登壇者紹介~中村孝一さん
「反転授業の研究」の田原真人です。
反転授業という言葉が広がったきっかけの1つは、サルマン・カーンがTEDで、
「カーン・アカデミーを反転授業に使ってほしい」
と呼びかけたことだと思います。
カーン・アカデミーをきっかけとして反転授業に興味を持ったという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、日本で同じことをやろうと思えば、言葉の壁があるため、カーン・アカデミーのようなサイトを作る必要があります。
一定水準以上の講義の質と量を揃え、さらに、それを支えるシステムを構築する必要があるため、並大抵のことではありません。
カーン・アカデミーは、現在、ビルゲイツ財団のサポートを受けて運営されていますが、もし同様のサービスを作って講義を無料提供するのであれば、運営コストをどうするかも考えなくてはなりません。
カーン・アカデミーの話を聞いて、「いいなー」と思った人は、日本中にたくさんいると思います。でも、行動した人は、ほとんどいないと思います。
しかし、日本でも、ほんのわずかですが行動した人がいます。
22日にお話してくださる中村孝一さんも、その一人です。
中村さんは、大学生のときに、学習塾やボランティア活動を通して、経済的な理由や、家庭環境、不登校などのために勉強するチャンスが失われている子供たちと関わってきて、その経験を通して、
「彼らは、学ぶチャンスさえあれば、ちゃんとできるようになるのにもったいない。」
と思ったんだそうです。
ここからの中村さんの行動はすごいです。
プログラミングの勉強を始めてサイトを作り始め、
小学校、中学校向けの講義を一人で作り続け、
たった一人でeboardというサービスを作ってしまったのです。
僕は、てっきり、もともとITエンジニアだったのかと思っていたのですが、外国語(中国語)専攻だったとか。
目標達成への強い思いがあれば、何でもできてしまうんですね。
eboardの動画講義は、白板ソフトを使って作るスクリーンキャストタイプのものです。
いくつかの選択肢の中から、どうしてこのやり方を選んだのか。
また、eboardの特徴の一つである「学習マップ」はどのように作られたのか。
eboardを、学校などでどのように利用してほしいのか。
22日は、eboardの舞台裏と、中村さんの考えを聞くことができる貴重な機会になると思います。
お楽しみに!
eboard
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日時 12月22日(日) 22:00-23:30
会場 Web教室システム「WizIQ」
参加費 無料
席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。
初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、
余裕を持って入室してください。
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