反転授業オンライン勉強会登壇者紹介~鈴木映司さん
このブログにも何度か書いていますが、「反転授業」と言っても、いろんな種類があります。
(1)アクティブラーニングや学びあいといったグループワークを中心に据え、その時間を確保するために知識の習得を予習にする。(高校など)
(2)MOOCsなどを予習動画に課し、ディスカッションやプレゼンテーション中心の学習をする。(大学など)
(3)知識の効率的な習得のため、スモールステップのE-Learning教材で個別に学び、分からなかったところを重点的に教師がサポートする。(学習支援NPO、補習塾など)
(4)予備校講師などが動画講義(60分程度)を配信し、その後、演習中心の授業を行ったり、分からないところを重点的に解説したりする。(進学塾、予備校など)
僕自身は、(4)のパターンの反転授業に興味を持って実践を始めました。ブログを作り、Facebookグループを作る中で、たくさんの方に出会い、反転授業のさまざまなあり方に気づくことができました。
その中でも、(1)の方たちから受けた衝撃は非常に大きかったです。
僕は、予備校講師として働いてきたこともあり、それまで教育を「学問の習得」という枠組みでしか捉えていませんでした。
21世紀型スキルの習得、キャリア教育といった視点を教えていただいたことが、教育というもののあり方を、根底から考え直していくきっかけになりました。
10月31日のオンライン勉強会で最初にお話してくださるのは、静岡県立韮山高等学校で地理を教えていらっしゃる鈴木映司先生です。
第1回の勉強会でお話してくださった小林先生のFacebookページのwallでのやり取りをきっかけに、メッセージをやりとりするようになり、鈴木先生の活動を知りました。
お話をうかがい、
公立高校という制約がある中で、これだけのことができるんだ!
と驚きました。
たとえば….
小さいホワイトボードを8つ用意して、グループワークをやったり、
生徒が持っているスマホにアプリをインストールしてもらい、それを「クリッカー」と呼ばれるアンケート集約端末として使ったり、
フィンランドと教室をスカイプでつないだり、
プリントにQRコードを貼り付けて、Webコンテンツを教材として使ったり、
アイディア次第で、授業がこんなにエキサイティングになるのかと驚きました。
公立高校で教えていて、タブレット端末の導入なんていつになるか分からないから反転授業なんて無理・・・と考えていた方も、鈴木先生のお話をうかがうと、いろいろなヒントを得られると思います。
でも、一番すごいなと思ったのは、そのような授業をなぜやっているのかというマインドの部分です。
オンライン勉強会でお話いただくことになったことをきっかけに、鈴木先生はブログを始められました。
そこに、アクティブラーニングをやるようになった理由や、キャリア教育との関連を記事に書いてアップされています。
このブログが熱い!
鈴木先生のお話の土台になる部分なので、ぜひ、勉強会の前までに目を通しておいて下さい。
ちなみに、簡単に斜め読みできるような内容ではありません。
書き手に気合が入っているので、読み手にも気合が必要です。
鈴木先生のブログ
「授業でキャリア教育」のブログ
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