オンラインで完結する反転授業
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物理ネット予備校の田原です。
フィズヨビに反転授業を導入するにあたって、通常の教室に導入する場合との違いがあるなと思いました。
「iPadなどのタブレットを生徒全員が持っている」ということを導入の前提とすると、今の日本の現状では、かなり大きな制約になると思います。
僕の知っているアメリカ系のインターでは、中学生以上は学校側からiPadを支給しているので、そこで反転授業をやっているかどうかは分かりませんが、教師がやりたいと思えば、簡単に実現する土台が出来ています。
フィズヨビの場合は、「ネット予備校」ですから、アクセスしてくれる段階ですでに全員がネットにつながるPCを持っていることが保障されています。
ですので、「全員がタブレットPCを持っている」というような条件に制約されずに済みます。
ただ、高校などと違って、参加者が全国に分散しているため、「教室に集まる」というのが難しいのです。
それを解決するのが、WizIQなどのオンラインルームです。
反転授業を「E-Learning+リアルのハイブリッド授業」と捉えてしまうと、僕のやっていることは反転授業とは呼べなくなるのですが、
「動画講義で予習し、知識をインプット+リアルタイムで集まり、知識をアウトプット」というように捉えれば、すべてをオンラインで完結させることが出来ます。
オンラインルームでは、シミュレーション動画を見せたりすることも簡単ですし、チャットボックスに参加者がどんどん書き込んでくれるため、リアルの教室では見ることが出来ない「生徒の頭の中」をリアルタイムで見ながら、授業を進めていくことが出来ます。
受講者にアウトプットを促すための授業は、これまでの一斉授業とはやり方が根本的に異なるため、現在、試行錯誤中です。
8月11日(日)22:00から「単振動ゼミ」の無料ライブ講義を行います。
シミュレーション動画を使うなど、研究授業の色合いが強い講義になると思います。
ICTを利用した教育に興味のある方にとっては、かなりおもしろい試みだと思います。
ぜひ気軽に見に来てください。
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