反転授業オンライン勉強会:登壇者紹介~横山北斗さん

インターネットは、人と人とをつなげることのできるツールです。

Facebookができてから、その力がさらに強まったように思います。

反転授業を実践されている先生は、全国に散らばっています。それぞれが、現場で、失敗を重ねながら試行錯誤していると思います。その試行錯誤のありのままを共有することができれば、お互いに参考になる部分があって、改善のスピードが上がるんじゃないかと思っています。

人と人とをつなぐためにはどうしたらよいか?

そのためには、まず、自分が情報を大量に出すこと。そして、その情報にアクセスしてくれた方とコミュニケーションをとることです。

これは、9年前からインターネットを使って仕事をしてきた中で学んだことです。

 

東京に出張した日のことです。その日はミーティングが4つありました。朝食ミーティングからスタートし、午前中にもう1つ、午後にもう一つ、夕食を食べながら最後のミーティングというハードスケジュールでした。

昼食を食べならがスマホをチェックすると、長いメッセージが入っていました。

それが、横山北斗先生との交流の始まりでした。

小林先生が僕について書いてくださった記事をFaceBookで見かけて、僕のFacebookの投稿をたどっていったら、僕がこのブログ「反転授業の研究」を書いていることに気づき、驚いてメールを送ってくださったということでした。

横山先生は、反転授業のための動画を作成するときに、このブログの記事を参考にしてくださったそうです。

 

「ちょうど東京に来ているので、もしよかったらお会いしませんか?」

とお返事し、夕食ミーティングの前に空いていた1時間に、コーヒーショップでお話しすることにしました。

 

そこで、横山先生が教育の道に入るまでの経緯、アクティブラーニングをどうやって実践しているか、実践の背景として考えていることは何か、といったことをたくさん教えていただきました。

・予習プリントや、最初の解説で、あえて詳しく説明せずに、グループワークで発見してもらう。

・解答プリントを配布して、グループワークを行う。

といった話は、非常に刺激的でした。これについては、オンライン勉強会で詳しい話を聞けると思います。

 

また、小林先生の実践例に登場する「セッティング」「立ち歩き」などが、どのような意味を持っているのかを解説してもらいました。

これが、僕にとって、とても役に立ちました。

その後に物理ネット予備校で行ったオンラインのグループワークでは、小林先生のやり方をベースにして構成したのですが、横山先生が、小林先生のやり方の背景を教えてくださったので、意図を理解することができ、応用させることもできたのです。

 

オンラインのグループワークには、横山先生も見学に来てくださり、コメントを送ってくださいました。許可を得て引用します。

—- ここから引用 —-

物理をあまり学んでないもので、すっかり生徒気分で参加できました。

日頃こういう立場の経験ができないので非常に貴重な経験でした。 ありがとうございます。

授業の中で分かっていく過程や、分からない不安さ、追いて行かれそうな焦り、難しそうな問題を見た時の恐怖(大げさですが)、確信が持てないことをグループで共有する躊躇い、しかし例えお互い に確信が持てないとしても同じように考えている人がいることの安心感などを久しぶりに味わうことができました。

読書などで新しいことを学んでいく過程とはやはり違って、良くも 悪くもライブならではのドキドキ感がありますね。 改めて、本当にとても貴重な体験をさせていただきました。 今後の授業で生徒の感情を感じ取るのに間違いなく活かせると思います。

—- 引用ここまで —

 

横山先生は、アクティブラーニングや反転授業をやりたくて教師になったとのことでした。

2年目の途中から満を持してアクティブラーニングをはじめ、手応えを感じて、3年目の今年は、最初からアクティブラーニングと反転授業に取り組んでいるとのことです。

横山先生の2013年の実践はこちらにまとめられています。

横山先生のブログ→アクティブラーニング&反転授業はじめました

 

横山先生は、ほんとうに様々なことを考えて実践されているので、「これは、何のためにそうしているのですか?」という質問を、オンライン勉強会ではどんどん投げかけていきたいと思います。

 

コーヒーショップで1時間だけ話す予定だったのですが、夕食ミーティングが急にキャンセルになり、そのまま話し続けました。

僕もすっかり気持ちが盛り上がって、時間を忘れて話していたら、気がつくと3時間が過ぎていました。

その日をきっかけに、横山先生とはFacebookなどで情報交換をさせていただいています。

 

インターネットは人と人とをつなぐ力があります。

10月7日の反転授業オンライン勉強会も、そのようなつながりがうまれるきっかけになればうれしいです。

 

■10月7日のオンライン勉強会では、横山先生の他、反転授業やアクティブラーニングを実践されている先生(合計3人)が、実践例を紹介してくださいます。

オンライン反転授業はこちら

 

■実践されている方、実践を検討されている方、ぜひ、つながりましょう。

Facobookグループ「反転授業の研究」はこちら

※グループに参加希望の方は、田原までメッセージ下さい。

 

 

 

 

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