第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」の振り返り

8月26日に実施した第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」には、第1部に65名、第2部に34名の方が参加してくださいました。

藤本かおるさん、ギュンター知枝さんのお二人が、実際に実践してみて感じたことを率直に語ってくださり、参加者のみなさんは、それぞれ、感じることがあったようです。

参加者の皆さんの声をシェアすることによって、学びを立体的なものにし、理解を深めていきたいと思います。

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第12回反転授業オンライン勉強会「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」

首都大学東京国際センター日本語講師の藤本かおるさんにインタビュー

徳島大学共通教育センター ドイツ語非常勤講師 ギュンター知枝さんにインタビュー

第1部「はじめての反転授業&アクティブラーニング実践」への感想

 

クリエイティブライティング
アウトプット中心の進行が効果的だということがわかりました。
初めての参加なのですが、今回参加することで、受け手の思いを体験することができました。
初めて参加しましたが、大変参考になりました。現場の苦労が良くわかりました。時代は動いています。このような勉強会は有意義だと思います。
きれるお話でワクワクしました。
参考にさせていただきたいと思います。
途中から参加でしたので、もっと詳しく聞きたかったです。
教員といいながら、教育学の訓練をまったく受けておりませんので、多数の新しい言葉、仕組み、概念の提示があり本当に参考になりました。ちょっと本質を外れるかもしれませんがWisIQ自体にも非常に興味を持ちました。今回提示していただいたものをきっかけにさっそく自己学習を進めてみようと思います。何よりも教育者の先輩であるみなさんが試行錯誤されている姿勢に心が動きました。ありがとうございました。
藤本かおるさんの反転授業についてで、実践するにはどのような課題があるか、どう解決されているかがわかり、勉強になりました。大規模な学校でなくても、または学校全体でなくても、ひとりの先生でもやろうと思えば、実践できるのだとわかりました。ご苦労は多いかと思いますが、今後も頑張って続けていただきたいと思います。
両先生とも貴重な経験を話してくださり、ありがとうございました。
反転授業という授業形態を選択し、実際の場でそれを実行するためのノウハウやハードルは、学生であり、教育に関わる専攻ではない私にとっても興味深い話であったと思います。
特に大学内で使われているmoodleであったりのサービスは、反転授業に有効なのだと分かり、この手のシステムはこれからの教育で中心になってくるだろうと思いました。そのため、このような教育システムの研究をするのもおもしろいだろうなと感じられました。
・「勢い」という言葉が出てきましたが、とにかくできることをやってみるというお話に力を頂きました。
・著作権、動画の配信方法について知りたいと思いました。
・言語をなんのために学習するか?という問いに、自分を表現するためという答えを見て、感動でした。知的障害があって支援の必要な子どもにとって「リアルな学習」とは何かを考えさせられました。でも、今日のお話のお答えと同じでした。
藤本先生のアクティブラーニングの実践されていることにいくつか参考になるところがありました。動画の長さは10分以内とか、説明するときには多少噛んでもよい など。著作権の話は、これからのアクティブラーニングを実践していくうえでの課題であることに改めて認識しました。ギュンダー先生については、「ドイツ語をいかにして教えるか」という熱意はすごく感じましたが、アクティブラーニングについて、はあんまり語っていないように思えました。

今回初めて勉強会に参加させてもらいました。また機会があれば、第2部にも参加したいと思っています。今日はありがとうございました。

藤本さんのお話を伺って、著作権問題をどのようにクリアするかが課題だと感じました。今後勉強会でも取り上げていただきたいです。

ギュンターさんが「ドイツ語を学ぶことの喜び」をクラスの中に作り出そうとしている姿勢に心打たれました。6 Words Writingや文集作りは自分のクラスでもやってみたいと思います。

語学教育という、私にとっては未知の世界の話でしたが、私の行っている工学教育と共通する点があると感じました。反転授業の布教?をしていると、「私の分野には向かない」とおっしゃる方が少なからず居らっしゃいます。本学でも語学教育の方が、そのようなことをおっしゃっていましたが、そんなことはない、という想いを新たにしました。

藤本さんのご講演では、やはり著作権の問題が引っかかりました。FBの反転授業の研究のポストへのコメントとして、丁度この勉強会中に望月陽一郎さんが著作権35条に対するガイドラインのリンクを張られていました。このガイドラインをどのようにとらえるべきなのか、きちんとした法律の専門家を交えて勉強会を開く必要がある、と強く感じました。著作権法を変えてもらうべく、政治家に相談する必要も出てくるかもしれません。反転授業やMOOCといった新しい教育方法が日本で根付けるかどうかは、著作権の問題をクリアできるか否かにかかってくる、ような気がします。

http://jbpa.or.jp/pdf/guideline/act_article35_guideline.pdf

ギュンターさんの「書くために
表現方法(単語や文法)を 学ぶ」は素晴らしいですね.仕事柄学生たちが書いた論文(日本語、英語)を時折校正します。言うなれば「(実際の文章を)書かせて学ばせる」ことに相当していますが、文法の知識もなく、語彙も少ない学生が書いた論文を校正するのは本当に大変です。そういう視点の言語教育を自分でも受けたかったですし、今の学生たちにも受けさせたい、と強く思います。

長くなるのでやめますが、お二人とも素晴らしいご講演ありがとうございました。これからも益々のご活躍をお祈り申し上げます。

途中から参加し、さらに海外の図書館を通じて接続していたために動画やチャットを上手くフォローできませんでした。コースコーディネーターについてのご指摘など深く同意致します。ロゴスウェアはぜひ使ってみたいと思います。その他にもいろいろと勉強になりました。
ギュンターさんのご報告もいろいろと参考になりました。私もドイツ語を教えておりますので、英語とは異なった難しいところなど、よく分かる気が致します。Quizletの利用など、いろいろと学ばせていただきたいと思います。参考資料として挙げられた文献も読んでみたいと思います。貴重なご報告、どうもありがとうございます。
反転授業における動画作成上の課題として著作権があり、どこまでがグレーなのかが良くわからないので、取り掛かるのに二の足を踏みそうです。
また、チームティーチングである以上、こうした新しい試みを始めるのもかなり難しそうです。日本語教師の多くは主婦が多く、IT系には不慣れな教師が多いのも事実です。まずは自分だけが担当する科目だけでやってみるしかなさそうですね。以前は教える技術・腕を上げようとしていましたが、最近は学習者の質が変わってきたこともあり、どうやって彼らをやる気にさせるか?その方法は?ということに焦点が移ってきて、アクティブ・ラーニング、主体的な学びを引き起こす方法、教育心理学などに興味が湧いています。CMの「やる気スイッチ」が押せるような授業にするためにはどうしたらいいのか・・・そちらについても反転授業と共に勉強していきます。この度はありがとうございました。
すいません
とても眠くてこの時間はつらいです。もう少し早い時間が次回はお願いしたいです
1人15分ぐらいだと集中しやすいです間5分休憩で2人目のとかどうでしょうか。
15分-30分でぐらいでまとめられる気がします
藤本先生のお話は具体的で分かりやすかったです。ギュンター先生のお話は、途中で寝落ちしてしまいました。あとでもう一度見直したいと思います。
反転授業における実践に即した様々な知識を吸収出来ました。改めて、PDFなども参考に学習させて頂きます。初参加でしたが、ぐいぐいと引き込まれました。
予備知識を田原さんから流してもらいましたが、改めて本人からのまとめを見て、発見がありました。ギュンターさんのパワポのイラストの効果とか。いろいろヒントがありました。ありがとうございました。
非常に盛りだくさんな内容で刺激的でした。
皆さんのチャットの盛り上がりにとても驚きました。私も時々オンラインセミナーやりますが、なかなかここまで盛り上げられません^^;

著作権の問題はとても共感しました。
動画をどこにどのようにあげるのかといったようなことも、先生にとって意外とハードルが高いのだと感じました。

お二人とも準備大変だったと思います。お疲れ様でした。

藤本さんのお話は試行錯誤の過程がよく分かり、また何が課題かもはっきりして参考になりました。効果として全体の学習量が上がっていることは反転授業のメリットを示しているのではないかと思いました。

Chieさんの話は、生徒から好評だった授業内容を変えてでも、本当の学びを生徒に届けたいという真摯な気持ちが伝わってきました。
チャットにも書きましたが、教師としての成長が授業に反映され、生徒に本質的な学びを伝える工夫が感じられました。Chieさんご自身が学習者として優れているため出来ることだと感じました。取り組みだけでなく姿勢を見習いたいと思いました。

ありがとうございました。

お話されたお二人とも、実体験に基づいたリアルな報告でとても刺激になりました。悩んでいるのは自分だけではないと励まされました。

私自身も今、授業で使える動画教材に興味があるので、著作権の問題はもっと詳しく知りたいと思いました。チャットボックスにも出ていましたが、ガイドラインの整備が待たれるところです。なにが正しいのか、分からないことが多すぎて、結局ハードルが高くなっている気がします…。

著作権に関しては非常に関心が高い部分で、今後ガイドラインのようなものが見えてくることを期待しています。また、ギュンターさんのお話では、これまでの授業の変遷に沿って話をして頂き分かりやすかったです。さまざまな段階で実践されている方にとって参考になったと思いました。学問は「ものごとを表現するツール」という考え方は(科学を専攻していたため)以前から持っていましたが、それを授業内にまで浸透できていなかったことに気付きました。
ありがとうございました。

第一部は、どこから入ればいいのかがわからず、うろうろしてしまいました。以前、オンライン勉強会に参加させていただいたときは、すぐに入室できた覚えがあるのですが、私、何か見落としていたでしょうか…。

藤本さんの発表は、おなじ大学で教えていることもあり、共感ができました。特に人間関係の難しさが…高校などで教えている友人に聞いても、このような人間関係の難しさはないようなので、これは大学に特有のものなのか?と思っていましたが、藤本さんのところも似た感じなのかなと勝手に思ってしまいました。あと、反転をするなら、学生が見たということが履歴に残るようにしたほうがいいなと思いました。

ギュンターさんの発表は、「ツール」というところまではわかったのですが、その後のクリエイティブ・ラーニング等、実際の教室活動や学生の運用場面で、どの程度「ツール」として使えているのかが見えづらかったです。ドイツ語検定○級レベル(は英検で言うところの○級くらいです)という感じの説明があるとよかったかなと思いました。

藤本かおるさんの授業では、日本語の文法をある程度習得してから、反転を始めていること。外国人は日本語を書くことが苦手なので、書かせてから話す活動をさせている。また、ギュンターさんがドイツ語を学ぶ上でも、文法を学んでから6 words story、リストポエムなど書かせる活動をして話させるようにされていて共通点を感じました。私も中学生に英語を教えるので、中学1年生から文法を学んで書いてから話すという流れに共感しました。サイボウズLiveなど試してみたいと思いました。ありがとうございました。
前半は聞く事が出来なかったがギュンター先生のドイツ語の作文を授業に導入している事は印象深かった。
チャットでも活発にインターラクティブな授業となり、大変良かったと思います。
両先生のご経験を具体的にお話いただき、非常に貴重な時間を過ごすことができたと感じております。特に、中心となって授業を進める立場にない場合に、どのように授業の変革を進めるかという部分は参考になりました。学生に対する真摯な姿勢、授業をより良くしようというお気持ちが感じられ、勇気をいただいたような気がいたします。
今回は語学教育に関するお話でしたが、語学はツールであるという視点に立ち、段階を追って工夫を重ねられた点も興味深く聴かせていただきました。私は看護に関わる技術を教える立場におりますが、教員・学生ともに技術を習得することが目的となってしまいがちです。限られた時間の中で一歩進んだ授業を展開するために、反転授業やアクティブラーニングは武器になると確信いたしました。
私は教員経験が浅く、反転授業についても勉強を始めたばかりです。オンライン勉強会に初めて参加させていただきましたが、新しいキーワード(インストラクショナルデザイン、オンライン質問会議、Quizlet等々)を沢山得られた点も有意義でした。
今回は第1部のみ参加させていただきましたが、次回はぜひグループワークにも参加させていただきたいと存じます。この度は勉強会に参加させていただき、誠にありがとうございました。
自分に引き寄せて考えやすいプレゼンの流れや内容で話してくださったので、聞きながら自分の実践や問題、課題について振り返ったり自身に問いかけたりする瞬間が多く、それがお話のポイントすべてで起こったことがとても印象的な勉強会となりました。

1講師としての地道で勇気のある試行錯誤がお二人のお話の共通のテーマであり、私自身に日々つきつけられているテーマであるからだと思います。

日々の雑務に忙殺され、周囲の協力が思うように得られない状況が続いたりして、なんとなく後回しにしてたことに気付かされました。
そして、自分の実践のプライオリティが上がりました。

ありがとうございました!

まず、田原さん、語学教育における反転授業&アクティブラーニング実践という素晴らしい企画をありがとうございました。

経歴もとても興味深い藤本さん、ギュンターさんのお話は大変刺激になりました。ありがとうございました。

藤本さん
私も同じ日本語教育に携わっているので、日本語教師と同じぐらいe-learningに取り組んで来たという藤本さんの反転授業の実践は説得力があると同時に、共感する部分多かったです。日本語教育/日本語教師を対象としたFB groupでお話をされても、学べることが多い内容だったと思います。

動画コンテンツの作成自体も課題ですが、教室での活動をどう変えていくかも課題となるということを再認識しました。また、作り込んでしまいたい気持ちを抑えることの重要性についての指摘、コンテンツ作成で気をつけるべき5点などは参考になりました。著作権についてははっきりしない部分があるということもわかりました。

私はニュージーランドの高校でも日本語を教えた経験があり、日本の高校同様、一つのクラスは一人で担当するのですが、大学ではチームティーチングが一般的のようで、当初は多少戸惑いました。私の大学でもチームティーチングをしているので、反転授業に限らず、担当スタッフの賛同を得ることが重要なので、いいチームであることが成功の鍵ですね。

ギュンターさん
ギュンターさんの第一スライドの『大学の教授の多くは授業を「必要悪」だと思っている?』というのに失笑、納得してしまいました。
(私は日本の高校の英語教員、ニュージーランドの高校の日本語教員を経て大学の教員となったので、授業に時間をかけ過ぎて研究がおろそかになりがちです。)

短期間でドイツ語を習得されたように、ドイツ語を教えることについてもすごい勢いで学んで教え方を発展させて来たという印象を持ちました。

「言語はツールである」というのは全く同感です。従来の文型積み重ね型の教え方は「知っていればいつか役に立つから学んでおこう」、「今言いたいことはその文型が出て来る中級まで待ってね」という前提に立っていると言えます。コミュニカティブアプローチのロールプレイやシュミレーションも「偽物」の中に入るかもしれません。実践共同体(Community of Practice)での十全参加への過程を学習とする状況的学習観(situated learning)が注目を集めたのも自然な流れだったと思います。この学習観は、引用されたサルマンカーンの「全ての学習内容はつながっている」にも関係しているかもしれません。

お二人のこれからのご活躍を楽しみにしています。

アクティブ・ラーニングの必要性は既に強く感じているので,共感することばかりでした。身近なところに題材をとり,生徒の興味を引きつけることが大切だと感じました。
動画作成において「凝りすぎない」ということは、その通りだと思いました。動画はあくまでも教材作成の一部であり、通常の授業準備や他の校務に支障をきたすと本末転倒だと思います。持続性を持たせるためにも大切な視点だと思いました。
また、生徒に対して事前のトレーニングやオリエンテーションなどが必要であるということを確認できてよかったです。
著作権については、今後学ぶ必要があると思いました。
お二人とも、笑い声のたえない授業が想像できました。かおるさんは、e-learningの基盤ががっつりあるのがよくわかりました。EEに出会って「とうとうこの時代が来たか」というのが印象的でした。私はプロではないのに、日本語を教えなければならず、四苦八苦しているので、アドバイスいただけたらな、と思いました。一方、Chieさんは、芸術の基盤があって、いつも授業を愉しくするにはどうしたらいいか考えているのがよくわかりました。お二人とも実践の考え方に私と共通するところも多々あり、勉強になりました。ありがとうございました。
今回は、日本語教育におけるFTということで、大変興味深く参加させていただきました。
これから分野別(日本語教育、英語教育、物理等)に部会などができれば面白いですね。
ありがとうございました。
「反転の森」から動画を視聴しました。
今まで授業に使ってきたpptを利用して反転授業を始めようと思っている自分にとって、まさに知りたいことがたくさんとりあげられて、大変参考になりました。藤本さんのお話からは教科書の例文の著作権や視聴ログなどのヒントをいただきましたし、お二人の「とにかくやってみたら」というアドバイスにも勇気づけられました。
「すべての学習内容は物事や自分を表現するためにある」というギュンターさんのお話にも共感を覚えました。それを根本に据えて授業をデザインしていきたいです。
藤本さん、Chieさんの取り組みがよくわかってよかった。藤木さんは教材作りで結構苦労されている様子でした。反転の森や反転授業のFBページから解決策を拾い出されるとよいのではと感じます。
Chieさんの講義を聞いてまた外国語をやらないとと感じます。
自宅で参加ができる、このオンライン勉強会は大変ありがたいです。iPadの接続に不具合があって、途中で確認できない時間帯がありましたが、事前のインタビュー記事などの助けもあって、お二方のお話ともに大変参考になりました。
特にギュンターさんの、これまでの過程での段階的な説明が説得力があって、悩みやジレンマにも大いに共感しました。
今年度の後半から少しずつ反転授業的な内容を取り入れていきたいと思っており、これからも勉強させていただきます。
 藤本さん、ギュンターさん、共に実践者なので、お話の内容が具体的で、分り良かったです。
藤本さんのお話について一言。
紹介の対象になったのは、日本語能力試験(JLPT)のN3レベルのクラスで、媒介語は日本語とのことでしたが、N3以下のレベル、特にN5(当初の日本語運用能力はゼロ)レベルの動画を作成する場合、媒介語に学習者の母語を使わざるを得ないと考えます。(私は初級日本語独習用CDを作成したことがありますが、心ならずも学生の母語を媒介語として使わざるを得ませんでした)。
少なくとも、日本国内における日本語教育では、JLPT/N5でも最初から「日本語を日本語で」が原則になっていると思われます。それを、反転授業では英語ないし学習者の母語を媒介語として使うのは一歩後退なのではないのかと思えます。
藤本さんと田原さんの対談で藤本さんは入門レベルを反転で行なうのには問題があるという趣旨のことをおっしゃっていらっしゃったと記憶していますが、媒介語のことを念頭にそうおっしゃったのでしょうか。
* * * * *
(この機会に簡単に自己紹介いたします。私は伊国ボローニャ大学で45年間、主に日本語教育に携わり、2009年秋に定年退官。その後今日まで非常勤で実質同じことをしてきましたが、健康上の理由で来る10月末日をもって全面的に引退します。従って、もう教えるクラスはありませんが、反転授業をイタリアの大学に導入する一助にとこの先も頑張るつもりです。イタリアの大学HPでflippedを少し検索してみましたが、何も出て来ませんから、この国の大学教師たちは未だに眠りこけているようです[私も去る5月半ばに知ったばかりですが]。MOOCはローマ大、ヴェネツィア大で出て来ました。
なお、私は去る7月に読売教育賞 外国語教育部門 優秀賞を受けましたが、受賞対象の実践CLILが反転授業に一脈通じるところがあるのを知り、反転授業に興味を抱き、田原グループに参加した次第なのです。よろしくお願いいたします)。以上
途中からの参加でしたが、内容は大体把握しました。
トライしてみたいこともありました。入室に戸惑ってしまい、スムースに入室できたらいいなと感じます。
 藤本さんの反転授業実践のお話で印象に残ったのは「著作権」です。
動画コンテンツを作る際のテクニックや、セキュリティがかけられる配信システム(パスワードで視聴制限がかけられるもの)は、具体的な対策として参考になります。
さらに、他の実践者にもアンケートをとって、具体的な対策を皆さんはどのようにしているのかを知りたいです。ギュンター知枝さんが、ドイツ語=使うあてのないもの・「必要悪」をなぜ教えているのか?という自問から出発し、ドイツ語でのクリエイティブ・ライティングを学生たちがサイボウズLiveに投稿する迄に至った経緯を、興味深く拝見いたしました。
学んだもののアウトプットを、藤本さんは「個人化作文」、そしてギュンターさんが「クリエイティブ・ライティング」という形で実施していることは、学生に学んだものを定着させたい・学ぶことを喜びに変えたいという、教師であるお二人の意欲と工夫が感じられました。
日本語教育機関に属しているわけではなく、個人で顧客を取って教えている私には、反転授業「的」なものはできても、なかなか世間で行われているとおりの反転授業ができなかったので、とても気になっていました。
今回は、教育機関で反転授業がどう行われているのか、その運営方法と困難点などについてお聞きしたかったので、それがわかって大変ありがたかったです。
著作権については、今までも勉強してはきましたが、もうその知識では足りないことを痛感しました。
そこはこれからさらに多くの人と情報を共有していきたいです。
すばらしい機会をありがとうございました。

藤本さんの発表をきっかけに、著作権についての関心が高まり、動画作成をするときの著作権の問題をどうするかという探究テーマが生まれました。デジタルコンテンツの著作権について詳しい方を探して勉強しようということになり、教育用デジタル著作物の権利処理調整コンソーシアム設立研究会の設立に取り組んでいる皆さんもグループに加わっていただけることになりました。

ギュンターさんの「自分を表現するためのツールとして学ぶ」というお話は、ドイツ語という範疇を超え、様々な学びに共通する枠組みだと思います。そのため、多くの人に授業について考えるきっかけを与えてくれたのではないかと思います。

第2部 グループワークの感想

グループワークでは、

・やりたいことを妨げる壁は何か。
・壁を乗り越えるためにできることは何か。

という2つの問いについて、6つのグループに分かれて話していただきました。

ルームの参加者が3名と少ないのでちょっと残念でしたが、話はできました。
5から6名ほどでグループをつくってほしいとおもいました。
テキストと映像とは話にくいので、できればビデオチームとテキストチームとわけたほうがいいとおもいます。
次回は当日リーダをあらかじめきめておいたほうがよろしいかとおもいます、
他の先生の実践のお話から、新たな視点に気付くことができました。やはり、反転授業はコンテンツを作る側の技術的な問題、学習者側のモチベーションをどう維持するか、など、まだまだ課題があると感じました。国内の学習者で、身近にネイティブの先生がいれば、「なぜあえてオンライン?」と、バーチャル学習にあまり興味を示さない学生がいるのも事実です。
全くの初心者を受け入れて頂き、メンバーの皆さまに感謝です。それぞれの課題と通じる点や、現状の課題などを教えて頂き、有意義でした。ありがとうございました!
 少し時間が短く、残念でした。skypeで利用していたWEBカメラが紛失してしまい、急きょ別のものを利用したためビデオまでできず残念でした。前回、テキストしかできなかったから1歩前進と考えます。何もつけずに素の藤本さんを初めて見て最初わかりませんでした。動画講座?の活躍がすごかったですから頭から離れません。
グループに割り振ってもらった時にflashのクラッシュでフリーズしてしまい、ご迷惑をおかけしました。

スキルの差や地域や学校の方針などにまだまだばらつきがあるのだなと感じました。

やはりビデオで発信するというのはよいアウトプットになりますね。完結に言いたいことを言わねばと思い、頭が整理されると感じました。
非常に反転授業の勉強にもなりました。反転授業用のオンラインのクラウドコンテンツのプラットフォームを企画していたのですが、色々課題があり頓挫してしまっておりました。ですが、こちらに参加してまたちょっとやる気が出てきました(笑)!
グループリーダーとして参加させてもらいました。
全員がビデオチャットで参加となり進行は大変やりやすかったです。
皆さんの課題や解決方法を聞いて、共通する部分が多くもっと掘り下げて話を伺いたいところでした。
詳しくは後ほどレポートにまとめて「反転授業の森」に投稿しておきます。
最初私ともうお一方のふたりだけでした。
しかも私はテキストのみの参加だったので、もうお一方の塚本さんは大変やりにくかったのではないかと思います。しかしリードしてくださり助かりました。結局最後3名のみで、すこしさみしかったですが、違う環境に身を置く方々のお話が聞けてよかったです。ありがとうございました。
私のルームは、テキストチャット1名と静観者1名で、実質一対一となりましたが、まだまだ話を伺いたいなという気持ちになりました。やはり情報量を考えるとビデオもしくはボイスは有効だと感じました。
初めての参加でしたので、どのようにすればいいかわからず戸惑いました。また、時間の関係でとにかく打ち込む、ということでしたので、話の流れが見えにくくなりましたので(「はい」だけだと、何に対する返事なのかわかりませんし)、テキストチャットでは工夫が必要だなと思いました。

久しぶりのオンライン勉強会で、操作に手間取ったところも多かったのですが、最後まで参加できてよかったです。ありがとうございました。

少人数で話ができてとてもよかったです。経験がおありの先生から、IT企業の方もいて、短時間でしたがもっともっと話がしたいと思いました。声がハウリングして聞き取りにくいところがありました。やはりマイクとヘッドホンなど用意したほうがいいのでしょうか。初心者のようで恥ずかしいのですが、これに関しても田原さんにアドバイスいただけると助かります。また、本日出てきたアプリなども説明がいただけると助かります。ありがとうございました。初めて、ビデオチャットができました。よかったです。
ハウリング、音周りがあり、慎重に視聴しながら参加した。職場で導入したいが、周りの理解が・・・・との話は我々の活動を大きくし、反転学習の認知度を上げなければ、と感じ入った言葉だった。より高い生産性を上げるよう日々精進しなければならないと思いました。
ハウリング、音周りがあり、慎重に視聴しながら参加した。職場で導入したいが、周りの理解が・・・・との話は我々の活動を大きくし、反転学習の認知度を上げなければ、と感じ入った言葉だった。より高い生産性を上げるよう日々精進しなければならないと思いました。
藤本先生がリードしてくれた事もあり、反転授業を進める際の問題点や懸念する点などを本音でみなさんが語ってくれて、良い議論になったと思います。
ただ、音声が人によってよく聞こえたり、聞こえにくかったりしました。自分自身の音声も、聞き取りにくい事があったようです。
ビデオチャットの参加、初めてしてみました。タイミングはメッセージ
チャットより、ずっとつかみやすく話しやすかったです。ギュンターさんとchumakoさんと話しましたが、3人共同じ語学の
教室での実践について話し合えたので、お互いの問題点や対処の方法がイメージしやすく刺激のある時間になったと思います。
参加できなかったので,まとめを拝見しました。参加者の声の中で,ここまで成績があがったのは驚き,と書いてあり,とても興味を持ちました。軌道に乗るまでは成績が一時的に下がることもやむを得ないと思っていたので,驚きです。私自身は,前期の間,アクティブ・ラーニングを取り入れて,より生徒に考えさせ,参加させる授業を心がけてきたのですが,生徒・保護者から「分からない,きちんと教えて欲しい」と強い反発を受け,後期の授業展開に悩んでいます。
テキストでのグループワークとなりましたが、最終的にメンバーが8人ということで、他の方の意見をインプットすることが難しかったように思います。ビデオチャットだとその点は改善されると思うのですが、グループワークの時間(30分??)を考えると、ここでも適正人数は5~6人なのかなと思いました。
一部の方は、途切れ途切れになっていました。各家庭が職場へのネットの通信速度が遅いのでしょう。事前にダウン、アップの速度を測ってビデオにするかボイスにするかテキストチャットにするか決めるとよさそうです。
チャットがオールでしたが、特定の方とできたら尚よかったと思います。Vキューブさんには突っ込んだ質問をしたかったので。ww

グループワークについては、ビデオ・ボイス・テキストチャットという3通りの参加の仕方とグループ分けの仕方をどうするかなど、今後、試行錯誤をしていく必要があると思います。

行動しながら、皆さんの声を参考にしつつ、いろいろなことを試していきたいと思います。

勉強会の録画動画は、「反転授業の森」で公開しています。無料で登録できますので、興味のある方は会員登録してご覧ください。

 

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