話し合いのときに意見が対立して嫌な思いをしたり、人間関係にひびが入るのを恐れて我慢したりした経験はありませんか?
そのようなことは、プライベートでも、仕事でも、日常的に起こることだと思います。
そのような対立や誤解をうまく解決し、合意形成、問題解決、創造へつなげていく方法を学ぶことができたら、あなたの人生は、より豊かなものになると思いませんか?
そして、その技術をまわりの人に伝えることができたら、あなたの大切な人たちに「幸せになる力」を与えることができると思いませんか?
これらの課題を解決する方法に、もし興味がありましたら、このページに解決方法が書いてありますので、最後までお読みください。
こんにちは。Facebookグループ「反転授業の研究」を主催しております田原真人です。
「反転授業の研究」は、現在、2000名以上が日々、活発な交流を行っているとてもアクティブなグループです。
グループ内では、毎日、多くの対話が自然発生し、教育や社会のあり方について理解が深め合っています。その中で、よい対話、よいチーム、よい組織、よい社会を作るためにどうしたらよいのか。そのために、教育はどのような貢献ができるのかということが、次第に見えてきました。
そして、対立や誤解を解決し、みんなが幸せになるための方法、そのために教育が貢献する方法について、考えが整理されてきました。これは、私一人ではとうてい到達できなかったもので、多くの方との学び合いの結果として描くことのできたビジョンです。
まずは、オンライン勉強会のイントロで話したことを聞いてください。ビデオを見るのが面倒な方は、飛ばして次に進んでも大丈夫です。
まずは、1対1の対話について考えてみたいと思います。
「反転授業の研究」には様々な人が集まり、教育や社会についてオープンに対話しています。
グループには、様々な肩書や社会的な地位の方がいますが、お互いをできるだけ「さん」呼びで呼び合い、平等な関係を築くことをグランドルールにしています。
その理由は、情報の一方的な流れが、支配・被支配関係、権力関係と関係していると考えているからです。
権力関係?と思ったかもしれませんが、
先生だけがしゃべって、生徒は黙って聞いていなければならないとしたら・・。
上司の話を、だまってずっと聞き続けなければならないとしたら・・・。
先輩がしゃべって、後輩は「はい」しか言うことが許されていないとしたら・・・。
そこには、一方だけが我慢して話を聞かなくてはならないというある種の力が働いていると思います。
私は、できるだけ対等で、お互いが自由に話すことが好きなのです。
それで、Facebookグループでは、背景の異なる様々な人とコミュニケーションを取り、できるだけフラットな関係を築き、オープンに話をしました。
その結果、多くの誤解が生じ、分かり合えなさや対立も生まれました。そこにストレスも感じました。
一方が話して、一方が聞くということが決まっていれば、聞いているほうはストレスを感じるかもしれませんが、摩擦は起こりません。
でも、フラットな関係は、そういった役割が決まっていないので、不安定になりやすいのです。
しかし、それを乗り越えようと努力する過程で、自分自身の偏見や思い込みに気づくことが何度もありました。
そして、誤解や対立を乗り越えて相互理解に達することができた場合には、大きな喜びを感じました。
「うぉおおお、そんなことを考えていたのか!!!」
という驚きとともに、誤解が氷解して分かり合う瞬間の喜びは、とても大きかったです。
では、どうやって対立や誤解を乗り越えたのか?
誤解や対立を乗り越えるプロセスには、いろいろなものがあると思いますが、その中で、私が何度か経験したのは、次のプロセスです。
それは、
「対立している現象をメタ認知して、お互いにとっての探究テーマにする」
ということです。
簡単に言えば、なぜ、こんがらがってしまっているのかを一緒に考えようと提案し、お互いが分かり合う方法を、一緒に探ることです。
これは、なかなか難しいので、「分かり合う方法に詳しい人」が支援してくれると、やりやすくなります。
私の場合は、そのような支援者に手伝ってもらったり、傾聴、承認、観察、メンタルモデルなど、ファシリテーションの知識を学んだことが、分かり合うためにとても役立ちました。
対立しているときは「敵」のように感じていた相手が、問題解決のための「パートナー」になり、いっしょに協力して解決したという体験をすると素敵なことが起こりました。
協力して、分かり合えたという共通の経験を通して、信頼関係が生まれたのです。
誤解や対立が大きければ大きいほど、それを一緒に乗り越えた体験が心に与えるインパクトは大きく、強い信頼関係をを築くことができました。
それぞれ異なる強みを持った人同士が、違いを乗り越えて相互理解して協力することができれば、新たなものを創造する力が生まれます。
私は、これが、違いを創造へつなげるスキルの基本構造だと思っています。
みんなが、日々のコミュニケーションの中で生じる誤解や対立を乗り越え、創造へつなげていくことができれば、ネガティブなエネルギーをポジティブな方向へ転換することができます。
そのようなスキルの習得を支援するのがファシリテーターなのです。
私は、「よい対話」の延長線上に、「よいチーム」があると考えています。
つまり、情報が一方的に流れるのではなく、平等な感じがあって、自由に円滑に情報や意見が行き交うチームです。
しかし、メンバーが3人以上になってチームになると、コミュニケーションの形は複雑になってきます。誤解が生じる可能性もさらに高まります。
放っておくと、一部のメンバーだけが発言し、残りのメンバーはそれを聞くだけという状況も起こりえます。
声の大きい人がしゃべり続けて、他の人は、仕方がないので聞いているという状況を皆さんもきっと経験したことがあると思います。
これを避けるためにはどうしたらよいでしょうか?
有効なのは、コミュニケーションの土台となるグランドルールを作ることです。
コミュニケーションが円滑に進むために、ときには介入する必要もあるでしょう。
このように、場を創り、チームが円滑にコミュニケーションを図れるようにするのがファシリテーターの役目です。
では、チームのメンバーのそれぞれが、ファシリテーションのスキルを持っていれば、どうでしょうか?
メンバー間のコミュニケーションがうまくいかなくなったときに、その状況を、別のメンバーがメタ認知し、誤解や対立が解消するように助けることができます。
お互いが助け合って、相互理解が深まれば、メンバーの多様性を創造性に繋げることができます。
各メンバーが、お互いの状況やチーム状態を俯瞰し、お互いに変幻自在なパスを出し合いながら、チーム全体が1つの生き物のように動くことができます。
このようなチームは、個々の能力を単純に足し合わせたものを超えた、チームとしての力を発揮することができます。
一度、チームの力を体験した人は、自分と仲間の可能性を信じ、チームの力を信じることができます。心をオープンにして主体的に行動することに価値を感じるようになります。
このような経験は、一生に渡って役立つ経験になると思います。
このようなチームを作るためのカギになるのが、ファシリテーションスキルなのです。
では、このようなチームワークを学ぶために、または、生徒に学ばせるためにどのようにしたらよいのでしょうか?
アクティブ・ラーニングや反転授業におけるグループワークは、そのための1つの方法です。
この場合、教師には、生徒が効果的に学び合えるような場を創るファシリテーターとしてのスキルが必要になってきます。
私は、「よいチーム」の延長線上に「よい組織」があると考えています。
お互いに平等にコミュニケーションを取りながら、全体で連動して動く組織が、私の考える「よい組織」です。
それに対して、組織の情報やルール決定権を一部が握り、残りのメンバーは受動的にそれに従うピラミッド型組織には、大きな問題があると考えています。
ピラミッド型組織には、どのような問題があるのでしょうか?
情報やルール決定は、組織の一部でなされ、それが、上から一方向的に下りてくるピラミッド型組織において、メンバーに求められるのは、
・ルールを守ること
・システムを維持するための知識を得ること
・ストレスに耐えて我慢すること
・正確に速く作業すること
などになると思います。メンバーは、ピラミッド型組織の維持に必要なスキルがあるかどうかによって評価されて選別され、そこに適応できないメンバーは振り落とされてしまいます。
工業化社会においては、組織の中で我慢を強いられたとしても、決められた仕事をしていれば、その代償として生活の安定が得られるというメリットがありました。
我慢して働いてお金を稼ぎ、休日はストレス解消!
そんなライフスタイルの人が多かったと思います。
しかし、産業構造が変化し、グローバル化が進んだ知識基盤型社会では、ピラミッド型組織に対して忠誠を誓ったとしても、残念ながら生活の安定が得られるという保証はありません。
我慢して働いたからといって、報われるとは限らないのです。
ピラミッド型組織とは違い、フラットでオープンな関係をもとに構築される組織のことをアメーバ型組織と言います。これは、どのようなものなのでしょうか。
組織のメンバーが、組織の状態を俯瞰し、コミュニケーションを取りながら、全体として1つの生き物のように動くのが、アメーバ型組織です。
アメーバ型組織は、フラットなチームが、フラットに繋がってネットワーク化している組織です。
このような組織では、メンバーに求められるのは、
・ルールを自分たちで創ること
・知識を利用して、自分を表現すること
・お互いをよく理解し、協力すること
・多様性を創造につなげること
私は、このような組織なら、各メンバーが幸せ感を感じながら活動し、さらに、組織として生産性を上げていくことができると思っています。
そして、アメーバ型組織の柔軟性と生産性の高さは、イノベーションを起こすことにつながっていくのではないでしょうか。
もうお分かりですんね。
このようなアメーバ型組織を作るための土台となるスキルこそが、ファシリテーションスキルなのです。
インターネットが私たちの生活にもたらしたものはたくさんありますが、私は、その中で一番大きいのが、個人の情報発信力が増大したということだと思います。
インターネット以前の世界では、情報はマスメディアによって一方向的に流されていました。
この時代は、社会の中のごく一部のみが、情報発信することができ、それ以外のメンバーは、それを一方的に受け取っていた時代でした。
個人が情報発信する手段がほとんどなかったからです。
ところが、インターネットが生まれ、YoutubeやFacebookなどのインフラを使えば、たった一人の個人であっても、世界へ情報発信することができるようになりました。
これによって、何が起こったでしょうか?
サルマン・カーンは、たった一人で何千もの授業動画を作り、Youtubeへアップし続けました。そこから、カーン・アカデミーが生まれ、世界の教育に大きな影響を与えているのは皆さんがご存知の通りです。
個人の情報発信から渦が広がり、大きな変化が起こったのは海外だけではありません。私たちの身近なところでも、同じことが起こっています。
eboardの中村孝一さんや、「とある男が授業をしてみた」の葉一さんが、千を超える授業動画を一人で作成し、Youtubeにアップしました。それを中心に渦が広がり、どんどん大きくなっています。
また、探究学舎の宝槻泰伸さんは、Story.JPに「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」を書き、現在の教育に疑問を感じているたくさんの方の支持を集め、書籍化、探究学習のビジネス化を実現しました。ここからも渦が広がっています。
たった一人であっても、思いを持って情報発信していくと、そこから渦が広がり、大きな動きが生まれてくるのが、インターネットがある社会なのです。
私が主催するFacebookグループ「反転授業の研究」も、たった1年でメンバー数が2100名を超え、毎日、驚くほどたくさんの投稿がなされ、オンラインでフラットでオープンな対話が行われています。
これは、オンラインにできたアメーバ型組織の一例だと思います。
これらの経験を通して、個人が情報発信し、それに呼応してチームができ、さらに周りを巻き込むことでフラットなネットワークがどんどん横に広がっていき、そのネットワークが大きな創造性を持つようになります。
このことを、私は、体験を通して確信するようになりました。
私たちは、マスメディア時代の無力な受信者ではなく、自分たちで情報発信し、主体的にネットワークを作ることのできる存在なのです。
そして、そのようなネットワークを作るための土台になるスキルが、ファシリテーションスキルなのです。
ネットワークには国境は存在しません。
言葉の壁を越えて、国境を超えて、様々な属性を超えて、フラットにつながることができれば、それは、平和を維持する大きな力になるのではないのでしょうか。
私は、ファシリテーションスキルを持つ人が増え、フラットな関係によるネットワークが広がることが、きっと平和につながるのではないかと思っています。
私が、どうしても「ファシリテーションスキル入門」というオンライン講座を作りたかった理由は、いくつかありますが、その中で一番大きいのは、メイン講師の福島毅さんと一緒に講座をやりたかったからです。
私自身、ピラミッド型の社会ではなく、アメーバ型の社会を実現したいという思いはとても強いです。
大学院での研究テーマも、細胞性粘菌という「アメーバ」だったくらいです。
当時は、ペースメーカーという特別なリーダー役のアメーバ細胞がいて、その細胞の号令に従って、残りの細胞が受動的にリーダーの周りに集合すると考えられていました。
生き物がピラミッド型組織を作っているはずはないと思って、リーダー役が存在しないことを証明するために研究を5年間にわたってしていました。(ちなみに、学説はひっくり返り、リーダー役はいないことが判明しました。)
そんな私ですが、福島さんのフラットな社会に対する思いには、かなわないと感じています。
311の後、「いち教師をやっている場合じゃない」と安定した教師職を捨てた福島さんは、社会が変わるためには、教師が学んで、変わる必要があると、自宅作ったスタジオで「どんぐり教員セミナー」を作り始めました。
その数は、すでに100を超え、多くの意識の高い教師の学びツールになっています。
私のファシリテーションの知識も、そのほとんどが福島さんから学んだものです。
福島さんも、また、たった一人で渦を引き起こそうと踊り始めた一人なのです。
福島さんの活動を見て、福島さんが踊り始めたのなら、自分もそれに続いて踊り始めようと思いました。
松嶋渉さんも、それに続いてくれました。
渦は一人では作れません。それに引き続いて踊り始める人が出てきて、初めて渦が広がっていくのです。
ほんの小さな動きかもしれませんが、自分たちの力で、自分たちにとって住みやすい社会を作るための基本スキルであるファシリテーションスキルを、多くの人たちに広げていくための渦の中心になりたいと思います。
この動きに賛同し、いっしょに渦を大きくしていってくれる方がいると、本当にうれしいです。
この講座では、ボードミーティングを行います。
これは、ホワイトボードや画用紙などを使って意見やアイデアを集めて、参加者全員の力が活かされる効率的、効果的な会議の進め方です。
これを生徒がマスターすれば、安価なミニ・ホワイトボードをグループに1つずつ配り、効果的なグループワークを行うことができるようになります。
そのためには、まず教師がマスターすることが必要ですよね。
気軽な打合せから、深刻な課題解決まで。ホワイトボードや画用紙を使ってミーティングをすることによって、愚痴や不満も「貴重な意見」に変身します。
まさに対立や誤解を創造につなげる具体的な方法なのです。
お互いの意見をホワイトボードなどに書き出して「見えるようにする」ことによって、それを対象化し、対立や誤解を解決するための目標設定をしやすくなります。
対立や誤解が、合意形成・相互理解・問題解決へと向かうプロセスは、おおよそ次のようになると考えています。
お互いに意見を言い合います。このときに、受容的な態度で傾聴しないと、本当の意見が出てきません。各メンバーが受容的な態度で傾聴できるようにファシリテーターはグランドルールを設定します。
認識のズレや、意見の対立などをメタ認識して共有します。このときに、ホワイトボードなどを使って見える化すると、問題点の把握と共有がやりやすくなります。
チームのメンバー同士で対立するのではなく、ベクトルをホワイトボードなどに書いた問題点に向け、チームで問題解決・相互理解・合意形成を目指して協力するようにします。
メンバーは、自分の考えの前提であるメンタルモデルの存在に気づき、それを動かすように努力します。
メンバー全員の意見が反映し、全員が納得できるような状態になることで相互理解が深まり、多面的な視点から解決策を得ることができます。
いかがでしょうか?
ホワイトボードなどが果たす役割や、ファシリテーターの役割を理解していただけたでしょうか?
解決のための様々な方法をファシリテーターは提案しながら、解決や相互理解を支援していきます。
この方法を用いると、みんなで合意形成したり、具体的な行動プランを決めたりすることができるようになります。
役割分担しながら協力して困難に立ち向かえるので、メンバーやチームがエンパワーされて、元気になるのです。
この講座では、ボードミーティングの演習をオンラインでやりながら、ファシリテーションスキルを身につけていきます。
ボードミーティングのやり方や、それをうまく行うためのファシリテーションスキルは、知識を得ただけでは、身に付けることが難しいです。基本的な知識を学んだうえで、
実践 → 振り返り → 気づきによる改善
というサイクルを通して、体得することができます。
しかし、このような学びの場(ワークショップなど)は、開催地が都会に集中していたり、平日の昼間に実施されたりして、仕事をしている人にとっては、参加することが難しい場合が多いです。
その理由は、ファシリテーションの重要性に気づいている人の人口密度は、まだ少なく、地方でワークショップを開いても人を集めるのが難しいからです。
でも、この1年間の活動を通して気づいたのは、意識の高い人、ファシリテーションの重要性に気づいている人は、日本全国、いや、国境を超えて世界に薄く広く分布しているということです。
そして、リアルの場では、同じ考えを見つけることができずに孤立している場合が多いということです。
そのような人たちをオンラインで結び、一緒に学び合うことは、大きな意味があると考えています。
ファシリテーションスキルを身につけた人によるチームがオンラインに出来上がるのです。
それは、どんなチームになるでしょうか?
お互いの状況を把握し、チーム全体を俯瞰し、生き物のように動くチームになるのではないでしょうか?
そして、そのチームは、講座が終わっても、それぞれが出会う様々な困難をお互いにシェアして助け合い、メンバーの活動を後ろから支えてくれるものになると思います。
もしかしたら、これが、私たちが、今回提供できる一番大きな価値かもしれません。
私は、そのようなチームができることに大きな意味を感じています。
そこで、平日の夜21:30ー23:00という、誰もが参加しやすい時間帯で、オンラインで演習を積むことにより、学びたい人が学べる環境を作りたいと思いました。
しかし、ここで問題が。
どうやったら、オンラインでボードミーティングをやることができるでしょうか?
様々なツールを試しながら、試行錯誤を重ねました。
はじめは、オンラインホワイトボードを共有する方法を考えていたのですが、PCの画面に文字をスムーズに書くのが難しいため断念。
単純にミニホワイトボードや画用紙を用意して、そこに書き込み、ビデオチャットの画面に映して、メンバーに見せるという方法のほうがやりやすいことが分かりました。
appear.inというビデオチャットシステムは、画質や音質がとてもよく、アプリのインストールや会員登録などをせずに、パッとつながってビデオチャットをすることができます。
画質が良いので、ミニホワイトボード(または、画用紙)に書いた字を、はっきりと読み取ることができます。
※画像はイメージです。
これを使えば、オンラインでボードミーティングの演習を行うことができ、参加者の皆さんのファシリテーションスキルを上げることができるのです。
講座をやりたいと思ってから、やり方を見つけるまで、ほぼ1年が経過していました。
これまでワークショップ型のオンライン講座を3回やってきました。今回は、そのノウハウが詰まった講座になると思います。
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ファシリテーション技術が向上すると、次のようなことができるようになります。
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この講座は、オンラインでの実践的な演習を通してファシリテーションスキルを習得し、授業運営や、職場での関係性を改善することを目的とします。
信頼をベースにした安全・安心な場づくりや、具体的なファシリテーション技術を基礎から学ぶことができます。
このオンライン講座は、次のような方を対象としています。
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「ファシリテーションスキル入門」オンライン講座で一緒に学びませんか?
※対象は、教師に限りません。
企業や学校教員向けに会議ファシリテーション技術を伝授!Link and Create 代表 福島毅 Link
and Create 代表
◇経歴 2013年4月より学校教員向けの研修や学校改革プログラムに着手。
・日本教育大学院大学 教員免許更新制授業担当(平成25年度) ・株式会社HRT ・教育共創研究所 ・柏まちなかカレッジ
◇著書
◇ブログ
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情報デザイン教育の研究・実践を通し、新たな学びデザインを構築!山口県立萩商工高等学校 情報デザイン科長 松嶋渉 情報デザイン科を担当する中で、数多くのPBL,ワークショップ,プレゼンテーションやアクティブラーニングを実践する。1年間の授業デザインだけでなく3年間を通した「主体的な学び」の学習デザインを構築している。
2012年度から2年間、国立教育政策研究所教育課程研究センター研究指定事業の指定を受け「地域連携とICTの活用」について研究・実践。文部科学省にて報告を行い、そのプレゼンテーションと授業モデルに対して高い評価を受ける。
2014年12月6日に東京大学で行われる「学びのイノベーションフォーラム」にて登壇予定
皆さんへのメッセージ
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9年間のネット予備校の運営経験を生かしてサポート物理ネット予備校代表 「反転授業の研究」代表 田原真人 Facebookグループ「反転授業の研究」を主催。反転授業の多くの実践者にインタビューをしてきました。その中で、知識基盤型社会で生きていく力をつけるために、アクティブラーニング型授業が広まる必要性を感じ、グループワーク運営のためのファシリテーションスキルの必要性を感じるようになりました。また、様々な仕事のコラボレーションを通して、創造的な関係を築くことの重要性を痛感しています。この講座では、運営を担当していますので、ご不明な点があれば、田原までお問い合わせください。 |
まず、講座のイメージビデオをご覧ください。
・これから、グループワークに挑戦したいと思っている方。
・グループワークを始めたけど、もっと改善したいと思っている方。
・合意形成を上手にできるようになりたい方。
・職場でのコミュニケーションを改善したいと思っている方。
・授業や社員研修において、アクティブラーニングを取り入れようと思っている方
・職場での会議進行をもっとスムーズにしたいと思っている方。
・ファシリテーション技術を基礎から学びたい方。
※対象は教師に限りません。
ビデオチャットの準備
※PC、ヘッドセット、Webカメラをご用意ください。ヘッドセットの代わりにPC付属のマイクを使う場合はハウリング防止のためにヘッドフォン(イヤホン)をご利用ください。
※appear.inを使用するためには、Chrome, Firefox, Operaのいずれかのブラウザが必要になりますので、事前にインストールしておいてください。
2014年10月1日〜2014年11月4日
期間中に4回のリアルタイムセッションを行います。
リアルタイムセッションの日程
10/1(水)21:30-23:00
10/8(水)21:30-23:00
10/15(水)21:30-23:00
10/29(水)21:30-23:00
ファシリテーションという概念を知り、基礎技術を習得する
MoodleにおけるフォーラムセッションとGotomeetingを用いたリアルタイムセッション、appear.inを用いたファシリテーション演習を組み合わせて、5週間のオンライン・ワークショップ形式で行います。
YouTubeで公開している「どんぐり教員セミナー」の「ファシリテーション・コーチング基礎」「教員のための会議ファシリテーション」シリーズの必要部分を予め視聴しておく。
appear.inの接続テストを各自で済ませておく。
メイン講師の福島が、ファシリテーション技術の基礎的事項やボードミーティングのやり方の説明などのレクチャーを行い、それに対し、質疑応答を行います。
また、第2-4週でファシリテーション演習に使用するappear.inの接続確認を行います。
はじめにGotomeetingに全員がログインし、メイン講師が全員に演習の手順を説明した後、3-4人のグループに分かれてオンラインでボードミーティングの演習を行います。
演習では、各自が画用紙などの紙かミニホワイトボードを用意し、話し合っている内容をメモしながら、全員が交代でファシリテーターを体験し、実際にボードミーティングを体験します。
演習課題は初心者的なものを扱います。
@自己紹介
A教育に関する自分の思い出(良かったこと悪かったこと)
Bなぜ反転授業または当講座に興味があるのか
Cこの講座が終了するとき、つけておきたい力
必ずセッション毎に終わり3分でファシリテーターに対してフィードバックを行います。
はじめにGotomeetingに全員がログインし、メイン講師が全員に演習の手順を説明した後、3-4人のグループに分かれてオンラインでファシリテーション演習を行います。
第2週の振り返りをもとに、自己のファシリテーションスキルの改善点を各自自覚しながらセッションをします。
演習では、各自が画用紙などの紙かミニホワイトボードを用意し、話し合っている内容をメモしながら、全員が交代でファシリテーターをやります。
その際、ファシリテーターとしてトレーニングしたい箇所を自己申告します。
演習課題はメイン講師があらかじめ提示します。また、必要に応じて、参照文献またはURLを提示し、それをもとに議論します。
メイン講師が、合意形成が難しい葛藤が生じる課題を提示します。グループ内で自主的にオンラインでミーティングを行い、グループとしての結論を出し、Moodleのフォーラムに提出してもらいます。
対立する意見をホワイトボードや画用紙に書き出して対象化し、合意形成に向けて協力します。
2〜4週目の実践中におきた疑問などを解決します。
ケース事例をもとに福島がカウンセリングします。受講者同士の気づきがある場合、ビデオ登場していただき、積極的な相互アドバイスも歓迎です。
また、第4週での合意形成の体験を踏まえ、福島の最新理論である難しい合意形成時のファシリテーションなどについてのレクチャーも行います。
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メイン講師の福島毅さんが作成しているYouTube動画「どんぐり教員セミナー」のファシリテーションスキルに関連する部分のパワーポイント資料を受講者の皆さんにプレゼントいたします。タブレットやスマホに入れて見直すことによって、ファシリテーションスキルのポイントを常に確認することができます。 |
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ビデオチャットとLMSを連携させて、オンラインで勉強会やワークショップをやっている田原真人が、運営のノウハウを資料にまとめてプレゼントいたします。 様々なツールを実際に試した結果、分かったことや、リアルのワークショップとは違ったオンラインの難しさを解消するコツなど、あなたの活動を広げるのに役立つノウハウです。 |
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江藤由布さん |
溝上広樹さん 「田原さんの思いやアメーバ型組織に賛同します。さらに、ここに 参加される福島さん、松嶋さんたちとも、また一緒に勉強したいと 感じていました。
本講座、たいへん楽しみにしています。どうぞよろしくお願いしま す。 |
横川淳さん
この度は貴重な場をご用意頂き感謝します。 |
松本梓さん はじめまして!病院勤務で薬剤師をしております。
「自分が受けたい医療を実現する」「私を育ててくれた医療業界に 恩返しをする」ために、研修医、若手薬剤師、同世代の友人を対象 に積極的に教育にも関わって行きたいと考えていますし、実際に関 わる機会も増えてきます。
今回の経験を生かしてより深い学びの場を提供出来るようしっかり スキルを吸収したいと思います。
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ヤシロエツコさん ファシリテーターとなれるような知識を得る事により何か(内外ともに)を変えていかれたらと思っています。小さな会社を経営する上でも役立つ知識であると感じております。 |
林 丈嗣さん 勉強しに来ました。 よろしくお願いします。 |
小川靖子さん オンラインでのこうした講座への参加は初めてですが、楽しみにし |
中川耕治さん 講座の内容と、初体験の受講方法にワクワクしています。 |
倉本龍さん 過去2回、途中でドロップアウトしてしまっています。 |
水沼明子さん
時間と体力が限られているため随分と迷ったのですが、参加することにいたしました。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 |
近藤 裕美子さん 講座の内容、そしてオンライン講座の形式や進め方にもとても関心があり、実際に体験してみたいと思って受講させていただくことにしました。
毎回、どのような発見や気づきがあるか、とても楽しみにしております。 また、オンラインでつながる他の受講生の方々との協働も楽しみです。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
三原重央さん
元小学校教諭、三原重央です。 |
Facebookグループ「反転授業の研究」は、このようなオンラインのワークショップを定期的に開催しています。これまで、「Explain Everythingによる動画講義作成講座」「反転授業をやりたい教師のための授業設計入門」「AL型授業のためのスキルアップ講座」などを行っており、今後も様々なワークショップを実施する予定です。ワークショップ開催のお知らせは「反転授業通信」で行いますので、ご興味のある方は登録しておいてください。 いつでも解除できます。
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