登壇者紹介 福島毅さん
第7回反転授業オンライン勉強会で最初にお話してくださるのは福島毅さんです。
福島さんは、Facebookグループが大きくなり始めた昨年の9月ころから参加してくださっています。グループ全体のことをいつも考えてくださっていて、いつも助けてもらっています。
Facebookグループにも、頻繁に投稿してくださるので、福島さんのことをご存知の方も多いと思いますが、改めて、福島さんがどのようなことを考え、どのような活動をされているのかをうかがいました。
福島さんは、地球物理を専門に学ばれた後、一般企業に就職した後、教師に転職し、その後、長年にわたり、地学と情報を教えてこられたそうです。
その中で感じたことが、
「生徒にアウトプットさせなくてはいけない」
「いかに生徒をまきこむか」
ということだったそうです。
また、生徒指導を担当することも多かったことから、対話やコーチングの重要性を感じるようになり、セミナーに通ったりして、それらを学ぶようになったそうです。
学校でも責任ある立場にあった福島さんが、なぜ、教師を辞めて、Link and Createという会社を起業し、新しい活動を始めたのか?
それは、東日本大震災がきっかけだったのだそうです。
原発、東電、政府の対応・・・などを見ていて、「いち教師をやっている場合じゃない」と考えたとおっしゃっていました。
そして、学校という枠組みを超え、ワークショップなどの活動を通してメッセージを発信し始めました。
僕が、最近興味を持って勉強しているワールドカフェやOSTなどのホールシステムアプローチについても、福島さんは以前から実践されていて、ワールド・カフェ・コミュニティ・ジャパン(WCJ) 共同代表の大川恒さんとの共同でワールドカフェやOSTのワークショップも開催されています。
僕が、今、やりたいことを、何年も前から実践されていらっしゃるので、福島さんの存在が大変心強いです。
福島さんが、メッセージを伝えたい相手は、ずばり、「教師」です。
多くの教師と問題意識を共有し、いっしょに教育を良くしていくことのできる仲間を作り、渦を広げていきたいという思いが、福島さんから伝わってきます。
僕が、反転授業のグループを通して福島さんと知り合ったのは、この時期です。
社会を良くしようと考え、本気で行動する福島さんと接するうちに、だんだんと影響を受け、僕の行動も変わってきたように感じています。
その福島さんが、今年になって満を持して始めたのが「どんぐり教員セミナー」です。
お話をうかがうと300本の動画を作る予定だとか。
これだけの質と量がそろえば、教員セミナーのカーンアカデミーといえるものになるのではないかと思います。
福島さんは、この動画セミナーを作るために、高価な電子黒板を備えたスタジオを用意しました。
ここからも、福島さんの本気が伝わってきます。
早速、すごいペースで動画配信がスタートしました。
まずは、最初の動画を見てください。
1回の動画は、5分程度と短くまとめられているので、隙間時間を使ってスマホで見ることができるようになっています。
オンライン勉強会までに、反転授業の話まで進む予定だとのこと。
どんぐり教員セミナーを見てくることが、オンライン勉強会の「予習」になっていますので、3月26日までに見ておいてくださいね。
福島さんは、学習する組織で提唱されているシステム思考や、独自に考えられた異星人思考法などを駆使して、複雑に絡み合った社会の問題点を浮かび上がらせて、どこにどのように働きかければ効果が上がるのかを見つけていく方法論をお持ちです。
福島さんには、そのような方法論を通して、いろいろなものが見えているのではないかと思います。
動画セミナーは、「教育とは、そもそも何なのか」というところから話が始まり、非常に説得力があります。思考の枠組みがはっきりして頭が整理されます。
2つ目以降の動画は、こちらの再生リストからご覧下さい。
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