいです。

では、今回は本当にありがとうございました。

 

●Kさん

【参加場所】:  御茶ノ水会場
【勉強会で分かったこと】:
実践されている方ならではの、骨太な話が伺えて良かったです!
【課題だと感じたこと】:
会場の設備の問題かもしれませんが、音声が聞き取りにくいところがありました。
【勉強会への感想】:
興味深いテーマですので、引き続き、勉強させていただきたいと思います。
場所や時間をこえる学習スタイルは革命になるでしょうか?
感動を伝えられるネットの可能性や、新たなヒーローの誕生への期待など、まだまだ伸びていく世界が待っていると信じています。

 

●Fさん

【参加場所】:  オンライン
【勉強会で分かったこと】:
デジタルハリウッドの取り組みが良く分かりました。
数学が必要かの表はぜひ手に入れたいので出典が分かれば教えて頂きたいです。
三上さんの話も大変参考になりました。頷くことや間の大切さと倍速の重要性がよく分かりました。
【課題だと感じたこと】:
ネットワーク面の課題はいつものことですから、想定の範囲内でした。
こういう取り組みがたくさん増えて行くとノウハウも溜まって行くのになと思います。
【勉強会への感想】:
時間的には汲々でしたけど、試みとしては面白かったと思います。

楽しい時間でした。音声や映像が一部乱れたところはいた仕方ないですが、初めての人にとってはストレスだったかもしれません。

しかし、このような会をしたことはまた一歩革新だと思っています。課題を拾っていってもっといい勉強会にしたいですね。

 

—- 感想ここまで —-

 

今回のイベントでは、たくさんの方を巻き込んでいくことを目指しました。

 

反転授業は、まだ、ほとんど始まっておらず、そこに可能性を見出している方が集まってきてくださったのです。

ですから、僕は最後に、

「反転授業という究極の形があるわけではない」

「多様性のある森を育てれば、そこには多様な果実が実り、森を育てるのに関わってきた方にとって役立つ果実もきっと見つかることでしょう。」

「これから、いっしょに多様性のある森を育てていきませんか」

mori

というメッセージを伝えました。

リアルの場、オンラインで参加してくださった方に、このメッセージが届き、このムーブメントに加わっていただけたらうれしいです。

 

イベントの後、Facebookグループ「反転授業の研究」のメンバー数は408名まで増えました。

イベント終了後の懇親会では、名刺交換のためにたくさんの方が僕の前に並んでくださり、1時間半の間、ひたすら名刺交換をしながら、たくさんの方のお話をうかがいました。この熱気は、きっと新しいものを生み出すエネルギーになっていくものと思います。

今回、参加できなかった方は、第4回の反転授業オンライン勉強会にぜひ参加してください。

 

Facebookグループ「反転授業の研究」への申請はこちらから

※グループに登録すると、過去の勉強会&イベントの録画ビデオも視聴できます。

第2回反転授業オンライン勉強会の報告

オンライン勉強会では、最後に参加者のみなさんに「振り返りシート」を書いていただいています。

参加していただいた方の考えも、できるだけ共有し、自分以外の見方から学ぼうというのが狙いです。

公開許可を得ているものについて、こちらで共有させていただきます。

勉強会で分かったこと

生徒の「好き」からスタートする発問の工夫が面白かったです。
ありがとうございました!
ファシリテーションスキルの重要性を改めて認識しました。
ありがとうございました。
高校の現代文、「こころ」の授業で、予習ではなく、時間の最初15分~20分で、4人組で問題プリントをさせて、その後、板書でまとめをするという授業を展開しています。生徒の気分によって出来不出来が出てきます。また、マンネリ化の懸念もあります。
この当たりをどうしたらいいのか、また教えてください。
・Problem based Learningとの相性が良さそうな仮説の形成
・ALのファシリテーションのための学習環境が必要なこと
・ADDIEモデルでの標準化は、反転学習にも応用できそうな感じです
それぞれの先生方の細かな工夫。
それぞれにユニークな内容で勉強になりました。自分が高校の校長目線で見ていたので、特に高校を舞台にした鈴木先生の実践例と、体験から学んだメリット&デメリットは、非常に有益な情報だと思います。
ALの有効性、GWの面白さ、学校教育の現状や課題など。
実現出来ればこれほど面白い授業(教育)は無いと思います。
先生と生徒と言う垣根の低さが面白さにつながると、素人ながらに思いました。生徒の質問を、疑問を誘発すると言うのは、非常に難しいですが、
その自発的な質問や疑問こそ学びであり、神髄であると思います。
何から何まで、刺激だらけでした。一番感銘を受けたのは、「市民性」というところ。教育者として、社会貢献という落としどころは、とても腑に落ちて清々しい気持ちになった。
反転授業という言葉を最近耳にし、興味をもったので参加させていただきました。初心者なので初めに反転授業の補修型などの形式を学べて良かったです。また具体的にこれまでの学習スタイルとALラーニンそれぞれのメリットデメリットが分かりやすくまとめられており、大変勉強になりました。最後の生徒の興味と教師の情熱の例えは素晴らしかったです。
杉山先生の発表で、
環境を作ることの大切さをしりました。
ありがとうございました。
反転授業(AL型)について、教員と生徒との相互関係が計れるが、事前学習における生徒への負担、発問にある程度スキルが試される事が課題である事を感じました。
それに対し、本日お越しくださった方々は自分たちができる範囲を見定めたり、環境を整備して行っているなど、様々な工夫をされている姿は大変素晴らしく、数多くの事を学ばせて頂きました。
桑子さんの『動く発問』の4要素は、『必要感』という言葉でまとめられるように思います。
まず子どもたちが「調べたい!」と思う状態にもっていくことがスタートである、というあたりに学習の導入部分の重要性を感じました。
反転授業という印象は、ごく狭い手法の一つというものでしたが、理念はすばらしく、近未来的でした。西川純氏の『学び合い』にも通じるものがあります。私はそちら系統の人間で、ICT活用も小学校中学校現場でさりげなく使っていたものですが、これを支持して行けそうです。反転という言葉がやや、否定的なので、ゆくゆくは名前をオープンで明るいものにしたらいかがでしょうか。また、企業のニーズは、むしろ反転授業だということを再確認できました。
反転学習のことを、教育のことを熱心に研究されている方々がここには集まっているんですね。
効率的な授業運営の例
反転授業の2つのタイプ
ZPD
質問の4つのルール
教育現場でアクティブラーニングを進めるためにどのように工夫しているのか具体的な事例を知ることができました。
「知識を蓄え正解を導き出す」タイプの力ではなく、「自分自身で調べ、考え、各自の手法で正解に近づく」タイプの力が要求されている現代。ICTなどを用いて子どもたちを巻き込んだ授業を展開することにより、子どもたちが興味を持って授業に臨んだり、積極的に考えたりするようになる。但し、「この手法を使えばうまくいく」というようなものではなく、生徒のツボをおさえて、工夫することが必要。
初めての参加でしたが、
全体の流れや、話し手と参加者の
温度がわかりました。こういった場では、講師と受講者という関係が
自然と出来あがる為、ブランディングなどが
関係なくなるという気づきがありました。内容もパートを分ける事によって、
ちょうど良い濃さが出て、区切りが良いですね。
講義終了後にちょっとしたインタビューを、
入れる事で緩急のバランスも出ますね。こういった流れが参考になりました。
ありがとうございました。
桑子先生の、市場調査的な授業アプローチは、理論背景がはっきりしていて説得力があり面白かったです。
鈴木先生の一斉授業とアクティブラーニングの違いの表も整理されていてよかったです。
杉山先生の広尾の教室、いつか見学にいきたいです。
「何のために勉強するのか?」という質問に対して、「試験のため」と答える生徒が国際比較で高いというデータを見たことがあります。
その解決のための先生方がオリジナルなアプローチをしていると感じました。教科や環境に応じて楽しく工夫していることが上手な教師人生なんでしょうね。
今後、授業の形態は、間違いなく、先生→生徒・生徒・生徒…、ではなくなっていくんだろうな思いました。
今後は、生徒⇔生徒⇔先生⇔生徒⇔生徒、のような、アクティブな学習空間がスタンダードになっていくのでしょう。
そのための考え方・環境・道具について、いろいろと勉強させてもらいました。

課題だと感じたこと

生徒に学習活動をメタ認知させる部分に温度差やズレがあるように思いました。
・Active Learningの利点と欠点をさらに明らかにすべき?その上で、いかに欠点を潰して行くか、授業設計や運営の課題を感じました。
アクティブラーニングを、(現在進行形の)一斉授業に取り入れるのには、やはりやや距離があるかも、と感じています。
アンケートで、自分が回答する立場にないケースで、スルーすることがシステム上、できないようです。(勘違い?) 「グループワークやってますか?」というアンケートは、当事者でないので、どちらでもないのですが、チェックしてクリックしないと画面が元に戻りません。
中高などでいきなりGWをする、と言う事ですらコミュ力が必要になってくるので、小学校教育あたりから変えていかんと駄目なのでは無いだろうか?ALの前提として、最低限のコミュ力が必要とされるので、まずそこが課題であると思います。

また、教師の技能(生徒と視線を合わせる)に依存するので、テンプレ授業なら出来るが生徒と併せられない教師には非常に難しい事かと思われます。つまり、先生側にも生徒とのコミュ力が必要になってくるので、そこも大きな課題になってくると思います。

私塾の立場としては、やはり社会貢献をしながらも集客をせねばならないというハードルがある。そこをどこまで市場に対してアピールしていくか、指導手法確立という観点だけではなく、日本の保護者の方々への浸透という大きな課題も見えてきた。
グループ学習には環境を整えることと、教師、生徒共に慣れるということが必要だと思います。いかにそれを順序建てて考えていくかがポイントだと思います。
環境整備という面で、
なかなかまだうまくできていないのが現状です。
今後の課題です。
発問の仕方について、まだまだ経験も少ないため、今後も試行錯誤しながら深めないと難しいと感じました。
『反転授業』にこだわる必要はないのかもしれないと感じました。
一斉授業による20世紀型学習観から脱却し、21世紀型スキルを見据えた学習法を開発、研究していく、というのがみなさん共通の思いなのではないでしょうか?反転授業もそのひとつだと思いますが、
私の感覚では、小学校では反転させて自学してくる内容というのはそんなに多くはないもので、自学の部分がなくても、みんなで調べていく過程でほとんどの内容はおさえられている上に、教授型学習よりも定着し、思考力や表現力も育めていると思います。
愛知、特に三河部では、三河教育研究会、愛知教育大付属の一連の研究で、生徒主体の学びが一般化しています。ところが、高等教育になると、座学という言葉が一般的なほど、教師主体の授業で、自分の子どもの保護者会にしても、中高一貫の連携での授業研究会においても、遅れていることを感じます。まだ、テストを目的としている取り組みだからだと思います。小学校の先生はそのところ、よく研究されているので、このノウハウを高等教育に取り入れていくことが大切だと感じました。
電子教科書の話がでましたが、どなたがチャットで書かれていましたね。小学校から大学までシームレスにつながるものを構築していくこと それが教育界の大きな課題ですね。
以下は当方(スクール経営者)の観点ですが、、、
講師の力量に左右される懸念がありますので、講師のスキル・センスに依存しない運営ノウハウの蓄積や、講師を対象にした勉強会・トレーニングの必要性を感じました。
まずは、後程配信頂けるという今回の動画の視聴を課題に出そうと思います。
同じ学校でもクラスによって、生徒たちの反応も変わる。世の中全体、広範にアンテナを広げ、試行錯誤を永久に繰り返すこととなる。この過程(試行錯誤)自体を楽しめなければ、おそらく続かない。
資料で小さい文字が多いと、
読むほうに意識がいってしまうので、
スライドを表示する場合は、
要点のみにおさえ、後は口頭での
説明が良いのかもしれませんね。あとはPDFをダウンロードしたかったです。
ALと反転授業と一斉授業の流れ図(スライドの一枚目)
あのフロー(矢印方向)って、そんな単純にひけるのかなぁという疑問がありました。ここ、もうすこし整理したいです。
じつは、反転授業で学校でのパート部分は、一斉授業(講義)を含んでいますから、入れ子構造になっていて実際は複雑だと思います。
 参考書の演習問題をベースにしたALをしています。今後は、自由度の高い問題設定を目指すべきだと感じました。桑子先生の「ハイジ」の質問はシンプルなので、生徒が状況を創造し、整理していく力が必要だと感じました。それを乗り越えさえるために学習内容にリアルを感じさせることが有効に働くのだと思います(自分事)。
実社会の問題解決する力は、そのようなリアル感のある世界で演習させることが必要だと感じました。
今までの、先生→生徒・生徒・生徒…は、秩序が保ちやすかったと思います。しかし、そんな先生主導の授業でさえ、秩序を保てず学級崩壊などが起きました。グループワークなど、秩序が保ちにくい形の授業形態において、果たして秩序を保てるのだろうかと思いました。
それで秩序が保てるほど、子供たちの知的好奇心を刺激し、子供たちが課題に本気で取り組むようなら素晴らしいですね。
創造しただけでもワクワクします。

勉強会への感想

小学校や中学校で取り組まれている事例を知りたいです。
とってもおもしろかったです。知的な刺激も受けました!次回も期待しております。ありがとうございました。
・発表者への質問タイムがなかったのが少々残念でした。
次回も楽しみにしております。
素直に面白かったです!
1つの発表は、意外と短く感じました。
多くのチャットコメントに応じ始めると、大変そうです(^^;

ただ、ここで学んだことを自分の中でストックしておき、いざという場面で活かせるようでありたいと思いました!
勉強会の開催、ありがとうございましたm(__)m

これを定期的に開催するのは、すごいですね! いずれ海外のケースもぜひ!
何も知らずに参加させて頂きましたが、非常に勉強になりました。
また機会があれば是非参加させて頂きたいと思います。
非常にありがたいのが、この時間帯での実施です。また、こういう勉強会の大切なところは、「同じ想いを抱いている仲間がいる」という事実を知ることです。会ったことがなくても、皆さんと仲間意識が芽生えました。ありがとうございました。
大変勉強になりました。またお願いします。
いろいろな先生方の状況を聞くことができまして、
とっても参考になりました。ありがとうございました。
反転授業は、非常にハードルが高いと考えており、実現は難しいと考えておりましたが、ゲストの方々の講話を拝聴して、簡単なグループワークから導入するなど、簡単なことからでも始める事が出来る事が分かりました。
特に桑子先生の発問の4つのルールは非常に分かりやすく、生徒のニーズを踏まえてゲーム感覚で行う授業はすぐに実践できるものと感じたため早速次回の授業で導入してみたいと思います。
この時間に話しを聞いたり議論したりできるというのが大変ありがたいです。
これからも学ばせていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
申訳ございません。
本日は途中参加(30分も)となってしまい、何だか集中できず(これは全く個人的な話で恐縮です)、課題や感想がまとまりません。
ただ、色々実践されている方の試行錯誤の様子、企業の方々の話に対し、先生方がとても好意的に反応されていたことに驚きました。

次回もまた参加させて頂きたいと思います。
ありがとうございました。

この時間、リーガルハイよりおもしろかったです。家でのんびり、姿勢をくずしながら、気楽な気分で学べるのがよかった。
チャットで議論はいかがでしょうか。1人発表が終わってから、田原さんのコーディネートで意見交換があるとおもしろいです。
また、高校の先生が多いようですが、異校種の交流もおもしろいですね。このような機会を与えていただいたことに感謝です。
愛知県設楽町立名倉小 教頭 小学校、中学校理科、特別支援
この場がどんどん盛り上がって、大きな改革につなげたいですね。
思っていた以上の内容でした。
特に、鈴木さんの「社会の変化への対応の観点から。環境の変化と学びの変化についてまとめてみた。」や桑子先生の「質問の4つのルール」は、勉強になりました。
教室でのアクティブラーニングと反転学習との関連性について知りたいと思いました。
ありがとうございました。
あっという間の90分でした。
こういった勉強会があることに感謝の気持ちを覚え、
その勉強会に多くの方が参加されていることに驚きと喜びを感じます。

またよろしくお願い致します。

講義1つ目
地方こそデジタルを活用すると
いう考えはとても大事だと思います。

地域の壁を超えて、オンライン授業を
実施し行う毎に改善して事例に好感を
持ちました。

反転授業は従来の受動的な姿勢を、
能動的な姿勢に替える事が出来る
良いきっかけを与えると思います。

講義2つ目
日本の教育文化は、暗記力が高い人、
点数を要領良く取る人が、良い成績を
おさめる傾向がありように思え、
偏りがひどいなと感じています。

そんな中、このような自主性を伸ばせる
環境があるととても良いと思いました。
こういった文化を根付かせてほしいと思います。

講義3つ目
造り手目線で事を進めると、
受け手のニーズとズレてしまい
反応が薄いという事はよくありますね。

まずは相手の興味がある事から広げ、
引き込んでいく。

この講義はマーケティングの授業
そのものだと感じました。

自分の仕事にも活かせそうです。
勉強になりました。

いつも機会をくださって、ありがとうございます。
私を含めみなさんにとってオンラインでのシェアは大きな学びになっていると思います。
 質問の作り方や活動の仕方などどんどん視野が広がっていくのを感じます。私は、高等学校がで物理を中心に教えている理科教員ですが、一斉授業からALを経由している段階で、次はビデオ教材で定着を図りたいと思っています。
ALを取り入れて、どうしたら生徒に活動的になってもらえるかという点に重点が移ってきたように思います。私のアプローチは、プリントの作り方、小テストの結果の見せ方、復習の仕方、グループワークでのアウトプットなどの展開・活動の工夫を行っています。
次の段階として、もっと自由度を上げて深い思考力をさせる活動を目指したいと思いました。
今回話す側で参加させていただいて、勉強になりました!
またfacebookグループで引き続きよろしくお願いします!
勉強会は、2回とも参加させていただきましたが、どちらも刺激的で、あっという間の90分でした。
この勉強会自体を反転授業にしたらよいと思います。
このような勉強会に参加するような、意識の高い、教育に携わる我々が予習をしないのであれば、子供たちに予習することを要求することは難しいという検証にもなりますし、オンラインでの反転学習が可能かの検証にもなると思います。
次回も期待しています。
よろしくお願いいたします。
11/22デジハリ佐藤先生の研究発表会も楽しみにしています!

反転授業オンライン勉強会報告(3)~勉強会への感想

10月7日に行った反転授業オンライン勉強会には、100名ほどの方が参加してくださり、勉強会が終わった後もFacebookグループで活発なやりとりがなされています。

オンライン勉強会のまとめはこちら

 

勉強会の振り返りシートの内容を共有し、自分とは異なった視点に触れることで、気づきを生み出せたらと思います。

—–  以下、「勉強会への感想」という問いに対していただいたコメント  —–

素晴らしい会だったと思います。ありがとうございました。
定期的に開かれているとのことでしたので、今後も期待しています。
どうもありがとうございました!
・この勉強会自体も、facebookグループで反転させたいです。笑
衝撃的です。このような学びの仕方を教員が知るということが大事ですね。無限の可能性を感じました。
大変よいですね!!この取り組みは画期的です!!素晴らしいです!!これからの時代を先取りした勉強手法のように感じられました!!次回もよろしくお願い致します!!
沢山の気付きを、そして、素晴らしい刺激をありがとうございました!!
私の塾は、
(1)生徒に講義テキストを読ませ、
(2)演習をさせ、
(3)わからない時に講師が解説し、
(4)定着のための宿題を出す
という流れで進めています。
(1)~(2)の間に、宿題のチェックや、宿題解きなおしへのフォローをします。
ですので、この「反転学習」に、非常に可能性を感じました。
本当にありがとうございます!
これからも末永く、どうぞよろしくお願いします!!
初めての経験でしたが、楽しかったです。
また参加したいと思いました。
ありがとうございました。
facebookで文章だけで読ませていただくより、実際にしゃべるのを聞かせていただいた方が、各先生のお考えやご苦労が伝わってきました。
とても面白かったです。
次回も是非参加したいです。
ありがとうございました。
ありがとうございました.勉強になりました.
すごく、いい試みで、新時代的だなと思いました。みなさんの集合知もあつまっていい感じですね。
大変勉強になりました。ご尽力に感謝します。
おおぜいログインしていても、チャットでシェアできていいですね。拍手を一斉にすると、ログが流れすぎるので、さかのぼってチャット内容をみるのが大変になっちゃいますが・・・(これは個人的感想です。)
出演者のマイクテストは事前にやっておいた方がいいでしょうね。
楽しかったです!
このようなリアルタイムのシステムがあることを初めて知りました。
また,実践されておられる先生方の話が直接聞けて大変勉強になりました。
ありがとうございました。
・wifiでは途中やや不安定な時間がありましたが、視聴・参加に大きな問題はありませんでした
・授業改善や新たな取り組みに参加されているみなさんの姿が感じられて心強いです
・既知情報の周辺にある、重要な未知の情報や理論にアクセスでき非常に有益でした
どうもありがとうございました。反転授業については9月24日(?)の朝日新聞の記事でも大きく取りあげられており、職員室でも掲示されちょっとした話題になりました。◆反転授業のよさ、あるいは課題について、さらに具体的な話が伺えたらいいと思っています。もう少し自分でしっかり勉強しないと、今日のお話にはついていききれないかなと思いつつ、チャットでの皆様のコメントはいろいろ学ぶところもあり、気付きも多くありました。◆次回を楽しみにしております。出演してくださった方々に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
今後も実践例に触れられると思うとうれしいです。
勉強になりました。
音声の調整がむずかしいですね。
これだけたくさんの参加者をまえに、田原先生お疲れ様でした。
また次回を楽しみにしています。
どうぞよろしくお願い致します。
初めてのオンラインでの勉強会でしたが、チャット機能でクイックレスポンスを可能にしていて非常にライブ感のある会だったと思います。この形態の学びの場も今後主流になっていく気がしました。次回も楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。
開拓者として前線を切り拓いていこうとする方々のエネルギーをいただきました。そのまま真似しづらいことも多かったですけども、自分がいま抱えている問題意識を解決するためのヒントはたくさんいただきました。貴重な機会を設けてくださり、ありがとうございます。
次回に向けて何を提供できるのか考えました。
・キャリア教育とアクティブラーニング
・従来の授業とアクティブラーニングのメリットデメリット
・地歴・公民科で取り組んでみたこと
・イベント的にやってみたスカイプ・Clica・バーチャル株取引・「社会科での実験」といった授業
・教科科目間での違い
・あと学校で行うとなると絶対出てくるのが「評価」の話
本日お話をされた先生方には及びませんが、皆さんと共に学ばせていただきたいと思います。
初心者な意見で恐縮ですが・・・自宅で参加できるのがGood。
先生方がリアルタイムで質問に答えてくれる点がストレスがなくてよい。
参加者の意見も聴けてGWをしている感覚になる。
地域問わず様々な先生の話が聴ける。
ぜひまた参加させていただきます。
本当に面白い時間で、あっという間でした!現場でいろいろと実践されている先生のお話は本当に刺激になります。
今後もぜひ参加させて頂きたいです。引き続きよろしくお願いします!
ようやくメディアでも反転授業というキーワードが聞かれるようになりましたが、私の周りでは「?」ばかりです。今回の勉強会での最大の収穫は、多くの方が興味を持っていて、実践されている方も大勢いらっしゃるという現状を知ることができた点です。ぜひFacebookの研究会にも参加させていただき、一緒に学ばせていただければと思います。よろしくお願いします。
FBグループページに参加直後に、このような勉強会に出会えてとても幸運でした。
急速に流行となりだした日本国内での反転授業に対し、はっきり言って大変不安があります。特に小学生については、家庭の保護者の役割が今以上に大きくなり、また学校では先生の負担がさらに大きくなると感じているからです。
さらに、ついていけない子どもをどのようにフォローするのか。
是非、今後も携わっていらっしゃるいろいろな方々にお話をお聞きしたいです。
ありがとうございました。
何とも簡単な感想で申し訳ありませんm(_ _)mまたfacebookにてコメントを交換させていただければと思います。本日はお招きいただきまして、本当にありがとうございました。
はじめて、拝聴いたしましたが、とても勉強になりました。ありがとうございます。反転授業も一つの勉強手法だと思います。まだ、分からない部分がありますが、これ”も”いいと思いますし、今までの勉強法”も”いいと思います。大切なことはいかに勉強法を組み合わせてその時の児童生徒に合った指導ができるかだと思っています。これから反転授業も勉強していき、これからの児童生徒のために頑張りたいと思います。
大変興味深く参加させて頂きました。
また次回、参加したいと思います。
授業として成立させるための課題がたくさん見え、かつ同じように悩んでいらっしゃる先生がたの姿がイメージ出来たことがとても心強かったです。
音声・チャット・ホワイトボード(提示資料)など、意識を向けるべきところが多くて、追うのが大変でした。特にチャットは質問以外の意見交流も興味深かったのですが、ほとんど追えなかったのが残念です。次回も是非参加したいと思います。
次回は大学院の院生にもこの取組を広く伝えて、参加を促したいと思いました。
ありがとうございました!
 とても充実した勉強会でした。あっという間の90分でした。教科を越えた実践をみれることで、学習内容が変わっても共通している点がみえてきました。実践における本質が見えてくるような予感がありドキドキしています。
このような機会を与えていただいた田原先生、大変感謝申し上げます。また、勉強をさせてください。
とてもいい刺激になり、勉強になりました。
今回、初めて参加させていただきました。小林昭文先生の紹介で「反転授業」とはどういうものなのかという軽い気分で参加しましたが、全国の皆さんの熱い授業にかける情熱が伝わったので、こちらとしても良い刺激になります。また、次回も参加したいです。よろしくお願いします。
大変勉強になりました。
序盤はマイクトラブルで、この音声だとさっぱり分からないゾ、、と不安になりましたが、最終的に皆さん聞こえやすくなってよかったです。
近大附属の芝池先生の話が、特に、具体的で分かりやすかったです。
そこらの有料の勉強会よりずっと勉強になりました。先生方も素晴らしい実践例の持ち主で、色々と考えさせられましたし、なによりすごく楽しかったです!
オンラインだとお尻も痛くないし良いですね。システムがもう少し改良されると良いなと思い、自分で作りたくなりました。
行動プロセスは、答えの決まったQCサークルと言う感じです。その為、結果が決まっているので、この後どのようにスパイラルアップするかまでは、内容的に少ないですが、自分の意見が問題解決に寄与するので、参加率が上がり、効率的に全体の理解力は深まると思います。
オンライン勉強会というものにはじめて参加したのですが、
とても集中でき、よかったです。
社内で同じくFacebookグループに参加している者と一緒に参加したのですが、ふたりで話し合いながら先生方のお話を聞いていたので、より深く考えることができたと感じています。
今回の勉強会ではいろいろと考えさせられ、本当に勉強になりました。参加出来てよかったです。
全国の先生方で新たな動きを感じた会でした。実は、私も福島の数学教育研究会でアクティブラーニングの実践報告をするつもりでしたが、思わずプレゼン資料を手直ししているほどです(笑)。ありがとうございました。

 

オンライン勉強会という新しい試みに大きな可能性を感じた90分間でした。参加者の皆さんもその可能性を感じてくださったようでよかったです。

 

■実践されている方、実践を検討されている方、反転授業に興味がある方、ぜひ、つながりましょう。

164名が参加! Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

反転授業オンライン勉強会報告(2)~課題だと感じたこと

10月7日に行った反転授業オンライン勉強会には、100名ほどの方が参加してくださり、勉強会が終わった後もFacebookグループで活発なやりとりがなされています。

オンライン勉強会のまとめはこちら

 

勉強会の振り返りシートの内容を共有し、自分とは異なった視点に触れることで、気づきを生み出せたらと思います。

—–  以下、「課題だと感じたこと」という問いに対していただいたコメント  —–

4人つなぐと重かったですね。
ただ、初の取り組みに踏み込まれたことに敬意を表します。
指導者側のスキルが問われるかなと少し感じました。
接続等に係る時間は仕方なくかかってしまうところかと思います。
・個々の学校先生がうまく反転授業を行う環境をどう整えていくか
気軽にできるものでもない気がします。入念な準備が必要なのかと思いました。しかし、実践したい気持ちでいっぱいです。
通信ですかね(笑)
成績の幅、モチベーションの差など、
個別の「差」を、どうクリアしていくか。
講師のスキルに依存しない解決法を見出せるのか。
とにかく1つでも実践してみること。
その上で、改善点を見いだすこと。
あといろんな人と繋がること。
反転授業の導入当初、保護者や管理職の理解を得るのに苦労したというお話は、とても頷けました。従来のスタイルを変えると、必ず何かしらの反発が生まれると思います。新しい形を導入してより良い教育をしていこうと思っても、簡単ではないと感じました。
いわゆる教育困難校では通用するのか。
もともと予習どころか勉強する気のない生徒にどうするのか。
国語では、特にげんだいぶんではどう活用するのか。
・学生のモティベーションの維持
・動画作成のコスト
・ファシリテーション能力(教員,学生ともに)上記が課題と感じました.
反転授業をいろんな教科で一斉にやれば、家庭での学習負担は相当なものになってくるはず(ハーバードの学生とはちがうので)家庭での予習が前提である反転授業と、予習は前提とされない反転授業のメリットデメリットを整理するといいと感じました。
取り入れたあとに何を学べばいいのかが、
実は見えにくいものかもしれないということ。
・予習のさせ方の工夫
・意欲や表現をどのように評価に反映させるか
・生徒の家庭環境にPCがなければ動画等が見られない?
・反転授業にかぎらず、家庭学習と授業の関連を考えてみたい
・国語科でのよりよいアクティブラーニングの取り入れ方の検討
自分自身,頭を整理しないとまだ良くわかりません。
やはりこういった実践を共有していくのがよいのかと。
とくに授業でどういう活動を入れるかということについては。
動画の共有というチャットがありましたが、教材準拠の動画をそろえていきたいと思っています。
上記ファシリテーションを的確に行うスキルを持った指導者がまだまだ不足しているのではないでしょうか。
反転するとどのようないいことがあるのか(あるいは「そもそもなぜ反転を」という部分が)、今日の話では今ひとつピンと来なかったので、今日の先生方の実践記録(ブログなど)を急ぎ拝見させていただきます。多分、今日参加されている皆様はそのあたりは基礎知識として共有できているのでしょうね。
グループワークにおける 参加できない子供の扱い!
WizIQ の利用方法は案外難しそうだという印象を持ちました。
慣れにより予習しなくなったときの動機づけ。
教師の質問力。
問題のレベルなど課題設定。
今日の勉強会では、比較的環境に恵まれた高校生が主なターゲットでしたが、小中学生の話も欲しいと思いました。これは私どもの役割でもありますので、今後きちんとご報告できるようにしたいと思います。
一つ気になったのですが、義務教育であれば、教えるのも教わるのも当然、従って勉強する意欲は二の次、先生を敬うかどうかは論外、という点が気になっています。制度に守られた反転授業のほかに、生徒の岐路となる反転授業という視点も模索していきたいです。今日の先生方は、私塾でないせいもあってか、勉強するのが当然、という生徒の側にたってみれば不自然な前提にたっておられるように感じました。
どうやってレールに乗せるかという話だけでなく、カリキュラムを柔軟に捉えたうえでの個々の子供の特性の活かし方、という課題についても、考えています。
どなたかも仰っていた通り、資料を全て読み切れないところもあったので、この勉強会も反転授業の要素を取り入れて、事前に資料を読んだ上で、講師の方がまずひとつトーキングポイントを立てて進めていっても良いのかなと思いました。
反転授業の動画を作ることが非常に負担となっています。できるだけ工夫して簡単になるようにしていますが、納得のいくレベルまで持っていくことは難しいと感じています。また授業で自分が説明するのと、どこか違っていて生徒に思うように伝えることができません。動画を作成するポイント、さらには授業の冒頭で説明するポイントなど、検討する必要があると感じています。
・指導者側がファシリテーションスキルをどうつけるか
・複数の教科で、家庭での予習および復習が前提となると、生徒の負荷が大きくなりすぎるのではないか
・高校で、ある一定のレベル(偏差値)以上の学校だと上手くいくかもしれないが、標準以下、学ぶことへのモチベーションがそもそも低い生徒たちにも効果的なのだろうか
・上手くて適用できない生徒にどのように気づき、救うのか
・コンテンツなどを共有できることが必要
内容でなく勉強会の私の課題として、もっと質問に答えてやり取りをするインタラクティブな部分に時間を割ければと思いました。
準備不足ですみません・・・。
・生徒の予習時間増、教師の準備時間増はどうしても話されたことだけでは解決できないのではないかと思いました。
・反転授業の認知度がやはり低いので、反発されるのかなとも思いました。日本の教育は従前通りを求められたり、詰め込み、知識が大切だったりすると思うので、反転授業でいいのか!と言われないようにしたいですね。
生徒への動機づけ、学習意欲の継続など、、、、。
授業デザインの工夫が必要。
上記の授業の目的を達成するために、反転授業を芝池先生のように予習とするのか横山先生のように補習とするのか、その使い方は生徒の実態に合わせて考えるべき課題だと感じました。
そして小林先生も仰っていましたが、隣にいるガイドとして授業内でのファシリテートやわからない子、つまづく子への介入の仕方やしかけも考えなければと思いました。
 知識の定着に課題を感じています。負荷をかけることは大切であると感じる一方で、それだけだと主体性がなくなってしまいます。学習内容に対するアプローチをいろいろと工夫していかないと、試験のための勉強であり、将来に役立つと感じた学習ではないと感じるのではないかと思っています。この問題に具体的に取り組んでいけたらと考えています。
ICTで教師の負担を軽くしたいと思いました。また、オリジナル授業をやりたい、自分で作りたいとの積極的な書き込みがあったことで、今後の自分の課題が見つかったようです。
1.いかに、児童生徒とその背後にいる親御さん、同僚の教員の理解を得るかが重要。(初めからアクティブ・ラーニングありきの授業は厳しいとも感じるが、徐々に段階を踏んでいくのがいいのかなと感じる。2.問いの明確化(生徒に学習を促す過程で、学習課題を分かりやすくしなければならないこと)

3.実践(学生という身分なので、生徒相手の授業はなかなか難しいが、学生同士の模擬授業でつかめることは多分にあると思います)

質問を見ていると、「グループ構成は?」など、グループについての質問が多いように感じた。対して、講演者はグループ編成に重点を置いた講演ないようではなかった。
ということは、反転授業をやろうとしている人にとって障壁と感じているものの一つに「グループ分け」というものがある。しかし、実践者の話し方からすると、おそらく反転授業成否の本質は「グループ分け」ではない、ということか?
もちろん、グループについて何も考えなくていい、ということにはならないが、机間巡視しながら教師が適当な言葉かけを行うことこそが、成否の鍵であり、グループ編成に腐心する必要はない、のか?
であれば、やはり課題は教師の誘導力(ファシリテーション能力)か。あとはやはり、教師への負担。通常の講義型授業を行うよりも、多くの能力、情熱、労力が必要だと感じた。とすると、反転授業を広めるためには、この障壁を少しでも低くした方がよい、と感じた。事前学習用の動画共有については、諸手を挙げて賛意は示さないが、ある程度やはり需要はあると思う。
『反転授業』『アクティブラーニング』といった言葉が分かりにくかったり、説明しても誤解や反感を招く可能性があると思いました。一般化を阻害する原因にならないでしょうか。
また、教師のスキルを補うためのツールと、教師を教育または選別する方法論が充分でないと、一般化する時に形骸化するのではと少し心配です。
部分的に問題を解決するので、総論としての思考プロセスまでたどり着けるのかが心配です。できれば、似た問題を役割を変えて何度か試すと、全体論まで辿り着くのではないでしょうか?
みなさんの書き込むコメントを見ていて、教育においては、どうしても「平等に」という思いがあるのかなと感じました。そのための一つとして、「能力の低い方にあわせる」という方法があると思います。しかし、反転授業、グループワークは、能力の高い者はそれをより伸ばし、理解度の低い者はステップアップを目指す、というものだと思います。難しいかもしれませんが、どちらもサポートできるといい、と思いました。
(1)人的、物的を含めた周囲の環境
(2)指導資料の共有財産のため方

このように、多数のコメントをいただきました。これを出発点として、Facebookグループを中心に、理解を深めていきたいと思います。

みなさんは、これを読んで、どのように感じられましたか?

 

■実践されている方、実践を検討されている方、反転授業に興味がある方、ぜひ、つながりましょう。

164名が参加! Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

反転授業オンライン勉強会報告(1)~勉強会を通して分かったこと

10月7日に行った反転授業オンライン勉強会には、100名ほどの方が参加してくださり、勉強会が終わった後もFacebookグループで活発なやりとりがなされています。

オンライン勉強会のまとめはこちら

 

勉強会の振り返りシートの内容を共有し、自分とは異なった視点に触れることで、気づきを生み出せたらと思います。

—–  以下、「勉強会で分かったこと」という問いに対していただいたコメント  —–

予習を1日前にこだわらないこと。
多くの実践者が集い、集合知が形成されたこと。
反転学習という言葉を初めて知りましたが、自分の中でもいろいろなアイデアがいくつか浮かび、とてもためになるものでした。
100人を超える人数の参加であったにも関わらず、思ったよりもずっとインタラクティブに勉強会を進められていて、気付きになりました。ありがとうございました。
・現場の先生方の実践が今どのようなところにあるのか。
特に芝池先生の導入に至る経緯、そして周りの反応や先生の思いが良く伝わってきました。
今小学校や中学校で流行り始めている『学び合い』ととても似ているなと思いました。タブレットを使っての学習は公立小学校の一クラスでは厳しいですので反転授業の手法を取り入れられる部分はしっかり取り入れたいと思いました!!
反転授業の概要、実例、可能性、etc.
沢山の気付きをいただきました!
反転授業の実践例を感じ取ることができました。
反転授業をみんながやったら…想像すると生徒が…
解決策はあるのか?
反転授業に向き不向きの教科ってあるんでしょうか?
芝池先生や横山先生のブログも定期的に拝見したいと思います。
グループワークで仲間はずれのような形になってしまう生徒への対応、私語ばかりになってしまうグル―プができたときの対応など、実際に苦労した体験がないと分からないことが多いと感じました。
イメージがつかめました。
反転授業が学びに有効であると実践している方の話を聞いて納得しました.
具体的な実践事例を知ることができ、授業の様子がわかったのがよかったです。細かな工夫や課題などをシェアすることができたと思います。
芝池先生の
・生徒のやる気を引き出すことの大切さ。
・教員が何をしたいのか?反転授業が先にあるものではない。
というお言葉。また横山さんの
・グループワークが苦手な子もいるという指摘、そして小林先生の
・質問をしてあるいていく、はたらきかけをしていく
・アクションラーニングで学べるということに感銘を受けました。
「反転授業」という言葉は聞いたことがありましたが,どのような形で授業を行えばよいかイメージできませんでした。しかし,今回,実践されておられる先生方からの話を聞くことができて,授業のイメージができました。
・生徒の行動を変容させる質問力を磨く必要がある
・なんのためにアクティブラーニングを実践するかを明確に生徒に伝える必要がある
学校の先生はすべての生徒を満足させるために様々な工夫が必要で大変なんだなぁということ。
先生方もそれぞれ考えながらチャレンジされていることがわかりました。
初めて反転授業の概念を理解しました。単に講義と演習をひっくり返すということではなく、今までの講義中心の授業では出来なかった様々な可能性が広がっているのですね。ファシリテーションが教師の重要な役割になるというのも新鮮です。私は学習塾の人間で、オンライン授業を手掛けていますが、これからの展開の参考になる話が多かったです。
やはり「時間(例えば24時間、あるいは1週間、1ヶ月、1年)の使い方・使わせ方」に対する新しい切り口の一つが反転授業なのかな、という印象を持ちました。
例えば授業時間を受け身にさせない(主体的に過ごす時間を提供する)ための一つの手段、とか・・・。
音声のセッティングが厳しいか。
横山先生 これから期待大
芝池先生
自分らで学ぶ授業 一斉・個別・協同の同時並行すごい 実践者ですね、。
1ヶ月前倒し予習 すごい ジグソー法 ふかめあい→一人で学ぶ
小林先生はどんな質問にも適切に答えてくださっていて凄い。年期が感じられました。
型にはめすぎないこと。臨機応変に。
教師のファシリテーション力、質問力。
予習での課題を教室に持ってきて学ぶ。
進度も速くなる。
直前でなく早めに予習ができると他の教科とのバランスや自分のペースが作れてよいと感じた。
学校現場では、けっこう自由に反転授業を捉えているのだな、と思いました。私塾では、集団を崩すことが収益を左右しますので、反転授業は使い方によっては経営に望ましくないと受け止められることもあります。
ジグソー法など、教科横断的に使える技法について知ることができて、
教え方のスキルのない私にとって、反転授業以外のことについても多くが学べる、とても有意義な時間でした。
WizIQでの半インタラクティブな学び方もとても面白く、参加している感じと見ている感じのバランスが個人的にはちょうど良くて参加しやすかったです。
見よう見まねで反転授業やグループ学習をしていただけだということに気付かされました。何故そうするのか、これを自分の中でしっかりと考えなければ意味がないということが分かりました。
また真似するにも中途半端でした。小林先生の記事にも解答を配布するって書かれていたのに、なんとなく配布をせずに来ていました。手法についても意味を考えて取り組む必要がありそうです。
・物理や数学など正解がはっきりしている教科は取り入れやすいのかもしれない
・学ぶ意識付け、モチベーションの継続のための手段や工夫こそが、指導者側のスキル・反転学習に興味がある教師の方々がこんなにいらっしゃるとは…
ずっとお話したかった芝池先生のお話を聴けたことに感激です。
まだ消化途中なので、これからこの勉強会で学んだことを頭の中で整理していきたいと思います。
・反転授業は良い面もあるけど、生徒に負担増になってしまうのではないかということ。
・まず、反転授業自体を知らなかったのですが、調べたり今回話を聞いたりして、イメージがつかめました
・教師の準備の時間増も考えないといけないのかなと。
反転授業について、深く学びたく参加致しました。
新しい授業スタイルへの抵抗とか、実務者の経験談が良かったです。
個・グループ・全体での接し方など、その場面で使い分けが必要と感じました。
反転授業という発想の転換の目新しさではなくて、その目的である授業における生徒の知識定着や学習活動を活性化させるための工夫が大切だということがわかりました。
反転授業の教材ももちろん重要ですが、教室内での教師の役割について考えさせられました。
 実践者の話が聞けて刺激的でした。自分の実践と比較して考えることができました。実践していく中で感じていることが非常に近く、どのように解決していこうかアイデアをもらえました。
授業で実践していると孤独を感じてしまうことがあります。特にうまくいかなかったと感じる授業では、それを感じてしまいます。しかし、今日は多くの実践する先生方の存在を感じることができてかなり孤独が解消されました。
教師側の不安材料として、チャットの書き込みから「動画を作るエネルギーが掛る」とのことで、反転授業=動画作成 がイメージとしてあると思いました。協働学習重視(問題解決力重視)がしたいから、時間が欲しくて「反転授業」をされているということを知ることが出来、とても参考になった。
1.反転授業は、長い教育実践のうえで確立化していくこと。2.確立化していく過程でリフレクションカードなど、児童・生徒の実態の把握はこまめに行うこと。

3.芝池先生の実践は、私が考えていた教壇の教師と机に座る生徒という関係ではなく、教師にアドバイスを求めたり、生徒同士で疑問を投げかけて解決させる手法が写真や説明を通じてよくわかりました。

「反転授業」という形式がよいのではなく、生徒のやる気を引き出す、生徒主体の授業を作り上げる上での一方策である、ということ。
生徒のグループや教師に、ファシリテーション能力がある程度必要であるということ。
ジグソー法という授業形式。
「反転授業」はうまくいけば生徒が活き活きと学習に取り組む姿が見られる・・・
自分の知らない世界がまた広がったこと
反転授業やジグソーのポイントは時間の確保、主体的な学習、教えることで学ぶ、の三点であるように感じました。
さらに、このうち最も重要なのは二番目ではないかと思います。
会社で資料を拝見しました。
行動プロセスは、QCサークルに近い行動様式ですね。その為、結果が決まっているので、この後どのようにスパイラルアップするかまでは、内容的に少ないですが、自分の意見が問題解決に寄与するので、参加率が上がり、効率的に全体の理解力は深まると思います。このように参加型の授業は面白いし、子供たちが居眠りするのを防ぐにはいいですね。
「反転授業」というのはあくまでツールである、ということ。
ICT+公教育の立ち位置を、改めて見直す機会となりました。

 

このように、多数のコメントをいただきました。これを出発点として、Facebookグループを中心に、理解を深めていきたいと思います。

みなさんは、これを読んで、どのように感じられましたか?

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

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反転授業で予習率を高める工夫~熊本壺溪塾学園の「配信授業」

反転授業とは、生徒が自宅でE-Learningで予習をしてきて、教室で発展的な学習や、達成度別の補習を行うというものです。

その際、

予習をしてこない生徒がいる場合、どうしたらよいか

ということが課題になります。

僕は、その解決策として3つあると考えています。

 

1つ目は、予習してこない生徒もいるという前提に立ち、「生徒が予習してきたくなる仕組みを作る」という方法です。これについては、「反転授業で全員予習してこなかったときの対策」という記事に書きました。公教育の場合は特に生徒のモチベーションにばらつきが大きいと思いますので、全員予習してくるということを前提にするのは難しいかもしれません。

 

2つ目は、「E-Learningで予習させる」ということをあきらめて、最初の10分~15分で内容の説明をし、残りの時間をグループワークと振り返りに使うというやり方です。E-Learning教材は授業内容の補足として、生徒が自由にアクセスできるようにWebにアップしておくという方法もあると思います。関東一校の横山先生の実践例がこれにあたります。

 

3つ目は、あくまでも全員予習してくることを目指すという方法です。予備校や塾だと、受講生のモチベーションが高いので、この方法が可能だと思います。熊本県にある大学受験予備校、熊本壺溪塾学園の古文を担当されている甲斐 資子先生は、ThinkBoardというスクリーンキャスト型の講座作成ソフトを利用して、非常に興味深い実践をされているので、ご紹介したいと思います。

甲斐先生の反転授業の実践は、熊本日日新聞でも紹介されました。

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甲斐先生が使っている講座作成・配信システムは、反転授業用に開発されたもので、生徒の予習状況が把握できるように工夫されています。

講師は、ThinkBoardという講座作成ソフトを用い、ヘッドセットとペンタブレットを用いて講義を作成します。

その後、作成した講義ファイルをThinkBoard Learning Manager というLMSにアップします。

生徒は、LMSにログインし、講義を受講します。

ここに、非常に興味深い2つの機能があります。

1つは、生徒の受講履歴の時系列がLMSに残るという点です。各生徒が、何時から講義を受け始め、どこで一時停止したか、どこを繰り返したか、といった生徒の学習状況がすべて履歴としてシステムに残り、把握することができます。生徒が一時停止したり、反復したりする場所は、理解しにくかったところなのだというように講師があらかじめ知ることができます。

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もう1つは、講座を見終わった後に感想を講師に送るようになっていることです。どこが難しかったとか、全問正解だったとかといったメッセージを講師に送ることで、自分の状況を講師が分かってくれているという安心感が出るそうです。また、講師側からすれば、授業前に理解度を確認することができます。

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授業では、生徒の受講履歴データと、生徒からのコメントを元に、分かりにくかったところを重点的に解説することができます。

講師は、勘ではなく、データを元に、本当に生徒が分からないことを詳しく説明する授業をすることができるのです。

この授業が、実際にうまくいっているのかどうか、甲斐先生からコメントをいただきましたので引用します。

—- ここから引用 —–

私の講座では、「配信授業」であって、「予習」という言葉は使いません。「予習」であればオンラインの授業を誰も視聴してこないだろうと想像します。

近大付属の「反転授業」の試みがテレビ取材され放映されたとき、司会者が「予習大変そう」とコメントして、すべてが「わや」になった、と思いました。

私は,「配信授業」に特別な意味を持たせます。センター型問題の解説授業のコンテンツなのですが、あらかじめ問題を解かなくてもいい、とにかく視聴して、コメントを返すように。と伝えてあります。「技を盗む、要領を覚える、そして対面授業に出る」ことを徹底させました。

彼らは、「残せる、何回もいつでもどこでも視聴できる、得点に結びつく技の詰まった」配信授業は、特別なものだという意識を持ちます。また、明らかに他とは違う授業を受けている満足感を持ちます。対面授業の時に、「コメントに~質問があったけど…」とコメントに触れるので、「見てくれている」という安心感を持ち、またコメントを返そう、と思うようです。実際に、こっそり先生と秘密のやりとりをしている面白さ感を抱くようです。生徒へのコメントはすべて返します。つぶやきを拾い、ほめて、励まします。

LMSを確認すると、こちらの授業の展開の仕方の、まずかった点も分かります。生徒の躓きもチェックできます。毎回必ず国語科の先生に視聴して頂いています。

対面では要領の生きる演習問題を解き、答えを皆で導くので、生徒は配信授業を視聴していないと「地獄」の一時間になると心得ています。

予備校の授業ですし、センターで高得点を取る必要があり、後がない…切羽詰まった生徒達ですので、効いていると感じます。ただ、センターの実施後でないと、結果が分からず、今後への課題もたくさん出ると思います。恐ろしいです。

—- 引用ここまで —-

ThinkBoard Learning Managerを用いた甲斐先生の実践のように、自宅での予習状況を把握し、さらにコメントのやり取りなどをすることによって予習率を100%に近づけていくというやり方も、十分成り立つという気がしました。

甲斐先生の反転授業の実践レポートをこちらからダウンロードできます。

 

課題が出てくれば、それに対して、解決策も出てきます。

これからも、実践例をできるだけ多く紹介していきたいと思います。

熊本壺溪塾学園の反転授業紹介ページはこちら

 

■10月7日のオンライン勉強会では、反転授業やアクティブラーニングを実践されている先生が、実践例を紹介してくださいます。

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反転授業にiPadは必要か?

反転授業のニュース記事を読むと、ほとんどの場合iPadなどのタブレット端末との組み合わせで語られているように思います。

佐賀・武雄市でも、「小学生・中学生にタブレット端末を配布し、反転授業を行う」というように報道されています。

また、全国で先駆けて反転授業を行っている近畿大学付属高校でもiPadが生徒に配布され、英語や数学の授業が反転学習形式で行われています。

反転授業研究会(数学)

反転授業への道(英語)

これらのニュースを読んで、

 

「反転授業には、iPadが必要だ!」

 

という印象を持つ人が多いと思います。

 

9/24に書いた記事「佐賀・武雄市が「反転授業」用にタブレット端末を配布することについての分析」で、僕は、

— 引用 —

結論から言えば、「反転授業による教育効果」という点から見れば、必ずしもタブレット端末は必要ないと思います。

今の時代、自宅にインターネットに接続できる端末(PC、タブレット、スマホなど)を持っていない人のほうが少ないですから、基本的には自分のものを使うことにして、持っていない人には安価な端末を購入してもらうという方法にすれば、導入コストが下がります。

小学生の場合、そもそも親のサポートが期待されているわけですから、親のPCを使って、親子で予習動画を見るということで事足りると思います。

— 引用 —

と書きました。

しかし、その後、iPadを導入している高校や塾などの実践例を調べると、タブレット端末による教育効果というものもあると考えるにいたりました。

以下で、具体的に述べたいと思います。

参考にした実践例は、次の2つです。

(1)袖ヶ浦高校の実践例 Z会の寺西さんの記事→「主体性を育むタブレット授業、千葉県立袖ヶ浦高等学校」

袖ヶ浦高校の情報コミュニケーション科では、「情報活用能力」「コミュニケーション能力」「論理的思考力」「情報モラル・セキュリティ対応力」の4つの力をつけることを目指し、授業が行われているようです。

特に反転授業が行われているわけではなく、教師が個々にiPadの利用法を工夫しているようです。

リンク先の記事からの引用です。

— ここから引用 —

写真2は「国語」の授業。教科書に出てくる文章の考察で、日本人と外国人の「水の流れ」に対する美意識の違いをイメージするために、ネットから画像を集め、電子黒板に投影しているようすです。

生徒が探し出してきて、タブレット上の共有ファイルに投稿した画像が次々に電子黒板に表示されます。それらを見ながら別の生徒が別の写真を投稿する、これは学習環境の同時性を利用した、見事なフロー情報の活用です。

そして、ある一定の数が集まったとき、水の流れの特徴別に分けて保存、この段階でストック情報として使えます。

— 引用ここまで —

僕がよく知っているインターナショナルスクール(イギリスカリキュラムの小学校)では、リサーチの宿題がよく出ます。これは、各自がそのときに勉強しているテーマに関して調べて、その内容を1枚の紙にまとめてくるというものです。ほとんどの生徒がインターネットや本で調べたことをまとめ、カラープリンターで写真を印刷して貼り、重要なところを目立たせたりして、まとめてきます。

調べてくることは、どんなことでもよかったりするので、教室には「多様なリサーチ結果」が集まり、それを元に生徒がグループワークをしたり、プレゼンをしたりして、自分以外の生徒の発表から異なる見方を通して、対象を深く学びます。

袖ヶ浦高校も、授業の中にリサーチの要素を入れ、能動的に学ぶこと、他の人の見方に学ぶことを行っているように感じました。

そのような授業をやる際に、iPadがあるとリサーチ結果をまとめる際に、表現の可能性が増すのと同時に、将来、ITを使ってプレゼンテーションをやるためのトレーニングを積むことができるというメリットがあると感じました。

比較すると

iPadなし → ポスターに、プリントした写真を貼り、説明文を書いてくる。 教室では、ポスターを見せながらプレゼン・グループワークをする。

iPadあり → 画像、音声、カメラで撮った写真、動画などを利用してコンテンツを作る。それらを電子黒板を使って全員で共有しながらプレゼン・グループワークをする。

というように、扱えるコンテンツの種類が増えるため、より豊かな学習ができる可能性があると感じました。しかし、その場合でも、重要なのは授業の方向性であり、何のためにプレゼン、グループワークをやるのかという教育方針の部分から考えてこそ、成果が出てくるのではないかと思います。

 

(2)広尾学園の実践例 こちらの記事を参考にしました→中高生はiPadでどう勉強するか? 広尾学園が授業を公開

広尾学園の記事を拝見すると、こちらもリサーチ、グループワーク、ディスカッション中心の授業を取り入れており、そこにiPadが活躍していました。

—- ここから引用 —

広尾学園は、iPadとオンラインサービスを組み合わせ、教師と生徒、生徒同士がディスカッションする授業を数多く取り入れている。その一例が、中学校1年生向けの地理の授業だ。中学1年生の地理の授業では、iPadと米Googleの「Google Earth」を利用(写真1)。生徒は、世界の各地域をGoogle Earthで巡って地理的な位置を視覚的に理解した後、月別の気温と降水量のデータで気候を分類する「ケッペンの気候区分」を基に、各地域の気候や植生を調査した。

気候分類の作業やプレゼンテーションには、手書きノートアプリケーション「GoodNote」を利用。生徒は、iPadに表示した気温や降水量の資料に直接書き込みながら班内で議論し、その結果を基にクラス全体へのプレゼンテーションをしていた(写真2)。

中には、米Appleの動画編集ソフト「iMovie」を使い、動画を組み込んだプレゼンテーション資料を作成するなど、自発的にiPadの機能や表現力を生かす生徒もいたのが印象的だ(写真3)。

— 引用ここまで —

このようなリサーチ、グループワークは、必ずしもiPadのようなICT機器がなくても行うことができますが、ICTを利用することで、もっとワクワクするような授業を行うことができそうです。

僕は、かつて、「熊本県を旅行する予定のドイツ人」に、スカイプで日本語を教えたことがあります。そのときは、Google Mapを使って、観光で訪れる予定の熊本城の近くで道を聞く練習をしました。

テキストに載っている例で、道を聞く練習をするのと、来月行く場所の地図を使って、道を聞く練習をするのとでは、「Exciting 指数」が全然違います。

頭が、グォーーっと活性化するのです。広尾学園の地理の授業も、きっと同じようにエキサイティングなものになっていたんじゃないでしょうか。

もうひとつ、広尾学園の授業の様子を引用します。

— ここから引用 —

授業内で知識を定着させる工夫として、ドリル形式の学習にiPadを取り入れていたのが、中学校1年生の英語の授業だ。同授業では、期末試験の文法問題で正答率が低かったという「人称代名詞」に関するドリル形式の復習授業を実施していた。教員がホワイトボードに3択問題を投影した後、生徒は制限時間内に回答を考え、選んだ選択肢をiPadに表示。制限時間になると生徒は一斉に回答を教員側に提示し、先生が回答の説明や解説をする、といった流れで授業を進めていた(写真6)。

— 引用ここまで —

これは、クリッカーのような役割として、iPadを使用している例です。

僕も、WizIQを使ったオンラインライブ講義で、アンケート機能と、チャットボックスをフル活用していますが、これが、使ってみると本当に便利なんです。今まで、予備校で授業をやっているときには、生徒の顔の表情から雰囲気を読み取って、分かったかどうかを判断して進めていました。

しかし、アンケート機能を使えば、問題を出して、どのような解答を選んでいるのかリアルタイムでグラフ表示できるし、チャットボックスで質問を受けて、それを見て理解度を確認しながら進めることができるのです。

直接質問するよりも、チャットボックスに打ち込むほうが、心理的な抵抗感が少ないので、これまでに出てこなかったような質問や、本音のようなものがどんどん出てきます。これは、僕も、やってみて気がついたことですね。

 

まとめます。

(a)iPadは、リサーチ、グループワーク、プレゼンテーションなどを通して21世紀型スキルを身につけることを目指す授業に役立つ。

(b)授業中の生徒の反応を取るためのアンケートや、チャットボックスのようなものとしても利用できる。

この他にも、教育現場にiPadが入っていくことによって、教師や生徒の創造力が刺激され、さまざまなエキサイティングな「使い方の発明」がなされていくことでしょう。

 

反転授業が生まれたアメリカでは、インターナショナルスクールと同じように、リサーチ、グループワーク、プレゼンテーションをベースにした授業が多く、その時間をより多く確保するために、「一斉講義の時間を動画で置き換える」という発想になったという歴史的な背景は重要です。

21世紀型スキルを身につけるためのエキサイティングな学びが、日本のあちこちで行われるようになるのなら、望ましいことです。

そして、「Exciting 指数」の高まりによって、予習をしてこない生徒をどうするかといった問題が発展的に解消するというのが、反転授業導入を成功させる王道なのではないかと思います。

 

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反転授業導入を成功させるための2つのポイント

佐賀・武雄市で行われる「小中学生全員にタブレット端末を配布して反転授業を行う」という取り組みについて、肯定的な意見、否定的な意見とが飛び交っていますね。

今日は、このような取り組みがどうすればうまくいくのかを生態系とのアナロジーで考えてみたいと思います。

「小中学生一人ひとりにタブレット端末が配布される」というのは、生命システムでいうと、地球に隕石が落ちて粉塵が撒き上がり、気温が一気に下がる・・くらいの大きな環境の変化だと思います。

それまで地球に君臨していた恐竜は、環境の変化についていけず絶滅し、他の生物も絶滅と隣り合わせの状態で、必死に生きていく道を探っていたと思います。

最近のエピジェネティクスの研究から、環境ストレスによってDNAメチル化のパターンが変更されることが分かっていますから、突然変異率も上がったかもしれませんね。

生死をかけて、ありとあらゆる可能性を探り、その中でうまくいった遺伝子が拡散して共有され、環境の変化に適応していったのでしょう。

環境への適応速度は、2つの量によって決まります。

(a)突然変異率が高いこと

(b)遺伝子の拡散速度が大きいこと

 

体が大きい生き物は、一般的に寿命が長くなります。

世代交代の速度が遅いので、環境の変化についていきにくいのです。

恐竜が絶滅した理由のひとつは、世代交代の速度が遅く、環境に合わせて自分を変えていくことができなかったのでしょう。

一方で、体の小さい動物は寿命が短く、世代交代が速いため環境の変化についていきやすいです。

体の小さい哺乳類は、環境に適応するように自分をすばやく変化させ、今の繁栄を築いたのでしょう。

 

さて、反転授業の話に戻りましょう。

「タブレット端末を使って反転授業をする」という環境が設定されることで、「一斉授業」という恐竜が絶滅の危機にさらされます。

新しい環境に対応するためには、

(a)突然変異率が高いこと=現場で多様な試行錯誤ができること

(b)遺伝子の拡散速度が大きいこと=現場の成功例を全体でシェアできること

の2つが大切になってくるでしょう。

 

そう考えると、「反転授業」という枠をはめるのではなく、「一人一台タブレット端末があるという環境を生かして、これまでにはできなかった取り組みをしてください」という程度の自由を現場に与えたほうが、様々な創造的な取り組みが現場から生まれてくるのではないかと思います。

これについては、袖ヶ浦高校の情報コミュニケーション学科実践例がとても参考になります。

 

また、現場の成功例をシェアする仕組みについては、現在ではインターネットがありますから、Facebookのグループページや、SNSなどの利用が有効だと思います。

アメリカで反転授業が広まった背景には、Flipped Learning Network というSNSで、教師がノウハウをシェアしたということがあります。日本で反転授業が発展するためには、同様の取り組みが重要だと思います。

 

グループで情報をシェアするメリットは、成功例の拡散に留まりません。

アイディアを持ち寄り、お互いにアイディアを受粉しあうことによって、個々の知性を超えた「集合智」(Corrective Wisdom)を作り上げる可能性が生まれます。

反転授業の導入によって注目されてきたグループワークの目的の1つは、この集合智を生み出すスキルを磨くことです。

そのためには、教える側が、自らグループに参加し、集合智が生み出されるプロセスを体験し、その重要性を深く心に刻んでおくことが、きっと反転授業の取り組みにも役立つと思います。

 

また、生物進化のシミュレーションの研究が示唆しているのは、他種と共生的な関係を結び、ネットワーク化した種が生き残りやすいということです。

反転授業の一斉導入が成功するかどうかは、現場で自由に試行錯誤し、それをグループでシェアし、グループ内でアイディアを受粉しあって集合智を作り上げ、巨大な助け合いのネットワークを作るというプロセスをどれだけ高速で行うことができるかにかかっていると思います。

佐賀・武雄市の取り組みが注目されることによって、反転授業の成果が評価の目にさらされることになると思います。

失格の烙印を押される前に、明確な成果を築き上げる必要があります。

これは、時間との勝負になると思います。

 

Facebookグループ「反転授業の研究」には、反転授業の実践をしている先生方や、大学の研究者、出版社、編集者、ICT技術者、企業コンサル・・・など、様々な方々が集い、毎日、大量の投稿がされ、そこには、「集合智」と呼べるようなものが生まれつつあります。

今、日本で、「反転授業」についての最先端の情報が集まっている場所かもしれません。

僕は、反転授業に関しては、それを俯瞰してあれこれ言うポジションではなく、絶滅を身近に感じながら、生き残りをかけてもがいているプレーヤーの一人です。

生存戦略として、自らどんどん実践し、実践例をシェアできる場を作り、さらに、そこに集合智を生み出していきたいと思っています。

また、反転授業オンライン勉強会も、企画していきたいと思います。

実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

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反転授業のポジション分析

反転授業には、様々な分析軸があると思います。

ひとつの軸は、授業の目標をどこに置くかです。

●創造力・問題解決力を伸ばす場合 → グループワーク中心

●基礎力重視・落ちこぼれ防止 → 学力別・個別サポート中心

ということになりますでしょうか。

もうひとつの軸は、営利か非営利かということになるかと思います。

営利企業の場合は、利益を上げることが目標になりますし、コストや集客も考えなくてはなりません。その中で、反転授業を導入するメリットを探っていくことになると思います。

一方、学校やNPO団体のような非営利団体では、純粋に学力が上がるとか、落ちこぼれが減るといったことが達成目標になると思います。

さらに、予習用の講義の作り方として、

・教師が自分で作成する
・営利・非営利団体が作成した動画講義、学習システムを利用する

といった分類もあると思います。

現在、反転授業を取り入れているところを、独断と偏見でポジションマップにまとめてみました。

 

 

武雄市については、まだ実像が見えてきませんが、「教え合い議論する授業ができる」と報道されていることから、やや創造力・問題解決力重視の位置に配置しています。

グループワークについても、「学びあい」の色合いが強い場合は、脱落者を出さないという意味が強まると思いますが、便宜上、上記のようにまとめました。

自分のところでも反転授業をやっているけど、マップに入っていない!という方は、田原までご連絡ください。

 

このように一言で「反転授業」と言っても、ほんとうに様々な取り組みがあるわけです。

ですから、「反転授業は、●●だ!」と言っても、ポジショニングマップのどこに位置する反転授業なのかによって、目指す方法も、手段も変わってくるので、議論の前提として、ポジショニングを確認することが生産的だと思います。

 

また、「反転授業」という型に捉われる必要はないと思います。

目指すべきは、教育の改善であって、「反転授業」をやることではありません。

ICTという強力な道具を使い、目の前の教育問題を解決するための試行錯誤した結果、多様なやり方が出てくるのが当然だと思います。

その中には、反転授業にするのがよい場合もあるかもしれませんし、反転しないほうがよい場合もあると思います。

最適な結果を模索した結果、それが、反転授業と呼ばれているものと似ている

ということであれば、それをやればよいのだと思います。

 

今、教育にICTという道具が使えるようになり、教育の問題解決の大きな可能性が広がりました。

僕は、現場での試行錯誤、実践の中から生まれてくる知恵をシェアし、そこにアイディアを受粉して、さらによいやり方を見つけていくといったポジティブで創造的な活動を教師や塾ができるような空間をオンラインに作りたいと思っています。

1年ほど前にスタートしたFacobookグループ「反転授業の研究」には、すでに様々な実践をされている方々が集まり、情報交換を活発にしています。

反転授業についてのオンライン勉強会は、これまでに8回行いました。

10月7日と10月30日にも行います。

 

実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

 

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反転授業で全員予習してこなかった場合の対策

反転授業では、授業に参加する前に、予習で自分で知識の習得を済ませておく必要があります。

これが、反転授業を導入するにあたって、大きなハードルになっていると思います。

生徒の学年や、学習意欲によっても大きく変わってくると思いますが、eboardの中村さんのレポートでも「大阪の偏差値が悪くない私立高校でも半数見てくればよいほう」という報告がありました。

僕が、オンライン反転授業をやったときに、最初にアンケートをとったら、30%くらいが予習してきていませんでしたが、これは、実は、かなりよい数字だということになるんですね。

そのときは、50%が予習動画を難しかったと答え、30%が予習してこなかったという状況だったので、ある程度、基本を確認しながら進めたのですが、予習をしっかりしてきた生徒からは、一部、不満の声もあがりました。

そこで感じたのは、「予習してきたほうが、授業を楽しめるという授業スタイルの確立」が大切だなと思ったのです。

現実的に予習してこない生徒が、一定数いるという状況を踏まえた上で、その割合が減っていくような仕組みづくりをするということです。

どういう方法があるか、考えたり、調べたりしていたら、とても参考になるブログ記事を見つけました。

カピバラ親子の2000日奮闘記

このブログ記事を見ると、どうやらクラスを3つに分けているようなんですよね。

1)理解できない生徒 → 教師が黒板で解説
2)ある程度できた生徒 → 個別学習で問題演習
3)できる生徒 → グループワーク

予習してこなかった生徒は、自動的に1)に振り分けられるということにしておけばよいだけなので、このやり方だと、予習してこなくても大きな問題にならなさそうです。

意欲のある生徒は、2)や3)に入りたいと思うことが予想されるので、自分のために2)や3)のグループに入ろうというモチベーションが出てくると思います。

一斉講義だと、だいたい中の下のレベルに合わせて講義を行うことが多いと思います。

特に公立小学・中学の場合は、生徒の学力のばらつきが大きいので、そうすると中の上より上の子にとっては退屈だし、一番下の層はそれでも分からないし、ということで、全体の30%くらいがちょうどよいレベルだと感じられるのだと思います。

それを解決する方法として、このようなやり方をすると、それぞれが自分にあった学習ができて、より効果が上がる可能性があります。

反転授業については、今、僕も含めて、現場でさまざまな試行錯誤がされている段階です。

いろんな問題点が噴出してきていますが、それを解決するための工夫もすごい勢いで生まれてきていると思います。

その情報をシェアして、拡散して、アイディアを受粉して、新しいものを作り出していくことができればいいなと思っています。

実践している先生方、ぜひ、情報を下さい。

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

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小学生に反転授業は可能か?実践例から学ぶ

佐賀・武雄市で小学生・中学生にタブレット端末を配布して反転授業を行うということが決まり、それをめぐって様々な意見が飛び交っています。

Twitterでつぶやかれていることを見てみると、期待している、楽しみだという声もある一方で、反転授業を小学校で行うなんて言語道断という声もありました。

賛否両論あるのは当たり前ですから、議論が活発に行われて、理解が深まったり、よいアイディアが出てくればよいと思いますが、気になったのは、現場の声とか、実践例とかが圧倒的に少ないということでした。

頭で考えて「こうだ!」と言っても、多くの場合、実践してみると、考えもしなかったことが次々と出てきます。これは、僕がオンライン教育をはじめてから9年間で嫌というほど味わってきたことです。

予想通りにいったことなどほとんどなく、予想外のことが次々と起こって、そこから考えてもいなかった方向へ発展していく・・・この繰り返しでした。

ですから、小学生への反転授業の導入がどうなるかを考えるときに、実際にやってみたらどうだったのかという実践例を知りたいと思ったのです。

そんなとき、小学生・中学生・高校生を対象とした無料動画学習サイトeboardを運営している中村孝一さんに意見を伺う機会がありました。

eboardは、まさに日本語版カーンアカデミーとでも言えるようなサイトで、反転授業をやりたいと考えている皆さんには、とても有効なサイトです。

eboardはこちら

eboardの中村さんは、

「反転授業は、個別対応を可能にする可能性は持っていると思いますが、小学校から試験的にというのは、やり方がまずいと思います。」

「まず家で動画は見ないですね。うまくいかせられるかもしれないのに、やり方と前提が間違ってる気がします。」

とおっしゃっていたので、そのような意見を持つにいたったベースになる経験があるのかどうかをうかがったところ、次のようにお答えいただきました。

非常に示唆に富むコメントですので、こちらで紹介させていただきます。

—— 以下、中村さんのコメント ———–

2か月弱学校現場に入って、eboard導入を進めたので、そこでの経験が大きいですね。これが学習塾やNPOなら問題ないと思います。また反転授業そのものに、異を唱えているわけではないです。

①まず、海外事例と日本の公立校でやる場合との一番大きな違いは、学習指導要領だと思います。

いい悪いは別にして、日本の公立校では、学習指導要領をもとに、みんなが同じ授業を同じように受けます。それを前提にあらゆる仕組みが作られています。

たしかカーンのビデオであったようなやりとりですが、「ガブリエル、あなた2学年分は進み過ぎよ。他の子にも教えてあげて」的なことは日本の反転授業では起きないはずです、法律として。また現場の先生は、それを好ましく思いません。

反転授業の、特に学校・学級でやる場合のメリットは、学習の個別化だと、個人的には思っています。個別化することで、理解度や習熟度に合わせて学習ができる。ところが、現行制度はそれを許容してないんです。

さらに学習指導要領、特に学校の先生方の目標は、基礎・基本の力をつけることで、「動画で基礎をやって、応用を…」は求めていません。「なんとか卒業するまでに、中1くらいの英語は全員身につけていってほしい」が現状です。

②上記とも関連して、これは体験的なことですが、現場に行くと子どもの学習意欲は総じて低く、さらに意欲・学力にばらつきがあります。残念ながら宿題で動画を課しても、動画の質に関わらず見てこないと思います(半沢直樹を見てこいでも、実際難しいと思います)。反転授業を大阪で実施されている私立高校でも(偏差値は悪くないです)、半数見ればいいほうというのが現状だそうです。

見てこない子が一定数いた場合、結局同じことを授業でやるはめになります。結局反転しようにも、反転できない。学級や実施回によって見てくる子の割合が違う、理解度も違う。さらにこれが先生によっても、学校によっても違う。

そうなるなら、デジタル教材と映像授業はもっと別の形で効果的に使えます。家で動画を見て、学校で応用を…ではなく、補習として最初から最後まで動画とドリルをひたすら繰り返す時間がもうけられれば、基礎的な学力の強化を図るとか(これを今はeboardは放課後学習支援として進めています)。

—— ここまで ——-

eboardの中村さんは、現段階では数少ない「実際にやってみた人」です。

僕は、まずその声をよく聞いて、それをベースにして、何とかよい方法はないかということを考えたいと思います。

僕と同じように、実践例、現場の声を聞いてから考えたいという人には、中村さんの声は、非常に参考になると思います。

中村さん、貴重なコメントをありがとうございました。

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■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

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佐賀・武雄市が「反転授業」用にタブレット端末を配布することについての分析

佐賀県武雄市で、小中学生全員に1台ずつ配るタブレット端末で「反転授業」に取り組む方針を決めたという記事が朝日新聞デジタルに出ていました。

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まずは、新しい試みがスタートしたことを評価したいと思います。

ここで考えたいのは、

反転授業にiPadなどのタブレット端末は必要なのか

ということです。

結論から言えば、「反転授業による教育効果」という点から見れば、必ずしもタブレット端末は必要ないと思います。

今の時代、自宅にインターネットに接続できる端末(PC、タブレット、スマホなど)を持っていない人のほうが少ないですから、基本的には自分のものを使うことにして、持っていない人には安価な端末を購入してもらうという方法にすれば、導入コストが下がります。

小学生の場合、そもそも親のサポートが期待されているわけですから、親のPCを使って、親子で予習動画を見るということで事足りると思います。

グループワークを中心に据えたいということであれば、予習は動画でなくてもよいかもしれません。

アメリカで行われている「LTD=Learning Through Discussion」という手法は、本を読んでくることが前提で、それをベースにしてディスカッションするものです。ここでは、動画ではなく本、または、資料が予習のための素材です。動画に比べて口当たりは悪いですが、それによって鍛えられる部分もあります。

また、アクティブラーニングの小林先生などがやられているように、プロジェクターを使い、最初の10分くらいで知識の説明をして、その後、グループワークにするという方法もあります。この場合、生徒の予習状況が揃っていないという状況を避けることができるというメリットもあります。

タブレット端末のメリットは、実は、自宅に持ち帰れるということではなく、学校にいるときに一人一台端末があるということにあるのだと思います。

自宅で使うということであれば、自宅のPCなどの端末を使えばよいわけですから。

学校にいるときに一人一台端末があるということはどういうメリットがあるかというと、個人の学習状況を確実に記録してデータ化できるということだと思います。

自宅で予習するように指示しても、やってこない人がいたりして、学習状況と推移を把握するためのきちんとしたデータが取りにくいです。

しかし、学校の教室で全員がタブレット端末を持っていて、授業の最後に教師が小テストを課したり、振り返りとしてアンケートを書かせたりすれば、確実にデータを蓄積することができます。

ただ、データの蓄積を目指すのであれば、スマホ端末のようなものを教室に常備しておいて、ユーザーIDでログインし、授業中はClickerなどとして使いつつ、最後のデータ取得を行い、授業が終わったら学校に戻すということでも事足りるのかもしれません。この場合、コストはかなり下がると思います。

佐賀・武雄市では、15年春までに小学生と中学生の全員にタブレットを配布するそうです。

4200台のタブレット端末から上がってくる学習データをデータベース分析して、教材開発やカリキュラム改善などにつなげていくという視点で見て、はじめて「タブレット端末」の導入という話のポイントが見えてくるのではないかと思います。

反転授業のデメリット

今日は、反転授業のデメリットについて考えてみたいと思います。

反転授業のデメリットを論じるときに、予習をしてこない生徒の対応をどうするかという話が出ることが多いのですが、それは、反転授業に限ったことではないので、反転授業のデメリットとして捉えるべきではないと僕は考えています。

たとえば、達成度別に振り分けて授業をするのであれば、予習をしていない生徒は、達成度が低いグループに振り分けられてサポートされることになります。

学力が低くて予習をしてこなかった生徒であれば、通常の授業よりも時間をかけてサポートできますし、モチベーションが低くて予習をしてこなかったのであれば、達成度別に分けるということが予習のモチベーションにつながるかもしれません。

また、アクティブラーニング型のグループワークをやる場合でも、グループに貢献したり、グループワークを楽しんだりしたいという気持ちが、予習のモチベーションを高めることも十分にありえると思います。

また、予習という形にせず、最初の10-15分間で知識の導入をし、その後、グループワークを行うという授業形式をとり、グループワークの状況を見て、知識の導入部分を予習にしていくというように、段階的に導入するという方法も現実的ではないかと思います。

というわけで、僕は、予習をしてこないケースの対応というのは、反転授業のデメリットだとは思っていないのですが、先日紹介した「反転授業の効果は試験の点で5%アップ…それが“大きな成功”と言える理由」という記事の英語版を読んでいて、おもしろいコメントを見つけました。

引用しますね。

—- ここから引用 —-

I’m not sure what is so innovative or new about “flipped” classrooms. Students need to be engaged with new material at least three times to gain competence. The traditional mode of study accomplishes this with (1) reading assignments, (2) in-class discussions , and then (3) review for examination. The only difference with the traditional mode and flipped classrooms seems to be online videos replacing books in the first step.
Are videos really a superior replacement for books? What will happen to reading skills?

—– 引用ここまで —-

これを理解するためは、背景を知る必要があります。

アメリカなどでは、グループワークやディスカッション、リサーチなどが教室で頻繁に行われます。

これは、学年が進むにつれて、よりその傾向が増してきます。

反転授業というのは、そういう土壌の中で生まれてきたやり方で、授業時間が減って、十分なグループワークの時間が取れないという状況で、知識の導入部分を予習にして、グループワークの時間を確保しようということで生まれてきたのです。

また、「本を自分で読んでこい」という形の予習を課すケースは、反転授業が生まれる以前から存在していたため、コメントのように、

「伝統的なやり方と反転授業の違いは、予習を読書にするか、動画にするかだけの違いで、たいした違いはない」

というような感想も出てくるのですね。

そして、「ビデオ講義は、本当に読書よりも優れているのか? 読書スキルはどうなるのか?」という疑問を呈して終わっています。

これは、とても面白い指摘だと思います。

ネットには膨大な情報があふれていますが、書籍からしか得られない情報もまだまだたくさんあり、また、書籍のほうが信頼できる情報が得られやすいという面もあります。

僕は、授業以外に読書スキルを上げる機会を作ればよいのではないかと思いますが、まだ、検討する余地がありそうなので、引き続き考えたいと思います。

 

 

 

反転授業だと親が学習をサポートできる

「第3回 反転授業の勉強会」のときにディスカッションの中で出てきてはっとさせられたのが、

反転授業だと、親が学習をサポートできる

という点でした。

一般的な復習形式の宿題と違って、動画講義を見て学ぶ宿題は、親子で一緒に見て、必要に応じてアドバイスすることができます。

ノートなどを作るときでも、内容をシェアできているので、作り方などについてアドバイスすることが出来ます。

 

子供の教育を、学校にまかせっきりにするのではなく、親が見につけてきた様々なノウハウを子供に伝授する場を持つことは、非常に重要だと思います。

このようなことは、場合によっては子供の自立心を奪う行為だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子供の成長を願い、教室で子供が活躍して、自信を持てるようにサポートするという立場をとっていれば、それは、むしろ子供の自立心を高める行為になると僕は思います。

オンラインで完結する反転授業

反転授業研究会の記事「iPad  または iPad mini?」へのトラックバックです。

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物理ネット予備校の田原です。

フィズヨビに反転授業を導入するにあたって、通常の教室に導入する場合との違いがあるなと思いました。

「iPadなどのタブレットを生徒全員が持っている」ということを導入の前提とすると、今の日本の現状では、かなり大きな制約になると思います。

僕の知っているアメリカ系のインターでは、中学生以上は学校側からiPadを支給しているので、そこで反転授業をやっているかどうかは分かりませんが、教師がやりたいと思えば、簡単に実現する土台が出来ています。

フィズヨビの場合は、「ネット予備校」ですから、アクセスしてくれる段階ですでに全員がネットにつながるPCを持っていることが保障されています。

ですので、「全員がタブレットPCを持っている」というような条件に制約されずに済みます。

ただ、高校などと違って、参加者が全国に分散しているため、「教室に集まる」というのが難しいのです。

それを解決するのが、WizIQなどのオンラインルームです。

反転授業を「E-Learning+リアルのハイブリッド授業」と捉えてしまうと、僕のやっていることは反転授業とは呼べなくなるのですが、

「動画講義で予習し、知識をインプット+リアルタイムで集まり、知識をアウトプット」というように捉えれば、すべてをオンラインで完結させることが出来ます。

オンラインルームでは、シミュレーション動画を見せたりすることも簡単ですし、チャットボックスに参加者がどんどん書き込んでくれるため、リアルの教室では見ることが出来ない「生徒の頭の中」をリアルタイムで見ながら、授業を進めていくことが出来ます。

受講者にアウトプットを促すための授業は、これまでの一斉授業とはやり方が根本的に異なるため、現在、試行錯誤中です。

8月11日(日)22:00から「単振動ゼミ」の無料ライブ講義を行います。

シミュレーション動画を使うなど、研究授業の色合いが強い講義になると思います。

ICTを利用した教育に興味のある方にとっては、かなりおもしろい試みだと思います。

ぜひ気軽に見に来てください。

「単振動ゼミ」