反転授業オンライン勉強会:登壇者紹介~芝池宗克さん
反転授業オンライン勉強会の第3弾です。
全国に先駆けて、生徒全員にiPadを配布して反転授業を実施している近大付属高校の芝池宗克先生に、実践例を率直にお話していただけることになりました。
昨夜、オンラインではじめてお話しました。
芝池先生のブログ「反転授業研究会」には、よく目を通していたので、どんな方なんだろうなと想像していました。芝池先生も僕のブログのことをご存知で、「いつかどこかで会うことになるんじゃないかと思っていた」とおっしゃっていました。
オンライン勉強会のリハーサルも兼ねて、WizIQのルームに招待して、そこでお話しました。
芝池先生とお話して、一番強く感じたのは、「信念を持って取り組んでいらっしゃる方だな!」ということでした。
芝池先生が反転授業を導入するに至った経緯をうかがうと、3年前から協働学習に取り組むようになり、協働学習の時間をもっと確保するために反転授業を導入することにしたとのことでした。
芝池先生にとっては、「協働学習」こそが重要なもので、その効果を最大化する可能性を秘めたものとして反転授業があるということでした。
3年前に協働学習を導入したときに、周りから理解されずに苦労した話は、話をうかがっていて、状況がありありとイメージできました。他の人と全く違うことをやるというのは、風当りもきっと強かったのではないかと思います。その中で、「協働学習が生徒には必要だ」という信念を貫いてきたというお話に、感動してしまいました。
その頃は、「反転授業」なんて言葉が注目されて、今のようになるなんて、全く想像もできない状況だったと思います。
芝池先生は、独自に試行錯誤されているので、お話をうかがって、目からうろこのことがたくさんありました。
具体的には、オンライン勉強会で芝池先生がお話くださると思うので、ここには書きませんが、僕がなるほど!と思ったのは、
・全員が予習した状態で授業を行うための工夫
・グループワークが潤滑に進むための土台作り
・ジグソー法の利用
でした。
1つ1つのやり方をうかがっていると、失敗を重ねながら、長年かけて改善してきたという「時間の重み」を感じました。
芝池先生の実践例は、反転授業に取り組んでいる方、取り組もうと思っている方に非常に参考になるのと同時に、勇気付けるものになると思います。
■10月7日のオンライン勉強会では、反転授業やアクティブラーニングを実践されている先生(合計3人)が、実践例を紹介してくださいます。
■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。
※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。
最近のコメント