カンニング禁止はテストのルールであって勉強のルールではない

小学生時代からペーパーテストに慣らされて育った僕は、

カンニング=不当に点数を取ること

というイメージを強烈に刷り込まれています。

 

テスト開始前に、先生が言う、「机を離して!」という言葉が、今でも耳に残っています。

 

でも、社会に出てみると、他の人の作ったものを分析して参考にするとか、真似をして作ってみるとか、本当に大切なスキルです。

ペーパーテスト以外では、「カンニング=他の人の知恵を盗むこと」は、奨励されるべきことで、そのスキルはなんとしてでも鍛えなくてはならないものだと思います。

 

反転授業では、クラス運営のやり方によっては、教室でグループ学習をすることになります。

各グループに分かれて、相談しながら問題を解いたりします。

アクティブラーニングの小林先生が実践されているグループ学習では、「立ち歩き」ということが奨励されているそうです。

これは、グループ内で相談しても問題が解けなかったら、他のグループの様子を見に行ってよいということです。

これって、言ってみれば「カンニング」ですよね。

カンニングが、堂々と先生によって奨励されているわけです。

 

グループ学習の目的は、グループごとの競争じゃないんです。

その時間に、自分たちが深く内容を理解することが目的です。

問題を解けたかどうかを上から評価されるのではなく、教科書を調べたり、近くの様子を見にいったりして、理解するためにいろんなことをして取り組む・・。

これって、社会に出てから、大人がやっていることじゃないですか。

 

「立ち歩き」のことを知ったとき、グループ学習は、本当に社会に出てから役立つ学習法だと確信しました。

深いな~ グループ学習! って感動しました。

 

感動は、行動の変容をもたらします。

僕のこれからの行動のベクトルが、感動したことをきっかけにグループ学習に向きました。

 

 

 

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