第3回反転授業オンライン勉強会は、リアルとオンラインの同時開催!
11月22日に、デジタルハリウッド大学 Effective Learning Labの佐藤昌宏教授と「反転授業の研究」の田原真人(僕)が共同で反転授業の現在地と未来をテーマにしたイベントを行います。
佐藤教授とは、EdTech Japan Festevalをきっかけに知り合い、教育とテクノロジーについてディスカッションしたり、情報交換したり、させていただいています。
近未来教育フォーラム2013というイベントの佐藤研究室の発表の枠の中で「反転授業」を扱いたいのだけど何かやりませんかということでお話をいただき、企画も含めて関われるのならということで参加することにしました。
佐藤教授からのリクエストは、反転授業に関連してオンラインでこんなに盛り上がっているということを紹介してもらいたいということと、テクノロジーに関連した話をしてほしいということの2点でした。
そこで、テーマを「反転授業には、どのような動画が適切なのか?」とし、さらに、オンライン勉強会そのものを、発表の中に入れ込んでしまうことにしました。
会場に来ていただいている方に口で説明するよりも、反転授業オンライン勉強会をそのまま見ていただいたほうが、その熱気が伝わると思ったからです。
つまり、このような複雑な構造になります。
会場の参加者の方からは、次のように見えると思います。
教育とITとの間で仕事をしている者として、常に挑戦者でいたいという気持ちから、このような試みをすることになりました。
会場の皆さんには、オンラインの盛り上がりを知ってほしいし、オンラインの参加者の方々にも会場の熱気を知ってもらいたいです。
第3回 反転授業オンライン勉強会の内容
オンライン勉強会は、WizIQというWeb教室システムを使って行います。誰でも無料で参加することができます。
今回は、以下の3人がお話します。
田原真人 「日本における反転授業の現在地と未来」
(プロフィール)
早稲田大学理工学研究科博士課程で複雑系(生命の自己組織化)を研究した後、河合塾の講師を10年以上勤める。河合塾マナビスの映像講師も担当。2004年に法人設立し「物理ネット予備校」をスタート。三上博正氏が開発したThinkBoardを用いて「予備校講師の授業」をネット配信し、現在、約500名の受講生が学ぶ。教育オープン化の流れの中で生き残りを図るための方法として反転授業に関心を持ち始め、Facebookグループ「反転授業の研究」をスタートし、同じ問題意識を持つ仲間とディスカッションを始める。その成果をベースに、通常は、オンラインとリアルとのハイブリッド学習の1つである反転授業を、「eLearningによる効果的な知識のインプットとリアルタイムにおける協働学習」と再定義し、2013年4月より、Web教室システムを使って「オンライン反転授業」を実施。2013年10月からWeb教室システムを使い、「反転授業オンライン勉強会」を定期的に実施している。
(著書一覧)
(内容)
350名のメンバーが活発にやり取りするFacebookグループの情報を元に、日本における反転授業の現状を説明します。さらに、自分自身が実践してきた物理ネット予備校の経験、動画講義の5つの分類についてお話します。
(参考リンク)
三上博正さん「リアルの代替じゃないバーチャル」
(プロフィール)
北海道浦河町で電気屋を営みつつ、遠隔教育を可能にするためのツールの開発に10年以上前から取り組む。まだスクリーンキャストという言葉も知られていなかった時代に「声とペンアクションでメッセージを伝えるPCレター」を開発。そのころから、2倍速・4倍速再生機能の重要性を提唱。その後、PCレターはThinkBoardとして生まれ変わり、現在は、反転授業用の講義製作ツールとしても注目されている。
(内容)
バーチャルがリアルを超えるために、倍速再生がどのような役割を果たすのか。10年以上かけてたどり着いた結論は?
古山竜司さん「反転授業をやってみた」
(プロフィール)
佐賀・武雄市の反転授業にコンテンツ提供をする会社の1つであるワオ・コーポレーションの算数・数学講師。
「ワオっち」というアプリを開発する部署にいたときに、Khan Academyを見つけたことをきっかけに反転授業のことを知る。その後、教材研究という部署へ異動し、テストやテキストを作成しながら、教育の新規企画を担当。いつか反転授業というニーズが来る日に備えて子供に向けて反転授業を実施(→親子で学ぶ算数)。縁があり弊社が武雄の反転授業のコンテンツを提供することに。
古山さんのブログ → ふるやまんの算数塾
(内容)
今回の話の内容は、時間も限られているので、
オンライン勉強会の前日に参加した武雄の話をメインにしようと思っています。
でも、質問などがあって、こういう質問に応えて欲しいということを聴ければ、できる限り答えたいと思っています。
コンテンツ制作としてみた反転授業という観点でお話できればと思います。
特に、予習の部分を担当ということになりますね。
イベントへの申し込み方法
日時 11月22日(金) 19:30 – 22:00
タイムスケジュール
19:00-19:30 佐藤研究室の発表
20:00 – 21:00 反転授業研究会「反転授業に適した動画講義とは?」
21:00 – 22:00 EdTech meetup (懇親会)
※細かいタイムスケジュールは変更の可能性があります。
(1)会場で参加する場合
場所 東京 御茶ノ水ソラシティアカデミア
参加費 無料
会場の席には限りがありますので、お早めにお申し込みください。
※ページの下のほう(下から3番目)にある佐藤昌宏研究室の発表
(2)オンラインで参加する場合
会場 Web教室システム「WizIQ」
参加費 無料
席に限りはありません。カメラ&マイクなどは必要ありません。
初めて入室される方は、少し時間がかかる可能性がありますので、余裕を持って入室してください。
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